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2010.06.08

映画『てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~』

ホットヨガ(一八八回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m そう言えば、リラックスコースのレッスンで取るポーズの中には、過去の記事の中でもご紹介したイグアナのポーズなどもありましたね。あと、弓のポーズまでは行かないまでも、私の苦手な、うつ伏せになって上半身を反らせるポーズもありました。それから、バランスのポーズとしては、シバ神のポーズを取ることが多いですね。他のコースのレッスンでは、踊るシバ神のポーズを取ることが多いのですが、リラックスコースのレッスンでは、踊らないシバ神のポーズなのです。(笑)

 本作は、ゴールデンウィークに出掛けた出雲市のシネコン、T−ジョイ出雲で鑑賞した作品である。沖縄の方言にあまり詳しくない私は、本作のタイトルをなかなか覚えることができず、劇場窓口で本作の鑑賞券を購入するときに、
「『てぃかだんだん』をお願いします」
と言ってしまった。劇場の窓口担当の方は、私の言葉を聞いて一瞬、戸惑いの色を見せたものの、すぐに、
「『てぃだかんかん』ですね」
と言い直して、鑑賞券を発行してくださった。ちなみに、「てぃだかんかん」の意味は、「太陽さんさん」ということらしい。本編の中にも、それを意味するシーンが登場する。

 最初に告白しておくと、もともと私は関西芸人のお笑いのノリが好きではなかった。だから、岡村くんが出演するという本作の鑑賞も見送るつもりでいたくらいなのだ。しかし、実話に基づいた作品ならば、関西芸人としての岡村くんのキャラクターも、それほど色濃く打ち出されることはないだろうと思い、鑑賞することにしたのである。

 実際に鑑賞してみると、岡村くんの役柄は、いつもはちゃめちゃで、くじけることを知らない関西芸人のキャラクターからはほど遠かった。岡村くんは、沖縄の方言らしき言葉を使い、何度も何度も挫折感を味わいながらも、珊瑚の養殖に魂を注ぎ込む健司の役を演じている。そんな岡村くんの演技を見ながら、私は何故、関西芸人のお笑いのノリが苦手なのか、何となくわかった。おそらく彼らがいつも、陽のキャラクターしか演じていないからだ。私は彼らに対し、暗黙的に、陰と陽のバランスを求めているのだ。

 そういう意味で、岡村くんの妻の役を演じている松雪泰子ちゃんは、映画『デトロイト・メタル・シティ』の女社長ような毒のあるキャラクターを演じることができるかと思えば、映画『容疑者Xの献身』映画『クヒオ大佐』、そして本作のようなまじめで毒のないキャラクターを演じることのできる、陰と陽の両方を兼ね備えた女優さんだと思う。

 いわば本作は、岡村くん演じる健司を支える幼馴染で妻でもある由莉や地元の友人たちが、沖縄の海で珊瑚を養殖するという健司の大きな夢を全面的に支援し、健司と同じ夢を見ようとするサクセス・ストーリーである。私自身は、大学進学と同時に地元を離れてしまったので、地元の友人たちとの繋がりは手紙や電話、それからメールなど、間接的な手段に傾くことが多い。だから健司のように、大人になってからも、子供の頃から親しくしていた友人たちに囲まれて、同じ夢を追い続けられるほどの強い絆を結べることがうらやましくもある。

 とりわけ妻の由莉は、健司が夢に挫折しそうになったときに叱咤激励して軌道修正した重要な存在である。そんな健司と由莉は、本当に相性がいいご夫婦なのだと思う。何故なら、健司が夢を追い続けることで家計が大きく傾いてもなお、健司に夢を追い続けるように、健司の本心を引き出したからだ。相性の良くないご夫婦ならば、どうしても理性部分での繋がりばかりが強くなってしまい、相手が本当に望んでいることをなかなか引き出せなくなるものだ。理性の部分で考えれば、二人の子供を抱えた家庭ということで、家計を最優先させようとしてしまうからだ。おそらく健司と由莉は、理性ではなく、本能で結ばれたご夫婦なのだろう。だから二人の子供たちも、由莉と同様、お父さんの大きな夢を支持し続けたのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 最近、私は、欲望や理性、それから本能について深く考えるようになりました。考えてみると、理性がベースになっている関係は意外と多いですよね。例えば私にとっては、仕事仲間などが理性で結ばれた代表的な関係であります。それに対し、本能で結ばれた関係というのは、一切の損得勘定をしないんですね。理性で考えれば、自分にとってはマイナスの要因をもたらす状況であったとしても、敢えて踏み込んで行こうとします。健司と由莉の間には、明らかに損得勘定はありませんでした。二人が本能で結ばれた関係だから、相手の本心を引き出すことができたのだと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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