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2010.11.24

開放感の漂う宇宙船(前編)

映画『食べて、祈って、恋をして』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 記事を書いたあと、映画サイトに書き込まれているいくつかのレビューを拝見したところ、やはりとことん酷評されていますね。(苦笑)どうやら私のように、主人公の生き方に共感できなかったという方たちが多いようです。主人公にジュリア・ロバーツという配役に対し、違和感を覚えた方もいらっしゃったようですが、確かに私も違和感を感じていました。しかし、最初からお金持ちの道楽を描いた作品だと割り切ってしまえば、ジュリア・ロバーツが適役だったのかなと思います。ところでジュリア・ロバーツって、THE ALFEEの高見沢氏に似てませんか?(笑)

 先週末から勤労感謝の日まで、有給を消化するために四連休を取っていた。その四連休の初日だというのに、私は仕事のある日と同じく五時に起床して、出掛けて行く準備を整えた。一体どこに出掛けて行ったのかというと、I医師の勤務する病院である。およそ二年振りに腹部のMRI検査を受けることになっていたのだ。

 予約時に指示された通り、朝食を抜いて家を出た。JR線と路線バスを乗り継いで、病院に着いたのは予約時間の五分前の八時二十五分頃のことだった。放射線科で受付を済ませると、私はすぐにトイレに行っておいた。トイレから戻ると、男性検査技師が私のことを探していた。どうやらトイレに行っている間に名前が呼ばれていたらしい。男性検査技師によって、私はすぐにMRI室に案内された。

 これまでにも、MRIの検査は何度か受けたことがあるのだが、この病院で検査を受けるのは初めてのことである。男性検査技師の案内で、私はひとまず更衣室に入った。男性検査技師は、いったん、
「今、検査着をお持ちしますね」
とおっしゃったのだが、私が着ている服をご覧になり、
「ベルトや金属類はありますか?」
と尋ねて来られた。私は、このあとホットヨガのレッスンを控えていたため、ジャケットを脱いでしまえば、上は半袖Tシャツに下はラフなズボンといういでたちだった。当然、ベルトも金属類もなかったので、
「ありません」
と答えると、
「そしたら、そのままで行けますね(検査を受けられますね)」
と男性検査技師はおっしゃった。ただ、身につけているアクセサリ類はすべて外すように言われたので、私はパワーストーンのブレスレットや指輪、ピアスなどをすべて外して、服装はホットヨガのレッスンを受けるときの格好になって更衣室を出た。実は、この日は生理中だったので、自分の用意したズボンを履いたまま検査を受けられるのは有難かった。かつてのように、検査着を生理の血液で汚してしまう心配もないからだ。検査着を汚してしまうくらいなら、今、自分が着ているものを汚すほうがまだマシである。

 こうして検査を受ける準備が整うと、いよいよ検査室に案内された。私がこれまで体験して来たMRI検査用の機械は、円筒型の装置の中に人間の身体が少しずつ収まって行くようなタイプだった。そのため、狭いところに閉じ込められているような感覚を伴った。機械のそうした形状から、これまで私はMRIの検査を行う機械のことを、勝手に「宇宙船」と呼んでいた。しかし、この病院のMRI検査用の機械は、開放的な円形の装置に、途中まで寝台が突っ込むようなタイプの開放感の漂う宇宙船だった。

 また、これまで体験して来たMRI検査では、宇宙船に入ると検査技師の方が耳にヘッドフォンを着けてくださり、検査中に聞こえる大きな音を遮断していたのだが、この病院では、フロア全体に優雅なクラシック音楽が流れていた。MRI検査のための宇宙船と言い、音楽の流れ方と言い、どれを取っても開放感の漂う雰囲気だったので、私はすっかりこの病院の設備が気に入った。

 私が寝台に横たわると、腹部を撮影するために板のようなもので腹部が固定され、その上に薄いマットのようなものが置かれた。その状態で円形の宇宙船本体の中に入って行き、いよいよ検査が始まった。しかし、検査の途中、どうしたことか男性検査技師が私のところにやって来て、
「すみません。もうちょっと下に下がってもらえますか?」
とおっしゃった。どうやら撮影する位置が良くなかったらしい。男性検査技師は、板のようなもので固定した私のお腹をいったん解いたあと、再び固定し直して、その上に薄いマットを置いた。そして、再び撮影が始まったのだが、しばらくするとまたしても男性検査技師が私のところにやって来て、
「何度もすみませんが、もうちょっと下に下がってもらえますか?」
とおっしゃったので、私は腰を浮かせて下に下げた。男性検査技師は、あたかも自分の過失で撮影場所を間違えてしまったかのようにおっしゃったのだが、何故、三回も撮り直しが必要だったかについては、あとで判明することになる。

 MRIの撮影には四十分ほど掛かった。私はリラックスしていたのか、途中で何度か眠ってしまったようである。はっと目が覚めてはまた眠るといったことを二、三回繰り返していた。検査室の中で流れているクラシック音楽にリラックス効果があったのかもしれない。

 男性検査技師から、
「お疲れ様でした。これで終わりになります」
と言われたので、私は寝台を降りて男性検査技師にお礼を言い、着替えを済ませて婦人科の受付へと向かった。

 私の検査が終わると、男性検査技師はすぐに次の患者さんを案内した。これまでの私の経験からすると、さきほど撮影したMRIフィルムを大きな封筒に入れて、婦人科の受付まで運んでくださるのではないかと思っていたのだが、男性検査技師がすぐに次の患者さんの撮影に取り掛かろうとしたので不思議に思った。その謎についても、のちに判明することになる。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m およそ二年振りにMRIの検査を受けて来ました。思えば、最初に受けたときはかなり緊張していたように思いますね。しかし、MRIの検査がどのようなものかを理解してからは、次第にリラックスできるようになりました。検査中に眠ってしまったことからすると、今回の検査が一番リラックスしていたかもしれません。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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