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2010.08.08

「天敵」の日本人スタッフ

「真珠の耳飾りの少女」を鑑賞するの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。「真珠の耳飾りの少女」は、二〇一二年に東京と神戸にやって来るそうです。神戸では、神戸市立博物館に展示されるようですが、やはり館内は暗いのでしょうね。今回、マウリッツハウス美術館でいろいろな作品を鑑賞して、すべての作品が平等に扱われていると書きましたが、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」もレンブラントの「ニコラス・テュルブ博士の解剖学講義」もパウルス・ポッター(パウルス・ポッテル)の「雄牛」も、それらの一つ一つがマウリッツハウス美術館を構成する要素の一つになっているんですよね。その中で、ほんの一部の作品だけが日本にやって来るのだとしても、マウリッツハウス美術館の持つ雰囲気は伝わらないような気がしています。もちろん、有名なフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を鑑賞するという目的は達成することができるかもしれませんが、「真珠の耳飾りの少女」がマウリッツハウス美術館を構成する要素の一つであることが、把握しにくいように思えます。

 私は今、帰りの飛行機の中でこれを書いている。八月一日から始まった今回の旅行も、いよいよ終わりを迎えようとしているわけだ。そこで今回は、旅行中のエピソードの一つをお届けしたいと思う。

 海外に出掛けると、ガンモが中国人に間違われ易いという話を、以前、書いたと思う。実際、中国や香港を訪れたときも、ガンモは現地の人から中国語で話しかけられたりしていた。そして今回の旅行でも、こんなことがあった。

 アムステルダムで宿泊したホテルは、日本のホテルだった。そこには当然、日本語を話せる日本人スタッフが勤務していたわけだが、ある朝、朝食を食べにレストランに降りて行くと、日本人スタッフの一人に背後から英語で、
"Good morning, Madam."
と声を掛けられた。何を言われていたのか、その先を聞き取ることができなかったのだが、その日本人スタッフは、私に何かを勧めてくださったようである。しかし、背後から話し掛けて来た日本人スタッフは、私の前に出て、正面から私の顔を確認するや否や、
「申し訳ありません。日本人でした」
と言って去って行った。

 私は、一体何が起こったのか訳がわからず、きょとんとしていた。そのホテルで朝食をとるときは、席に案内されたあと、コーヒーを飲むか紅茶を飲むかスタッフに尋ねられ、好みの飲み物が運ばれて来る仕組みになっていた。私たちは、既にその手続きを終えていたので、私たちのテーブルには、私たちの注文した飲み物が運ばれていた。それにもかかわらず、英語で何か話し掛けられたということは、中国の方向けに、「お茶を入れるためのお湯をご用意しましょうか?」といった案内だったのではないかと想像した。

 私がその日本人スタッフから英語で声を掛けられたとき、ガンモは料理を取りに行っていて、席にはいなかった。後ろ姿の私に対し、日本人スタッフが英語で声を掛けて来たということは、間違いなく中国人に見えるガンモと一緒に私が席に着いたものだから、当然、私も中国人だと思い、「お湯をご用意しましょうか?」と声を掛けて来たのではないかと思うのだ。

 席に戻って来たガンモに、これらの出来事を説明すると、ガンモはお腹を抱えて笑っていた。私は、
「私は中国人には見えないはずだから、私が中国人と間違われたのはガンモのせいだからね」
と言った。

 そんな話をしながら大いに笑ったあと、そのホテルの朝食に並べられているゆで卵を食べようと、私はゆで卵の殻をむいた。そして、むいたばかりの殻を、飲み終わったスープのカップに入れるために手を伸ばした瞬間、別のところから手が伸びて来た。何と、さきほどの日本人スタッフが、私が飲み終えたスープのカップを片付けようとしているのである。しかも、まさしく、私がゆで卵の殻をその中に入れようとしているその瞬間に手を伸ばして来ようとは・・・・・・。日本人スタッフは、私がゆで卵の殻をそのスープのカップに入れようとしていたことを悟り、そのスープのカップを片付けるために伸ばして来た手を慌てて引っ込めた。その後、その日本人スタッフと何となく気まずい雰囲気になったことは言うまでもない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私たちはその後、その日本人スタッフのことを「天敵」と呼んでいました。(苦笑)決して彼女の取った行動は失礼なものではなかったのですが、私たちにとっては、何となくタイミングの悪いスタッフでしたね。私たちを前にして、彼女自身も働き辛かったのではないかと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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