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2010.10.22

保険屋さん(5)

映画『ちょんまげぷりん』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 現代に迷い込んだ安兵衛は、着ている服も現代風になり、更には携帯電話まで使えるようになるのですね。これには驚きです。(笑)現実には起こり得ないだけに、検証しようがありませんが、映画の中では、和服にこだわりを持ち続けながらプリンを作るお侍さんのパティシエであって欲しかったなあと思います。

 保険屋さん(4)の記事を書いた直後のことである。昼休みに職場を訪れた保険屋さんが、私に話し掛けて来た。まずは、保険屋さんにお願いしていた通り、提出していた健康診断の書類が、保険屋さんからの手渡しによって返却された。私は保険屋さんの表情から、保険屋さんが何か言いにくそうなことを抱えている雰囲気を感じ取った。保険屋さんの話に耳を傾けてみると、先日、私が提出した健康状態の申告書から、私の保険の内容がほぼ決まったそうだ。その内容とは、概ね以下のようなものである。

1.毎月の保険料が、最初に提示された金額よりも三千円高くなる。

2.保険会社の指定する病気のいずれかにかかったとき、以後の保険料は不要という特典から、所定の要介護状態Aが百八十日継続、急性心筋梗塞、脳卒中、重度の高血圧、重度の糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、慢性すい炎の病気が除外される。言い換えれば、がんにかかったときにしか保険料免除の特典が受けられないことになる。

3.介護が必要な状態になったときに支払われる金額が減額される。

4.医療保険で支払われる金額が減額される。

5.向こう五年間、子宮、卵巣、卵管の病気に関しては、医療保険は一切支払われない。

 この説明を受けた私は、思わず大爆笑した。さすが、ビジネスである。顧客のことを第一に考えたサービスではなく、会社としての利益を第一に考え、顧客に提示された内容であることが明らかである。私は、自分の健康状態により、最初に提示されていた特典が差し引かれたことから、
「誰かに値切れば、差し引かれた特典を緩めていただけるのでしょうか。例えば、向こう五年間、子宮、卵巣、卵管の病気に関して、医療保険が一切支払われないのを三年に縮めてもらったりすることはできないのですか?」
などと言ってあがいた。すると、保険屋さんは苦笑いしながら、
「私には権限がありませんので・・・・・・」
とおっしゃった。私が、
「何か、私にはあまりメリットのない保険ですよねえ」
とこぼすと、保険屋さんは、
「でも、それ以外の病気にかかったときには適用されますから」
とおっしゃった。

 やはり、とりわけ厳しいのは、5の項目だろう。このような厳しい制限を提示されてしまっては、もう笑うしかない。これを提示されたとき、私は本当に、ビジネスとは固いものだと実感した。保険屋さんは、
「もしものときに入っておいたほうが安心ですよ」
と安心を掲げながらも、現実的にあり得る「もしものとき」に関しては、すっかり先回りして可能性を塞いでしまっているのだ。いやはや恐れ入った。

 私はしばらくの間、保険屋さんに、
「これは厳しいですねえ」
と繰り返しながら、提示された保険に加入するかどうかについては、夫と話し合ってみますと言ってその場を締めくくった。

 そして、ガンモにこのことを報告すると、やはりガンモもこの条件に驚き、そして大爆笑した。そう、誰が客観的に判断しても、メリットのない保険である。

 これまで、保険というものをずっと敬遠し続けて来た私だったが、今回、保険というものに一歩近づいてみたことで、保険に対する考え方が少しは変わるだろうかと思っていた。しかし、やはり保険に関しては、契約する側も、契約を取る側も、最初からお互いに「利用する」気持ちで近付いているのだと思う。しかし、若くて健康なうちは、「利用している」という感覚も、「利用されている」という実感もなかなか得にくいのではないだろうか。こうして、年齢を重ねてから保険というものを見直すことによって、私は保険が実に堅実なビジネスであることをはっきりと感じ取ったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 提案された保険に加入するかどうかをじっくり検討したあと、後日、結果を保険屋さんに報告することになりました。そのときの様子についても、改めてお伝えして行きたいと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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