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2010.10.16

マンションの大規模修繕(2)

映画『ボローニャの夕暮れ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ボローニャは、本作の監督を担当されたプピ・アヴァティ監督の故郷なのだそうです。なるほど、自分なりの表現方法を持っていらっしゃる方は、ご自身が発表する何らかの作品で故郷を表現したくなることがあるのでしょうね。それでは、マンションの大規模修繕(1)の続きを書かせていただきます。

 いよいよ大規模修繕のための工事が始まろうとしているとき、マンションのエントランスには工事用掲示板が設置された。その掲示板は、私たち区分所有者に対し、工事を担当してくださる建設業者が、工事の進み具合などを掲示するために使用された。また、工事用掲示板とともに、工事用ポストも設置され、工事を担当してくださる建設業者から私たち区分所有者に対してしばしば問い掛けられるアンケートの回答を回収するために使用されることになった。

 まず、最初に問い掛けられたアンケートとは、サッシロックの必要個数である。サッシロックとは、サッシを施錠していない状態で、サッシの間に挟み込んでサッシをロックするための便利グッズである。大規模修繕の工事が始まると、マンションの周りに足場が組まれるため、その足場を昇って第三者も外から侵入可能になってしまうことから、泥棒などにも狙われ易くなるらしい。おそらく、マンションの低層階に住んでいらっしゃる方たちは、普段からこまめにサッシを施錠していらっしゃるかと思うのだが、高層階に住んでいらっしゃる方たちは、外部からの侵入者をほとんど想定していないのではないだろうか。そのため、ちょうど涼しくなった今の時期などは、サッシを少し空かせた状態でお休みになっている方たちもいらっしゃるかもしれない。そこで、足場が組まれたとしても外部からの侵入をできるだけ防げるように、大規模修繕の工事が終わるまでの間、工事を担当してくださる建設業者がサッシロックを貸し出してくださることになったのである。私たちもサッシロックを三個申し込み、早速、貸し出されたサッシロックをサッシに取り付けて、第三者が外部から侵入できないように守った。

 工事を担当してくださる建設業者は、工事用掲示板のほかにも、ことあるごとに私たち区分所有者に対し、工事の日程などを細かく知らせるチラシをそれぞれのポストに投函してくださった。また、大規模修繕の工事が始まる頃には、マンションで使用しているエレベータにビニールが張られた。おそらく、工事用の道具をエレベータでせっせと運ぶことになるため、エレベータを汚さないように気を遣ってくださったのだと思う。工事を担当してくださる建設業者のこうした慎重で友好的な歩み寄りから、私たち区分所有者は、初めての大規模修繕に対して抱いていた不安が少しずつ和らいで来たように思う。私たちは、工事を担当してくださる建設業者に対し、好感を抱き始めていた。

 さて、大規模修繕を行うための足場は、マンションのエントランスのあたりから少しずつ組まれて行った。私たちの住んでいる部屋は、マンションのエントランスから一番遠い場所にあるため、足場が組まれ始めてから私たちの部屋の周辺の足場が組まれるまでは、何日も掛かった。私たちはそれまでの間に、父ちゃんに何度も何度も話し掛け、このマンションは今年、大規模修繕が行われることになっていたこと、大規模修繕が行われている間はマンションの周りに足場が組まれるので、父ちゃんたちの出入りに支障が出て来るかもしれないことなどを話して聞かせた。父ちゃんがそれを理解してくれたかどうかはわからないが、少しずつ足場が組まれ始めてからは、最近、どうも様子がおかしいということには気付いていたようだった。

着々と組まれて行く足場

 そして、私たちの部屋の周りにもとうとう足場が組まれた。私たちの部屋は角部屋で、父ちゃんたちが住んでいるベランダの更に奥にはルーフバルコニーが付いている。ルーフバルコニーについては、ご存知の方も多いかと思うが、マンションの屋上が単なる平面ではなく、段々畑のようになっているのをご覧になられたことがあるだろうと思う。私たちの住んでいるマンションも段々畑のようになっていて、五階以上の角部屋に住んでいる人たちにはルーフバルコニーが付いているのだ。ルーフバルコニーは、下の階の敷地が全面バルコニーになっているため、それなりに広い。しかし、荷物の多い我が家は、ある時期からルーフバルコニーに出入りすることさえも困難になり、最近ではほとんど活用できていない。かつてはルーフバルコニーに設置したテーブルとベンチまで食事を運び、そこでガンモと一緒に食事をとっていたこともあった。また、子供用のプールに水を貯めて、水浴びしたこともあった。家庭菜園に目覚めたガンモがプランターに野菜を植えていたこともあった。しかし、最近はそうした生活からすっかり遠ざかってしまっていた。

 私たちの部屋の周りに組まれた足場は、ルーフバルコニーがあるために、完全に部屋を取り囲むようにはならなかった。そのため、足場が組まれも、父ちゃんたちが出入りできるスペースがわずかに残されていたのだ。そのため、父ちゃんたちはわずかに残されたそのスペースから、私たちの部屋のベランダに自由に出入りしていた。中には、組まれた足場に昇ってはしゃぎ回るやんちゃな鳩もいた。

足場が出来上がったあとの我が家のベランダ。一番手前にいるのが父ちゃん

 ひとまず、足場が組まれても、父ちゃんたちの住処を奪うことにはならなかったことで、私たちは一安心したのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 工事を担当してくださる建設業者の方は、こうした工事にかなり慣れていらっしゃるとお見受けしました。自分たちの進捗状況を常に私たち区分所有者に示しながら工事を進めて行く姿にはとても好感が持てました。大規模修繕の工事は何ヶ月も掛かりますので、今後もストレスのないように工事を受け入れて行くことができそうです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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