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2010.12.06

マンションの大規模修繕(11)

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 京都店のスタジオでホットヨガのレッスンを受けた翌日の月曜日、私は四連休にするために休暇を取っていた。その日は、マンションの玄関扉のシートの張り替えが行われることになっていたため、在宅することになっていた。玄関扉のシートの張り替えと言われても、ピンと来ない方もいらっしゃると思うので説明させていただくと、いつも外気にさらされているマンションの玄関扉の外側のシートを張り替える作業である。スライスされた一枚の食パンを玄関扉だとすると、その食パンをサンドイッチ用の食パンのように更に薄く半分にスライスし、新たにスライスした半分を別の新しい半分と取り替えて、再び元の厚みのあるスライスされた一枚の食パンに仕上げるような作業である。

 どうやらその作業は、いったん玄関扉を取り外して行うことになるため、工事の立会いが必要だった。十一月初旬頃、この日を含む一週間の間で都合のいい在宅日のアンケートが取られ、もともとこの日を休暇にしようと計画していた私は、平日ならば、工事を希望する区分所有者も少ないのではないかと思い、希望したのだ。

 ところが、実際に工事の割り振り表が配布されると、私たちと同じ日に玄関扉の張り替えを希望している区分所有者が最も多いことがわかった。私たちのマンションには、夫婦共働きのご家庭も何軒かあるはずなので、私たちと同じように夫婦共働きの方たちがこの日に休暇を申請されて四連休にしようと計画されていたのかもしれない。工事の割り振り表によれば、この日のうちに、全部で十戸の玄関扉のシートが張り替えられることになっていた。しかし、私たちの部屋の玄関扉のシート張り替え工事に取り掛かる時間帯が予め知らされてはいなかったので、工事担当の方が来てくださるのをやみくもに待つことになった。

 実はこの日の夜は、私と同じように休暇を取っている派遣仲間と三宮で待ち合わせて一緒に食事をすることになっていた。彼女も自分の用事が終わる時間がまだはっきりとわからないと言っていたので、お互いに待ち合わせできそうな時間がはっきりしたら連絡を取り合うことになっていた。

 さて、私たちの部屋の玄関扉のシート張り替え作業はというと、朝十時過ぎに部屋のインターホンが鳴り、工事担当の方が見えた。工事担当の方は、
「これから玄関扉を外させていただきます。お昼過ぎまで玄関扉を外したままになりますが、よろしいですか?」
と私に尋ねた。私は、工事が終わるまではずっと在宅する覚悟でいたので、
「はい、いいですよ」
と言って、あとは工事担当の方にお願いして奥に引っ込んだ。

 それからしばらくは、玄関のほうでドリルの音やトンテンカンといった音が聞こえていた。そして、それらの音が止んだかと思うと、しばらく静かになった。しかし、しばらくすると、今度はまた別の音が聞こえて来た。どうやら、一人の人が最初から最後まで通しで工事を担当しているのではなく、複数の人たちで作業を分担しているらしい。

 ちょうどお昼を過ぎた頃だったろうか。再び部屋のインターホンが鳴ったので玄関に出てみると、最初に来られた方とは違う工事担当の方が玄関に立っていた。工事担当の方は、私に、
「これからあともうしばらく掛かります。それと、これをお渡ししておきますね」
と言って、私にシリンダー錠を手渡してくださった。

 実は、今回の大規模修繕では、各戸のシリンダー錠も取り替えられることになっていた。もともと私たちのマンションは、マンションのエントランスの鍵と各戸の鍵が共通になっていた。すなわち、一つの鍵で各戸の鍵もマンションのエントランスの鍵も兼ねていた。しかし、その鍵はピッキングによる空き巣の被害に遭い易い鍵だったので、ピッキングによる空き巣の被害が続発した頃に、多くの戸がシリンダー錠をより安全なものに取り替えていた。もちろん、私たちもホームセンターでピッキングの被害に遭い難い新たなシリンダー錠を購入し、自分たちで取り替えていた。このように、入居時は一つの鍵で各戸の鍵とマンションのエントランスの鍵を兼ねていたのだが、ピッキングによる空き巣の被害が続発するようになった頃、多くの戸はマンションのエントランスの鍵と各戸の鍵を別々に持つようになっていたのだ。

 そこで、今回の大規模修繕では、別々になってしまった鍵を再び一つに戻そうと、マンションのエントランスの鍵もピッキングによる空き巣の被害に遭い難い鍵に取り替え、同時にその鍵が各戸の鍵にもなるように各戸のシリンダー錠を取り替えることになったというわけである。しかし、私たちは自分たちがホームセンターで購入して取り付けた新しい鍵をそのまま使いたかったので、シリンダー錠は現状のまま残してもらい、取り替えるべきシリンダー錠の部品と新しい鍵だけを手渡しで受け取ることができるように予めお願いしていたのである。私は、工事担当の方からシリンダー錠を受け取ると、棚の上に大事にしまっておいた。この鍵は、私たちの部屋の玄関には取り付けなくても、やがてマンションのエントランスに取り付けられる鍵にもなるので、持ち歩くことが必要だったからだ。

 シリンダー錠を受け取ったあとはしばらく静かになったので、私は玄関にあるトイレに入った。自分の家であるとは言え、工事担当の方が作業されているとなると、遠慮してしまってなかなかトイレには行けないものである。

 午後からは、しばらく何の音も聞こえて来なかった。おそらく、流れ作業で一番時間が掛かっている担当の方の作業がうまく流れていないのだろう。ようやく音が聞こえ始めたので安心していると、しばらくして玄関のインターホンが鳴った。おそらく工事が終わったのだろうと思い、出てみると、二人組の工事担当の方が、
「これで終わりになりますので、確認印をいただけますか」
とおっしゃり、台紙に挟まれた用紙を差し出された。そこには、各戸ごとに確認印を押す欄が設けられていた。私はすぐに認印を取り出し、その用紙に確認印を押した。

 工事担当の方が帰って行ったので、こっそり表に出てみると、玄関扉のシートがきれいに張り替えられ、今までとは違う玄関扉に生まれ変わっていた。これまでの玄関扉がゴールド基調の玄関扉だとすると、新しい玄関扉はシルバー基調の玄関扉だった。個人的には、シルバーよりもゴールドのほうが好みだったのだが、それでも十二年間、雨風にさらされ、古びてしまったゴールドの玄関扉よりも新しいシルバーの玄関扉のほうがずっと映えていた。この玄関扉もいつか、現役を退くことがあるのだろうか。

 私は、玄関扉のシート張り替え工事が終わったことをガンモと派遣仲間に知らせて、派遣仲間との待ち合わせ時間を確定させてから、三宮へと向かったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m マンションの玄関扉が新しくなると言われても、工事が行われるまでは一体何が起こるのか、想像も付きませんでしたが、なるほど、こういうことだったのですね。ただ、取り替えられた玄関扉の材質(外から見える部分)と、もともとの玄関扉の材質(家の中から見える部分)が異なっているので、多少の違和感はありますね。それでも、マンションの玄関扉もこんなふうに生まれ変わることができるのだとわかり、驚きでした。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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