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2010.08.20

駆け足で回ったオランダ鉄道博物館

飛行機の中でもマジクールの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m マジクールの類似品がたくさん出回っているようです。私も価格の安さにつられて、いくつかの類似品を購入してみたのですが、類似品はポリマーが水をなかなか吸わなかったりして、マジクールのようには満足できません。それを考えると、マジクールは実に良く出来ている商品だと思います。

 ユトレヒトに出掛けたとき、ミッフィーの産みの親であるディック・ブルーナの博物館、ディック・ブルーナ・ハウスを見学したあと、私たちはてくてく歩いてとある博物館の前にやって来た。その日は三つの博物館を回る予定だとガンモから聞いていたのだが、セントラル・ミュージアムとディック・ブルーナ・ハウスと、既に二つの博物館を見学していたので、残るはあと一つだった。私は、一体どのような博物館が私たちを待ち受けているのだろうとわくわくしながら、地図を持っているガンモの案内に従って歩いていた。

 夏のオランダは二十二時くらいまで外が明るいというのに、どの博物館もまるで申し合わせたように十七時に閉館してしまう。私たちがその博物館に辿り着いたのは、閉館四十分前の十六時二十分だった。どうやらそこは、鉄道博物館のようである。あとから知ったことだが、かつてはオランダの国鉄だった現在のオランダ鉄道の博物館だったのだ。なるほど、そういうことだったのか。私はガンモの好みを察してニヤニヤした。

 入場券を購入するときに、博物館のスタッフに、
「こちらは十七時までですがよろしいですか?」
と尋ねられた。こんな時間にやって来るものだから、心配してくださったのだ。私たちは、閉館時間について了解していることを伝え、入場券を買って中に入った。

 とにかく時間がないので、手近なところから駆け足で回った。広い空間に展示されているいくつもの列車は、いかにもヨーロッパの古い列車という雰囲気が漂っていた。ヨーロッパの古い列車と言えば、私たちはこれまでにも、イギリスの保存鉄道の一つであるブルーベル鉄道フランスのソンム湾鉄道に乗車しているが、オランダ鉄道博物館に展示されている古い列車も、私たちが乗車した列車と同じような雰囲気が漂っていた。

 私たちは、展示されているいくつもの列車うち、とある列車の中を一つ一つ見て回った。その列車は、豪華な客室が売り物だったようだ。ハリー・ポッターに出て来るようなコンパートメント形式の部屋を中心に、ホテルの部屋や応接室のような立派な部屋がいくつも展示されていた。私の好きな寝台車両もあった。こうしていろいろな車両を見ていると、これまでヨーロッパを訪れて乗車した列車はほんの一部で、まだまだ体験していない列車がたくさんあるのだということを知った。

 時間がないので、このまま駆け足でたくさんの展示品を回り続けるか、一つのテーマに集中するかで迷ったのだが、ある扉を開けてみると、おじいちゃんが孫に鉄道の知識を伝えようとしているアトラクションがあった。オランダ語なので何を言っているのかさっぱりわからなかったのだが、そのアトラクションの更に先を行くと、暗いエリアに待機しているトロッコのような乗り物が見えた。それは、遊園地のお化け屋敷などにあるトロッコと同じような四人乗りの乗り物だった。

 私がそのトロッコを確認して、おじいちゃんと孫のアトラクションにいったん戻ってみると、私たちのあとから歩いて来た父子連れの二人が、そのトロッコの存在に気付いた。タイミングを見計らって、その父子連れがそのトロッコに乗ろうとすると、スタッフが気付いて二人をそのトロッコに誘導した。これ幸いと、私たちもそれに続き、その父子と同じトロッコの後ろに乗り込んだ。そのトロッコは、ジェットコースターの役割も持っているのだろうか。私たちが乗り込むと、上からストッパーが降りて来て身体を固定された。そして、何が何だかわからないまま、私たちが乗ったトロッコは、スタッフに見送られながらその場所を出発した。

 最初のうち、そのトロッコは暗い線路の上をゆるゆると走っていた。線路の上で作業をしている人形が動いていたように思う。ところが、突然、目の前に列車が現れ、その列車と私たちの乗ったトロッコが危うく正面衝突しそうになった。なるほど、このアトラクションは、正面衝突の危機感を味わうことのできるアトラクションだったようだ。私たちの乗ったトロッコは、時にジェットコースターのように速く走り、私たちをアトラクションの出口へと導いた。

 何が何だかわからず、時間もないので無我夢中で乗り込んだトロッコだったが、アトラクションの出口に着いたとき、私たちは興奮していた。閉館までの短い時間の中で、最も濃い時間を過ごすことができたのではないだろうか。アトラクションの出口に着いて時計を見ると、閉館のおよそ十分前だった。博物館の出口まで少し歩かなければならない上に、トイレにも行っておきたかったので、私たちはそこで見学を諦め、出口へと向かった。

 歩きながら、博物館の入口でもらった会場案内図を確認してみると、どうやらさきほど利用したようなトロッコのアトラクションがあと二つはあったようだ。せっかくここまで来たのに、すべてのアトラクションを体験することができず、とても残念だったが、それだけに、何が何だかわけもわからず慌てて乗り込んだトロッコのアトラクションが、私たちの胸に深く刻まれたのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、駆け足で回ったオランダ鉄道博物館をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m トロッコに乗った場所は暗い場所だったので、二人連れの父子がいなければ、私たちはトロッコに乗るを遠慮していたことでしょう。彼らのおかげで、短い博物館の滞在時間も、とても濃いものになりました。時間のないとき、いくつもの展示品を駆け足で見て回るよりは、一つのことに集中したほうが、心に残るものは大きいですね。二人連れの父子に感謝します。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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