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2010.06.13

出雲~倉敷一人旅(8)

出雲~倉敷一人旅(7)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m そう言えば、山口線に乗っているときに、反対側ホームですれ違いのために待ち合わせをしているSLやまぐち号を見掛けました。やはりSLのようなとびきりの非日常を感じさせてくれる列車はわくわくしますね。一度乗った列車だとしても、もう一度乗ってみたくなります。(笑)

 倉敷駅に着いたのは、開演のおよそ一時間ほど前のことだった。倉敷駅から会館までは、例え私ののろい足でも三十分もあれば着くはずなので、コンサートに遅刻することはないだろうと思っていた。ところが、友人と携帯メールのやりとりをしながら歩いていたところ、歩き慣れたはずの倉敷の街で道に迷ってしまい、自転車に乗った地元の方に会館までの道順を尋ねる羽目になってしまった。その方が、
「あの道をずーっとまっすぐ行けば会館ですよ」
と教えてくださったので、言われた通りにただひたすらまっすぐ歩くと、確かに見慣れた風景が見えて来た。余裕で会館に到着するはずが、道に迷ってしまったロスも加わって、私が会館に到着したのは、開演ギリギリの時間だった。

 会場スタッフに、開演時間が近付いていると急かされながら会場に滑り込んだものの、二階九列目に指定されているはずの私の席が見当たらなかった。何故、自分の席が見当たらないのだろうと思い、会場スタッフに座席の案内をお願いしたところ、会場スタッフは私を二階席の真ん中の最前列まで案内してくれた。私の座席番号は、確かに二階九列目だったのだが、倉敷の会館はちょっと変わっていて、ちょうど両手を前に差し出したスフィンクスのように、二階一列目から八列目までが両側のせり出した空間を占めていた。そして、スフィンクスの顔の部分、すなわち、せりだした空間のない真ん中のエリアは、二階九列目が二階席としての最前列となっていたのである。

 多くの人たちは、二階席といえども最前列でコンサートを鑑賞できることに喜びを感じるのかもしれない。しかし私は何を隠そう、ひどい高所恐怖症なのだ。大変な旅行好きではあるものの、飛行機が離陸するときには、毎回、恐怖を感じているくらいである。だから、コンサートで二階の最前列の席に当たってしまうと、下を見下ろすのが怖くて私は席を立てない。しかし、私の周りにいる人たちは、そんなことはおかまいなしに、二階席の最前列から身体を乗り出して、ノリノリに乗っていた。恐ろしいことである。

 高所恐怖症の人と高所恐怖症でない人の違いは一体何なのだろうと、私は時々思う。一番しっくり来るのは、前世で高所から落ちて命を落としたときの恐怖が根強く残っているというパターンである。以前も書いたように、私の場合、ガンモの目の前でゴンドラのような乗り物から落ちて命を落としたときの記憶がある。そのときは、愛するガンモを残して肉体を去って行くことがたまらなく悲しかった。その前世を思い出したとき、決して遺された人だけが悲しいのではないとわかった。そして、前世で達成されない想いを遺して肉体を去った場合、その想いを達成するためにこうしてまた再会できることもわかった。

 十八時過ぎから始まったコンサートが終わったのは、二十一時過ぎだった。私は再び倉敷駅までてくてく歩いた。帰りは、コンサートを終えて倉敷駅に向かって歩く人たちが大勢いたので、迷うことはなかった。毎年、コンサートのあとに倉敷駅まで直行すると、岡山駅まで向かう列車がひどく混雑している。そのため私は、倉敷駅前でラーメンでも食べてから帰路に着こうと思っていた。そして、倉敷駅の少し手前にあるラーメン屋さんでラーメンを食べて時計を見ると、あわわわ、新幹線ひかりの最終便にようやく間に合う時間になってしまっていた。そう、旧大阪中央郵便局前から始まった今回の一人旅は、倉敷のコンサートを終えたあと新幹線に乗って帰宅することで幕を閉じることになっていたのだ。

 私は大急ぎで倉敷駅へと向かった。そして、岡山駅まで出ると、その日の最終の新幹線ひかりに乗車し、新神戸まで戻った。かくして、二泊三日のゴールデンウィークの私の一人旅は無事に終了し、三日振りにガンモとの再会を果たしたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 長い旅行記にお付き合いくださいまして、どうもありがとうございました。今回でこのシリーズは完結となります。今回の旅では、出雲市で映画を鑑賞したり、日帰り温泉に入ったことが良き思い出となりました。来年のゴールデンウィークは、どのようなツアースケジュールが組まれるかわかりませんが、次回はコンサートがどこで行われるのか、最初から的確に把握しておきたいと思います。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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