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2010年10月

2010.10.31

ゴッホやレンブラントには遠くても、大型チェスに癒される

映画『ベスト・キッド』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ジェイデン・スミスは、実の父のウィル・スミスと映画『幸せのちから』で共演していたそうですね。私は、映画『幸せのちから』を鑑賞していないので、本作で初めて彼の存在を知りました。今回は、ジャッキー・チェンとの見事なコンビネーションを見せてくれましたが、やはりカンフーの先生という役柄だっただけに、実の父のウィル・スミスが相手役というわけには行かなかったのでしょうね。

 今、兵庫県立美術館で、にスイスのヴィンタートゥール美術館からやって来たゴッホの作品が特別展として展示されている。実は、この特別展に足を運ぼうかどうしようか、ずいぶん迷っているところだ。

 今年の夏休みにガンモと二人でアムステルダムに出掛けたとき、ゴッホ美術館に入ろうとして、あまりにも長い入場待ちの列に挫折してしまった苦い思い出がある。そのときは、ゴッホがこれほど人気のある画家だとは思っていなかったので、前売り券を購入することもなく行き当たりばったりでゴッホ美術館をを訪れようとしてしまった。しかし、その入場待ちの列の長さから、ゴッホの人気の高さに驚き、あとになってからじわじわと彼の偉大さを実感するようになった。そして今では、あのとき、長い長い入場待ちの列を根気強く待ち続けてでも入場しておくべきだったと、ひどく後悔しているのだ。

アムステルダムのゴッホ美術館で入場待ちをする観光客

 現在、兵庫県立美術館に来ているのは、私たちが行きそびれたゴッホ美術館所有の作品ではなく、スイスのヴィンタートゥール美術館所有の作品である。おまけに、兵庫県立美術館は、神戸市内ともいえども少し不便なところにある。各駅停車しか停まらないJRの最寄駅からかなり気合を入れて歩くか、三宮から路線バスを利用するかしないと行けないので、どうしても腰が重くなってしまうのだ。そんな理由から、兵庫県立美術館の近くに大型映画館があるというのに、これほど映画好きの私でさえも、ほとんど足を運んでいないのである。

 ゴッホ美術館の入場待ちの行列があまりにも長かったので、私たちは近くにあるミュージアム広場でしばらく途方にくれていた。そこには、I amsterdamと書かれた大きなオブジェと人口池があった。「私はsterdamです」と言いながら、実はAmsterdamと掛けているのだ。sterdamという単語が何か意味を持つ単語なのかどうかは知らないが、これと同じロゴ入りのお土産があちらこちらで売られているのも見掛けた。

ゴッホ美術館のすぐ近くにあるミュージアム広場にあったI amsterdamのオブジェと人口池

 このオブジェの近くには、ゴッホ美術館のお土産売り場があった。品のいいものが売られてはいたのだが、ゴッホ美術館に入ってもいないのにお土産だけを買うのは少々気が引けたので、迷った挙句、何も買わなかった。

 私たちは肩を落としながら、ゴッホ美術館のすぐ近くにある、レンブラントの作品がいくつも展示されている国立博物館への見学も見送り、アムステルダム市内を散策した。その中で、面白かったものをご紹介しよう。

町の小さな広場で、大型チェスをしている人たち

 ご覧のように、町の小さな広場で、大型チェスを楽しんでいる人たちを見掛けた。西洋の人たちがチェスをするのは知っていたが、このような大型チェスを使って楽しんでいるとは思わなかった。確か、映画『ハリー・ポッター』にも、大型チェスをするシーンがあるが、あのシーンは決して映画のために作られたシーンではなかったということになる。チェスを日本の同等のものに置き換えるとするならば、やはり、将棋だろうか。皆さんも想像してみて欲しい。町の小さな広場で、大型将棋を楽しんでいる人たちがいるとすれば、ついつい立ち止まって見入ってしまうのではないだろうか。私たちもその光景を想定して、しばらく立ち止まって、大型チェスが行われている様子を見守っていた。

 ゴッホやレンブラントには遠かったが、大型チェスは近かった。大型チェスのおかげで、ちょっぴり癒されたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 兵庫県立美術館がもっと交通の便のいい場所にあれば助かるのですが、考えてみると、アムステルダムのゴッホ美術館のほうが、もっと交通の便は悪いんですよね。(苦笑)とは言え、足を運ぶならば、ちょっと気合を入れて行かなければなりません。もし、開催中に足を運べるようであれば、またご報告したいと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2010.10.30

映画『ベスト・キッド』

保険屋さん(6)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 個人年金に加入したことで、保険屋さんとのお付き合いもひとまず落ち着いたかのように思えたのですが、どうやら私の考えが甘かったようですね。何だかシリーズものになってしまいそうな展開が予想されています。(苦笑)

 本作を鑑賞したのは、九月二日のことである。残念なことに、私が鑑賞した映画館では、日本語吹き替え版しか上映されていなかった。何故だろう? 普段はあまり、日本語吹き替え版の作品は鑑賞しないことにしているのだが、観たい作品だったので、鑑賞することにした。結果は、思い切って鑑賞して良かったと思っている。

 本作は、一九八四年の映画『ベスト・キッド』がリメイクされたものだそうだ。おそらく私は、オリジナルの作品を鑑賞してはいないと思う。本作は、物語の舞台が北京に設定されていることに加え、キャラクターやストーリーもオリジナルとは大幅に変わっているらしい。北京が舞台ということで、四年前にガンモと一緒に訪れた万里の長城紫禁城(故宮)がスクリーンに映し出されると、実に感慨深いものがあった。

 母の転勤により、デトロイトから中国の北京に移住することになった十二歳の少年ドレは、引越し先の北京でいじめに遭うようになる。やがてドレは、いじっめっ子達に対抗するために強くなりたいと切望するようになり、アパートの管理人ハンからカンフーを習うことになる。

 ドレを演じているのは、ウィル・スミスの息子さんのジェイデン・スミスである。日本語吹き替え版だったので、実際の声はわからなかったが、おそらく日頃から身体を鍛えているのだろう。カンフーを習うのに最適な、身体の柔らかさを彼の動きから感じ取った。また、ドレの住むアパートの管理人でもあり、カンフーの先生でもあるハンを演じているのは、お馴染みのジャッキー・チェンである。

 カンフーの先生と言っても、ハンがドレに実践させたトレーニングとは、カンフーからはおよそかけ離れているように見えるものばかりだった。トレーニングに出掛けても、ドレは毎日同じ単純な動きを何回も何回も繰り返すばかりだった。その単純な動きとは、ジャケットを脱ぎ、脱いだジャケットをフックに掛けるというものである。しかし、このトレーニングのおかげで、帰宅してもジャケットを床の上に脱ぎっ放しにしていたドレが、脱いだジャケットをフックに掛けられるようになる。これまで、ドレの母が何度注意しても直らなかっただらしない癖が、ようやく直ったのである。ハンはドレに、脱いだジャケットをフックに掛けるという流れのある一連の動きを、頭ではなく身体で覚えさせたのだった。そして、それらの一連の動きは、カンフーのトレーニングにも繋がっていたのである。

 いつもは陽気なキャラクターを演じているジャッキー・チェンが、本作では静かである。強い彼なのに、何か、オープンにはできない感情を秘めているようにも思える。それが何であるのかは、物語の終わりのほうにようやくわかる。

 ハンと対照的に描かれているもう一人のカンフーの先生は、生徒たちから絶対的な存在として崇められている。実は、ドレをいじめている生徒は、そのカンフーの先生からカンフーを習っていて、とにかくやたら強いのだ。ハンと対照的な先生は、何かオープンにできない感情を秘めているようには見えないものの、試合に勝つためにあくどいやり方を選ぶ。何かオープンにできないものを抱えているという点においては、二人のカンフーの先生は同じと言えるかもしれないが、人間として目に見えているものや、大切にしているものが違い過ぎると感じる。

 それゆえ、ハンが教えるカンフーと、もう一人の先生が教えるカンフーは明らかに違う。カンフーの試合は、ハンとその先生との戦いでもあり、同時にドレといじめっ子との対決でもある。この試合を通じて私が感じたのは、肉体の強さと精神の強さはまったく別物であり、やはり肉体を突き動かしているのは精神だということだった。単に肉体だけが強くても、試合に勝つことはできない。肉体を操れるだけの強い精神力が必要なのだとわかった。

 そして、決して書き漏らしてはならないのが、ドレと中国人の女の子メイとのかわいい恋である。おそらく、お互いに一目惚れだったであろう二人の恋は、ドレがハンからカンフーの教えを受けて強くなって行くのと同じくらいの速度で育って行く。例えひどいいじめに遭っていたとしても、ドレにとってはメイの存在があったからこそ救われていたとも思えるのだ。言葉の通じない国で、不自由なく英語を話すメイを見て、もしも本作の舞台が日本だったとしたらば、メイのように不自由なく英語を話せる日本人の子供は中国よりも少ないはずなので、この物語は成り立たなかったかもしれないとも思うのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ジェイデン・スミスの柔らかい身体の動きを見て、彼はウィル・スミスの息子さんだからと言って、決してその上に胡坐をかいているわけではないと認識しました。ドレの役にも、全力で挑戦していると思います。彼はきっと、お父さんに負けないくらいの俳優さんに成長するのではないでしょうか。

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2010.10.29

保険屋さん(6)

ホットヨガ(二〇六回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 懐かしいインストラクターにお会いすることができて、とてもうれしく思いました。「私も古株になってしまいました」とそのインストラクターはおっしゃっていました。それにしても、人はどんどん入れ替わって行きますね。インストラクターと同じように、会員さんたちも入れ替わっているのでしょうか。確かに、かつて神戸店で一緒にレッスンを受けていた方で、今でもレッスンでお見掛けする人は、一人くらいしか知りません。ちょっと寂しいですね。それでは、保険屋さん(5)の続きを書かせていただきます。

 保険屋さんが提案してくださったプランを私が受け入れるかどうかを確認するために、保険屋さんは数日後の昼休みに、再び私を訪問してくださることになっていた。保険屋さんとの約束の日の前日、仕事が終わる直前に、保険屋さんから勤務先に電話が掛かって来た。電話に出てみると、
「明日、お伺いすることになっていますが、ご主人さんと話し合われた結果はいかがでしょうか?」
と保険屋さんに尋ねられた。おそらく、私の答えによっては、翌日の準備が必要なのだろう。私ははっきりと、
「医療保険のほうは、あまりメリットがないので見送らせていただきますが、個人年金には加入させていただきたいと思っています」
と答えた。個人年金のプランは、金額によって、保険屋さんから三パターン提示されていた。私は、医療保険に加入しないことに決めていたので、三パターン提示された個人年金の中から、最も掛け金の高いものを選び、それに加入したいと申し出た。保険屋さんは、
「ありがとうございます。了解しました。それでは、明日、お伺いしますので、よろしくお願いします」
とおっしゃった。

 翌日の昼休み、私は保険屋さんが来られるのを今か今かと待っていたのだが、保険屋さんと約束した時間になっても、保険屋さんはオフィスに現れなかった。おそらく、また同じビル内の別会社に出向いて、営業活動を行っていらっしゃるのだろうと思いながらも、契約を取り交わそうとしている日に遅刻するなんて・・・・・・というちょっぴり腹立たしい気持ちも湧き上がって来た。昼休みはどんどん過ぎて行き、残り時間があと五分というギリギリの時間になって、保険屋さんは申し訳なさそうな顔をしながらオフィスに現れた。

 保険屋さんは、
「すみません」
と言いながら私に近付いて来た。私が、
「もう時間がないですよね」
と言うと、保険屋さんは、
「書類だけでも」
とおっしゃって、カバンの中からゴソゴソと書類を取り出した。どうやら私は、その書類に署名、捺印をすることになるらしい。

 私は、このように昼休みがもう終わるかもしれない時間帯に慌しくやって来て、「書類だけでも」とおっしゃるということは、もしかすると保険屋さんは、約束の時間にわざと遅れて来たのかもしれないとも思った。つまり、時間に余裕のない状態に追い込んで、あまり考える余裕を与えずに契約書にサインをさせる作戦なのではないかとも思えたのだ。

 結局私は、書類に書かれていることをほとんど確認する時間もないまま、保険屋さんに案内されるがままに、それらの書類にざっと目を通し、必要事項を書き込んで行った。書類は二枚で、そのうちの一枚が、契約に至るまでの書類をすべて受け取りましたという確認書で、もう一枚が正式な契約書だった。

 保険屋さんは、今回取り交わす個人年金の契約は、申し込み日を含めて四日間のクーリングオフが利くとおっしゃった。私はその言葉に安心して、二つの書類に署名、捺印したのだが、書類を受け取ったという確認書は良いとしても、正式な契約書に関しては、もう少しじっくり読んで確認すべきだったかもしれない。

 その契約書には、私が加入する個人年金のもう一人の受取人、すなわち、万が一、個人年金の受け取り期間中に私が死亡してしまった場合の受取人の名前を書く欄があった。もちろん、私はそこにガンモの名前を記入した。

 これらの手続きを行っているうちに、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。その時点で、保険料の引き落としなどの手続きが完了していなかったので、翌日、残りの手続きを行うために保険屋さんが再び私を訪問することになった。

 そして、その翌日の昼休み、保険屋さんはデビットカードを処理するための端末を持参して私の席を訪れた。確か、クレジットカード機能付きのシネマポイントカードを作成したときもそうだったが、普段、使用している銀行のキャッシュカードがあれば、銀行の届け印を持っていなくても、銀行口座からの引き落とし手続きができるようだ。私は保険屋さんに言われた通り、銀行のキャッシュカードを差し出した。そして、保険屋さんが持参した端末からキャッシュカードの暗証番号を入力し、支払いの手続きを終えた。ちなみに、銀行のキャッシュカードの暗証番号を入力する操作は、二回行うことになった。一回目は初回分の掛け金の引き落としを手動で行うためのもので、二回目は口座からの引き落とし手続きを行うためのものだった。最近は便利な世の中になったものである。かつての銀行届け印を照合するアナログ処理から、銀行のキャッシュカードの暗証番号で認証するデジタル処理に変わったのだ。

 こうして、今回、私が新たに加入した個人年金の手続きが完了した。すべての手続きを終えると、保険屋さんは実にさりげなく、ガンモの保険の加入状況について尋ねて来られた。私はついつい、
「夫には加入している保険がありますが、もう少しで契約が切れるのに、そのあと更新はしないそうです」
と言ってしまった。この余計な一言が、のちに保険屋さんの営業活動に大きな活力を与えることになってしまったことについては、また後日、改めてお伝えすることにしよう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私にとってメリットの少ない医療保険の加入は見送ることにしたのですが、個人年金には加入しました。銀行にお金を預けるよりも、効率良くお金を増やすことができることと、老後の不安を少しでも軽減させるためでもあります。個人年金への加入をきかっけに、銀行にお金を預けること以外にも、お金を増やす方法があることを知りました。(笑)

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2010.10.28

ホットヨガ(二〇六回目)

映画『ゾンビランド』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ゾンビバスターのタラハシーを演じていた俳優のウディ・ハレルソンは、生年は違いますが、私と同じ誕生日の俳優さんだとわかりました。そう言えば、やはり生年は違いますが、フィリップ・シーモア・ホフマンも同じ誕生日の俳優さんなんですよね。日本では、昔、大好きだった三上博史さんが私と同じ誕生日の俳優さんです。当たり前のことですが、例え同じ誕生日でも、決して同じような人生を歩んでいるわけではないんですね。

 十月の三連休の最終日に、三宮店で六十分の脂肪燃焼コースのレッスンを受けた。脂肪燃焼コースのレッスンを受けるのは、実に久し振りのことである。いつも受けているリラックスコースのレッスンではなく、脂肪燃焼コースのレッスンを選んだのは、午後一番のレッスンで、レッスンを終えてからの予定を組み易かったからだ。

 レッスンの参加者は十八名で、インストラクターは、三宮店で初めてレッスンを担当してくださるインストラクターだった。脂肪燃焼コースというと、運動量の激しいレッスンだったと記憶しているのだが、それほどきついレッスンではなく、ちょっと拍子抜けしてしまった。しかも、私が以前、参加していた頃の脂肪燃焼コースのレッスンとは、内容が少し違っていたように思う。その昔、脂肪燃焼コースには、脂肪燃焼コースと脂肪燃焼コース2という二つのコースがあった。ある時期から、脂肪燃焼コース2のレッスンはなくなり、現在の脂肪燃焼コースにまとめられたのだが、そのときに、ポーズが一新されたのかもしれない。私が脂肪燃焼コースのレッスンに頻繁に参加していたのは、二つの脂肪燃焼コースが存在していた頃だったので、現在の脂肪燃焼コースのレッスンは、ちょっと目新しいのである。

 ところで、このときのレッスンでは、ある会員さんの立てる音が気になって気になって仕方がなかった。どんな音だったのか、具体的に書くのは控えておくが、その音はスタジオ中に響いていて、音を立てる会員さんのすぐ隣でポーズを取っていた方が、レッスンの途中で別のヨガマットに移動されたほどだった。私は、音を立てる会員さんの二つ置いて隣のヨガマットでポーズを取っていたのだが、その会員さんの立てる音が気になって気になって、とうとう最後までレッスンに集中することができなかった。その音は、音を立てる会員さんに注意を促すにしても、言いにくい内容のものだったので、とても困ってしまった。こういうとき、レッスンに参加している人たちはどうあるべきなのだろうか。勇気を振り絞って、その会員さんに音を立てないようにお願いすべきなのか、それとも、例えどんな状況にあったとしても動じないだけの集中力を養っておくべきなのか、難しいところである。

 いつものように、レッスンの途中で暑くなってしまったので、休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)のときにスタジオの外に出て涼んでいると、懐かしい方に出会った。何と、元神戸店でインストラクターを担当してくださっていた、もう一人のインストラクターである。元神戸店のインストラクターは、現在の三宮店に二人残っていらっしゃるとは伺っていたが、ようやく、そのうちのもう一人のインストラクターと出会うことができたわけである。そのインストラクターとは、神戸店のスタジオがあった頃、受付などでお会いすることは多かったものの、レッスンを担当してくださる機会が極端に少なかったインストラクターである。そのため、珍しくレッスンを担当してくださると、
「○○ポイント獲得されましたね」
などと言って、担当してくださったレッスンの回数をポイントに換算させていただいていたインストラクターなのである。

 私は、ポイント獲得のインストラクターに、神戸店の雰囲気がとても好きだったことを告白した。聞くところによると、三宮店の店長さんだった、元神戸店の店長さんも既に退職されてしまったそうだ。ここのところ、ずっとお顔を拝見していなかったので、もしやとは思っていたが、やはり退職されていたようだ。

 ポイント獲得のインストラクターは、以前よりもずいぶん痩せて見えた。私が、
「随分痩せられましたね」
と言うと、体重はそれほど変わってはいないとおっしゃっていた。ポイント獲得のインストラクターは、私の髪型や肌に対し、ポジティヴなコメントをくださった。かつて神戸店のスタジオに通っていた頃の私の髪型がどんなものだったのか、今ではすっかり忘れてしまったのだが、ポイント獲得のインストラクター曰く、以前の髪型よりも今の髪型のほうがずっといいのだそうだ。また、私の肌に関して、
「ホットヨガのレッスンを受けなくても、お肌は十分きれいですよ」
と言ってくださったのだが、実は、いろいろな方が同じようなことを言ってくださるものの、自分ではほとんどその実感がないのだ。というのも、私は普段から、化粧水も付けなければ乳液も付けず、洗顔するのもボディソープなので、念入りに手入れしているならともかく、ほとんど手入れしていない状態なので、あまりピンと来ないのである。それでも、肌がきれいと言ってくださると、うれしい気持ちになるものだ。

 ポイント獲得のインストラクターと話をしたのは、神戸店が閉店してしまって以来のことなので、おそらく一年振り以上のことだと思う。こうして三宮店にちょくちょく足を運んでいれば、過去に結んだ絆に巡り合えるものだということがわかってうれしくなった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m レッスン中に別の会員さんが立てる音については、判断が難しいですね。例えばそこが図書館なら、「ここは図書館なので、静かにしてください」と胸を張って言えると思います。しかし、ホットヨガのレッスンは、どうなのでしょう? レッスンに集中できないのは、自分に集中力がないせいなのか、その音のせいなのか、私にはわかりません。(苦笑)

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2010.10.27

映画『ゾンビランド』

マンションの大規模修繕(6)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 我が家のルータが動作しなくなってしまたため、およそ半日に渡り、ガンまるコムサーバにアクセスできない状態が続いていました。皆さんには大変ご迷惑をおかけ致しましたことを深くお詫び申し上げます。キッコロは、モリよりも先に生まれた父ちゃんたちの子供ですので、もう立派に巣たちをしてもいい鳩なのですが、現在も父ちゃんと一緒に行動しているところからすると、巣立ちはまだのようです。それにしても、すっかり秋めいて参りましたね。私もとうとう、この秋、初めての長袖服を着ました。その一日前から、マジクールの冷却力も借りずに過ごしています。(笑)

 七月二十四日に公開された本作を鑑賞したのは、八月二十八日のことである。本作は、今もなおミニシアター系映画館でじわじわと展開され続けている作品であり、神戸に上陸したのは、日本で最初に公開されてから既に一ヶ月ほど経った頃だった。

 鑑賞したときに、「あれっ?」と思ったのは、本作の主人公の青年コロンバスが、映画『魔法使いの弟子』でジェイ・バルシェル演じる、どこか頼りない、人間出身の新米魔法使いデイヴのキャラクターとかぶったからだ。二つの作品に共通しているのは、彼らのようにどこか頼りない存在であっても映画の主人公になることができて、彼女にも恵まれているということだろうか。これは、決して彼らのようなキャラクターを馬鹿にしているわけではなく、彼らの中から彼ら自身を引き出すことができた作品であることに注目しているのだ。もちろん、「彼ら」とは、主人公を演じている俳優自身のことではなく、作品の中でのキャラクターのことである。

 また、人肉を食べるゾンビの登場は、映画『ザ・ロード 』を思い出させた。ただし、映画『ザ・ロード 』が世界の終わりをシリアスに描き出しているのに対し、本作はコメディとして仕上がっている。

 人肉を食べるゾンビが大半を占める社会で、引きこもり青年のコロンバスは、ゾンビに襲われないようにするためのルールを自ら作り、それらのルールを守り抜くことで、これまでゾンビ化することなく、故郷を目指す旅を続けていた。あるときコロンバスは、ゾンビバスターとも言えるタラハシーと出会い、行動を共にするようになる。ルールを守りながら、ゾンビとの接触を最小限に留めて来たコロンバスに対し、タラハシーはゾンビに対してとても攻撃的に接していた。二人で組んで旅を続ける中で、二人はウィチタとリトルロックという姉妹に出会う。この姉妹もまた、ゾンビから逃げながら旅を続けているのだが、世の中にはあまりにもゾンビが多いために、もはや人を信頼することができなくなってしまっていた。そのため、コロンバスやタラハシーとともに旅を始めたように見せ掛けて、彼らのことを何度も裏切る行為に出てしまう。

 本作でテーマとして掲げられているのは、「家族」なのではないかと思う。もちろん、血の繋がりのある家族ではなく、例え血の繋がりがなくても、家族のような関係を作り上げることができるということである。「ゾンビと戦いながら旅をする」という共通の目的を持った人たちが出会い、行動を共にする中で、新しい出会いや裏切りを繰り返して行く。何か起こる度に、それぞれの距離が近付いたり離れたりするのだが、結局のところ、縁のある人とは一時的に距離が離れたとしても、再び縁が結ばれることになる。そうしていつの間にか、本当の家族のような絆が出来上がっているのだ。人肉を食べるゾンビが登場するというグロテスクな描写を含む作品でありながらも、本作が今なお多くの人たちに受け入れられ続けているのは、登場人物たちの距離が近付いたり離れたりしながらも、やがては本当の家族のように成長して行くプロセスを見守ることができるからではないだろうか。

 本作では、映画『ゴーストバスターズ』で活躍していたビル・マーレイがビル・マーレイ自身の役で登場するのも面白い。本作でも、ゴーストバスターならぬゾンビバスターとなってゾンビ退治を行うのかと思いきや、のちに彼は非常に残念な死に方をすることになる。そのあたりの描写は、いかにもアメリカ映画らしい大雑把な描写ではあるものの、それでも「家族」というテーマにつられて、観客は最後まで本作に惹き付けられ続けることだろう。というのも、その直後に、またしても姉妹がコロンバスとタラハシーを裏切る行為に出るからだ。

 何度裏切られても、姉妹のピンチを助けようとするコロンバスに、ゾンビバスターのタラハシーも手を貸すことになる。その姿はまるで、息子の夢に付き合う父親のようでもある。端的に言ってしまえば、コロンバスは姉妹の姉であるウィチタに惹かれている。コロンバスを突き動かすエネルギーが、ウィチタに対する想いであることからも、どこか頼りない主人公が、好きになった女の子のことを一途に想う映画『魔法使いの弟子』を思い出すのだ。

 それにしても、人肉を食べる描写を見ていつも思うのは、もっとお行儀良くできないものかということだ。これまでにも、人肉を食べる描写を含むいくつかの作品を鑑賞して来たが、どの作品においても、人肉を食べるゾンビ、あるいは人食い人種が人肉を食べているシーンは、理性を完全に失った姿が描き出されている。映画なのだから、もっと冷静な描写があっていいとは思うのに、どういうわけかどの作品にもそうした描写が共通しているのだ。おそらく、描写する人たちにとっても、人肉を食べるという行為は、狂気の沙汰に違いないのだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作は、ゾンビ映画史上最大のヒット作なのだそうです。おそらくその理由は、ゾンビ映画でありながらも、あたかも「家族」であるかのようなしっかりとした絆が形成されるドラマが存在しているからだと思います。人々はゾンビそのものよりも、そうしたドラマに惹き付けられているように思います。

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2010.10.26

マンションの大規模修繕(6)

マンションの大規模修繕(5)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。モリがあまりにもかわいいので、私は思わずモリを抱きしめてやりたくなるのですが、鳩は犬のようにはスキンシップを好まないんですよね。それもそのはずで、もともと鳩には親から与えられる愛情の中に、スキンシップが存在していないからだと思います。彼らは夫婦でも親子でも、嘴(くちばし)でチョンチョンチョンチョンと相手の身体を優しく突付いて、身体の掃除をすることで愛情を示しているようです。私たちにも嘴があれば、モリの身体を嘴でチョンチョンチョンチョンと突付いてやるのですが・・・・・・。それでは、マンションの大規模修繕(5)の続きを書かせていただきます。

 マンションの大規模修繕の工事が進んで行くにつれ、私たちは葛藤を繰り返していた。ガンモは、
「工事が終わるまで、父ちゃんたちにはどこかよそへ行ってもらったほうがいいと思う」
と言った。確かにその通りかもしれない。塗りたてのペンキの上を鳩がぺたぺたと歩いてしまっては、工事担当の方たちも作業をやりにくいだろう。とは言え、父ちゃんたちが安心して寝られる場所は他にあるのだろうか。

 私は鳩の代表である父ちゃんに、ポストに入っていたお知らせの紙を見せながら、この紙には鳩の撃退法が書かれていること、工事が終わるまでは、どこかよそに行ったほうがいいというようなことを話して聞かせた。いくら日本語で話し掛けても、鳩の父ちゃんに通じるはずもないのだが、とにかく私たちは、これから先、どうしたらいいのか模索していたのである。

 先に、具体的な行動に出たのはガンモだった。ガンモはある日、鳩のいるベランダに向かって水を撒いた。その水は、モリをいじめていた夫婦にかかったようだ。父ちゃんたちも含めたすべての鳩たちは、これまでにないガンモの態度に驚いて、バサバサとどこかに飛んで行ってしまった。

 すべての鳩が飛び立って行ったベランダは、しんと静まり返っていた。いつもならば、騒がしいくらいにバサバサという羽の音がして、ときどきグルグルと怒ったような、まるで何か訴えているかのような鳴き声も聞こえているはずである。しかし、その夜はすべての鳩たちがどこかに飛んで行ってしまったので、ベランダはとても静かだった。

 もしも私たちが本当に鳩の存在を迷惑に感じているならば、彼らが去って行って、ひとまずやれやれと思えるのだろう。しかし、私たちは違った。羽の音も鳴き声も聞こえない静かなベランダをひどく寂しく思った。とりわけ、水を撒いたガンモの落ち込みは激しかった。私たちは寝室の窓を開けて、どこにいるとも知れない父ちゃんに向かって、
「父ちゃん、帰って来い。ごめんな、父ちゃん」
としきりに語り掛けた。しかし、その夜は誰もベランダには帰って来なかった。

 翌朝、早朝から、羽の音がバサバサと聞こえて来た。私たちはうれしくなり、すぐに窓を開けてベランダを確認した。すると、そこには父ちゃんとモリ、そしてキッコロがいた。三羽はバラバラではなく、どこかで一緒に一夜を過ごしていたようだ。私たちはみんなに謝り、すぐに餌を与えた。たった一晩でも、にぎやかな彼らが不在になると、こんなにも寂しい思いをすることがわかった。こんなに寂しい思いをするくらいなら、例えマンションの大規模修繕中であったとしても、彼らを追い払うのはやめよう。私たちは、そう決心したのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私たちは一時的に、人間としての立場を優先させてしまいました。その結果、こんなにも寂しい思いをしてしまったのですね。もう、こんな寂しい思いをするのはいやだと、私たちはこのときはっきりと感じたのです。

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2010.10.25

マンションの大規模修繕(5)

映画『東京島』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 私としては、何となく不完全燃焼とも言える作品でありました。しかし、女優としての木村多江さんの発声方法にはとても魅力を感じました。やはり、女優さんであるだけに、美しく発声するための訓練を受けていらっしゃるのだなあと思いました。それでは、マンションの大規模修繕(4)の続きを書かせていただきます。

 その後、モリはすくすくと育ち、しばらくはぴいぴいと雛特有の鳴き声を発しながらも、次第に産毛も取れて行き、私たちに対していっちょまえに鳩パンチを食らわすようになった。その鳩パンチがまたかわいいのだ。これまで、我が家からは何羽もの雛たちが巣立って行ったが、モリのようにかわいい鳩パンチを食らわす鳩には出会ったことがなかった。大人の鳩が鳩パンチをすると、バシッと激しい羽の音がするものだが、モリの鳩パンチは、まだ子供であるがゆえにひどく弱く、まるで自分の羽をばたつかせているだけのような戯れにも似た実に頼りないものだった。私たちはモリに、
「そんな鳩パンチ、全然痛くないよ」
と言って笑った。

 また、モリは鳩パンチの威力が弱いだけでなく、嘴(くちばし)で突付く力も弱かった。初代キッコロも、現在のキッコロも、私たちが寝室の窓を開けると、まるで乗り込むように寝室に入って来て、私たちの手をしきりに嘴で突付いた。彼らに嘴で突付かれると、時には痛みさえ感じることがあったものだが、モリに嘴で突付かれても、ただくすぐったいだけだった。鳩パンチ同様、私たちはモリに、
「突付かれても痛くないよ」
と言って笑った。

 そんなモリも、生まれてからしばらくの間は、父ちゃんからのピジョンミルクで育っていた。モリが父ちゃんと並んで餌箱を突付いて大人の鳩の餌を食べるようになったのは、実は私の与えた餌が最初だった。モリが父ちゃんの横に並んで私の差し出した餌箱に初めて頭を突っ込んだとき、すぐさまガンモにそのことを報告すると、ガンモは自分が与えた餌がモリにとっての初めての大人の鳩の餌ではなかったことをひどく悔しがった。しかし、その後、ガンモの差し出す餌箱からも餌を食べるようになったようだ。

 不思議なことにモリは、これまでにないほど人懐っこい態度で私たちに接して来た。我が家に住み着いている鳩でも、警戒心の強い鳩は、決して私たちに餌をねだろうとはしない。しかし、私たちに慣れた父ちゃんや、今はもういなくなってしまった三代目の母ちゃん、そしてキッコロ、モリは、私たちの差し出す餌箱から、餌をパクパク食べる。餌を食べている間の彼らはとても無防備になっている。しかし、そんな無防備な姿を私たちにならさらしても良いと信頼してくれているようなのだ。

 私たちが差し出す餌箱から餌を食べるようになったモリは、私たちが寝室の窓を開けると、部屋の中に入って来て、窓辺に置いている扇風機の上にちょこんと乗ったりするようになった。私たちが止めなければ、扇風機さえも越えて部屋の中にまで入って来てしまいそうだった。これまでいろいろな鳩に出会って来たが、これほど人懐っこい鳩は見たことがない。確かに三番目の母ちゃんがいなくなってから、父ちゃんがピジョンミルクをたくさん出せるようにと、父ちゃんにせっせと餌を与えて来ただけに、私たちは自分たちもモリの子育てに加わっているような気になっていたものだ。モリにもそのことがわかっていて、私たちに対して人懐っこい態度を示してくれているのだろうか。

 ところで、マンションの大規模修繕は着々と進み、鳩たちの住むベランダにも、足場を伝って工事を担当してくださっている業者さんが何度か足を踏み入れたようだ。そして、あるとき、私たちの部屋のポストに、工事を担当してくださっている業者さんから、お知らせが入っていた。それは、他のマンションで効果があったという鳩の撃退法だった。工事を担当してくださっている業者さんは、私たちがのベランダに鳩が住み着いて困っていると思い、私たちに鳩を追い払うための方法を伝授してくださったというわけなのだ。それを読んだ私たちは、とても複雑な気持ちになった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ポストに入っていたお知らせを読んだとき、人間としての立場と、鳩の立場の両方について考えました。私たちの中では、鳩との共同生活が成り立っていましたが、世間から見れば、鳩は迷惑な存在なんですよね。このあと私たちは、人間としての立場を守ろうとするとき、鳩を追い払う行動に出るべきなのかとひどく葛藤することになったのです。

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2010.10.24

映画『東京島』

アムステルダムで宿泊したホテルの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 長崎ハウステンボスに、運河もありましたし、風車もありましたし、家の形もオランダで見たものとそっくりでした。オランダの風景が忠実に再現された場所だったのですね。ただ、今年の夏休みの旅行では、大都市ばかりうろしていたからでしょうか。風車を目にする機会がありませんでした。田舎に行けば、オランダの風車を見ることができたのかもしれませんね。

 本作を鑑賞したのは、八月三十一日のことである。実は、本作よりも前に鑑賞した作品が二作品あるのだが、上映期間のことを考えると本作のほうを先にご紹介したほうがいいと判断した。

 本作は、公開前から劇場で予告編を何度も観ていて、劇場公開されたら是非とも観に行きたい作品の一つとしてリストアップしていた。そして、いよいよ劇場公開が始まり、期待感いっぱいに胸を膨らませて劇場に足を運んだのだが、実のところ、「はて、これは一体・・・・・・?」といったような感想しか抱くことができなかった。無人島に二十三人の若い男と四十代の女性が一人だけということで、かなりドロドロした男女関係が展開されるのかと思いきや、意外とあっさりしていたので、すっかり拍子抜けしてしまったのである。

 結婚二十周年を記念して夫と二人でクルーザ旅行に出掛けた清子は、嵐に遭い、夫と二人で無人島に漂着する。清子を演じているのは、木村多江さんだ。無人島で蛇を捕まえて食べようとする清子に対し、夫は清子の捕まえて来た蛇を食べたくはないと言う。これまでの生活がどのようなものであったにせよ、清子は無人島の生活に順応して行くが、夫は順応していないように見えた。しかし、あるとき、そんな夫が崖から落ちて死んでしまう。これは、清子が手を下したのか、それとも事故だったのかは明らかではない。

 いつの間にか、二十三人の若い男が次々に無人島に漂着し、その無人島を東京島と呼ぶようになった。女性に飢えている若い男たちにとって、四十代といえども清子の存在は女王様のような立場となるのだが、清子は若い男性たちの中から一番の権力者と夫婦になる。しかし、あるとき、その新しい夫も事故あるいは何者かにの手よって死亡してしまう。そして、若い男たちは、清子の新しい夫を選出することを提案し、清子の新しい夫が決まるのだが・・・・・・。

 予告編からは、清子に対する若い男たちの欲望がもっともっと前面に打ち出される作品なのだろうかと思っていた。しかし、若い男たちは、清子に対して意外にもあっさりとしていた。そこが、何とも期待外れのように思えて仕方がなかった。このようなテーマを扱うなら、もっと徹底的に若い男たちの欲望を描き出しても良かったのではないかと思う。聞くところによれば、この物語のベースになった実際の事件では、女性を巡って男たちが殺し合いをしたとも言われている。

 本作の「あっさり感」は、至るところに現れている。例えば、無人島で出産をした清子が逃げ惑うときに、双子の片割れを三番目の夫に奪われてしまうのだが、母性が完全に形成されていない清子は、奪われた子供を取り戻そうとすることよりも、自分自身が無人島から脱出することに専念する。子供のいない私が言うのもおかしいかもしれないが、これは母として、あまりにもあっさりとし過ぎてはいないだろうか? そんな清子に対し、あとから無人島に流れ着いた中東出身の女性が、清子に母性の大切さを教えているように見えた。

 また、本作の中で決して忘れてはいけない存在がある。それは、ワタナベを演じている窪塚洋介くんだ。ワタナベは、無人島に流れ着いた二十三人の男性のうちの一人なのだが、彼は二十三人の中でも一匹狼で群れを成さず、そのくせ存在はとりわけ大きい。というのも、窪塚くんの人並みはずれた演技力がひときわ輝いているからだ。そのため、彼は決して「その他大勢」の中には収まらない。ただし、彼にも「あっさり感」は漂っている。どうやら彼一人が先に無人島から救出されているように見えるのだが、他にも無人島に仲間が残っていることを、彼は救助してくれた人たちに教えなかったように見える。また、彼がしばらく暮らしていたという無人島を、救助されてからも、誰も確認するためにやって来ない。あくまで想像に過ぎないが、無人島から帰還した人がいる場合、誰かがその無人島にやって来て、彼の無人島生活を振り返ったりしないものなのだろうか。それとも彼は、救助してくれた船のある弱みを握っていたために、その弱みを口外しないことと引き換えに、日本までこっそり送り届けてもらったのだろうか。仮にそうだとしても、日本で彼の周りにいた人たちが、彼がしばらく行方不明になっていたことに対し、詳しく知りたがらなかったのだろうか。いろいろな疑問は残るのである。

 同様に、双子の片割れを連れて無人島を脱出した清子もまた、日本で普通に生活を送っていることが不思議でならない。無人島には、彼女が産んだ双子のもう一人の片割れを残して来ているというのに、何故、しかるべき手段を取って、無人島に残した子供を連れ戻しに行かないのだろうか。私には、そんな彼女のあまりにもあっさりとした母性が理解できなかった。

 予告編を観て、かなりドロドロとした展開を期待していただけに、私にとって本作はいろいろな意味で、登場人物の取る行動や感情のベクトルに共感できない作品となってしまった。その主たる原因は、清子を演じていた女優さんが木村多江さんだったことで、清子という役柄をどこかでセーブする動きが出て来てしまったからではないかと思えるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 一言で観想を言うと、「ううん・・・・・・」という作品でした。もっとドロドロとした世界を徹底的に描いて欲しかったというのが正直な感想ですね。いろいろな方たちが書かれたレビューを拝見しましたが、原作とは違うという異見や、清子の役には、杉田かおるさんが適役なのではないかという意見が多かったように思います。確かに、杉田かおるさんが清子を演じていたら、もっと別の作品になっていたことでしょうね。

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2010.10.23

アムステルダムで宿泊したホテル

保険屋さん(5)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。ある程度の年齢を重ねてから医療保険に加入するのは、なかなか大変なことでありますね。医療保険には、若い頃から入っておくものだというガンモの意見は正論だと思います。ところで、あちらこちらに書きかけの記事がありますが、今回は久しぶりに、夏休みの旅行の話をお届けします。

 フランクフルトで宿泊したホテルの記事を書いたので、アムステルダムで宿泊したホテルについても書こうと思っていた。しかし、ホテルの窓から見た景色が、六年前に訪れた長崎のハウステンボスの展望台から見た景色とそっくりだったため、まずはそちらの写真を掲載してから記事を書きたいと思っていた。ところが、六年前に撮影した写真は、普段、持ち歩いているノートパソコンには保存していなかったため、かつてメインで使用していた別のデスクトップパソコンの中に保存している画像ファイルを、普段、持ち歩いているノートパソコンにコピーするのに手間が掛かってしまったというわけなのである。

 まずは、私たちが六年前に訪れた長崎のハウステンボスの展望台から見た景色をご紹介しようと思う。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、長崎ハウステンボスから見た景色をご覧ください。

 ちなみに、私たちがアムステルダムで宿泊したホテルは、五ツ星ホテルのホテルオークラアムステルダムである。ホテルオークラアムステルダムは、アムステルダム中央駅から路面電車で二十分ほど揺られたところにある電停から更に五分ほど歩いたところにある。ホテルオークラアムステルダムのサイトには、一泊の宿泊料金が四百三十五ユーロ(日本円でおよそ五万円弱)からなどと掲げられているが、私たちが支払ったのは日本円にして一泊一万六千四百円だった。いつもガンモが利用している海外ホテルの予約サイトJHCで安く予約することができたのだ。

 ホテルオークラアムステルダムは、五ツ星ホテルであるがゆえに、風格のあるホテルだった。日本のホテルという安心感もあったが、考え方を変えれば、それは甘えにも繋がっているように思う。チェックイン時に対応してくださったのは、日本語の話せる日本人のスタッフだったのだが、海外で簡単に日本語が通じてしまっては、そこに新たな学びが発生しないようにも思える。

 宿泊していた部屋は十六階、すなわち、日本式に言えば十七階にあった。窓から眺める景色は最高だった。窓から景色を眺めたガンモは、
「街中が長崎ハウステンボスだから!」
と言った。確かにその通りだ。私たちは本物のアムステルダムの景色を眺めて初めて、長崎ハウステンボスで見た景色がオランダの景色を忠実に再現したものであることを理解したのだった。

 フランクフルトで宿泊したホテルが庶民的な雰囲気を漂わせていたのに対し、ホテルオークラアムステルダムは、ベッドも書斎のような机もバスルームも、高級感が漂っていた。しかし、私たちにはこれほどの贅沢は必要ないと思った。ゆえに、再びアムステルダムを訪れることがあるならば、今度はもう少し庶民的なホテルを利用したいと思う。コインランドリーがすぐ近くにあるホテルならば、最高である。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、アムステルダムで宿泊したホテルをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m アムステルダムでも、朝食付きのプランで宿泊していたのですが、私たちが格安のプランで宿泊していたためか、朝食ビュッフェのメニューが少なく、毎朝食べると、すぐに飽きてしまいました。(苦笑)そのため、フランクフルトで宿泊したホテルのメニューの豊富な朝食を懐かしく思っていました。(苦笑)フランクフルトとアムステルダムで宿泊した二つのホテルは、いろいろ意味で対照的だったと思います。片方は駅から近く、庶民的で、もう片方は駅から遠く、高級感の漂うホテルでした。しかし、私たちにとって、もう一度泊まりたいと思えるホテルはやはり、リーズナブルで庶民的なホテルだったのです。

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2010.10.22

保険屋さん(5)

映画『ちょんまげぷりん』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 現代に迷い込んだ安兵衛は、着ている服も現代風になり、更には携帯電話まで使えるようになるのですね。これには驚きです。(笑)現実には起こり得ないだけに、検証しようがありませんが、映画の中では、和服にこだわりを持ち続けながらプリンを作るお侍さんのパティシエであって欲しかったなあと思います。

 保険屋さん(4)の記事を書いた直後のことである。昼休みに職場を訪れた保険屋さんが、私に話し掛けて来た。まずは、保険屋さんにお願いしていた通り、提出していた健康診断の書類が、保険屋さんからの手渡しによって返却された。私は保険屋さんの表情から、保険屋さんが何か言いにくそうなことを抱えている雰囲気を感じ取った。保険屋さんの話に耳を傾けてみると、先日、私が提出した健康状態の申告書から、私の保険の内容がほぼ決まったそうだ。その内容とは、概ね以下のようなものである。

1.毎月の保険料が、最初に提示された金額よりも三千円高くなる。

2.保険会社の指定する病気のいずれかにかかったとき、以後の保険料は不要という特典から、所定の要介護状態Aが百八十日継続、急性心筋梗塞、脳卒中、重度の高血圧、重度の糖尿病、肝硬変、慢性腎不全、慢性すい炎の病気が除外される。言い換えれば、がんにかかったときにしか保険料免除の特典が受けられないことになる。

3.介護が必要な状態になったときに支払われる金額が減額される。

4.医療保険で支払われる金額が減額される。

5.向こう五年間、子宮、卵巣、卵管の病気に関しては、医療保険は一切支払われない。

 この説明を受けた私は、思わず大爆笑した。さすが、ビジネスである。顧客のことを第一に考えたサービスではなく、会社としての利益を第一に考え、顧客に提示された内容であることが明らかである。私は、自分の健康状態により、最初に提示されていた特典が差し引かれたことから、
「誰かに値切れば、差し引かれた特典を緩めていただけるのでしょうか。例えば、向こう五年間、子宮、卵巣、卵管の病気に関して、医療保険が一切支払われないのを三年に縮めてもらったりすることはできないのですか?」
などと言ってあがいた。すると、保険屋さんは苦笑いしながら、
「私には権限がありませんので・・・・・・」
とおっしゃった。私が、
「何か、私にはあまりメリットのない保険ですよねえ」
とこぼすと、保険屋さんは、
「でも、それ以外の病気にかかったときには適用されますから」
とおっしゃった。

 やはり、とりわけ厳しいのは、5の項目だろう。このような厳しい制限を提示されてしまっては、もう笑うしかない。これを提示されたとき、私は本当に、ビジネスとは固いものだと実感した。保険屋さんは、
「もしものときに入っておいたほうが安心ですよ」
と安心を掲げながらも、現実的にあり得る「もしものとき」に関しては、すっかり先回りして可能性を塞いでしまっているのだ。いやはや恐れ入った。

 私はしばらくの間、保険屋さんに、
「これは厳しいですねえ」
と繰り返しながら、提示された保険に加入するかどうかについては、夫と話し合ってみますと言ってその場を締めくくった。

 そして、ガンモにこのことを報告すると、やはりガンモもこの条件に驚き、そして大爆笑した。そう、誰が客観的に判断しても、メリットのない保険である。

 これまで、保険というものをずっと敬遠し続けて来た私だったが、今回、保険というものに一歩近づいてみたことで、保険に対する考え方が少しは変わるだろうかと思っていた。しかし、やはり保険に関しては、契約する側も、契約を取る側も、最初からお互いに「利用する」気持ちで近付いているのだと思う。しかし、若くて健康なうちは、「利用している」という感覚も、「利用されている」という実感もなかなか得にくいのではないだろうか。こうして、年齢を重ねてから保険というものを見直すことによって、私は保険が実に堅実なビジネスであることをはっきりと感じ取ったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 提案された保険に加入するかどうかをじっくり検討したあと、後日、結果を保険屋さんに報告することになりました。そのときの様子についても、改めてお伝えして行きたいと思います。

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2010.10.21

映画『ちょんまげぷりん』

ホットヨガ(二〇五回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 写真でご紹介したように、梅田店のスタジオに設置されているロッカーは縦長タイプなので、普段、私が持ち歩いている荷物はほとんど入りません。(苦笑)財布を入れた小さなバッグはもちろんのこと、ノートパソコンや手帳など、貴重なものはリュックの中から取り出してロッカーに収め、それ以外のものはリュックごとロッカーの上に置いています。リュック以外にも、ホットヨガ用バッグがあり、それも着替えで膨らんでいるためロッカーには入りませんので、こちらもロッカーの上に置いています。つまり、こんなに縦長でも、私にとってはあまり意味のないロッカーなのです。(苦笑)

 今回は、八月二十七日に鑑賞した作品をご紹介したいと思う。本作の予告編は、劇場で何度も目にしていたのだが、江戸時代からお侍さんがタイムスリップしてやって来るなんて、きっと現実的には受け入れ難いだろうと思い、鑑賞を見送ろうとしていた。ところが、ふとしたはずみから映画サイトに書き込まれているレビューを拝見したところ、本作が思いのほか高く評価されていることがわかり、気持ちを切り替えて鑑賞に踏み切ったのである。実際、鑑賞に踏み切って大正解だったと思う。自分の先入観による判断だけでは見逃してしまっていた作品を楽しく鑑賞することができたのだから、映画サイトの評価を侮ってはいけない。

 本作は、予告編の通り、江戸時代からタイムスリップして来たお侍さんの木島安兵衛が、現代で生活をしながら次第に現代に馴染んで行く姿が描かれている。単に現代に馴染むだけでなく、最初に知り合ったシングルマザーのひろ子の家に居候して、ひろ子やひろ子の息子の友也と家族のような絆を築き上げたり、居候生活を送る中で家事を担当したことからお菓子作りに目覚め、やがてその道を究めるようにもなる。

 同じ日本人といえども、百八十年も時代が違えば、言葉も文化も違っているはずである。最初のうちは、「○○でござる」などと言う安兵衛の語り口調がおかしくてたまらない。安兵衛はお侍さんだから、平民に対してちょっぴり偉そうでもある。平民に苗字があることに驚く姿も笑える。また、武士としての気質も新鮮である。やけに律儀だったり、礼儀に関してひどく厳しかったりもする。安兵衛としては大真面目なのに、安兵衛の取る行動が現代人の取る行動からはあまりにもかけ離れているために、そこでコメディが成り立ってしまうのだ。

 ただ、そうしたギャップがコメディには繋がらないシーンもある。それは、お菓子作りに目覚めた安兵衛が、居候先の息子である友也と一緒に親子のお菓子作りコンテストに出場したときのことである。何時間にも及ぶコンテストの最中に、友也の失敗をカバーするためにチョコレートで雪を降らせる剣さばきは実にお見事である。ところが、実は、こうして安兵衛が少しずつ現代に馴染んでしまうために、最後の別れが辛い作品ともなっている。

 安兵衛は結局、元の江戸時代へと帰って行くことになるのだが、私には、帰って行くシーンがとても印象的だった。何故なら、安兵衛と一緒に暮らしていた居候先のひろ子と友也は、自分たちが安兵衛の時代に一緒に行こうとするのではなく、安兵衛を自分たちの時代に留めようと必死になっていたからだ。言い換えれば、ひろ子と友也が安兵衛の肉体を現代に留めようとしたのは、自分自身はできるだけ変わらずにいたいという気持ちの現れでもある。しかし、安兵衛と本当に一緒にいたいと思えば、ひろ子と友也が安兵衛のいる時代へとタイムスリップしても良かったと思うのだ。安兵衛と一緒にいたいと願う純粋な気持ちと、安兵衛に、いつまでも現代に留まって欲しいと願う気持ちはまったく別物だと私は思う。前者は愛に相当するが、後者は欲望だと思う。

 安兵衛が現代に馴染んで行くプロセスにおいて、突っ込みを入れたい箇所はいくつもある。一番の突っ込みどころは、やはり現代への素晴らしい順応力だろう。江戸時代の人が、「エネルギー」という外来語を使うことに抵抗を覚えないとは思えない。とは言え、原作者も脚本を書いた人も、演じている人も現代人なのだから仕方のないことである。

 七月末に公開された本作は、まだまだ全国のミニシアター系映画館で上映され続けているようだ。もしも私のように、江戸時代からお侍さんがタイムスリップして来るなんて受け入れがたいという先入観から鑑賞を見送っている方がいらっしゃるなら、私に騙されたと思って、是非とも鑑賞されることをお勧めしたい。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 予告編に強く惹き付けられて鑑賞して、あとから失敗したなあと思うこともありますが、実はその逆もあるのですね。だから、作品に忠実な予告編が製作されることを願ってやみません。(苦笑)特に、映画をたくさん鑑賞していると、新しく公開される作品を鑑賞するかどうかを決めるのに、予告編を判断材料にすることが多いので、少々大袈裟かもしれませんが、良い作品を見逃さないようにするためにも、その願いはかなり切実です。(笑)

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2010.10.20

ホットヨガ(二〇五回目)

マンションの大規模修繕(4)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m しばらくのことを綴っていなかったので、何だか筆が踊りますね。(笑)彼らもそれぞれ性格が違っていますから、鳩にも魂はあるのだなあと実感する毎日です。彼らのことを含めたマンションの大規模改善に関しては、まだまだ綴りたいことがあるのですが、今回は、更新が遅れがちになっているホットヨガのレッスンの記事をお届けします。

 十月の三連休の初日は、梅田店のスタジオでホットヨガのレッスンを受けた。ここのところ、三宮店でレッスンを受けることが多かったのに、わざわざ梅田店まで出掛けたのは、梅田店のレッスンに通うために購入していた、休日と平日のオフピーク時間帯のみに使えるJR線の回数券、昼間特割切符の使用期限がこの日までだったからだ。購入していた昼間特割切符は三枚余っていたので、行きと帰りに使用しても、一枚余ってしまった。

 実は、昼間特割切符を余らせないためにも、レッスンの帰りに尼崎で途中下車して、映画を鑑賞してから帰宅するという手もあった。尼崎駅前にも大きな映画館があり、私はそこのシネマポイントカードの会員でもあるのだ。しかし今回は、やはり梅田店のすぐ近くにあるミニシアター系映画館で鑑賞したい映画があったので、レッスンのあと、三本鑑賞してから帰宅した。この日はガンモに徹夜の仕事が入っていたので、昼間のうちに私が家を不在にしたことは、徹夜の仕事に備えてガンモが自宅でゆっくり仮眠を取るのを促したと思っている。

 この日は朝から雨がたくさん降っていた。あいにく、私は傘を忘れてしまったので、自宅から最寄駅まで自転車に乗るときに使用したレインポンチョを頭からすっぽりとかぶって、梅田店のスタジオまでてくてく歩いた。

 参加したレッスンは、今回、初めて参加することになった六十分のスタンダードコースである。スタンダードコースというと、かつて三宮店でレッスンを受けようと試みたものの、電車が遅れてしまい、レッスンに参加できなくなってしまったため、そのあとに行われる別のレッスンに振り替えていただいた記憶がある。そのため、私にとって、今回が初めてのスタンダードコースのレッスンとなった。

 レッスンの参加者は十五名で、そのうち男性会員は二名だけだった。男性のうちの一人は、ご夫婦かカップルで参加されているように見えた。私も、ガンモをホットヨガのトライアルレッスンに招こうと頑張ってはいるのだが、なかなか「うん」とは言ってくれない。何故、ホットヨガを体験してみないのかと尋ねてみると、「ホットヨガをやっても、痩せない人を身近に知っているから」なのだそうだ。はて、誰のことだろう? 私には、メガネを曇らせながら、木のポーズでゆらゆらと揺れているガンモの姿が容易に想像できるというのに、残念なことである。

 さて、初めて参加したスタンダードコースのレッスンだが、私にとっては目新しいポーズが多く、とても新鮮だった。全体的に緩めのレッスンではあるものの、それなりに疲労感もある。リラックスコースと同様、途中の休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)がない。ただ、私の苦手な三角のポーズや英雄のポーズが含まれていて、これらのポーズからはなかなか逃げ切れないものだと苦笑いしてしまった。今回、スタンダードコースのレッスンに参加してみて、私はこれらのポーズが何故、苦手なのか、はっきりわかった。私の場合、骨盤がしっかりしていないために、下半身を使うポーズではグラグラしてしまい、不快に感じるのだと思う。

 心地良い疲労感を感じながらレッスンを終えて、ロッカールームに戻ってみると、「雨漏りにご注意ください」という注意書きとともに、バケツが二つ並べられていた。見ると、空調設備の間から雫がぽたぽたと滴り落ちているではないか。確かにその日は雨がたくさん降っていたが、まさか梅田店のスタジオで雨漏りをしているとは思ってもみなかった。梅田店のスタジオは、ビルの三階にあるので、更にその上の階から雨漏りをしていることになるのだろうか。昔の家は木造だったので、こうした雨漏りのシーンにもしばしば遭遇したものだが、最近ではすっかり見掛けなくなっていた。私は、雨漏り対策用のバケツから、昭和の匂いを感じ取った。

雨漏り対策用のバケツ

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m これまでにも雨の日に梅田店でレッスンを受けたことは何度もあったはずなのですが、雨漏りをしているのは今回が初めてでした。それほどたくさんの雨が降っていたということなのでしょうか。スタンダードコースのレッスンには、スタンダードコース特有のポーズと、その他のコースでのレッスンで取っているポーズが混在していました。ただ、私の身体には、やはりリラックスコースのレッスンのほうが合っていると感じました。

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2010.10.19

マンションの大規模修繕(4)

映画『キャタピラー』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。実は、本作の監督を担当された若松孝二監督は、多くの方たちから支持されている監督さんなんですよね。そういう意味で、戦争を背景に、最初から男女のすれ違いを描くつもりだったのだとすれば、監督のその計算が見事に生きている作品だと思います。ただ、私は、作品の中に感動を求めていたのかもしれませんね。それでは、マンションの大規模修繕(3)の続きを書かせていただきます。

 父ちゃんと三番目の母ちゃんは、あれからせっせと子作りに励み、自分の産んだ卵をお腹にくっつけて割ってしまったりしていた頃の母ちゃんとは見違えるほどに子育ての達人になった。そんな中でも不思議だったのは、父ちゃんと母ちゃんの柄(がら)から、かつてのキッコロ柄が生まれたことである。以前から「ガンまる日記」を読んでくださっている方は、キッコロについて良くご存知だろうと思う。私たちは、キッコロ柄の雛が生まれたので、その雛にキッコロと名付けた。何故なら、かつて私たちがキッコロと呼んでいた鳩は、もういなくなってしまったからだ。また、寝室の窓を開けると私たちの手を突付いて来るなど、柄だけでなく性格までもキッコロに良く似ていた。

 それからしばらく経った頃、母ちゃんはまたしても卵を産んだ。そして、新たに生まれたのが、現在、我が家で最も若い鳩である。私たちはその鳩に、モリと名付けた。何故、モリかというと、私たちのベランダからは既にたくさんの鳩たちが巣立って行き、もはや新しい名前を思い付くことができなくなってしまったため、父ちゃんと一番目の母ちゃんの間に生まれた最初の雛に付けたモリゾーから取ったのである。

 さて、マンションが大規模修繕に入る少し前のことである。モリがまだ雛の頃、三番目の母ちゃんが帰って来なくなってしまった。子育てがまだ完全に終わってもいないのに、帰って来ないということは、きっと母ちゃんの身に何かが起こったということだ。私たちは、かつてTKMYにそうしていたように、残された片親の父ちゃんにせっせと餌を与え、たくさんのピジョンミルクを出して、雛が育つよう促した。

 というのも、マンションの大規模修繕が始まってしまえば、私たちの部屋の周りにも足場が組まれ、まだ飛べない雛を残して、父ちゃんたちがベランダに出入りできなくなってしまう可能性もあったからだ。私たち人間はピジョンミルクを出すことができないので、雛の子育ては父ちゃんに任せるしかなかったのである。

 父ちゃんにせっせと餌を与えながら、雛がまだ小さい頃に、夫である初代キッコロがいなくなり、片親だけで雛を育て上げたTKMYのことを思い出した。あのときも私たちは、TKMYにせっせと餌を与え、ピジョンミルクを出すように促したものだった。そのTKMYは、我が家のルーフバルコニーで冷たくなった状態で見付かった。あれは突然死だったのか、それとも、どこかで何か悪い餌を食べさせられたのか、それは未だにわからない。もしかしたら、父ちゃんの三番目の母ちゃんもまた、TKMYのようにどこかで命を落としてしまったのかもしれない。私たちは、モリの成長して行く様子を見守りながら、私たちの部屋の周りに足場が組まれてしまう前に、モリが飛べるようになることを祈っていた。

 この頃になると、ガンモはマンションの大規模修繕に備えて、何度も何度もベランダの掃除をしてくれていた。足場が出来て、工事担当の方が私たちのベランダに立ち入るようになれば、ベランダにある鳩の糞は、工事の邪魔になるだろうと思ったからだ。

 あるとき、ベランダがひどく騒がしいので見てみると、キッコロよりも前に生まれた鳩が、夫婦でモリをいじめていた。ガンモは、モリのためにモリのいる巣の上に庇(ひさし)を作っていた。その庇があれば、モリは雨の日でも濡れずに済んだし、カラスなどの外敵から、とりあえずは姿を隠すことができた。夫婦は、その庇の中で小さくなっているモリを、庇の外に突付き出しているのだ。

 ガンモは、
「多分、今の巣の場所を自分たちの巣にしたくて、モリを追い出そうとしているんだろう」
と言った。確かに、それならば筋が通る。夫婦のモリへの攻撃は次第にエスカレートして行ったので、私は時々ベランダに出て、夫婦がモリのいる巣を狙わないように見張ったりした。とは言え、モリは夫婦に追い掛け回されながら、少しずつ小さな羽をばたつかせていた。そして、ベランダの手すりのところくらいまでは飛べるようになった。

 ガンモはモリが早く飛べるようにと、いつものようにモリを抱えて高い高ーいをして、ベランダの外の景色を見せてやった。ガンモの高い高ーいと、夫婦がモリを追いかけ回したことがプラスに働いたのか、足場が組まれる前にモリは飛べるようになった。やれやれ、これで足場が組まれて父ちゃんが私たちのベランダに出入りできなくなってしまったとしても、モリは自分でどこかに飛んで行って、餌を探せるだろう。私たちは、ひとまず安心したのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m これまでの流れからすると、雛がいる場合、父ちゃんや母ちゃん以外の鳩たちは、雛に対してとても寛大でした。もちろん、子育てを手伝ったりはしませんが、少なくとも、雛をいじめるような行為はこれまで見受けられませんでした。だから、夫婦の鳩がモリをいじめていたことに驚いたわけです。ガンモの言うように、モリがいるところに早く巣を作りたくて、モリを追い払いたかったのかもしれませんが、ひょっとすると、「マンションに足場ができるから、早く飛べるようになれ!」と言って突付いていたのかもしれません。(笑)

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2010.10.18

映画『キャタピラー』

マンションの大規模修繕(3)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。一つ一つの記事をちゃんと読んでくださっているのだなあと、確かな手応えを感じることができました。私の書く記事はいつも長いので、読むことが本当に好きな人でないと、読み続けることができないのではないだろうかといつも気になっていました。現在、「ガンまる日記」には、毎日述べ三百人弱の方たちがアクセスしてくださっているようですが、検索エンジンからアクセスされている方が多いので、「ひょっとすると独りよがりになってしまっているのでは?」という懸念もあったのです。しかし、おかげさまで、そうではないかもしれないと思えるようになりました。本当にありがとうございます。m(__)m おそらく、ブログを書き続けることは、ミュージシャンが行っているライブ活動と似ているのではないかと思っています。ミュージシャンは、観客との呼応でライブ活動を盛り上げますよね。それに似た感覚が、読まれることを常に意識して書いているブログの書き手にもあるのではないかと思います。

 映画『ボローニャの夕暮れ』を鑑賞した八月十五日、ちょうど終戦記念日だったので、戦争に関する本作を鑑賞したいと思っていた。ところが、映画館に足を運んでみると、立ち見が出るほどの大盛況ぶりだったので、時期をずらして八月二十一日に鑑賞した。

 本作の予告編を劇場で何度も何度も観ていたために、実際に鑑賞するまでの間に、私の頭の中で勝手にイメージが膨らんでしまったのかもしれない。本作の正直な感想を述べさせていただくならば、私が勝手に想像していた内容とは違っていて、ちょっとがっかりだった。私は、男女の愛の物語だろうと思い込んでいたのだ。しかし、そうではなく、愛というよりもむしろ欲望を描いた作品だった。何よりもがっかりしてしまったのは、夫婦の間に愛が通っていなかったことだ。それなのに、妻は夫の要望に応え、前戯もないままに身体を開いて行くのだ。美しくない。

 本作を鑑賞されていない方であっても、本作のポスターはどこかでご覧になっているかもしれない。大西信満さん演じる夫の久蔵が戦争に出掛け、見るも無残な姿で帰って来る。顔は焼けただれ、手足も失い、自由のきかない身体になってしまったのである。寺島しのぶさん演じる妻のシゲ子は、そんな夫をなかなか受け入れることができないのだが、久蔵が戦争で勲章をもらい、人々から「生ける軍神」と崇められていることだけが、二人の間の共通の心の支えとなっていた。

 周りから見れば、シゲ子は自由のきかない身体になってしまった久蔵の世話をする献身的な妻に映っていたかもしれないが、シゲ子の心の中は、過去に久蔵から受けた仕打ちへの復讐心でいっぱいだった。一方、久蔵はというと、出征先で犯した強姦や虐殺の罪の重さに苛まれる毎日である。実に皮肉だと感じたのは、話すことのできない久蔵の苦しみをシゲ子がまったく理解していなかったことだ。もしも、夫婦が心を通い合わせていたならば、相手が何に苦しんでいるかを一生懸命理解しようとするだろう。しかし、意思の疎通ができていない夫婦は、勘違いしたままで夫婦関係を続けてしまうことになるのである。そこには、通常の人間関係にも良く見られる光景があった。片方の抱えている感情に対し、もう片方が過去の出来事を手繰り寄せることにより、自分の中で勝手に想像して相手の感情を想像する。想像されたもう片方は、相手が自分を理解せずに勘違いしていることがわかっていても、理解への道があまりにも遠いと感じているために、敢えて訂正しない。訂正して誤解を解こうとするエネルギーよりも、勘違いされたままで過ごすエネルギーのほうが少なくて済むと思っているのだろう。

 二人の間に愛が通っていたならば、久蔵は手が使えなかったとしても、シゲ子にキスくらいはできるだろう。それが困難な状況ならば、シゲ子から久蔵にキスを求めてもいいはずなのだ。しかし、二人の間には愛が通っていないゆえに、そうはならない。それでも二人は、セックスと夫がもらった勲章という名誉で結ばれていると言っても過言ではない。こんなふうに愛情のない夫婦関係が浮き彫りにされる中で、かつてはこのような夫婦関係があちらこちらに存在していたのだと想像すると、時代は変わっているのだと実感する。

 本編の感想はさておき、本作のレビューを書くにあたり、どうしても欠かせないのが、本作の主題歌である元ちとせさんの「死んだ女の子」という曲である。映画の内容はともかく、主題歌の持つエネルギーに強く惹き付けられた方も多いかと思う。予告編では、この主題歌に乗って、いくつかの象徴的なシーンが流れるのだが、不思議なことにこの主題歌が流れていると、本作をどうしても鑑賞したくなるのだ。かくいう私も、この主題歌につられて鑑賞した一人である。

 ただ、歌詞を注意深く追っていると、本作の内容からは少し離れていることがわかる。歌詞の中には原爆に遭ってしまった少女が出て来るのだが、本作は原爆をテーマにした作品ではない。そのため、もともとこの曲は本作のために作られた曲ではないのかもしれない。それでも、一度聴いたら忘れられないほどの強いエネルギーに引き寄せられるので、本作が今なおいろいろな映画館で上映され続けているのは、この主題歌の持つエネルギーも関係しているのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作はミニシアター系映画館で上映されている作品ですが、主題歌がこれほど注目されているのも珍しいですよね。歌詞もメロディも独特で、歌い手の元ちとせさんは、そこに魂を注ぎ込んで歌い上げているという感じです。私たちは、主題歌に注ぎ込まれたエネルギーに反応しているのでしょうね。

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2010.10.17

マンションの大規模修繕(3)

マンションの大規模修繕(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 「書くことが好き!」という方ならばわかってくださるかと思いますが、応援クリックは本当にありがたいことで、いつも励みになっています。確実に、次の記事を書くための活力に繋がっています。もともとは、ランキングの上位に上がれば、ブログの書籍化も夢ではなくなるのではないかという思いからランキングに参加したのですが、今ではカテゴリもすっかり増えてしまい、書籍化は難しくなってしまいました。(苦笑)それでも私は、書くことが大好きなので、これからも書き続けて行きたいと思います。それでは、マンションの大規模修繕(2)の続きを書かせていただきます。

 先日、梅田店でホットヨガのレッスンを受ける前と、三宮店でホットヨガのレッスンを受ける前に、別件の用事を済ませてからレッスンに向かったという記事を書いたと思う。実は、マンションの大規模修繕が始まってからというもの、工事を円滑に進めていただくために、ベランダや玄関に置いているものを片付ける必要があると考え、処分できそうなものを市のゴミ処理施設に持ち込んでいたのである。

 不要なものを処分することについて、最初にエンジンが掛かったのはガンモだった。粗大ゴミに相当するものは、粗大ゴミ引き取りシールを有料で購入し、そのシールを引き取って欲しい粗大ゴミに張り付け、市に連絡したあと、マンションのゴミ捨て場に出しておけば、市のゴミ処理係の方が引き取りに来てくださることになっている。しかし、粗大ゴミを自分で自家用車に積み込んで市のゴミ処理施設に持ち込めば、格安で処理できることがわかっていた。

 一部の方はご存知だと思うが、我が家は、もはや平面を確認するのが困難なほど多くの物で溢れ返っている。特に数が多いのは、およそ三百台のカメラ(ジャンク品も含む)とおよそ四十台のパソコン(ノートパソコンも含む)、それからおよそ二十台ほどのプリンタである。古いパソコンも、処分したいものはいろいろあるのだが、パソコンを処分するためには、特殊な消去ツールでディスクを消去しなければ情報の安全性を守り切れない上に、パソコン一台につき、回収再資源化料金が掛かってしまう。しかし、プリンタの場合、粗大ゴミとして市のゴミ処理施設に引き取ってもらえる。市に引き取ってもらえる粗大ゴミは、一度に五十キログラムまで三百円で、五十キログラムを超える場合、十キログラムごとに六十円加算されることになっている。そこで私たちは、プリンタ数台と壊れた石油ファンヒータ、壊れたオーディオコンポ、壊れた扇風機などを愛車カングーに積み込み、市のゴミ処理施設に持ち込んだのである。

 これらの粗大ゴミを持ち込むと、市のゴミ処理施設では、高速道路の料金所のようなところでひとまず受付を済ませ、指示に従ってゴミ処理施設の中まで進み、持ち込んだ粗大ゴミを引き取っていただく。そこにはたくさんのスタッフが待機していて、持ち込んだ粗大ゴミを次から次へと自家用車から取り出して処分してくださる。そして、すべての粗大ゴミが自家用車から搬出されると、最後はさきほどとは違う別の高速道路の料金所のようなところで料金を支払い、完了となる。

 実は、どのようなからくりになっているのかというと、最初に高速道路の料金所のようなところで受付をするとき、自家用車全体の重さが計測されているのだ。そして、粗大ゴミを引き取っていただいたあとに利用するもう一つの高速道路の料金所のようなところでは、再び自家用車全体の重さが計測され、最初の重さとの差分で、どれだけの重さの粗大ゴミを持ち込んだかが計算され、その重さに従って料金を支払うというシステムになっている。

 実践してみると、なかなか面白いことがわかった。梅田店でホットヨガのレッスンを受ける前に利用したときは、あいにく五十キログラムを超えてしまい、確か三百六十円ほど支払った。それならば、次回は五十キログラムを以内に収めようと試みた結果、三宮店でホットヨガのレッスンを受ける前に利用したときは、わずか三百円で済んだ。市のゴミ処理係の方に自宅に引き取りに来ていただくと、更に多くの料金が掛かってしまうので、多少のガソリン代と手間は掛かるものの、自分で粗大ゴミを持ち込むのは大変お得だと思った。そして何よりも、「片付けた!」という達成感を味わうことができた。

 ガンモは、市のゴミ処理施設で私たちの持ち込んだゴミを処理してくださった方たちのことを、ちょっぴりうらやましいと思ったようで、
「俺もあそこで働いてみたいなあ」
と言った。それを聞いた私が、
「誰かが持ち込んだ粗大ゴミの中に使えそうなものがあれば、処分せずにこっそり自分用に取っておいて、仕事を終えたら自宅に持ち帰ることができるんじゃないかと思ってるんでしょ」
と言うと、ガンモは、
「そうそう」
と答えた。私は、
「それじゃあ、家の中がなかなか片付かないじゃん!」
と言った。それを聞いたガンモも、
「確かに」
と言って笑った。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 「捨てる神あれば拾う神あり」という言葉もありますが、考えてみれば、私たちはずっとその精神で通して来て、着実に物を増やして来たように思います。今回、市のゴミ処理施設に持ち込んだ粗大ゴミは、どれも使わなくなったものや壊れてしまったものでした。確かに、粗大ゴミを市のゴミ処理施設に持ち込んで処分すると、すっきり感はあるのですが、ただただ不要なものを持ち込むのではなく、物を捨てるときの気持ちを大切にしたいと思います。

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2010.10.16

マンションの大規模修繕(2)

映画『ボローニャの夕暮れ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ボローニャは、本作の監督を担当されたプピ・アヴァティ監督の故郷なのだそうです。なるほど、自分なりの表現方法を持っていらっしゃる方は、ご自身が発表する何らかの作品で故郷を表現したくなることがあるのでしょうね。それでは、マンションの大規模修繕(1)の続きを書かせていただきます。

 いよいよ大規模修繕のための工事が始まろうとしているとき、マンションのエントランスには工事用掲示板が設置された。その掲示板は、私たち区分所有者に対し、工事を担当してくださる建設業者が、工事の進み具合などを掲示するために使用された。また、工事用掲示板とともに、工事用ポストも設置され、工事を担当してくださる建設業者から私たち区分所有者に対してしばしば問い掛けられるアンケートの回答を回収するために使用されることになった。

 まず、最初に問い掛けられたアンケートとは、サッシロックの必要個数である。サッシロックとは、サッシを施錠していない状態で、サッシの間に挟み込んでサッシをロックするための便利グッズである。大規模修繕の工事が始まると、マンションの周りに足場が組まれるため、その足場を昇って第三者も外から侵入可能になってしまうことから、泥棒などにも狙われ易くなるらしい。おそらく、マンションの低層階に住んでいらっしゃる方たちは、普段からこまめにサッシを施錠していらっしゃるかと思うのだが、高層階に住んでいらっしゃる方たちは、外部からの侵入者をほとんど想定していないのではないだろうか。そのため、ちょうど涼しくなった今の時期などは、サッシを少し空かせた状態でお休みになっている方たちもいらっしゃるかもしれない。そこで、足場が組まれたとしても外部からの侵入をできるだけ防げるように、大規模修繕の工事が終わるまでの間、工事を担当してくださる建設業者がサッシロックを貸し出してくださることになったのである。私たちもサッシロックを三個申し込み、早速、貸し出されたサッシロックをサッシに取り付けて、第三者が外部から侵入できないように守った。

 工事を担当してくださる建設業者は、工事用掲示板のほかにも、ことあるごとに私たち区分所有者に対し、工事の日程などを細かく知らせるチラシをそれぞれのポストに投函してくださった。また、大規模修繕の工事が始まる頃には、マンションで使用しているエレベータにビニールが張られた。おそらく、工事用の道具をエレベータでせっせと運ぶことになるため、エレベータを汚さないように気を遣ってくださったのだと思う。工事を担当してくださる建設業者のこうした慎重で友好的な歩み寄りから、私たち区分所有者は、初めての大規模修繕に対して抱いていた不安が少しずつ和らいで来たように思う。私たちは、工事を担当してくださる建設業者に対し、好感を抱き始めていた。

 さて、大規模修繕を行うための足場は、マンションのエントランスのあたりから少しずつ組まれて行った。私たちの住んでいる部屋は、マンションのエントランスから一番遠い場所にあるため、足場が組まれ始めてから私たちの部屋の周辺の足場が組まれるまでは、何日も掛かった。私たちはそれまでの間に、父ちゃんに何度も何度も話し掛け、このマンションは今年、大規模修繕が行われることになっていたこと、大規模修繕が行われている間はマンションの周りに足場が組まれるので、父ちゃんたちの出入りに支障が出て来るかもしれないことなどを話して聞かせた。父ちゃんがそれを理解してくれたかどうかはわからないが、少しずつ足場が組まれ始めてからは、最近、どうも様子がおかしいということには気付いていたようだった。

着々と組まれて行く足場

 そして、私たちの部屋の周りにもとうとう足場が組まれた。私たちの部屋は角部屋で、父ちゃんたちが住んでいるベランダの更に奥にはルーフバルコニーが付いている。ルーフバルコニーについては、ご存知の方も多いかと思うが、マンションの屋上が単なる平面ではなく、段々畑のようになっているのをご覧になられたことがあるだろうと思う。私たちの住んでいるマンションも段々畑のようになっていて、五階以上の角部屋に住んでいる人たちにはルーフバルコニーが付いているのだ。ルーフバルコニーは、下の階の敷地が全面バルコニーになっているため、それなりに広い。しかし、荷物の多い我が家は、ある時期からルーフバルコニーに出入りすることさえも困難になり、最近ではほとんど活用できていない。かつてはルーフバルコニーに設置したテーブルとベンチまで食事を運び、そこでガンモと一緒に食事をとっていたこともあった。また、子供用のプールに水を貯めて、水浴びしたこともあった。家庭菜園に目覚めたガンモがプランターに野菜を植えていたこともあった。しかし、最近はそうした生活からすっかり遠ざかってしまっていた。

 私たちの部屋の周りに組まれた足場は、ルーフバルコニーがあるために、完全に部屋を取り囲むようにはならなかった。そのため、足場が組まれも、父ちゃんたちが出入りできるスペースがわずかに残されていたのだ。そのため、父ちゃんたちはわずかに残されたそのスペースから、私たちの部屋のベランダに自由に出入りしていた。中には、組まれた足場に昇ってはしゃぎ回るやんちゃな鳩もいた。

足場が出来上がったあとの我が家のベランダ。一番手前にいるのが父ちゃん

 ひとまず、足場が組まれても、父ちゃんたちの住処を奪うことにはならなかったことで、私たちは一安心したのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 工事を担当してくださる建設業者の方は、こうした工事にかなり慣れていらっしゃるとお見受けしました。自分たちの進捗状況を常に私たち区分所有者に示しながら工事を進めて行く姿にはとても好感が持てました。大規模修繕の工事は何ヶ月も掛かりますので、今後もストレスのないように工事を受け入れて行くことができそうです。

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2010.10.15

映画『ボローニャの夕暮れ』

ホットヨガ(二〇四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 今はなき神戸店のスタジオでは、同じ曜日の同じ時間に行われるレッスンならば、むしろ同じインストラクターからレッスンを受けることのほうが少なかったように思います。しかし、最近の梅田店や三宮店では、同じ曜日の同じ時間に行われるレッスンならば、ある程度の変化はあるものの、レッスンを担当してくださるインストラクターはほぼ決まっているように思います。おそらく、いろいろなレッスンをあれこれ担当されるよりも、一つのレッスンを集中して担当されたほうが、インストラクターご自身もレッスンを担当しやすいのではないかと思います。そうなると、インストラクターと参加者が一緒に成長して行けるようなレッスンになりますね。

 八月十五日に梅田店のスタジオでホットヨガのレッスンを受けたあと、梅田店のスタジオ近くのミニシアター系映画館で、イタリア映画である本作を鑑賞した。舞台となっているのは、第二次世界大戦の頃のイタリアのボローニャである。

 女子高生のジョヴァンナは、美しい母デリアと、ジョヴァンナの通う高校で美術教師をしている父ミケーレと三人で幸せ暮らしていた。美しい母とは対照的に、ジョヴァンナは男性に対してひどく奥手で、ボーイフレンドにもなかなか巡り合うことができなかった。そんなジョヴァンナを優しく見守っていたミケーレは、ジョヴァンナがある男子学生と親しく話をしているのを見て、その男子学生に声を掛ける。娘を大切に思う父親としては当然のことで、娘を大事にしてくれたら美術の単位を与えると男子生徒に約束するのだ。美術の単位が欲しい男子生徒は、ミケーレの申し出を受け入れてジョヴァンナと親しくするのだが、あるとき、ジョヴァンナの高校でジョヴァンナの同級生が殺害される。実はその同級生は、ジョヴァンナが親しくしていた男子生徒をめぐってジョヴァンナに強い嫉妬心を抱かせた結果、ジョヴァンナによって殺害されてしまったのだ。

 何と切ない話だろうか。娘を大切に思うあまり、ミケーレの取った行動が仇になり、大事な娘のジョヴァンナが殺人という大罪を犯してしまったのである。本作は、殺人犯となってしまったジョヴァンナと、彼女と結びつきの深い父ミケーレとの親子関係を軸に、父親との親密度に対してやや距離感の漂う母親との緊張した関係についても描かれている。

 交友関係でもそうだが、どこかに親密な関係があると、もともと親密でない関係は、更に一歩引いた関係となりがちである。自分には実現できない仲の良さを目の前で見せ付けられて、親密でない関係にある人が嫉妬してしまうのかもしれない。そのため、親密な関係の親密度は一層加速するものの、親密でない関係はどんどん疎遠になって行く。親子関係でそれが起こってしまうと、なかなかやっかいである。

 例えば、殺人という大罪を犯して、精神病院に隔離されたジョヴァンナに会いに行くのはミケーレだけである。その精神病院は、自宅からひどく遠いところにある。ミケーレはそこにせっせと通うことで、ジョヴァンナへの深い愛情を示し続け、彼女の母であるデリアはジョヴァンナから更に距離を置いてしまう。母と娘がここまで疎遠になってしまうのも、実はそれなりの理由があったのだが・・・・・・。

 そんな状況だから、ジョヴァンナがずっと欲しがっていたデリア所有の皮の手袋をデリアが譲ってくれたとき、ジョヴァンナはそこに母の姿はなくても大喜びする。その喜び方がとにかく半端じゃない。それ以降に映し出されるジョヴァンナの手には、いつもその皮の手袋がはめられている。そしてジョヴァンナは、その皮の手袋がボロボロになるまで使い続けるのだ。

 そういうところからも、ジョヴァンナが一つのことに固執しやすい傾向にあることが良く現れている。もともと殺人を犯してしまった原因も、自分と親しい間柄にあった男子生徒に彼女が固執してしまったためである。固執すると周りが見えなくなってしまうものだが、ジョヴァンナの場合はそれが特に顕著である。だから、逮捕されたあとも、日本で言うところの少年院のような施設ではなく、精神病院に収容されたのだと思う。固執することは、決して悪いことではない。私だって、「ガンまる日記」に固執していると言っていい。しかし、私が「ガンまる日記」に固執するあまり、例えば大罪を犯してしまったりすると、私はやがて「ガンまる日記」を書く自由を奪われてしまう。

 本作が素晴らしいのは、家族の間に流れている感情が手に取るようにわかることだ。だから、本作を鑑賞していると、一つの家族に起こって行く変化をずっと見守って来たという達成感を味わうことができる。そして、イタリア人特有の気質なのかどうかわからないが、相手の自由意思を認める勇気と、過去の出来事を過去のものとしてすぐに水に流せる潔さに感服してしまう。そこには、溺愛とはまた違った確実な愛が存在しているのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 文章にも、細かい文章と大雑把な文章があるように、映画にも、本作のようにきめ細かな感情表現が実現できている作品と、登場人物の感情描写に関して大雑把な表現しか実現できていない作品があります。私はやはり、前者のほうがだんぜん好みですね。だからこうして、ミニシアター系映画館にせっせと通い詰めていると、世の中で多くの人たちに鑑賞されているようなエンターテイメント性の高い作品への興味を失ってしまうのです。ただ、これらのミニシアター系映画館で上映されるような作品は、一部の地域でしか劇場で鑑賞できないので、いつも残念に思っています。だから、本当にいい作品は、「ガンまる日記」でも力を入れてご紹介して行きますね。もしも気になる作品がありましたら、レンタルDVDショップでレンタルしてみてくださいね。

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2010.10.14

ホットヨガ(二〇四回目)

保険屋さん(4)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 実は、記事をアップした直後に新たな展開がありました。(笑)早くこの続きを書いて皆さんにもお伝えしたいところですが、他に書いておきたい記事が溜まっていますので、先にそちらから書かせていただきますね。

 十月第一週の土曜日、私はガンモの運転するカングーに乗り、ホットヨガのレッスンに参加するために三宮まで出掛けた。とうとう私もガンモの送り迎え付きでホットヨガのレッスンに通える身分になったのかというと、そうではない。何故、カングーで三宮まで出掛けたのか、それについても、後日書かせていただくことにしよう。

 予定をこなしてからの移動だったため、カングーが三宮に着くまでにかなりやきもきしてしまった。高速道路は渋滞しているとの案内表示があったので、一般道を走って三宮まで移動した。レッスンにはもう間に合わないかとも思ったのだが、レッスン開始の十分前に三宮店のスタジオに入ることができた。

 参加したレッスンは、今回も、六十分のリラックスコースである。レッスンの参加者は十六名で、レッスンを担当してくださったのは、ご自身が書き上げた台本を読むインストラクターである。私は、レッスン中にインストラクターが入口の扉を開閉してくださることを期待して、入口付近のヨガマットを選びたかったのだが、私がスタジオに入ったときには、既に入口付近のヨガマットはすべて埋まってしまっていた。そのため、私は仕方なく、スタジオの一番奥のヨガマットに腰を降ろした。その位置まで、入口から入って来る涼しい空気が届かないので、上半身にほてりのある私は、レッスン中、暑くなるのではないかととても心配だった。

 ご自身が書き上げた台本を読むインストラクターは、入口の扉をこまめに開閉して、スタジオの中に冷たい空気を送り込んでくださった。しかも、回数は少ないものの、スタジオの奥のほうにあるスタッフルームと繋がっている扉もパタパタと開けてくださったので、スタジオの一番奥でポーズを取っていた私は、その度に生き返った。

 いつものように立ちポーズに入ると、私はスタジオの外に出てしばらく涼んだ。そのとき受付にいらっしゃったのは、以前から三宮店でお話をさせていただいていたインストラクターだった。そのインストラクターは、私がここのところ、三宮店にしばしば足を運んでいることをご存知のようだった。

 そのインストラクターは、ビギナーコースとスクイーズコースのレッスンを担当されているそうだ。私は、リラックスコースのレッスンは、汗をたくさん掻くことができることと、一つ一つのポーズが深いので、疲労感もかなりあることなどを話した。ただ、立ちポーズに入ると、ついついスタジオの外に出て涼んでしまうことも暴露した。

 リラックスコースのレッスンの話をしていると、最初は姿が見えなかったのだが、三宮店でしばしばリラックスコースのレッスンを担当してくださっていた元神戸店のインストラクターが受付の奥にいらっしゃることがわかった。私は、神戸店の最後のレッスンを彼女から受けたことを告げたあと、「以前よりも、教え方がずいぶん上達されたと思います」
などと、少々生意気なことを言った。更に、
「レッスンをアレンジされていますもんね」
と付け加えると、元神戸店のインストラクターはうれしそうに微笑んだ。

 元神戸店のインストラクターに、神戸店から異動されたインストラクターは、他にもまだ残っていらっしゃるのかと尋ねてみたところ、あともう一人いらっしゃるのだそうだ。ということは、残念ながら、それ以外のインストラクターは退職されてしまったようである。それにしても、もう一人のインストラクターはどの方なのだろう。神戸店にも、新しいインストラクターがどんどん入って来られた時期があったので、その時期に新たに入って来られたインストラクターだと面識がないかもしれない。

 レッスンを終えてシャワーを浴びたあと、受付にロッカーの鍵を返しに行くと、さきほどの元神戸店のインストラクターが対応してくださった。ありがたいことに、元神戸店のインストラクターは、スタンプラリーのスタンプカードにはんこを押してくださった。現在、私は梅田店で回数券を購入しているためか、三宮店でレッスンを受けても一度もはんこを押してくださらなかったのに、不思議である。元神戸店のインストラクターのおかげで、これまでレッスンに参加しても貯まらなかったスタンプラリーのスタンプカードに三宮店のスタンプが一つ増えたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m スタジオの奥のほうにいても、ときどき涼しさを感じることができたので救われました。そう言えば、最近、派遣仲間が通い始めたスポーツクラブにホットヨガのコースがあるらしく、早速レッスンに参加したそうです。ちなみに、彼女はこれまでホットではないヨガは体験したことがあったものの、ホットヨガは初めてだったそうです。「ホットヨガは暑くてびっくりした」と言っていました。

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2010.10.13

保険屋さん(4)

映画『華麗なるアリバイ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。本作に名探偵ポアロが登場しないのは、本作の元になっている脚本が、同じく名探偵ポアロの登場しない舞台の脚本だからということらしいです。舞台に使われた脚本もまた、謎解きを中心にした展開ではなかったのかもしれませんね。それでは少し時間が空いてしまいましたが、保険屋さん(3)の続きを書かせていただきます。

 それからしばらくして、再び保険屋さんが昼休みに私の席を訪問された。保険屋さんは私に、先日の簡単な申込書と健康状態の申告書を差し出して、それらの用紙への記入を求めた。保険屋さん曰く、簡単な申込書に記入する会社名は、派遣元の会社名でも現在勤務している会社名でもどちらでもいいそうだ。むしろ重要なのは、新しく提示された健康状態の申告書のほうだった。

 その申告書には、ここ二年以内に医師の診察を受けた場合、それが保険会社に指定された病気に該当するなら、発病した時期や投薬の状況、現在の状況などを二つまで申告するようになっていた。私は筋腫ともう一つ、胃にポリープの疑いがあることを申告することになるだろうと思っていた。保険屋さん曰く、筋腫の大きさや個数をわかる範囲で記入して欲しいとのことだったが、そのときはI医師の診察の前だったため、私には、自分の筋腫がどれくらい成長しているのかわからない状況だった。また、健康状態の申告書を提出するときは、最近の健康診断書を添える決まりになっているそうだ。

 私はそれらの用紙を保険屋さんから預かり、必要なところをすべて記入した。筋腫の個数については、大きなものや筋腫予備軍の小さなものまで含めると、一体いくつあるかわからない。そこで、筋腫全体の大きさとして、縦十五センチ、横十センチと記入しておいた。

 後日、私が記入したそれらの用紙を保険屋さんが引き取りに来られた。保険屋さんは、私の記入したそれらの用紙と私の健康診断書を受け取ると、私が記入した内容について確認すべきことがあるかもしれないので、翌日、また来るとおっしゃった。しかし保険屋さんは、私と約束した日の昼休みには現れなかったのだ。

 その日、昼休みを終えて私がトイレに立つと、オフィスの外に保険屋さんが立っていた。保険屋さんは私を見るなり、
「ごめんなさい。(他が)長引いてしまいまして」
とおっしゃった。私は、
「あっ、いいですよ」
と答えた。保険屋さんはその日の昼休みに、私の勤務先とは別の階にある同じビルの別会社で営業活動を行なっていたらしい。私以外の顧客の誰かと昼休みに約束をしていたものの、話が長引いてしまい、とうとう昼休みが終わってしまったらしいのだ。そして、たまたま昼休み後にトイレに立った私と、オフィスの外でばったり出くわしたわけである。まさか保険屋さんは私の行動を読んでいて、私がいつも昼休み後にトイレに立っていることをご存知だったのだろうか。

 保険屋さんは、実に手際良く私の提出した書類を差し出して、私にもう少し書き加えて欲しいところを指摘して来られた。それは、筋腫の治療(と言っていいのか疑問だが)が現在に至っているので、発覚してから現在までの年月を記入するというものだった。私の筋腫は二〇〇四年の夏に発覚しているので、筋腫の状況を報告する欄に二〇〇四年八月から現在までの二〇一〇年九月と記入するらしい。もう一つ、胃のポリープの疑いについても同様だった。私は保険屋さんから、一度提出した健康状態の申告書を再び受け取った。保険屋さんはその申告書を、後日また取りに来るとおっしゃった。

 そのとき私には、ふと思い出したことがあった。確か、健康状態の申告書に添えて提出した健康診断書は、後日、保険会社から簡易書留で郵送で返送されると書かれてあった。私は、
「我が家は夫婦共働きで休日も出掛けることが多いので、できれば簡易書留での返送よりも、直接手渡しで返却をお願いできないでしょうか」
と申し出てみた。我が家の諸事情により、簡易書留で郵送された郵便物は、普段、利用しているJR線ではない別の路線の駅前にある郵便局まで取りに行かなければならないため、ひどく不便なのだ。保険屋さんは、
「わかりました」
と承諾してくださった。気掛かりだったことが一つ片付いて、やれやれである。

 後日、保険屋さんは、再び私の健康状態の申告書を引き取りに来られた。私は、保険屋さんに言われた通りに記入していたので、保険屋さんは満足そうにその申告書を引き取って行かれた。今は、それから二週間ほど経っているのだが、まだ保険屋さんから次のアクションはない。

 ただ、面白かったのが、その次に保険屋さんがオフィスに来られたときに私と顔を合わせたのだが、どうも話が弾まなくて保険屋さんは困っていた。保険屋さんにしてみれば、保険の仮申し込みをしてもらうという目的を既に達成しているため、私に対して新たなアクションを起こす必要がないわけである。契約が欲しいときには積極的に話し掛けて来られる保険屋さんも、目的を達成したあとはこれほど大人しくなるものだとわかり、私には、それが妙におかしかった。おそらくそれが、友人関係とビジネスの付き合いの違いなのだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m さて問題です。保険屋さんは、私の健康状態の申告書を正式に受け取るまでに、何回、オフィスに足を運ばれたでしょう? それは私にもわかりません。(苦笑)あれからさっぱり音沙汰がないので、現在は、提出した書類の審議中のようですね。果たして私の医療保険料は、いくらに設定されるのでしょうか。(苦笑)

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2010.10.12

映画『華麗なるアリバイ』

旅行中に不便を感じたことの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 旅行中、携帯電話へのアクセスを極力控えていたことで、日本にいるときにいかに頻繁にWebメールの管理画面にアクセスしてメール処理を行なっていたかを実感してしまいました。たくさん届くメールを、少しでも空いた時間に少しずつ処理することで、対応できていたんですね。

 ここのところ、八月十四日に鑑賞した四本の作品のレビューをお届けして来たが、本作を鑑賞したのは、その前日の八月十三日のことである。

 原作はアガサ・クリスティだが、そう言えば私も一時期、アガサ・クリスティの作品を読みあさっていたことがある。しかし、本作の原作となっている「ホロー荘の殺人」を読んだかどうか、記憶は定かではない。覚えていないということは、本当に読んでいないのかもしれないし、作品に対して感情を深く落とし込まないと記憶に留められないものなので、読んだものの、すっかり忘れてしまっているだけなのかもしれない。

 映画として観ると、なかなか面白い作品に仕上がっていると思うのに、何故か本作の評価は低い。ちなみに、本作はフランス映画である。私は、田舎の屋敷のオーナーである上院議員の妻を演じていた女優のミュウ=ミュウの演技に釘付けになった。彼女が演じているのは五十代後半くらいの女性なのだが、そのおとぼけぶりがかわいくてかわいくて、すっかり彼女の虜になってしまったのだ。彼女のおとぼけぶりは天然のものなのだろうか。例え完璧な台本があったとしても、演技でおとぼけの役を演じるのは、かなり難しいのではないだろうか。登場人物の多い作品なので、私のように作品の中にお気に入りの人物を見出しておかないと、途中で迷子になってしまうかもしれない。

 週末になると、上院議員夫婦は、田舎の屋敷にいろいろな友人や知人たちを呼んで過ごしていた。あるとき、精神科医のピエールとその妻を招待したところ、時を同じくしてピエールの愛人エステルだけでなく、ピエールの結婚前の恋人だった女優のレアもやって来た。他にも、エステルに想いを寄せる男性フィリップや、フィリップに想いを寄せているクロエも屋敷に集まって来た。同じ日に、その屋敷に集まった男女九人の中で、様々な想いが渦巻いていたのは言うまでもないだろう。そんなとき、ピエールが何者かにピストルで打たれて死んでしまう。犯人は、同じ屋敷に泊まっていた誰かなのだ。

 ピエールを演じていたランベール・ウィルソンが、いかにも女性にもてそうなタイプのフランス人男性で、実にはまり役だったと思う。彼と関わる女性たちはみんな個性的である。中でも、独身時代の恋人だった女優レアは、色気のあるわがままな女性である。それに対し、現在の愛人であるエステルは、彼に尽くすタイプの女性のように見える。しかし、彼の妻はどのようなタイプの人間なのか、今ひとつ見えて来ない。彼と密な関わりを持つ女性たちが一同に会するという設定は、少々無理があるとも思えるのだが、それでもその状況を受け入れて、真実に迫ろうとして行く。

 実は、ピエールを殺した犯人は、早いうちから見えて来る。しかし、本作の見どころは、犯人がわかってからの愛憎劇にあると言っても過言ではない。私は、同じ男性を愛した女性たちが、このように関わり合うものなのかと驚かされた。そして、普段は見せない感情がむき出しになったとき、物語はクライマックスに差し掛かる。

 最後まで鑑賞すると、『華麗なるアリバイ』という邦題にも妙に納得する。なるほど、原作の「ホロー荘の殺人」よりも、多くのドラマを含んでいるような邦題である。『華麗なる~』などという表現が使われているのは、本作がフランス映画だからかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 早いうちに犯人がわかってしまうので、謎解きよりも、愛憎劇に注目する作品と言えます。愛憎劇を楽しめた私としては作品を楽しめたのですが、もしかすると、謎解きを期待して鑑賞された人たちが、低い評価を付けてしまったのかもしれません。

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2010.10.11

旅行中に不便を感じたこと

マンションの大規模修繕(1)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 私たちのマンションからそれほど遠くない場所にあるマンションにも、最近、足場が組まれました。おそらく、私たちのマンションとほぼ同時期に建設されたのでしょうね。これまでは、そんな足場を見ても、気にも留めずにさっさと素通りしていたのですが、私たちのマンションに足場が組まれると、ついつい足場を観察してしまいますね。そして、私たちのマンションで組まれている足場のほうがしっかりしているように感じると、妙な優越感を覚えたりしています。(苦笑)

 夏休みに出掛けたフランクフルトとアムステルダムの旅行中に最も不便を感じていたのは、実はメールの処理だった。私の場合、メールというと、携帯電話に届くメールとパソコンに届くメールがある。今回の旅行でも、携帯電話とノートパソコンの両方を持参していたので、私はどちらのメールも利用できる状態にあった。ただ、ご存知のように、どちらに届くメールもスパムメールがつきものである。

 特に携帯電話に関しては、日本にいるときはどんなに多くのスパムメールを受信しようとも、定額のパケット通信料でまかなっていたのだが、海外に出掛けると、メールを受信するにも従量制のひどく割高な通信サービスに切り替えられてしまう。そのため、できるだけパケット通信料を節約するための工夫を見出したのが、今年の香港旅行で実践した「メールの選択受信」である。

 「メールの選択受信」とは、携帯電話にメールが届くと、メールの送信者名とメールのタイトルのみを一覧で知らせてくれるサービスである。利用者はそれらの情報を見て、メールを受信するかどうかを決める。急ぎではないメールであれば、メールを受信せずに、センタに預けたままにしておくことができる。表示されるメールの一覧には、メールの本文が含まれないので、スパムメールや、きせかえツールを取得するために加入している様々なサービスから届くメールを受信するために、高額なパケット通信料を支払わなくて済むのである。

 しかし、一覧の中にスパムメールと思われるメールが含まれているときは、例えパケット通信料が高額であってもすぐに携帯電話のメール管理画面にアクセスして、そのアドレスからのメールをブロックしてしまわなければならない。そうしなければ、同じアドレスからのスパムメールが次々に届いてしまうからだ。メールの一覧情報を取得するにも高額なパケット通信料が掛かってしまうので、スパムメールをブロックせずに受信し続けるのは大変馬鹿らしいのである。

 今年の夏休みに出掛けた旅行でも、「メールの選択受信」を実践したおかげで、九日間の旅行でWORLD_WING・iモード通信料をわずか四千百六十四円に抑えることができた。去年のブリュッセル、パリ旅行では、今年とほぼ同じ旅行期間だったにもかかわらず、こうした節約をしなかったために、二万円以上ものWORLD_WING・iモード通信料を支払うことになってしまった。それを思うと、今年はかなり節約できたことになる。

 とは言え、不便に感じたこともある。日本にいるときは、パケット通信料が定額なので、いわば接続し放題である。パソコンに届くメールは、パソコンのWebメール画面にアクセスすることで、携帯電話からも読むことができるので、私はことあるごとにアクセスしている。そうしなければ、毎日のメールの処理ができないからだ。ただし、読むことができるのは、テキストメールのみで、HTMLメールや添付メールは読むことができない。携帯電話からパソコンのWebメール画面にアクセスしたときに、スパムメールが届いていると、私はWebメールの管理画面から、パソコンに届いたスパムメールをさっさと削除してしまう。しかし、前述したように、海外ではパケット通信料がひどく割高なので、パソコンに届いたメールをこまめにチェックする作業を見送っていた。

 旅行中、パソコンに届いたメールをチェックするのは、朝起きてから出掛けるまでの間か、夜、ホテルに帰ってからと決まっていた。しかし、ホテルのインターネットもまた有料だったため、インターネットの接続料金をできるだけ節約しようと、フランクフルトではガンモと私で代わる代わる、自分のノートパソコンをインターネットに接続して使用していた。また、アムステルダムではガンモのノートパソコンだけをインターネットに接続し、私はオフライン状態にある自分のノートパソコンで「ガンまる日記」の下書きを書いたあと、インターネットに接続されているガンモのノートパソコンにデータを持って行き、そこからせっせとアップしていた。

 このように、アムステルダムではガンモのノートパソコンを借りてインターネットに接続していたため、私はガンモのノートパソコンからWebメールにアクセスしてパソコンに届いたメールを読んでいた。皆さんにもご経験がおありだと思うが、Webメールに大量のメールが届くと、メールを読むのにひどく時間が掛かってしまう。パソコンにインストールしたメールソフトでメールを読むときは、オフライン状態でもメールを読み書きできるように、パソコンの中にメールを取り込むので、メールを表示する速度がすこぶる速い。しかし、Webメールは常にオンラインの状態で参照することになるため、メールのタイトルをクリックしてメールの中身を読むときも、インターネットに接続されていなければならず、そのために処理がひどく遅いのだ。しかも、日本にいるときは、携帯電話を使ってパソコンのメールアドレスに届いたスパムメールをこまめに削除していたので、自分のノートパソコンにメールを取り込むときは、ほとんどスパムメールのない状態だった。しかし、携帯電話のパケット通信料を節約するため、スパムメールを削除できていないので、Webメールでメールを読むのに更に時間が掛かってしまったのである。実際、これにはかなり四苦八苦してしまった。

 やはり、海外に出掛けると、通信面においての不便さを感じずにはいられない。一番いいのは、日本で受けているサービスを海外でもそのまま利用できることだろう。そうなれば、私たちは普段から持ち歩いているモバイルカードを使ってインターネットに接続できるだけでなく、パソコンに届くスパムメールも、パケット通信料を気にすることなく携帯電話を使ってこまめに削除できたはずなのである。実は、「世界を一つにする」方法は、意外なところに転がっていたりするのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 携帯電話に届いたメールは、緊急のもの以外はすべて帰国してから受信しました。そうした努力(?)の甲斐もあって、WORLD_WING・iモード通信料をずいぶん節約することができたわけですが、節約できたとは言うものの、四千百六十四円という金額は、私が毎月支払っている定額のパケット通信料よりも高額なんですよね。(苦笑)

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2010.10.10

マンションの大規模修繕(1)

映画『インセプション』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 他人の夢の中に入り込むために、自分自身も眠るという発想は面白いですよね。そんな高度な技を使えるならば、せめて自分だけでも覚醒している状態でもいいとは思うのですが、数人のプロジェクトを組んで、仲間たちと一緒に眠りに入り、任務を遂行しようとするんですね。自分も一緒に眠り込んでしまうと、自分の夢の中に、自分と同じような実力を持った人が入り込んで来やしないかと、冷や冷やしないのでしょうか。(苦笑)

 私たちの住んでいるマンションも、築十二年が経過した。そこで、かねてからの計画だったマンションの大規模修繕が行なわれることになった。マンションの大規模修繕とは、専門の業者にお願いして、共有部分を中心に、マンションのコンクリートのひび割れの修繕や、外観のタイルの張替え、通路やベランダ、それからバルコニーなどの壁や床の塗り替えを行なっていただくというものだ。私たち区分所有者は、こうした大規模修繕のために、修繕積立金をせっせと貯めていた。

 以前にも書いたが、私たちの住んでいるマンションは、早いうちからマンションを建設した会社の子会社であるマンションの管理会社と縁を切り、自主管理に入った。それは、マンションの管理会社に支払う手数料を節約し、将来的に行なわれる大規模修繕のための少しでも多くの積立金を貯めるためでもあった。そのため、マンション管理に関する多くのことを、一年ごとに区分所有者の中から当番制で選出される管理組合の役員が自ら行なっていた。

 今年はマンションの大規模修繕が行なわれることが決まっていたので、マンションの管理組合は臨時総会を開き、私たち区分所有者に対して、大規模修繕に関する説明と大規模修繕に掛かる費用の承認を求めた。そのときの説明によれば、マンションの大規模修繕を担当してくださる建設業者が決まったとのことだった。そして、工事を仲介してくださる業者さんから、私たちのマンションのあらゆる箇所を専門的に点検してくださった結果報告が行なわれた。それによれば、私たちのマンションは、標準的なレベルで建物のいろいろなところにひび割れなどが発生しているそうだ。大規模修繕の工事を行なうことにより、これらのひび割れを補強することができるという。そして、それらの修繕に掛かる費用についても説明がなされた。それらの説明を聞いた私たち区分所有者は、これまでせっせと貯めて来た修繕積立金の中から、マンションの大規模修繕に掛かる費用として数千万の予算を承認した。

 実際に工事が始まったのは、九月に入ってからのことである。工事を仲介してくださる業者さんの話によれば、夏の間はエアコンを使用するため、エアコンの室外機のあるベランダなどに立ち入る必要のある工事がなかなかはかどらないのだそうだ。そのため、こうした修繕工事は、エアコンの室外機が稼動しない秋から冬に掛けて行なうのが望ましいらしい。

 今回の大規模修繕の対象となるのは、主に共有部分であり、個々の部屋の中までは対象とはならない。しかし、共有部分を修繕するといっても、ベランダやバルコニーなどは個々のプライベートエリアに存在しているはずである。そうした個々のプライベートエリアに工事担当の方たちが立ち入る場合、夫婦共働きの私としては、毎回、立ち会わなければならないのかと心配になってしまった。そこで、説明に来られていた仲介業者の方に質問してみたところ、大規模修繕が始まると、マンションの周りに足場が組まれるため、その足場から個々の共有部分であるベランダやバルコニーに出入りできるようになるとのことだった。そのため、立ち会いは必要ないという。ただ、各戸の入口のドアの塗装を行なうときだけは、ドアを開閉する必要があるため、立ち合いが必要なのだそうだ。

 私は、ドアの塗装以外は立ち合いが必要ないと聞いて安心したものの、マンションの周りに足場が組まれるということについて、少々不安を覚えた。何故なら、ここしばらくの間、他に書きたい記事がてんこもり状態だったために、改めて記事には取り上げていなかったが、私たちの住む部屋のベランダには、鳩の父ちゃんたちがずっと住んでいたからだ。マンションの回りに足場が組まれることになれば、父ちゃんたちはベランダに出入りできなくなってしまうのではないか。そんな不安が心をよぎったのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 街を歩いていても、マンションの周りに足場が組まれ、修繕工事をしているのをしばしば見掛けますが、あれはマンションが建設されたときからの計画によるものだったのです。それにしても、足場を渡り歩くような仕事は、高所恐怖症の私にはとてもできない仕事であります。(苦笑)

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2010.10.09

映画『インセプション』

ホットヨガ(二〇三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ごめんなさい。ヴィーナスのポーズは、女神のポーズのことだったんですね。(苦笑)つるべ落としのポーズとはまったく違います。確か女神のポーズは、脂肪燃焼コースのレッスンに取り入れられていたはずです。マーメイドのポーズも人魚のポーズと言ったりしますが、どうやら、それと同じ扱いだったようです。(苦笑)

 八月十四日に鑑賞した四本の作品のうち、いよいよ最後の作品をご紹介しよう。実は、本作が百四十八分もの長編とは知らず、気楽に構えて席に着いてしまった。何しろ私の膀胱は、常に大きな筋腫に圧迫されているために、二時間ほどで尿意を感じてしまうのだ。そのため、長編を鑑賞するときは、鑑賞前に二回に分けてトイレを済ませておくのだが、今回は、長編だとは知らなかったため、一回しかトイレに行かなかった。そのことが、鑑賞中に大きな影響を与えることになってしまったのだ。

 真夏の鑑賞だったため、当然、館内は冷房が効いていた。冷房の冷たい空気は足元を冷やし、足元が冷えるとトイレに行きたい気持ちが加速する。映画がクライマックスに差し掛かっているというのに、私はトイレに立つかどうかで激しい葛藤を繰り返していた。映画に集中するためには、さっさとトイレに立ってしまって、急いで自分の席に戻ればいい。しかし、先日も書いたように、八月十四日はその映画館で映画を千円で鑑賞できる日だったため、スクリーンはたくさんの利用客で埋まっていた。それに加え、私は映画を鑑賞し易いように、列の真ん中の席を指定して座っていたのだ。上映中に席を立つには、左右どちらの通路に抜けるにしても、たくさんの人たちにご迷惑をお掛けして、前を通していただかなければならない。そのため、私はトイレに行きたい気持ちと戦いながら、しばらくの間、葛藤し続けていたのだ。

 しかし、何度時計を確認しても、私の張り詰めた膀胱は、上映時間終了までとても持たない状況だった。既に私の身体からは、変な汗が出始めていた。ああ、どうしよう。これ以上はもう我慢できない。私はそう思い、クライマックスを迎えた本作を真剣に鑑賞している人たちに謝罪しながら、その人たちの前を通していただき、荷物を持ってスクリーンの外へ出た。そして、トイレに駆け込んで、ようやくすっきりしたのである。

 トイレに立つときは、このままスクリーンには戻らずに途中退場したままでやり過ごそうと思っていた。しかし、トイレを済ませてすっきりすると、やはり続きを観たい気持ちがむくむくと沸き上がって来た。とは言え、再び自分の席に戻るためには、先ほどと同じように、真剣に鑑賞している人たちの前を掻き分けなければならない。それは何としてでも避けたかったので、私は空いている前のほうの席に座って鑑賞しようと思っていた。

 すると有り難いことに、映画館のスタッフがスクリーンの入口の少し入ったところに立っていたので、事情を説明した。トイレに行って帰って来たところだが、真ん中の席なので、元の席に戻るのは気が引けることをスタッフに伝えると、スタッフはわかりましたと言って、控えめな懐中電灯を照らしながら、私を前方の列の比較的観安い空席に案内してくださったのである。おかげで私は、少し空白の時間が出来てしまったものの、続きを鑑賞することができたのである。

 さて、本作は、難しい作品と言われてはいるものの、決してわかりにくい作品ではなかった。まず、予告編が終わり、本編の上映が始まったときに、いきなり日本語が聞こえて来たので、「あれ? 字幕版を選んだはずなのに、日本語吹き替え版を選んでしまっただろうか」と錯覚してしまった。日本語が流れて来たのは、登場人物の中に日本人がいるためである。その日本人とは、渡辺謙さん演じるサイトーという人物だ。そして、レオナルド・ディカプリオ演じるコブは、他人の夢の中に入り込んで、アイディアを盗み出す優秀な企業スパイだった。コブは、その仕事がきっかけで、夢の世界を何度も行き来して、夢の世界と現実の世界の区別がつかなくなった妻を喪ってしまう。そんなコブにサイトーは、これまでよりももっと難易度の高い、他人の夢の中に入り込み、アイディアを潜在意識に植え付ける「インセプション」の仕事を依頼する。そして、そのためのプロジェクトが組まれ、そのプロジェクトを遂行するための優秀な人材が集められた。

 面白いのは、夢が何重もの層を成しているところである。潜在意識を植え付けたいターゲットの夢の中に入り込み、更にその夢の中でターゲットを眠らせると、その夢の中にも入り込む。その方法で、確か五階層まで相手の夢の世界に入り込んで行く。その途中で、いくつかの問題が発生するのだが、この壮大なプロジェクトのために集められた六人が力を合わせ、何とか困難を乗り越えながら、最終目的を達成しようとする。

 何とその六人の中には、映画『JUNO/ジュノ』で十六歳の少女を演じていたエレン・ペイジも含まれている。今回の彼女の役は、夢の設計士である。彼女に対しては、映画『JUNO/ジュノ』のイメージが強過ぎたので、最初はなかなか彼女の新しい役に馴染めなかったのだが、彼女が映画『JUNO/ジュノ』のように早口で話していたわけではないので、次第に映画『JUNO/ジュノ』とは別の作品として捉えることができるようになった。

 レオナルド・ディカプリオ主演の作品というと、つい最近も映画『シャッター アイランド』を鑑賞したばかりだが、本作が映画『シャッター アイランド』と同様に、レオナルド・ディカプリオが妻を喪った悲しみからなかなか立ち直れずにいる設定であることがとても興味深かった。

 途中、トイレに立ってしまったことで、おそらく十分ほど鑑賞していない時間があるのだが、それでも再びスクリーンに戻った私には、途切れることなく話が繋がり、最後まで興味深く鑑賞することができた。トイレに行きたくなる気持ちを除外すれば、長くても最後まで観客を惹き付ける良い作品だと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作の監督であるクリストファー・ノーラン監督の映画『ダークナイト』はあまりにも有名な作品でありますが、何を隠そう、私は映画『ダークナイト』を鑑賞していないのです。(苦笑)映画『ダークナイト』が爆発的ヒット作品で、世界中の人たちに支持された作品だとすれば、私は爆発的ヒットの映画『ダークナイト』を鑑賞しなくても、本作でクリストファー・ノーラン監督の世界に充分触れることができたのではないかと思っています。

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2010.10.08

ホットヨガ(二〇三回目)

自覚のない貧血の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ヘモグロビン値が七.四というのは、おそらく私の筋腫人生の中でも最も低い値だと思います。しかし、同じ職場にいる筋腫持ちの女性(その方は、私のように筋腫が大きいわけでも個数が多いわけでもなく、ただ筋腫のある場所が悪いために、出血量がひどく多いのだそうです)に尋ねてみると、その方のヘモグロビン値は五.某なのだそうです。主治医には、「普通に生きているのが不思議」とまで言われたとか。恐れ入りました。(苦笑)

 I医師の診察を受けたあとは、たいてい行動パターンが決まっている。路線バスに乗って病院のJR線の最寄駅まで出たあと、駅前のショッピングセンター内にあるマクドナルドで「ガンまる日記」を書き上げる。マクドナルドを選ぶのは、携帯会員向けのメニューが割安であることに加え、店内でコンセントを拝借できるからである。その後、同じく駅前の食堂でお昼ご飯を食べたあと、三ノ宮までJR線に乗り、三宮店でホットヨガのレッスンを受けるのである。

 今回参加したのは、六十分のリラックスコースのレッスンである。三宮店のスタジオに着いたのは、レッスンの始まる直前だった。着替えを済ませてスタジオに入ろうとすると、三宮店でずっと以前からお話をさせていただいているインストラクターが私を見付け、
「もう、レッスン始まってますよ」
と促してくださった。私にとってそのインストラクターの存在は、三宮店でレッスンを受けるときの心の拠り所となっている。私は、慌ててスタジオに滑り込んだ。

 レッスンを担当してくださったのは、堅実な台本を読み上げるインストラクターだった。参加者は十名と、土曜日にしては少ない人数だった。週末になると、たくさんの参加者でひしめき合っていたはずの三宮店がこれほど静かなのは、やはりシルバーウィークの後半だからだろうか。

 ところで、もともと関東地方にあるラビエで行なわれていたリラックスコースのレッスンが、ホットヨガスタジオ・オーでも行なわれるようになってから半年ほど経過し、私は改めて、ラビエの溝の口店で受けたリラックスコースのレッスンを振り返ってみた。というのも、関西のホットヨガスタジオ・オーで受けるリラックスコースのレッスンと、ラビエの溝の口店で受けたリラックスコースのレッスンにはどこか違いがあるように思えて仕方がなかったからだ。

 まず、一番違っているのは、これまでにも何度か書いて来たが、揺れる吉祥のポーズを取っているときの楽しさである。ラビエの溝の口店でレッスンを受けたときは、笑みさえこぼれて来る楽しさを感じたものだった。おそらくそれは、左右の揺れの動きがもっと大きかったからではないかと私なりに分析している。

 次に、猫のポーズも違っている。関西地方のホットヨガスタジオ・オーで行なわれているレッスンでは、通常の猫のポーズしか行なわないのだが、ラビエの溝の口店のレッスンでは、猫のポーズの振り返りバージョンだったのだ。

 また、ラビエの溝の口店
で行なわれているリラックスコースのレッスンでは、ヴィーナスのポーズが取り入れられているが、関西地方のホットヨガスタジオ・オーで行なわれているレッスンには取り入れられていない。

 ラビエの溝の口店でリラックスコースのレッスンを受けたときは、多少の目新しさがあったことも事実だが、ここのところ、毎週のように関西地方でリラックスコースのレッスンを受けられるようになったものの、私の中ではどうしても、ラビエの溝の口店で受けたリラックスコースのレッスンがダントツにいいのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 明確に違うものを確かめるために、もう一度、ラビエの溝の口店でレッスンを受けてみたい気がします。もしかすると、私自身の気持ちの中に原因があるのかもしれません。

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2010.10.07

自覚のない貧血

映画『魔法使いの弟子』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m バルサザールのような優秀な魔法使いが、最初から魔法使いとして生まれたのか、それともデイヴのように最初は人間だったのかは、良くわかりませんでした。それにしてもニコラス・ケイジは、本作での髪型が一番良く似合っているのではないでしょうか。(笑)

 シルバーウィーク後半の土曜日、九時からのI医師の診察を予約していたので、私は五時半に起きて支度を整え、家を出た。JR線と路線バスを乗り継いで病院に着いたのは、予約時間の五分前のことだった。

 婦人科の受付を済ませて待合所のソファに座って待っていると、すぐに私の名前が呼ばれた。やはり、午前の遅い時間だと診察時間がどんどんずれ込んでしまうが、朝一番だと予約時間と実際の診察時間にそれほど誤差がないようだ。

 診察室に入り、I医師とあいさつを交わすと、I医師は処方してくださっている加味逍遥散(かみしょうようさん)の効き具合について尋ねてくださった。私は、まずまず効いているようだと答えた。ただ、七月に受けた健康診断で、ヘモグロビン値(血色素量)が七.四という貧血を示す結果が出てしまったので、その健康診断の結果をI医師に見せたところ、I医師は、
「これは低いですね」
とおっしゃった。

 私は、I医師には、生理の出血量は少なくなって来ていると報告していたはずだった。しかし私は、この健康診断の結果から、大きくなった私の筋腫が常に膀胱を圧迫しているために尿意をもよおし易く、頻繁にトイレに立って布ナプキンを取り替えているために、出血量が多いという自覚があまりなかったのかもしれないと思ったのだ。確かに布ナプキンに変えてからは、以前よりもぐっと出血量が減っているという手応えはあったのだが、それでもこの健康診断の結果からすると、貧血になってしまうほど生理の出血量が多いようなのである。

 ちなみに、去年の健康診断で得たヘモグロビン値は十.三だった。ヘモグロビン値の参考基準値は十一.三から十五.二ということなので、私は去年の時点で既に貧血気味だったことになる。そして、今年はその値を更に下回ってしまったのである。そこでI医師は、貧血を改善するための鉄剤と、いつものように、ほてりを抑えるための加味逍遥散を処方してくださった。I医師には、以前にも鉄剤は処方していただいたことがあるのだが、そのときは一日おきに服用する程度の量だった。しかし今回は、毎日服用するだけの鉄剤を二カ月分も処方してくださったのだ。鉄剤を毎日服用しなければ、私のヘモグロビン値は回復しないだろうとI医師はおっしゃっていた。I医師は私のカルテに、健康診断による私の今年と去年のヘモグロビン値を書き写してくださった。

 ところで今回の診察では、前回の診察でお願いしておいた子宮体がんの検査を行ってくださった。通常、健康診断で行なわれているのは子宮頸がんの検査のみである。しかし、私のように子宮が大きい人は、子宮体がんの検査も行っておいたほうがいいのだそうだ。

 ところが、あろうことか、この日は生理の三日目だった。I医師に、
「生理中なのですが、よろしいですか?」
と尋ねてみると、I医師は、
「かまいませんよ」
と答えてくださった。

 そして、診察室の隣にある、婦人科特有の足を開いて座る椅子に座り、検査を受けた。I医師は検査の前に、私の筋腫の大きさをエコーで計ろうとしてくださったのだが、私の筋腫は、膣から入れるエコーの機械では、もはや超音波が届かないのだそうだ。そのため、エコーの検査では筋腫の正確な大きさがわかりにくいらしい。I医師は私の下腹部を触診され、
「かなり大きかったんやね」
とおっしゃった。I医師曰く、私の筋腫は横方向にだいたい十五センチはあるそうだ。そして、
「大きさを正確に知るためにはMRIを撮るのが一番いいですけど、MRIフィルムはこっちにあるんやったっけ?」
とI医師はおっしゃった。私は、「あのね、先生。先生がこちらの病院に勤務先を変更されたので、私が過去に撮影していただいたMRIフィルムは、先生の以前のお勤め先の病院に残されたままですよ」と心の中で思いながら、
「いいえ」
と答えた。そして私は、あれよあれよという間にMRIの検査を受けることになり、予約係の方と相談して、MRIの検査日と次回の診察日を決めることになった。私はI医師にお礼を言って診察室を出た。

 MRIの検査は、完全予約制である。私は、自宅から病院までの道のりが遠いので、MRIの検査のためだけに病院に足を運ぶのはもったいないと思った。できればMRIの検査とI医師の診察を一緒に受けたい。そうなると、やはり処方していただいている薬が切れる二ヶ月後の予約となるのだ。予約係の方は、パソコンを使って院内の予約システムにアクセスし、MRIの予約とI医師の診察の予約を調整してくださった。

 予約係の方曰く、MRIの予約は比較的取り易いものの、I医師の診察の予約がなかなか取れない状況にあるのだそうだ。確かに、婦人科医として名高いI医師の診察は、すぐに予約が埋まってしまったとしてもおかしくはない。何しろ、私がこれだけ大きな筋腫を抱えているというのに、手術を急がない医師なのだから、婦人科としての実力があるのは間違いない。つい先日も、私は保険屋さんに言ったものだ。私の筋腫はかなり大きく、普通の医師なら、とっくに手術を強く勧めていると。そう、ほとんどの医師は、私の筋腫の大きさに驚いて、手術を強く勧めるのだ。何故なら、そうすることで、医師としての責任を果たしていることになるからだ。

 結局私は、二ヶ月後の診察に合わせてMRIの検査を受けることにした。そして、MRIの検査のあとにI医師の診察を受けることになった。そのときに、今回受診した子宮体がんの検査結果とMRIの検査結果をI医師から説明を受けることになるだろう。ただ、MRIの検査とI医師の診察を同じ日に設定したため、MRIの検査の予約が八時四十分になってしまった。実際には、予約時間の十分前である八時半にMRIの受付を済ませておかなければならないらしい。ということは、この日はいつも仕事に出掛けて行くときのように五時に起きて支度を整えなければ間に合わないだろう。

 婦人科を出て、会計で診察料を支払うと、今回は子宮体がんの検査を行ったため、四千円ちょっと掛かってしまった。その後、保険調剤薬局に出向き、二カ月分の鉄剤と二カ月分の加味逍遥散を受け取ったところ、薬代だけで三千円ちょっと掛かってしまった。何と、一日のうちに七千円余りも自分の身体のために支払うことになってしまったのである。健康であれば、これほどお金も掛からないのに、ちょっと情けない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 生理中の子宮体がんの検査は、ちょっとI医師には申し訳なかったと思います。生理三日目でしたが、「出血量が多いね」とI医師に言われました。診察の予約は二ヶ月前に入れてしまっているし、生理が始まってしまうとわかったとしても、既に診察の予約がいっぱいで、近い日程には変更できなかったでしょうね。I医師に、生理の何日目が出血量が最も多いのかと聞かれたので、私は三日目だと答えました。これまでは二日目が一番多かったはずなのに、最近は三日目なのです。次回はいよいよおよそ二年振りのMRIの検査となる予定です。

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2010.10.06

映画『魔法使いの弟子』

英語ブログから学んだことの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 英語ブログを書くことで、自分の感性に合うブログに出会えたことは大きな収穫だったと思います。感性が刺激されることで、英語学習もはかどるといいのですが。(笑)

 本作もまた、八月十四日に鑑賞した四本の作品のうちの一本である。どういうわけか、私が足を運んだ映画館で上映されていたのは、日本語吹き替え版だけだった。映画鑑賞を英語のヒアリングの練習の場としても活用したい私としては、ちょっぴり残念な気持ちだった。とは言え、この日に鑑賞した作品の中で最も楽しみにしていた作品だったので、その映画館で上映されている日本語吹き替え版を鑑賞することにしたのだ。

 主演のニコラス・ケイジは、ガンモと同い年の俳優さんである。しかも、誕生日もたった二日しか違わない。アメリカ人は日本人よりもずっと大人っぽく見えるので、童顔のガンモと、今ではすっかりおじさまになってしまったニコラス・ケイジが同い年で誕生日も二日違いであるというのが何ともおかしい。

 それはさておき、本作は、私がこれまでに鑑賞したニコラス・ケイジの出演作品の中で、最も良い作品だったと言える。彼が演じていた正義の味方の魔法使いバルサザールは、優秀な魔法使いとしての威厳を感じるだけでなく、長年の恋人である女性の魔法使いヴェロニカとの熱いロマンスさえ見せ付けてくれるからだ。悪役の魔法使いを演じていたアルフレッド・モリナも適役だと思う。そして、どこか冴えないもう一人の主人公デイヴを演じていたのは、ジェイ・バルシェルである。デイヴには、ベッキーという気になる女の子がいて、少しずつ接近を試みている最中である。

 何と言っても面白いのは、千年以上にも渡り、邪悪な魔法使いをマトリョーシカのような入れ物に幽閉していることである。しかも、バルサザールの恋人であるヴェロニカが犠牲になって、マトリョーシカの中に一緒に幽閉されているのだ。いやはや、面白い設定ではないか。しかも、幽閉している邪悪な魔法使いを倒すことができるのは、どこか冴えないデイヴであると予言されていたのだ。

 「魔法使いの弟子」というタイトルは、デイヴがバルサザールの弟子となり、魔法使いになるための厳しい修行を積んで行くことから付けられたタイトルだと思われる。その厳しい修行のプロセスも面白い。何しろ、物理学オタクのデイヴが、最も非科学的なことに挑戦しているのだから。しかもデイヴは、咄嗟の判断で、得意の物理学を魔法と融合させた技まで見せてくれる。

 それにしても、真に愛し合う男女が千年も会えない状況が続くのは、どれほど辛いことだろう。バルサザールは、マトリョーシカを開放すれば、その中に幽閉している愛しい恋人ヴェロニカとの再会を果たすことができるのものの、ヴェロニカの肉体には邪悪な魔法使いモルガナが乗り移っているため、一筋縄では行かない。二人は互いに会えない状況にあっても、千年以上も気持ちがずっと変わらずにいたのだ。何とロマンチックな物語だろう。そんな二人の状況を知った私は、二人が再会するシーンで思わず涙してしまった。

 魔法使い同士の激しい戦いの物語でありながらも、バルサザールとヴェロニカ、そしてデイヴとベッキーという運命の恋人たちの熱き愛の物語でもある。とは言え、多少の突っ込みどころはある。例えば、歳を取らない魔法使いは、どの時点で加齢をやめるのかということだ。千年も会えない状況が続いていたバルサザールとヴェロニカも、最初は赤ん坊で生まれて、少しずつ大人に成長して行ったはずである。しかし、二人はヨボヨボの老人ではない。すなわち、実年齢と肉体の描写が合っていないのだ。ということは、ある時期までは加齢しているが、ある時期からは加齢が止まっていることになる。魔法使いは、どのような条件により、自らの肉体的な加齢を止めるのだろう。更に、周りにいる密な関わりを持つ人と同期して加齢を止めるのだろうかというところで疑問が生まれるのだ。

 同様に、魔法使いの弟子となったデイヴもまた、バルサザールのようにいつまでも長生きするのだろうか。それとも、彼は魔法が使える人間という位置付けなのだろうか。仮に彼がバルサザールと同じ魔法使いだと定義されるならば、彼の恋人であるベッキーは人間である。ということは、ベッキーの加齢に合わせてデイヴも一緒に加齢して行くとしても、人間であるベッキーはいつか今の肉体を去ってしまう。デイヴの加齢はその時点で止まるのだろうか。そうだとすると、映画『トワイライト〜初恋〜』のような激しい葛藤が二人の中に生まれてもおかしくはないかもしれない。ただ、本作は、映画『トワイライト〜初恋〜』のように、次々に続編が製作されるような雰囲気はなさそうである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ベッキーに魅せられたデイヴが、「僕はあの娘に決めてるんだ」というような台詞を言うのですが、私は、「そうだよなあ」と思いながら鑑賞していました。運命的な恋人というのは、お互いにしかわからない印が付いているんですね。その印を認めているから、あのような台詞が出て来るのだと思います。魔法使い同士の戦いをテーマに描いた作品ではありますが、男女の愛という観点からも満足できる作品でありました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2010.10.05

英語ブログから学んだこと

保険屋さん(3)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ガンまるコムサーバが一時的にインターネットに接続されていない状況に陥っていたため、「ガンまる日記」の中で使用している画像がしばらく表示されていなかったようです。ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。さて、それにしても、一時はどうなることかと思いましたが、ずいぶん過ごしやすい季節になりましたね。今はちょうど夏のフランクフルトくらいの最高気温だと思います。上半身にほてりのある私は、まだ半袖Tシャツ一枚にマジクールを頭と首、両腕に巻いて過ごしています。(苦笑)

 実は、恥ずかしくてリンクを張れないのだが、英語力向上のために、海外のとあるレンタルブログサービスを利用して、英語のブログを書いている。私にとってそのブログは、普段、耳や目を通して自分の中にインプットされた英語をアウトプットするための練習の場となっている。

 通常、ブログをレンタルすると、そのレンタルブログサービスのトップページに、同じように、そのレンタルブログサービスを利用してブログを書いている人たちのブログの更新情報が表示されるようになる。その更新情報のリンクを辿って、そのレンタルブログサービスを利用してブログを書いている方が、私の書いたどたどしい英語の記事を読んでくださり、コメントを残してくださった。私はまだそういう状況に慣れていなかったので、ガンモに、
「どうしよう! 私の英語ブログの記事にコメントを付けてくださった方がいるよ。返信しなきゃ。でもさ、○○ってどう表現したらいいの?」
と尋ねた。ガンモは私よりもTOEICのスコアが百点以上も高いくせに、やはり英語でアウトプットするのは苦手らしい。そこで私は、何とか自力でコメントを返信した。

 コメントを書いてくださった方のブログも訪問してみようと思い、コメント欄に書き添えられたその方のブログのアドレスをクリックして訪問してみると、驚いたことに思想的なことが書かれてあり、とても読み心地がいいと感じた。ある時期までは、英語学習も表面的な表現に留まりがちである。しかし、私のたどたどしい英語のブログを訪問してくださった方たちの書かれているブログを拝見して、日本語と同じように、英語を用いた表現方法にも、思想的な世界とそうでない世界があることを知った。私にとって思想的な世界とは、ふわふわと宙に浮いているような心地良い感覚に包まれながら、その内容を捉えることができる。もともと私は、そのような思想的な世界が表現された文章を好む傾向にあるので、私はそれらのブログを真剣に読みふけった。

 ところで、私のたどたどしい英語ブログにコメントをくださった方の一人が、動物たちに次々に話し掛ける女の子の登場するユーロスターのコマーシャルについて書かれていた。ご存知の方も多いと思うが、ユーロスターとは、ヨーロッパを走る新幹線のような乗り物で、私たちも、パリからロンドンまで乗車している。その方曰く、そのコマーシャルを見ていると、女の子へのいじめのように感じられるのだそうだ。私が普段、テレビを見る習慣のないことは、皆さん、良くご存知のことと思うが、例え私にテレビを見る習慣があったとしても、日本のテレビにはユーロスターのコマーシャルは流れていないはずだ。そこで私はインターネットを探し回り、その方が記事に書かれているであろうユーロスターのコマーシャルの映像を見付けた。

 なるほど、女の子が動物たちに次々に話し掛けるものの、動物たちは何も応えず、ただオウムだけが話し掛けてくれる。オウムに話し掛けられて初めて、女の子に笑顔が浮かぶというコマーシャルだ。このコマーシャルをブログの記事に取り上げていた方が、「これは子供へのいじめのように思うけど、皆さん、どう思う?」と書かれていたので、私は、「動物たちの中でオウムだけが話し掛けてくれている。それが子供の夢を壊すから?」と、簡単なコメントを書き込んでみた。すると、その記事を書かれた方が、「オウム以外の動物たちに話し掛けているシーンが、すべて無意味に思えるからです」とコメントを返してくださった。私はそのコメントを拝見して、ずいぶん刺激を受けた。そして、何度も何度も繰り返しそのコマーシャルの映像を再生して、ブログの書き手の感覚を味わってみた。

 考えてみると、オウムは単に、過去に覚えた人間の言葉を真似しただけで、決して自分の意志で人間に話し掛けているわけではない。それでも、オウムが語り掛けて来た途端、それまでどの動物にも相手にされなかった女の子の顔からは笑みがこぼれる。おそらく、オウム以外の動物たちに無視されてしまうという状況は、最後にオウムが話し掛けて来るシーンを盛り上げているのだろうが、このコマーシャルをブログの記事に取り上げた方は、それらを無意味なものと解釈されたのだ。

 一方、私は、その方とは違う観点で、最後にオウムが女の子に語り掛けるシーンは、女の子の救いにはなっていないと感じる。何故なら、さきほども述べたように、オウムは決して自分の意志で女の子に語り掛けて来たわけではないからだ。

 ブログのように、その人の個性を存分に表現できるツールは、それを読む人たちにとって、視野を広げるために大いに役立っていると言える。日本語で書かれたブログでも、私の感性に強く働き掛け、心地良い刺激を与えてくれるようなブログは、書かれているすべての記事を読ませていただくだけでなく、ずっと継続して読ませていただいている。英語のブログでも、そのような心地良い刺激を与えてくれるブログに出会えたことは、大変うれしい限りである。自分の感性に合った文章を読むということは、例えそれがどんな言語で書かれた文章であったとしても心地良いものだとわかった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 日本ではあまり考えられないことですが、私がレンタルしている海外のブログサービスでは、多くの方たちがご自身の顔写真を公開されています。ブログを訪問すると、記事を書かれている方の顔がわかるので、コメントを書き込むときもイメージを膨らませ易いかもしれません。

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2010.10.04

保険屋さん(3)

映画『ソルト』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m どんでん返しの多い作品でありましたね。映画『チェンジリング』を鑑賞したとき、アンジェリーナ・ジョリーは浅丘ルリ子さんに似ているなどと思っていたのですが、本作では浅丘ルリ子さんには似ても似つかない役柄でした。(笑)演じる役によってまったく違うキャラクターを見せてくれる女優さんって、いいですよね。それでは、保険屋さん(2)の続きをお届けしますね。

 次に保険屋さんと会ったのは、とある昼休みのことだった。保険屋さんは、私がお昼ご飯を食べ終わった頃にオフィスの私の席にやって来て、先日の面談をふまえた上で、新しく立て直したプランを提示してくださった。私は先日の面談のときに、保険屋さんから提示された個人年金のプランと医療保険などを合わせたプランの合計金額を払い続けることに不安を感じていることを、保険屋さんに伝えていたのだ。

 保険屋さんご自身は、個人年金よりも医療保険などを合わせたプランを私に勧めたいらしく、医療保険などの掛け金は変更せずに、個人年金の掛け金を少し減額した新たなプランを提示してくださった。それによると、先日提示された個人年金のプランに比べると、毎月の掛け金が五千円ほど安いプランだったのだが、言い換えるとそれは、毎月の掛け金が少ない分だけ、六十歳を迎えてから受け取る個人年金の金額も少なくなってしまうプランだった。

 私は、新たに提示されたプランに対しても決断しかねていた。こうして保険屋さんにいろいろなプランを提示していただいているものの、実のところ、これらはあくまで目安に過ぎず、医療保険などを合わせた実際のプランは、私の現在の健康状態を正確に報告した上で決定されるのだそうだ。そのためには、例えば筋腫の大きさや個数などもできるだけ詳しく申告しなければならないらしい。

 私が子宮筋腫でMRIの検査を受けたのはおよそ二年前のことである。そのときは、主治医であるI医師が別の病院に勤務していたため、私の最新のMRIの画像フィルムは、現在、主治医に診ていただいている病院にはないと答えた。患者の申し出により、MRIフィルムを貸し出ししてもらえることはわかっているものの、保険屋さんに筋腫の大きさや個数をできるだけ正確に申告するためにMRIフィルムを借りて、再びI医師に私の筋腫の大きさや個数を診断していただくのはかなり気が引けた。私がそうした事情を説明すると、保険屋さんはちょっと難しい顔をした。現在の健康状態をできるだけ正確に報告しなければ、保険というビジネスとして成り立たないのは良くわかるのだが、私はここでも何となく、保険に加入することに対して消極的な気持ちになってしまった。

 そのような気持ちのまま保険契約の決断を迫られても困ってしまうので、私は、
「私としては、個人年金のほうに重点を置きたいので、医療保険などを合わせたプランの毎月の掛け金がいくらになるかがはっきりわからないと、これから毎月、お支払いを続けて行くことができるかどうか判断できないですねえ」
と言った。すると、保険屋さんは、
「そうですよねえ」
と私に同意してくださった。

 保険屋さんはしばらく悩んだあと、後日、またお話をさせてくださいとおっしゃった。そして、その二日後のお昼休みに、保険屋さんが再び私の席に来てくださることになった。

 後日、改めて私の席を訪れた保険屋さんは、保険の仮申込書を私に提示した。それはとても簡単な申込書で、勤め先や勤続年数、年収の区分などを記入して提出するものだった。この仮申込書を提出することで、別の担当者が私に接触を試みて、現在の私の健康状態などを詳しく尋ねるという。その上で、医療保険などの月々の保険料が決まるのだそうだ。私は、
「自分の健康状態をその人に口頭で伝えればいいのですか?」
と尋ねた。すると保険屋さんは、
「おそらくそういうことになると思います」
とおっしゃった。私が、
「直接お会いしてお話しするのでしょうか、それとも、電話ででしょうか?」
と尋ねたところ、保険屋さんは、
「それについては、ちょっと確認してみます」
とおっしゃった。保険屋さんは入社二年目とうかがっているが、まだこうした形式の保険契約に慣れていないのかもしれない。

 その後、その仮申込書を見ていた私が、
「私は派遣社員なので、勤務先にはどの会社名を書けばよろしいでしょうか? 派遣元の会社名を書くべきなのか、それとも、現在勤務している会社名を書くべきでしょうか?」
と尋ねると、保険屋さんは、
「そうですねえ・・・・・・」
と、またまた答えに詰まってしまった。どうやら保険屋さんは、いくつもの企業回りをしているものの、私のような派遣社員に声を掛けて、保険の契約まで進んだことはないらしい。そのため、派遣社員が仮申込書に勤務先を記入する場合、派遣元の会社名を記入すべきなのか、派遣先の会社名を記入すべきなのか、まだご存知ないようだった。保険屋さんは、
「申し訳ありません。確認して、後日、またおうかがいます」
とおっしゃると、私にいったん差し出した仮申込書を手元に引っ込めたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 保険屋さんは入社二年目とうかがっていますが、確か一年ほど前から、私が現在勤務している会社に出入りするようになりました。考えてみると、前任の方から担当の顧客を引き継いでいるはずなので、新規顧客を獲得するチャンスはそれほど多くはないのかもしれませんね。となると、私という新規顧客を獲得するチャンスを得て、武者震いしているかもしれませんね。(笑)

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2010.10.03

映画『ソルト』

ホットヨガ(二〇二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m レッスン中に入口の扉を大胆に開閉してスタジオの中に冷たい空気を送り込んでくださるかどうかは、インストラクターによって違いが出るようです。しかし、以前は、現在のように入口の扉を開閉するのではなく、スタジオ内を冷やすために冷房のスイッチが入れられていましたので、ホットヨガのスタジオもエコ対策化が進んでいると言えます。

 本作もまた、八月十四日に鑑賞した四本の映画のうちの一本である。今からおよそ一年半ほど前に、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『チェンジリング』を鑑賞し、行方不明になってしまった息子をいつまでも探し続ける母の役を好演していたアンジェリーナ・ジョリーに対し、健気でひたむきな印象を抱いたものだった。そして、今年の夏休みに出掛けたアムステルダムのマダム・タッソーろう人形館で、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットのツーショットの蝋人形を見た。まだ本作の鑑賞前だったが、私は思い出したように、帰国したら本作を鑑賞しようと心に決めた。劇場で本作の予告編を何度も観ていて、映画『チェンジリング』とはまったく違うアンジェリーナ・ジョリーを見てみたいと思っていたからだ。

アムステルダムのマダム・タッソーろう人形館に展示されていたアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットのツーショットの蝋人形

 鑑賞してみると、普段、私が鑑賞している分野の作品とはまったく異なっているものの、男女の愛という観点においては満足できた。アンジェリーナ・ジョリー演じるロシアスパイの嫌疑をかけられたCIAエージェントのイヴリン・ソルトが、勤務先であるCIA本部を抜け出して、派手に逃げ回りながら次々に行動を起こして行く。そんな彼女の姿は、彼女と同じ女性からすれば、自分では実現できないにしても、どこか憧れのような感情を抱くのではないだろうか。そして、ソルトに愛する夫がいることがわかると、そもそもその夫との出会いそのものが、ソルトに課せられた任務を遂行するために利用しようと企てられたものなのだろうか、注目するだろう。

 スパイというと、自分自身の感情を持たず、ただただ忠実に任務を遂行しようとするロボットのような存在を想像してしまいがちなのだが、ソルトに対して好感が持てるのは、どんなときでも彼女なりの価値観を持って行動しているところではないだろうか。彼女は、任務を遂行するために利用しようとしたはずの夫のことを、実際には深く愛していたのが良くわかる。だから、あんなに一生懸命になりながら、夫の安否を確認するためにCIA本部を飛び出したのだ。同様に、かつての同僚を殺せる状態にあったというのに、彼女は殺さなかった。そこには、スパイであるはずの彼女の人間らしさが現れている。優秀なスパイとして教育されたとしても、心まで任務に捧げてしまうことはできない。そこに本作の一番の魅力があるように思うのだ。

 ただ、疑問に思ったのは、アメリカ人とロシア人の区別は本当につかないのだろうかということだった。実際に、本作で扱われているようなスパイ事件は発生しているらしい。しかし、仮に区別がつかないとしても、スパイとして育てられるためにロシアで暮らして来た子供が、果たして本当のアメリカ人のように振る舞うことなどできるのだろうか。

 私たちは、海外旅行先でアジア人に出会ったときに、瞬時のうちに相手が日本人であるかどうかを判別できてしまう。例え言葉が完璧であったとしても、表情は、相対的な国民性から作り出されるものだ。顔つきが似ている韓国人と日本人の違いは、相対的な国民性による表情にあると言っても過言ではないと思う。ロシアで教育された子供のスパイが、ロシア人の表情にはならずにアメリカ人の表情を形成できたかという点においては、やはり疑問が残ってしまうのだ。もしも、どんな感情も外に出さないという性格が形成されるならば、それは可能なのだろうか。しかし、ソルトの中には自分自身の感情が残っていたことからすれば、やはり徹底的に感情を押し殺し、他国の人間になり切ることなど難しいのではないだろうか。 

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 「スパイの中にも感情がある」というところを見せてくれる作品だと思いました。ソルトはどんなときも、自分自身の価値観で行動しているんですね。そこが本作の人気の秘密だろうと思います。彼女のように豪快に逃げ回ることができたら、きっと気持ちがいいでしょうが、いつも張り詰めた気持ちで過ごさなければならないので、感情を持って生きるには、精神的にはとてもきつい商売でしょうね。

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2010.10.02

ホットヨガ(二〇二回目)

フランクフルトで宿泊したホテルの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 電動式のブラインドの写真を撮り忘れてしまったので、文章だけでは伝わり難かったかもしれませんね。電動式のブラインドに気付いたのは、ほとんど偶然と言ってもいいかもしれません。窓の側に、妙なスイッチがあるので押してみたところ、上からブラインドが降りて来たのです。驚きましたね。(笑)時差を埋めるための対策や、夜遅くまで外が明るいために、部屋を真っ暗にしたいというリクエストがあるのかもしれません。

 映画の記事と同じように、ホットヨガのレッスンの記事もまた、なかなかリアルタイムの更新に追い付かない。今回、お届けするのは、シルバーウィーク後半の初日に梅田店で受けた六十分のリラックスコースのレッスンである。私にとって、シルバーウィーク中に受けたレッスンとしては、三回目のレッスンとなる。

 後日、書かせていただく予定だが、レッスンに出掛ける直前に用があり、家を出るのが遅くなってしまった。そのため、梅田店のスタジオに着いたのがちょうどレッスンの開始時刻で、慌てて着替えを済ませてスタジオに入った頃には、レッスン開始後、既に七分くらい経過していたと思う。

 レッスンの参加者は十九名と多く、そのうち男性会員はNさんを含む三名だった。久し振りに参加人数の多いレッスンだった。有り難いことに、横に長い梅田店のスタジオに、レッスンの参加者として一番最後に滑り込んだにもかかわらず、入口に近いヨガマットが空いていたため、そこに腰を降ろすことができた。私は上半身のほてりが強く、いつもレッスン中に暑くなりがちなので、インストラクターがスタジオの入口の扉を開閉して冷たい空気を送り込んでくださるのをいつも期待しているのだ。

 レッスンを担当してくださったのは、これまでにもレッスンを担当してくださったことのあるインストラクターだった。しかし、どういうわけか、私が期待していたように、レッスン中にスタジオの外の冷たい空気をスタジオ内に送り込んではくださらなかった。途中、遠慮がちに一度だけ入口の扉を開閉してくださったのだが、そんなに遠慮しなくても、扉を思い切り開閉してくださっていいのにと思った。私は入口付近でレッスンを受けていたのでまだ良かったが、横に長いスタジオの奥のほうでレッスンを受けている方たちは、暑くてたまらなかったのではないだろうか。そのせいか、レッスンが終わる直前の休憩のポーズ(シャバーサナ:屍のポーズ)に入ると、最後までレッスンを受けずにスタジオを出て行く方が多く見受けられた。

 参加人数が多かったため、ヨガマットは隣の人と接近する形で並べられていた。梅田店のスタジオは、横には長いものの縦の奥行きが少ないため、ヨガマットを前後にずらして交互に並べたとしても、ポーズを取るときにはやはり隣の人と接近してしまう。困ったのは、遮断機のポーズのときである。遮断機のポーズは、ヨガマットの上にひざ立ちをして、足を片方ずつ真横に伸ばして、足を伸ばした方向に身体を倒して行なうポーズである。足を伸ばしたり、身体を倒したりするときに隣の人に当たってしまいそうになるのを避けるため、インストラクターによっては、このポーズを正面ではなく、身体を九十度回転させて行なうように導くこともあるのだが、今回のインストラクターは、正面を向いたままでこのポーズを取るように導いていた。そのため、伸ばした足が隣の人のヨガマットに侵入してしまうことを躊躇してしまった。

 私は、いつものように立ちポーズに入る前に、いったんスタジオの外に出て涼みたいと思った。いつもならば、立ちポーズの最初からスタジオの外に出てしまうのだが、今回はせめてバランスのポーズだけでも取ってからスタジオを出ようと思い、シバ神のポーズのあと、スタジオの外に出て涼んだ。すると、私に続いて女性の参加者が一人、スタジオの外に出て来られたので、彼女もまた、つるべ落としのポーズから逃げて来たのだろうかと思い、おかしくなった。不思議なことに、その女性もまた、私と同じタイミングでスタジオに戻った。

 レッスンのあと、シャワーを浴びて、下半身の冷えを取るために冷え取り健康法の靴下を四枚も重ね履きし、上半身のほてりを抑えるために水で濡らしたマジクールを頭と首、それから両腕にも巻いて、梅田店のスタジオをあとにした。これらのことを実践しなければ快適には過ごせない私の身体は変わっていると思った。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 三宮店のレッスンでは、リラックスコースのレッスン中にスタジオの外に出て涼んでいる人はほとんど見受けられないので、やはり梅田店のスタジオが横に長いために、スタジオに熱がこもり易いのではないかと思います。ちなみに、スタジオが横に長いと、前列のヨガマットからは、インストラクターの姿がほとんど見えませんね。(苦笑)

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2010.10.01

フランクフルトで宿泊したホテル

映画『エアベンダー』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。気のエレメントを風に置き換えてみると、四つのエレメントは、占星術に使われている十二星座のエレメントとイコールになりますね。これらのエレメントが本作でクローズアップされたのは、おそらく占星術とは関係ないとは思いますが、私たちが生きて行く上で重要なエレメントであると判断されたからなのでしょうね。映画『レディ・イン・ザ・ウォーター』のレビューを書かせていただいたときも手応えを感じましたが、M・ナイト・シャマラン監督の隠れファンは多いように思いました。ある監督の一つの作品が気に入ると、同じ監督の別の作品も観たくなりますよね。

 フランクフルトで私たちが宿泊していたのは、フランクフルト中央駅前に位置するFrankfurt Savoy Hotelである。ギリギリで四ツ星クラスのホテルに属しているものの、円高の影響もあって、二人で一泊朝食付き五千八百円という安さだった。

 部屋はこじんまりとしていて、シングルベッドを二つ並べたようなダブルベッドが部屋の大部分を占めていた。シングルベッドがベースになっているためか、ダブルの寝具ではなく、シングルの寝具が二つ用意されていた。枕が低いのが気になったが、畳んだバスタオルを枕の下に敷いて寝れば問題はなかった。

 フランクフルトは夏でも最高気温が二十四度前後と涼しいので、このホテルにはエアコンのない部屋もある。有り難いことに、私たちが宿泊していた部屋にはエアコンが装備されていたので、しっかり活用させていただいた。

 バスルームにはバスタブはなく、シャワーとトイレと洗面台が備え付けられているだけだった。それでも、夏に利用するのであれば、問題はないと思われる。シャワールームはスライド式の透明の扉で仕切られ、シャワーのしずくがバスルーム内に飛び散らないような工夫がなされていた。シャワールームに備え付けられているのは、ヨーロッパでは良く見掛ける全身シャンプーで、これ一本で髪の毛も身体も洗うことができた。

 洗面台には、ティッシュやドライヤーが備え付けられていた。もちろん洗面台にも、シャワールームと同じ全身シャンプーが備え付けられていた。

 洗面台のすぐ隣にあるトイレは、流すためのボタンがやけに大きな金属製のボタンだった。これも、ヨーロッパでは良く見掛けるタイプである。

 驚いたのは、窓に電動式のブラインドが取り付けられていたことだった。私たちがホテルに到着したのは日本時間の深夜だったのだが、フランクフルトではまだ夕方だった。夏のフランクフルトは二十二時頃まで外が明るいので、電動式のブラインドで外の光を遮断して身体を休ませることができたのは、とても有意義なことだった。電動式のブラインドを降ろして部屋を真っ暗にすると、子供の頃、台風のときに雨戸を閉め切って、台風が通り過ぎて行くのを暗い部屋の中でひっそりと待っていたことを思い出した。

 ただ、私は上半身にほてりを抱えているせいで、部屋のエアコンのスイッチを入れて部屋を冷やしていた。しかし、ガンモにはそれが寒かったようで、布団をかぶって寒さから身を守っていた。そのためガンモは、Frankfurt Savoy Hotelというホテルの名前にちなんで、
「さぶいホテル」
などと呼んでいた。

 ガンモは、
「さぶいさぶい」
と言いながらも、とても良く眠った。ガンモはフランクフルトに滞在中、一日に十時間くらいは眠っていたのではないだろうか。時差を埋めるためにも、睡眠をとるのはとても大切なことである。どうしてそんなに眠るのかとガンモに尋ねてみたところ、
「ホテルがさぶいから冬眠してる」
とガンモは言っていた。そこで、私が思い切ってエアコンを止めて、窓を開けて外からの冷たい空気を送り込んでみたのだが、私には涼しく感じられるものの、やはりガンモには外が寒いようだった。ガンモは私のように上半身にほてりがあるわけではなく、半袖の服しか持って来ていなかったので、夏のヨーロッパは涼し過ぎたようだ。

 さて、気になる朝食だが、私たちは朝食付きのプランで宿泊していたので、滞在中は毎朝、一階にあるレストランでビュッフェ形式の朝食を食べていた。普段の朝食にはバナナと味噌汁しかとっていない私だったが、ホテルの朝食がビュッフェ形式となるとついつい欲張ってしまい、たくさん食べてしまった。

 ちなみに、インターネットは有料だったが、今になって思えばとても安かった。従量制だったので、私たちは利用時間を制限しながら、交替でインターネットを利用した。三泊四日の滞在中、私たちが利用した有料インターネットは合計二時間で十ユーロ(一ユーロ百十三円とすると、千百三十円)だけだった。

 フランクフルト中央駅から近くて交通の便利が抜群に良い環境で、リーズナブルな価格で宿泊できて朝食のメニューが豊富なホテル、それがFrankfurt Savoy Hotelである。もしも私たちが再びフランクフルトを訪れるときには、必ずここを利用することだろう。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、フランクフルトで宿泊したホテルをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 朝食のときに、ガンモはホットコーヒーを、私はハーブティーを飲んでいました。ハーブティーは、備え付けのポットに自分で ティーバッグを入れて、熱いお湯を注いで作ります。ここのハーブティーはとてもおいしかったですね。ああ、何だかこのホテルのメニューが豊富な朝食ビュッフェをまた食べたくなってしまいました。(苦笑)

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