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2010.11.06

GODIEGO CONCERT 2010 in KOBE

映画『カラフル』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 映画サイトで拝見したレビューに、私が書いたような感想を書き込んでいる人がいなかったと書きましたが、普段、私が交流している人たちの中にも、そういう視点でものを考えている人は少ないと感じています。本当は、この手の話題を一番語り合いたいのですけどね。(苦笑)

 十一月にゴダイゴが神戸でコンサートを開催するという情報をmixiのゴダイゴコミュニティーの書き込みで知った。私は半信半疑のままチケット販売サイトにアクセスし、まだそのチケットが売り切れになっていないことを確認した。チケットが発売されてから既に四ヶ月ほど経っていたので、もはや売り切れになってしまっているのではないかと心配していたのだが、一階席で前から二十一列目のほぼ中央の席を確保することができた。

 コンサートのあと、メンバーが日帰りするためだろうか。チケットには、開演時間が十六時半と記されていた。開演時間を間違えないようにしなくてはと思いながら、私はホットヨガのレッスンをいつもより早い時間に行われるレッスンに繰り上げて、コンサートに臨んだ。

開演時間は十六時半。終演時間は十八時半

 今回のコンサートに、私はガンモと一緒に参加することにしていた。しかし、ガンモはゴダイゴのコンサートのあと、徹夜の仕事が入っていたため、私がホットヨガのレッスンを受けている間に自宅で睡眠をとり、開演時間の直前に会場で直接落ち合うことになっていた。いよいよ開演時間がさし迫って来たので、私が会場に向かおうとすると、ガンモから私の携帯電話にメールが届いた。そのメールには、「自転車のチェーンが外れたので遅れる。まだ○○駅」と書かれてあった。○○駅からコンサートが行われる会館のある三宮駅までは少なくとも十分は掛かるだろう。それに加え、三宮駅から会館までの徒歩を含めると、最低でもあと十五分は掛かることになる。開演の時間が差し迫っているというのに、私はイライラしていた。

 とうとう開演時間が過ぎてしまったが、ガンモはまだ会館には現れなかった。私は会館の入り口でやきもきしながらガンモの到着を待っていた。ガンモが会館に到着したのは、開演時刻を八分ほど過ぎた頃だった。私たちは入口でチケットを提示して、会館のエスカレータを小走りに駆け抜けた。会場からは、現在、演奏中の曲が聞こえて来た。それは、これまで生で聴きたくても聴くことのできなかった「ポートピア」だった。

 私は、
「『ポートピア』を歌ってるというのに、遅刻するなんて!」」
とガンモを恨めしい様子で睨み付けた。ご存知の方も多いかと思うが、「ポートピア」は、一九八一年に神戸で開催された博覧会で、そのときのテーマソングをゴダイゴが歌ったのである。その歌詞は一般公募され、当時中学生だった私も応募し、見事落選してしまった。ゴダイゴが再結成されたときの神戸公演で「ポートピア」が生で聴けるかと思っていたのだが、聴けなかった。今、会場ではその「ポートピア」が歌われているのだ。

 会場に入るとき、スタッフに、
「今、お入りいただいても、演奏中は席にご案内できませんのでご了承ください」
と言われてしまった。確かにその通りだ。私だって、映画の鑑賞中に遅れて入って来る人たちが気になってしまう。それが映画だろうとコンサートだろうと、遅れて入って来た人が先に席に着いて楽しんでいる人たちの邪魔をすることには変わりがない。私たちはスタッフの言葉にうなずいた。

 会場に入ってみると、私たちが入場したばかりの扉の周辺では、他の観客が立ち見をしていた。おそらくこの方たちも、遅れて入場されたのだろう。そして、演奏中の曲が終わるのを静かに待っているのだ。

 スタッフは、私たちのチケットを小さな懐中電灯で照らして座席を確認したあと、現在、演奏中の曲が終わるのを待った。演奏中の曲が終わると、私たちは若いスタッフに案内されて、会場の席の近くまで出向いた。しかし、すぐに次の曲が始まってしまったことと、若いスタッフが会場にまだ不案内だったためか、次の曲が始まるまでに着席することができず、再び一階席の最後尾にある扉のところまで戻る羽目になってしまった。この時点で、私はかなり不機嫌になっていた。何故、長年聴きたかった「ポートピア」を最初から聴くことができず、次の曲が始まってもまだ着席することができないのだろうと。私は、ガンモが遅刻して来たことを恨めしく思った。

 しかし、彼らの演奏を耳にするにつけ、そんな恨めしい感情もどこかに消え、私の目頭はどんどん熱くなった。演奏されているのは、三十年前の懐かしいナンバーである。あの頃の私は、まだ中学生で、青春真っ只中だった。確か、演奏されているアルバムが発売された頃、ラジオのFM放送で彼らの過去の発表曲を含む特集が組まれ、私はカセットテープにその番組を録音した。しかし、途中でカセットテープが足りなくなってしまい、それほど多くない小遣いでやりくりするために、格安のカセットテープを買いに、遠くの町まで自転車を走らせたこともあった。そんなことが、曲を聴いた途端、走馬灯のように蘇ったのである。三十年前の記憶を一瞬にして呼び覚ますのだから、音楽の持つエネルギーとは計り知れないものである。結局、彼らはしばらくの間、当時のアルバムから何曲か聴かせてくれた。

 次の曲が始まると、私たちはようやく席に案内された。端の席ではなかったので、既に座ってコンサートに聴き入っている何人かの方たちに謝りながら、自席に着くことになってしまった。本当に申し訳ない。自席に着いて周りを見渡してみると、三階席までびっしりと席が埋まっていた。再結成コンサートの神戸公演よりも大きな会場のはずなのに、どうやら満員のようだ。ちなみに、年齢層は私たちとほぼ同じ四十代か私たちよりも少し上の五十代くらいの方たちが中心だった。中には、子供さん連れのご家族もいらっしゃった。熟年のご夫婦で参加されている方たちが多かった。

 私が三十年前を思い出しながら感慨に耽っているのに対し、当時、ゴダイゴのファンではなかったガンモにしてみれば、自分の知っているヒット曲を早く演奏して欲しい気持ちでいっぱいだったようだ。そう言えば、私が普段、映画をたくさん鑑賞していることを知っている人が、自分が最近、鑑賞した作品について、私に確認もなく語り始めることがある。相手は、普段からあまり映画を鑑賞する習慣のない人であることが多い。私が映画をたくさん鑑賞しているので、当然、その作品も鑑賞しているものと思い込んで話を始めるようなのだ。しかし、たいていの場合、普段からあまり映画を鑑賞する習慣のない人が話題にする映画というのは、私の鑑賞リストからはすっかり外れてしまっていることが多い。そのときにいつも感じるのは、普段からあまり映画を鑑賞する習慣のない人から見えている映画というのは、宣伝効果の高い有名な作品だけだということだ。それと同じように、ファンではない人がゴダイゴを語ろうとすると、「モンキーマジック」や「ガンダーラ」、「ビューティフルネーム」、「銀河鉄道999」などの大ヒット曲にスポットが当てられることになるのだろう。しかし、ファンにとっては必ずしもそうではない。私が、ミニシアター映画館で上映されている作品を好んで鑑賞しているように、ゴダイゴの音楽もまた、メジャーではないところにその中心があるのだ。

 一度解散してしまったゴダイゴは、現在ではそれぞれ違う事務所に所属してソロ活動を続けているようだ。懐かしいナンバーを演奏したあと、彼らは現代におけるそれぞれの活動を披露してくれた。そんな中で、ベースのスティーブからは驚きの報告があった。実は・・・・・・と書いてしまいたいところだが、このあと東京でもコンサートが行われる予定になっているようなので、ここでは触れないでおくことにしよう。

 終盤に差し掛かると、「ホーリー&ブライト」、「ビューティフルネーム」、「ガンダーラ」、「銀河鉄道999」、「モンキーマジック」が熱唱された。「銀河鉄道999」では、これまで座って彼らの音楽に耳を傾けていた観客が我慢し切れずに総立ちになった。もちろん、私も立ち上がった。立って手拍子をしたり、腕を振り動かしたりしていると、私の中から突き抜けて行くような感覚が湧き上がって来た。ああ、何故、こんなにも彼らの音楽は私を魅了し続けるのだろう。コンサートの回数が少ないために、コンサートに参加する前までにエネルギーを溜め込み、それを放出しているからなのだろうか。

 そして、本編が終わると、すぐにアンコールがかかった。彼らは直ちにアンコールに応えて出て来てくれて、「威風堂々」を演奏してくれた。「威風堂々」はこれまでにもコンサートで聴いたことがあったはずだ。私は、「威風堂々」と「ポートピア」の曲順が入れ替わっていれば良かったのにと思った。

 こうして、久し振りのゴダイゴのコンサートは幕を閉じた。「威風堂々」のあと、再びアンコールの声がかかると、全員がステージに出て来てくれた。そして、どこかの劇団によるお芝居のあとに行われるように、みんなでステージの上に並び、観客に向かって深々とおじぎをして退場して行った。私は大満足だった。今回も、たくさんの感動をありがとう。果たして、次に彼らに会えるのは、いつのことだろうか。

GODIEGO CONCERT 2010 ポスター

※過去の関連記事

子供の頃からずっと会いたかった
世界遺産劇場 結成30周年記念 ゴダイゴ特別コンサート「轟き」in東大寺
タケカワユキヒデコンサート ~神戸から叫ぼうビューティフルネーム~

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 彼らが全盛期の頃、コンサートに足を運ぶにはあまりにも幼過ぎた子供たちも、今では立派に大人になって、家族を伴ってコンサートに参加しているようです。彼らは突然、音楽活動を休止してしまいましたが、そんな彼らもまた、それぞれがステップアップを続けて来たことからすると、今となってはそれがプラスに働いているのかな、とも思えるようになりました。彼らが音楽を諦めないでいてくれて良かったと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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