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2010.10.09

映画『インセプション』

ホットヨガ(二〇三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ごめんなさい。ヴィーナスのポーズは、女神のポーズのことだったんですね。(苦笑)つるべ落としのポーズとはまったく違います。確か女神のポーズは、脂肪燃焼コースのレッスンに取り入れられていたはずです。マーメイドのポーズも人魚のポーズと言ったりしますが、どうやら、それと同じ扱いだったようです。(苦笑)

 八月十四日に鑑賞した四本の作品のうち、いよいよ最後の作品をご紹介しよう。実は、本作が百四十八分もの長編とは知らず、気楽に構えて席に着いてしまった。何しろ私の膀胱は、常に大きな筋腫に圧迫されているために、二時間ほどで尿意を感じてしまうのだ。そのため、長編を鑑賞するときは、鑑賞前に二回に分けてトイレを済ませておくのだが、今回は、長編だとは知らなかったため、一回しかトイレに行かなかった。そのことが、鑑賞中に大きな影響を与えることになってしまったのだ。

 真夏の鑑賞だったため、当然、館内は冷房が効いていた。冷房の冷たい空気は足元を冷やし、足元が冷えるとトイレに行きたい気持ちが加速する。映画がクライマックスに差し掛かっているというのに、私はトイレに立つかどうかで激しい葛藤を繰り返していた。映画に集中するためには、さっさとトイレに立ってしまって、急いで自分の席に戻ればいい。しかし、先日も書いたように、八月十四日はその映画館で映画を千円で鑑賞できる日だったため、スクリーンはたくさんの利用客で埋まっていた。それに加え、私は映画を鑑賞し易いように、列の真ん中の席を指定して座っていたのだ。上映中に席を立つには、左右どちらの通路に抜けるにしても、たくさんの人たちにご迷惑をお掛けして、前を通していただかなければならない。そのため、私はトイレに行きたい気持ちと戦いながら、しばらくの間、葛藤し続けていたのだ。

 しかし、何度時計を確認しても、私の張り詰めた膀胱は、上映時間終了までとても持たない状況だった。既に私の身体からは、変な汗が出始めていた。ああ、どうしよう。これ以上はもう我慢できない。私はそう思い、クライマックスを迎えた本作を真剣に鑑賞している人たちに謝罪しながら、その人たちの前を通していただき、荷物を持ってスクリーンの外へ出た。そして、トイレに駆け込んで、ようやくすっきりしたのである。

 トイレに立つときは、このままスクリーンには戻らずに途中退場したままでやり過ごそうと思っていた。しかし、トイレを済ませてすっきりすると、やはり続きを観たい気持ちがむくむくと沸き上がって来た。とは言え、再び自分の席に戻るためには、先ほどと同じように、真剣に鑑賞している人たちの前を掻き分けなければならない。それは何としてでも避けたかったので、私は空いている前のほうの席に座って鑑賞しようと思っていた。

 すると有り難いことに、映画館のスタッフがスクリーンの入口の少し入ったところに立っていたので、事情を説明した。トイレに行って帰って来たところだが、真ん中の席なので、元の席に戻るのは気が引けることをスタッフに伝えると、スタッフはわかりましたと言って、控えめな懐中電灯を照らしながら、私を前方の列の比較的観安い空席に案内してくださったのである。おかげで私は、少し空白の時間が出来てしまったものの、続きを鑑賞することができたのである。

 さて、本作は、難しい作品と言われてはいるものの、決してわかりにくい作品ではなかった。まず、予告編が終わり、本編の上映が始まったときに、いきなり日本語が聞こえて来たので、「あれ? 字幕版を選んだはずなのに、日本語吹き替え版を選んでしまっただろうか」と錯覚してしまった。日本語が流れて来たのは、登場人物の中に日本人がいるためである。その日本人とは、渡辺謙さん演じるサイトーという人物だ。そして、レオナルド・ディカプリオ演じるコブは、他人の夢の中に入り込んで、アイディアを盗み出す優秀な企業スパイだった。コブは、その仕事がきっかけで、夢の世界を何度も行き来して、夢の世界と現実の世界の区別がつかなくなった妻を喪ってしまう。そんなコブにサイトーは、これまでよりももっと難易度の高い、他人の夢の中に入り込み、アイディアを潜在意識に植え付ける「インセプション」の仕事を依頼する。そして、そのためのプロジェクトが組まれ、そのプロジェクトを遂行するための優秀な人材が集められた。

 面白いのは、夢が何重もの層を成しているところである。潜在意識を植え付けたいターゲットの夢の中に入り込み、更にその夢の中でターゲットを眠らせると、その夢の中にも入り込む。その方法で、確か五階層まで相手の夢の世界に入り込んで行く。その途中で、いくつかの問題が発生するのだが、この壮大なプロジェクトのために集められた六人が力を合わせ、何とか困難を乗り越えながら、最終目的を達成しようとする。

 何とその六人の中には、映画『JUNO/ジュノ』で十六歳の少女を演じていたエレン・ペイジも含まれている。今回の彼女の役は、夢の設計士である。彼女に対しては、映画『JUNO/ジュノ』のイメージが強過ぎたので、最初はなかなか彼女の新しい役に馴染めなかったのだが、彼女が映画『JUNO/ジュノ』のように早口で話していたわけではないので、次第に映画『JUNO/ジュノ』とは別の作品として捉えることができるようになった。

 レオナルド・ディカプリオ主演の作品というと、つい最近も映画『シャッター アイランド』を鑑賞したばかりだが、本作が映画『シャッター アイランド』と同様に、レオナルド・ディカプリオが妻を喪った悲しみからなかなか立ち直れずにいる設定であることがとても興味深かった。

 途中、トイレに立ってしまったことで、おそらく十分ほど鑑賞していない時間があるのだが、それでも再びスクリーンに戻った私には、途切れることなく話が繋がり、最後まで興味深く鑑賞することができた。トイレに行きたくなる気持ちを除外すれば、長くても最後まで観客を惹き付ける良い作品だと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作の監督であるクリストファー・ノーラン監督の映画『ダークナイト』はあまりにも有名な作品でありますが、何を隠そう、私は映画『ダークナイト』を鑑賞していないのです。(苦笑)映画『ダークナイト』が爆発的ヒット作品で、世界中の人たちに支持された作品だとすれば、私は爆発的ヒットの映画『ダークナイト』を鑑賞しなくても、本作でクリストファー・ノーラン監督の世界に充分触れることができたのではないかと思っています。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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