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2010.06.17

映画『シャッター アイランド』

返事が欲しいの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。そう言えば、ほとんど年賀状だけで交流が続いている友人の一人が、一年前に私が送付した年賀状に書いた内容への返事を、翌年の年賀状に書いてよこしてくれたことがありました。あのときも、うれしかったですね。例え大幅に遅れたとしても、やはり返事をもらうのはうれしいものなのです。

 本作を鑑賞したのは、ゴールデンウィーク後半のことだった。もっと早いうちに鑑賞したかったのだが、劇場公開前からずいぶん積極的な宣伝が行なわれていただけに、もしかするとDVDの鑑賞で充分だったと、わざわざ劇場に足を運んで鑑賞したことを後悔してしまうかもしれないと思い、しばらく迷っていたのだ。しかし、ようやく気持ちを奮い立たせて劇場での鑑賞に踏み切ったところ、やはり劇場に足を運んで良かったと思った。近年、稀に見る面白さで、最後までその素晴らしい構成と魅惑的な展開に惹き付けられずにはいられなかった。私はすぐにガンモを誘い、二回目の鑑賞も果たした。いやはや、本当に良く出来た映画である。

 それにもかかわらず、二回目の鑑賞のあと、近くの席に座っていたカップルの女性が、連れの男性に向かって、
「まあ、良くある話やな」
と一言言って席を立ち、劇場から去って行った。私はその女性を呼び止めて、
「ちょっと待った! この映画のどこが『良くある話』なんですか!」
と説教したい気持ちでいっぱいだった。決して、それだけの映画ではないはずなのに、「良くある話」というたった一言だけで本作が片付けられてしまうことに、強い憤りを感じたのだ。

 後日、この映画を鑑賞したという友人と電話で話していたときに、本作の感想ですっかり盛り上がってしまった。やはり、良くできた作品であること、「良くある話」などという一言で片付けられる作品ではないことで意見が一致した。

 有名な作品であるのに加え、実際に鑑賞して謎解きを楽しむ作品だと思うので、本作については多くを語らないほうがいいように思われる。ある時点において、最初の視点が大きく覆されることになるのだが、それを機に、本作の見方は大きく分けて二手に分かれるように思う。一つは、最初の視点をそのまま真実と捉える場合、そしてもう一つは、あとからやって来た視点を真実と捉える場合である。ちなみに、私と一緒に鑑賞したガンモは後者の解釈だった。しかし私は前者の解釈である。実は、ガンモと一緒に二回目の鑑賞を果たしたのは、自分の視点を検証するためでもあった。そして私は無事に検証を終え、満足して映画館を出たのだった。

 本作を一度しか鑑賞していないガンモは、鑑賞後、頭の中がひどく混乱していたようだった。私が自分の視点で意見を言うと、ガンモは私の言葉でますます混乱した。そして、
「劇場でもう一回観ようとは思わないけど、DVDが出たら借りて来て」
と私に言った。

 理系出身のガンモは、いつも映画を鑑賞するときに、ストーリーを先読みしてしまう。そして、先読みしたストーリーが合っていることを確認することで、映画鑑賞を楽しむのだ。しかし、本作は得意の先読みがままならなかったようだ。そのため、ガンモとしては不完全燃焼に終わってしまったらしい。もしかすると、私のように、ストーリーを先読みせずに、その時点で起こっていることに集中するほうが、本作は楽しめるのかもしれない。

 本作には、鑑賞後に親しい人と感想を語り合うという楽しみも残されている。自分と同じ意見の人と語り合うのも楽しいが、例え自分と異なる意見であったとしても、相手の意見を聞いているうちに混乱する姿がまた楽しい。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本当に良く出来た作品だと思いました。レオナルド・ディカプリオの演技も素晴らしかったですし、相棒のチャック役のマーク・ラファロも、ジョン・コーリー医師役のベン・キングズレーも良かったですね。マーティン・スコセッシ監督の作品でありますが、調べてみると、私はこの監督の作品をこれまでに一つも鑑賞していませんでした。お恥ずかしい限りです。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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