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2011.01.21

カリプソオカマショー

ホットヨガ(二一八回目)(後編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 塩飴をいただいたと記事に書きつつも、塩飴の写真を掲載していなかったので、あとになってから慌てて写真を掲載しておきました。(苦笑)いただいた塩飴は、年が明けてからおいしくいただきました。さて、週末になりましたので、タイ旅行の続きをお届けします。今回は、女性ホルモンについての内容も含みますので、子宮筋腫カテゴリにも加えておきますね。

 タイの伝統舞踊付きディナークルーズでお腹いっぱいになった私たちが次に向かったのは、アジアホテルである。ここにはカリプソという名前のキャバレーがあり、オカマショーを披露してくれるという。そう、今回申し込んだ現地ツアーは、タイの伝統舞踊付きディナークルーズとカリプソのオカマショーがセットになっていたのである。

 アジアホテルに着いたのは二十一時過ぎだった。オカマショーは一日に二回行われており、私たちが鑑賞したのは、その日の最終ショートとなる二十一時四十五分からのショートだった。オカマショーの開始時間までまだ時間があったので、私はそれまでの間、同じアジアホテル内にあるNaRaYaのお店でショッピングを楽しんだ。というのも、NaRaYaで使える五パーセント割引券を現地ツアーのスタッフからいただいたからだ。

 NaRaYaには、かわいらしい化粧ポーチなどがたくさんあり、思わず見入ってしまった。特に私は布ナプキンを愛用しているので、布ナプキンを収納できるかわいらしいポーチが欲しくてたまらなかったのだが、大きさもデザインもちょうどお手頃のものがなかなか見付からず、ずっと探し求めていたのだ。ありがたいことに、NaRaYaには、そんな私におあつらえ向きのものがあった。しかも、タイの物価が安いからだろう。お値段も日本で同等のものを買うよりはずいぶんお得だった。私は、お土産用と自分用にいくつかの化粧ポーチを選んでレジに行き、現地ツアーのスタッフからいただいた割引券を提示した。ところが、クレジットカードで支払いを済ませようとしたところ、私が差し出したクレジットカードでも五パーセント割引になると言われたので、現地ツアーのスタッフからいただいた割引券を引っ込めた。日本で使っているクレジットカードがタイのお店で割引になるのだから、NaRaYaはそれだけ日本人観光客に利用されているということなのだろう。

 ショーの時間が近付いて来たので、私たちはホテルの地下にあるカリプソまで移動した。驚いたことに、私たちが案内された席は、ステージの真ん中寄りの最前列だった。同じ現地ツアーに参加されている方たちも、私たちのすぐ後ろの二列目に座った。最初は最前列の席に座ることに躊躇したのだが、最前列の席は二席、二列目の席は四席用意されていたので、私たち二人のほかに男性一人、男女三人組の組み合わせで席を振り分けるならば、私たち二人が最前列に座るのが妥当だったのだろう。それほど広くはない店内には、日本人観光客も多かったが、西洋人もたくさん見受けられた。おそらく満員だったのではないだろうか。

 間もなくショーが始まると、私は踊り子さんたちの美しさに圧倒された。それと同時に、私の中にいろいろな想いがこみ上げて来た。最初に私の中に浮上したのは、私自身が女性であるのに、今、目の前にいる踊り子さんたちのように、女性であることを心から楽しんでいるだろうかという反省の想いだった。彼女たち(と言っていいのかどうかはわからないが)は、先天的には男性でありながらも、女性であることを求めてやまなかった。女性になりたいのに肉体的には恵まれず、おそらく性転換手術を受けてようやく肉体的にも女性になった。そこまでして女性になりたかった彼女たち(と言っていいのかどうかはわからないが)の情熱は、これまで私自身が女性であることに対し、あまりにも無頓着であり過ぎたことを気付かせてくれた。彼女たち(と言っていいのかどうかはわからないが)は、苦労して手に入れた女性という性をとても大事にし、楽しんでいるように思えたのだ。

 しかも、彼女たち(と言っていいのかどうかはわからないが)にとってのオカマショーは、人生のある時期だけ、何かの繋ぎのために存在しているものではないことが良くわかった。彼女たち(と言っていいのかどうかはわからないが)は、本気でオカマショーに取り組んでいたのだ。その意気込みが伝わって来るから、鑑賞する私も本気になるのだ。

 興味深かったのは、オカマショーに出演しているすべての人たちが女装しているわけではなかったことだ。そう、ちゃんと男役の男性もいるのである。観客席のどこかから、男性の日本人観光客が、
「まるで宝塚そのものやな」
と関西弁で話している声が聞こえて来た。なるほど、宝塚歌劇団はすべて女性だけで構成されていて、男役と女役に分かれている。それに対し、オカマショーはすべて男性だけで構成されていて、男役と女役に分かれている。すなわち、宝塚歌劇団の正反対というわけだ。

 ちなみに、ショーで流れる歌に対し、踊り子さんたちはすべて口パクで対応していた。確かに見掛けは女性でも、声は男性のままなので、それをカバーするためかもしれない。

 それにしても、私は、踊り子さんたちの肉体のことが心配になった。彼女たち(と言っていいのかどうかはわからないが)は、今の美しい肉体を作り上げるために相当無理をしているのではないだろうか。性転換手術は外科手術としても、女性らしい身体を作り上げるためには、ホルモン調整は避けられないだろう。私自身、筋腫を小さくするために女性ホルモンに関して少し勉強して来ただけに、自分の身体の中のホルモン量を調整することの難しさを少しは体験しているつもりである。しかも、実際にどのような手段が取られているのかはわからないが、もしも彼女たち(と言っていいのかどうかはわからないが)が合成ホルモンを使っているのだとしたら、身体に相当の負担を掛けている可能性もあるのではないだろうか。婦人病の緩和目的で使用される女性ホルモンに関しても、合成ホルモンには発ガン性があるとされ、恐れられている。実際には、先天的には男性として生まれた人が、女性らしさを保つためにどのようなことを実践されているのかは未知数だが、合成ホルモンを使用することだけは避けて欲しいと願う。

 そんな話をガンモにしてみたところ、ガンモは、
「それでも、女性性器がないだけ、まだマシなんじゃないか」
と言っていた。なるほど、先天的な女性のトラブルは、女性性器を始めとする女性特有の部分に現れやすい。しかし、彼女たち(と言っていいのかどうかはわからないが)にはそれがない。見掛けでは女性特有の部分が存在するとしても、それらは人工的なものである。それゆえ、女性特有の部分が病気になることはないだろうが、それ以外の部分が悪くなる可能性も決してゼロとは言い切れないだろう。

 さて、オカマショーが盛大な盛り上がりを見せる中、突如として現れたのは、日本の着物を身にまとった三枚目キャラクターの踊り子さんである。おそらく、日本人観光客に喜んでもらえるように編み出された演目なのだろう。流れているのは、都はるみさんの曲である。三枚目キャラクターの踊り子さんは、ときどきおどけながら、都はるみさんの曲に合わせて口パクを続け、舞台の上を華麗に舞っていた。そして、曲が終わりのほうに差し掛かると、三枚目キャラクターの踊り子さんは、おもむろに客席に近付いて来た。見るからに、男性客に色目を使っているようである。その中でターゲットとなったのは、何とガンモだった。あれよあれよという間に、三枚目キャラクターの踊り子さんは、歌いながら、ガンモのほっぺたにブチューッとキスをした。三枚目キャラクターの踊り子さんがガンモから離れると、ガンモのほっぺたには大きなキスマークが付いていた。私は、予想外の展開に驚き、興奮した。結婚してからこれまで、ガンモは私以外の人からのキスを受け入れたことはなかったはずだが、何とバンコクまでやって来て、オカマショーの踊り子さんにキスされてしまったのだ。私は、しっかりと証拠写真をカメラに収めた。

 こうして、およそ一時間程度のオカマショーは大盛況のうちに幕を閉じた。私は、ガンモのほっぺたに刻印されたキスマークをニヤニヤしながら眺めた。その後、踊り子さんたちとの記念撮影タイムとなった。出口に並んだ踊り子さんたちにチップをあげると、記念撮影に応じてくれるらしい。しかし、私たちは恥ずかしさもあって、記念撮影はせずにカリプソをあとにした。

 オカマショーが終わって、現地ツアーの集合場所で現地ツアーのスタッフと合流し、宿泊先のホテルまで送っていただいた。ガンモは、三枚目キャラクターの踊り子さんに付けられたキスマークを拭き取ることなく、ホテルのフロントで堂々と部屋の鍵を受け取った。フロントのスタッフは、そんなガンモを見てくすっと笑った。部屋に戻ると現地時間の二十三時を回っていたので、日本時間に換算すると翌日の午前一時を回っていたことになる。寝不足のままバンコクに到着し、ガンモの体調も優れないままの旅行初日だったが、タイの伝統舞踊付きディナークルーズで食べたトムヤムクーンで元気になり、カリプソのオカマショーで大いに盛り上がり、とても有意義な一日を過ごすことができたと思う。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、カリプソオカマショーをご覧ください。

※私が撮影した動画ではありませんが、YouTubeにバンコクのカリプソの動画がありましたので、いくつかピックアップしてみました。お時間のある方は、一緒にカリプソの雰囲気を味わってみませんか?

ええっ? 本当に男性? というのが正直な気持ちです。

ダチョウのダンスです。実際に目の前で観たときはぶっ飛びました。(苦笑)

この三枚目キャラクターの踊り子さんがガンモのほっぺたにブチューッとキスをしました。(苦笑)

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 思えば、この日は本当に盛りだくさんな一日でしたね。それでも、タイの伝統舞踊付きディナークルーズで食べたトムヤムクーンやカリプソの踊り子さんたちから、たくさんのパワーをいただきました。YouTubeには、カリプソのオカマショーの映像がたくさんあったのですが、ガンモのほっぺたにキスをした踊り子さんの古い映像もあり、その方にとって、カリプソでのステージがほんの一時的なものではないことを物語っていました。観光客にとっては一夜限りのワンナイトショーでも、踊り子さんにとっては、それこそライフワークに繋がっているのかもしれませんね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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