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2010.08.28

映画『星砂の島のちいさな天使~マーメイドスマイル~』

早起きは三文の得の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 最近は、ほてり対策のためにI医師の診察を受けているのか、筋腫の経過観察のためにI医師の診察を受けているのか、わからなくなって来ました。(苦笑)まだ更年期ではない私が上半身にほてりを感じているのは、卵巣の働きが鈍っているからだとI医師に言われていますが、どうして卵巣の働きが鈍ってしまったのかについては、わかっていません。

 ホットヨガ梅田店のすぐ近所には梅田ロフトがあり、その地下一階にはミニシアター系の映画館がある。私はホットヨガのレッスンを終えたあと、その映画館で映画を鑑賞するのを楽しみにしている。本作は、梅田店でホットヨガのレッスンを受けた七月四日に鑑賞した作品である。

 実はこの映画館と、毎週金曜日にシネマポイントカードの会員に限り、映画を千円で鑑賞することのできる三宮のミニシアター系映画館が、少し前に同じ運営会社の管理下に置かれた。そこで私は、二つの映画館で共通で利用することのできるシネマポイントカードに加入した。年会費として三千百五十円を支払うことになるのだが、そのシネマポイントカードを提示すれば、どちらの映画館においても曜日にかかわらず、毎回、映画を千円で鑑賞できるという素晴らしい特典付きなのである。

 それはさておき、本作を鑑賞した直後に感じたのは、果たしてこの作品は、ミニシアター系映画館で上映されるような作品なのかということだった。かと言って、全国一斉ロードショーのメジャーな作品ばかりを上映している映画館で上映されるような作品でもなさそうだ。そう考えると、やはりミニシアター系映画館で、じわじわと全国に広がって行くような作品なのかもしれない。ただ、大人しい作品という意味では、ミニシアター系映画館で上映されるような作品なのだが、人間の生き様や登場人物の人間関係がリアルに描写された作品ではない。はっきり書いてしまえば、心に深く残るような作品ではない。どちらかと言うと、ファンタジー映画と言ってもいいくらいの作品である。

 沖縄の竹富島に住む青年兄弟が、海辺に倒れていた少女・美海(みう)を助ける。やがて美海は、青年兄弟の母が経営する民宿の手伝いをすることになる。ところが、青年兄弟の弟である瞬一にずっと想いを寄せている中学生のユカは、瞬一が美海と接近することを快く思わない。そこでユカは、“ニライカナイの人魚伝説”を持ち出して、美海が人魚であるという噂を流すのだった。

 私は、沖縄の竹富島という小さな島を知らないが、砂浜に星砂のあるとても美しいところらしい。そう言えば、昔、沖縄に行った人から、小瓶に入った星砂のお土産をもらったことがある。私は、沖縄の砂はすべて星砂なのかと思っていたのだが、あれは竹富島限定のお土産だったのだろうか。本作の中では、かつては星砂をあちらこちらで見掛けたものの、最近ではあまり見掛けなくなったというような描写がされている。

 星砂が減少したことと関係があるかどうかはわからないが、竹富島は、観光客が減少するという悩みを抱えている。そのため、竹富島に新しい観光名物を作ってたくさんの観光客に訪れて欲しい改革派と、竹富島をそのままの形で守りたい保守派との間で、日々激しい議論が繰り広げられている。どちらも竹富島を好きな気持ちには変わりがないのだが、好きな気持ちを表現する方向性が異なっているために、激しい議論を繰り返しているのだ。

 しかし、単に結果だけを取り上げて言うならば、美海の存在は、そんな両者の対立を鎮めるきっかけを与えた人になるのかもしれない。何故なら彼女がこの島に来たことで、島の人々は笑顔を取り戻すことができたからだ。ただ、実際のところはどうなのだろう。竹富島ではなかったと思うが、過去に沖縄の小さな島を旅行した人から聞いた話では、島の人たちは観光客に対して、とても友好的に接してはくれるものの、いざ、外部からやって来た人がそこに住むとなると、やはり保守的になるそうだ。小さな観光地では常に、外部を受け入たい気持ちと保守的でありたい気持ちが混在しているのかもしれない。

 物語の後半では、美海の持つ特別な力に島の人たちが助けられる。私にとって、前半がある程度、現実味を帯びたストーリーだっただけに、後半の展開はやや受け入れ難いものとなってしまった。また、登場人物が多かったためか、それぞれの人たちにまつわるいろいろな話があちらこちらで展開され、全体を通して何を表現したい作品なのか、いま一つ読み取れなかった。それでも本作を鑑賞した人は、竹富島に行って星砂を探してみようと思ったり、人魚のお墓参りをしてみようと思ったりするのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 映画サイトを参照しても、本作に対する評価がまったく書かれていないのが気になりました。公開されてから二ヵ月以上経っているというのに、鑑賞している人の数が極端に少ないことから、本作を上映している映画館はそれほど多くないようですね。特定の地域が描かれた作品を鑑賞する場合、どのような視点で作品を鑑賞すべきなのか、考えてみました。本作に限っては、竹富島の外の人の視点よりも、竹富島に住む人たちの視点で鑑賞したほうがいい作品と言えるのかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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