« ホットヨガ(二〇五回目) | トップページ | 保険屋さん(5) »

2010.10.21

映画『ちょんまげぷりん』

ホットヨガ(二〇五回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 写真でご紹介したように、梅田店のスタジオに設置されているロッカーは縦長タイプなので、普段、私が持ち歩いている荷物はほとんど入りません。(苦笑)財布を入れた小さなバッグはもちろんのこと、ノートパソコンや手帳など、貴重なものはリュックの中から取り出してロッカーに収め、それ以外のものはリュックごとロッカーの上に置いています。リュック以外にも、ホットヨガ用バッグがあり、それも着替えで膨らんでいるためロッカーには入りませんので、こちらもロッカーの上に置いています。つまり、こんなに縦長でも、私にとってはあまり意味のないロッカーなのです。(苦笑)

 今回は、八月二十七日に鑑賞した作品をご紹介したいと思う。本作の予告編は、劇場で何度も目にしていたのだが、江戸時代からお侍さんがタイムスリップしてやって来るなんて、きっと現実的には受け入れ難いだろうと思い、鑑賞を見送ろうとしていた。ところが、ふとしたはずみから映画サイトに書き込まれているレビューを拝見したところ、本作が思いのほか高く評価されていることがわかり、気持ちを切り替えて鑑賞に踏み切ったのである。実際、鑑賞に踏み切って大正解だったと思う。自分の先入観による判断だけでは見逃してしまっていた作品を楽しく鑑賞することができたのだから、映画サイトの評価を侮ってはいけない。

 本作は、予告編の通り、江戸時代からタイムスリップして来たお侍さんの木島安兵衛が、現代で生活をしながら次第に現代に馴染んで行く姿が描かれている。単に現代に馴染むだけでなく、最初に知り合ったシングルマザーのひろ子の家に居候して、ひろ子やひろ子の息子の友也と家族のような絆を築き上げたり、居候生活を送る中で家事を担当したことからお菓子作りに目覚め、やがてその道を究めるようにもなる。

 同じ日本人といえども、百八十年も時代が違えば、言葉も文化も違っているはずである。最初のうちは、「○○でござる」などと言う安兵衛の語り口調がおかしくてたまらない。安兵衛はお侍さんだから、平民に対してちょっぴり偉そうでもある。平民に苗字があることに驚く姿も笑える。また、武士としての気質も新鮮である。やけに律儀だったり、礼儀に関してひどく厳しかったりもする。安兵衛としては大真面目なのに、安兵衛の取る行動が現代人の取る行動からはあまりにもかけ離れているために、そこでコメディが成り立ってしまうのだ。

 ただ、そうしたギャップがコメディには繋がらないシーンもある。それは、お菓子作りに目覚めた安兵衛が、居候先の息子である友也と一緒に親子のお菓子作りコンテストに出場したときのことである。何時間にも及ぶコンテストの最中に、友也の失敗をカバーするためにチョコレートで雪を降らせる剣さばきは実にお見事である。ところが、実は、こうして安兵衛が少しずつ現代に馴染んでしまうために、最後の別れが辛い作品ともなっている。

 安兵衛は結局、元の江戸時代へと帰って行くことになるのだが、私には、帰って行くシーンがとても印象的だった。何故なら、安兵衛と一緒に暮らしていた居候先のひろ子と友也は、自分たちが安兵衛の時代に一緒に行こうとするのではなく、安兵衛を自分たちの時代に留めようと必死になっていたからだ。言い換えれば、ひろ子と友也が安兵衛の肉体を現代に留めようとしたのは、自分自身はできるだけ変わらずにいたいという気持ちの現れでもある。しかし、安兵衛と本当に一緒にいたいと思えば、ひろ子と友也が安兵衛のいる時代へとタイムスリップしても良かったと思うのだ。安兵衛と一緒にいたいと願う純粋な気持ちと、安兵衛に、いつまでも現代に留まって欲しいと願う気持ちはまったく別物だと私は思う。前者は愛に相当するが、後者は欲望だと思う。

 安兵衛が現代に馴染んで行くプロセスにおいて、突っ込みを入れたい箇所はいくつもある。一番の突っ込みどころは、やはり現代への素晴らしい順応力だろう。江戸時代の人が、「エネルギー」という外来語を使うことに抵抗を覚えないとは思えない。とは言え、原作者も脚本を書いた人も、演じている人も現代人なのだから仕方のないことである。

 七月末に公開された本作は、まだまだ全国のミニシアター系映画館で上映され続けているようだ。もしも私のように、江戸時代からお侍さんがタイムスリップして来るなんて受け入れがたいという先入観から鑑賞を見送っている方がいらっしゃるなら、私に騙されたと思って、是非とも鑑賞されることをお勧めしたい。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 予告編に強く惹き付けられて鑑賞して、あとから失敗したなあと思うこともありますが、実はその逆もあるのですね。だから、作品に忠実な予告編が製作されることを願ってやみません。(苦笑)特に、映画をたくさん鑑賞していると、新しく公開される作品を鑑賞するかどうかを決めるのに、予告編を判断材料にすることが多いので、少々大袈裟かもしれませんが、良い作品を見逃さないようにするためにも、その願いはかなり切実です。(笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« ホットヨガ(二〇五回目) | トップページ | 保険屋さん(5) »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/49810841

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『ちょんまげぷりん』:

« ホットヨガ(二〇五回目) | トップページ | 保険屋さん(5) »