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2010.11.09

保険屋さん(7)

映画『ハナミズキ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。ツインソウルやソウルメイトの愛について語ることは、私のライフワークであります。(笑)ちなみに、現在公開中の作品の中にも、ツインソウルやソウルメイトの愛の物語があります。先日、鑑賞して来たばかりなので、これからおよそ二ヵ月後にレビューを書かせていただくことになろうかと思いますが、映画『エクリプス/トワイライト・サーガ』です。シリーズものになっていますが、私は全作品鑑賞しています。(笑)これはツインソウルの映画だと思える作品については、映画・テレビカテゴリのほかに、ツインソウルカテゴリにも追加しておきましたので、もしもご興味があればご覧ください。それでは、久し振りに保険屋さん(6)の続きを書かせていただくことにします。

 それからも保険屋さんは、私の席を何度か訪れ、その度にガンモのことを根掘り葉掘り尋ねるようになった。
「ご主人様は、現在、どのような保険に加入していらっしゃるのですか?」
という保険屋さんの問い掛けに対し、
「多分、掛け捨てだと思います。夫の職場は、ある保険会社さんと友好的な関係にあるので、その保険会社さんの保険に加入しています」
と私が答えると、保険屋さんは目を輝かせながら身を乗り出して、更にいろいろ尋ねて来た。私が、ガンモの会社と友好的な関係にある保険会社の名前を口にすると、保険屋さんは「なるほど」と言いながら、大きくうなずいていた。保険屋さんに、ガンモの会社名を尋ねられると、私はついうっかりしゃべってしまった。それを境に、保険屋さんはガンモの会社が自分の所属している保険会社の事務所からそれほど遠くないところにあることを理由に、ガンモに直接会って、保険の話をしたいと言い始めた。

 保険屋さんにしてみれば、現在、ガンモが加入している保険が満期になってしまえば、もう保険には加入しないと宣言していることが、ビジネスチャンスに繋がると思ったのだろう。保険屋さんは私に一枚の封筒を差し出して、
「次にお会いするとき、この封筒に、ご主人さんの保険証書のコピーを同封してご持参いただけないでしょうか」
と言った。私は突然のことに驚いたが、
「保険証書はどこにあるかわからないし、私は保険に無頓着なので、あまりいい情報は持って来られないと思いますよ」
と、あらかじめ釘を刺しておいた。

 私は、ガンモの保険証書のコピーを持参することに関しては最初から抵抗があったので、現在、加入している保険の簡単な状況をガンモから聞き出して、それを保険屋さんに伝えた。保険屋さんは益々ガンモに興味を持ったようで、ガンモと面会できるように取り次いでもらえないかとしきりに言い寄って来た。そして、かつて私に提示してくれたような紙に印刷したプランを用意して、
「これをご主人さんにお渡しいただけないでしょうか」
と言った。そこには、ガンモの名前と年齢が記されていた。見ると、ガンモは私よりも一歳半、年齢が高いためか、私よりも少しだけ掛け金が高かった。

 保険屋さんは、
「万が一、ご主人様がご病気になられたとき、保険に加入していないと、莫大な治療費が掛かることになります。万が一の備えのためにも、保険には加入しておいたほうが絶対にいいと思います」
と言った。そして、保険屋さんの勧める医療保険が先進医療にも対応している保険であることをしきりに力説した。保険屋さんによれば、ガンモの会社と友好的な関係にある保険会社さんの保険は、先進医療には対応していないらしいのだ。

 保険屋さん曰く、例えばがんにかかってしまったとき、これまで抗がん剤による治療は、病気ではないところにまで悪影響を及ぼしていたが、先進医療では、ピンポイントでがん細胞のある箇所にだけ狙いを定めることがてきるようになったのだそうだ。そのため、以前よりも命が助かるケースが増えて来ているという。保険屋さんのお知り合いの方で、先進医療の治療を受けてがんを根治された方がいらっしゃったそうだが、残念なことに、その方はたまたま再発してしまったのだという。その方のようなケースを含めると、先進医療で必ずしも良い方向に向かうとは言い切れないが、選択肢の一つとして、先進治療を受けるチャンスを見逃して欲しくないと保険屋さんは力をこめて言った。

 保険屋さんは、その次に私の席を訪れたときにも、ガンモの保険加入について、しつこく勧めて来た。これからも、保険屋さんのアプローチは続くのだろうかと思うと、正直言って、私は少しうんざりしていた。実のところ、私はそろそろ元の生活に戻りたいと思い始めていたのだ。元の生活というのは、保険屋さんに話し掛けられることのない静かな昼休みである。これまでの私は、昼休みになると、朝のうちに書き上げた「ガンまる日記」を携帯電話の管理画面から推敲したり、英語学習に充てたりしていた。現在は、朝、自宅を出る前の六時半頃に「ガンまる日記」を書き上げて、通勤列車の中で推敲をしているため、昼休みのほとんどを英語学習やお気に入りの本を読むことに費やすことが多い。私は、ここのところ、これらの貴重な時間が保険屋さんによってすっかり奪われてしまっていると感じていた。保険屋さんの勧めてくれた個人年金に加入し、無事に契約も完了したのだから、そろそろ昼休みはそっとしておいて欲しいと思うようになっていたのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ガンモに、「保険屋さんがガンモに会いたがっていたよ」と伝えると、ガンモは、「個人情報をばらすの禁止!」と言いました。確かにその通りかもしれませんね。私は保険屋さんに、ガンモの勤務する会社名をうっかり漏らしてしまったことを後悔しました。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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