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2010.06.11

映画『第9地区』

天然ヘナと夜間移動の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m およそ二ヶ月ごとに天然ヘナを使用していますが、天然ヘナを使用するのになかなか重い腰が上がらないため、正直なところ、この一連の作業が自動化されればどんなに楽ちんだろうと思うこともあります。しかし、自動化されてしまえば、天然ヘナを手ですくって頭に塗りこんで行く泥遊びのような楽しさも味わえなくなってしまうんですよね。

 本作は、話題になっていたので、ゴールデンウィークに鑑賞した作品である。

 南アフリカ共和国のヨハネスブルグ上空に、突如として巨大な宇宙船が現れ、しばらく上空に停留したままの状態となった。攻撃されるのかと思いきや、それといった動きもなく、思い切って宇宙船の中に踏み込んでみると、中にいたのは、宇宙船の故障により、憔悴し切った多数の異星人の難民だった。そこで南アフリカ政府は、彼らを救済すべく、第9地区と呼ばれる地域に仮設住宅を作って彼らを住まわせ、食料などを与えた。しかし、それから二十八年後、第9地区はスラム化してしまい、超国家機関MNUは現場責任者であるヴィカスを派遣し、彼らに対し、強制収容所に移動すべく立ち退きを要請するのだが・・・・・・。

 いきなり、難民と化した異星人が登場することにより、物語に一気に引き込まれる。ただ、異星人は、人間からはほど遠い甲殻類である。正直言って、甲殻類の彼らは人間よりも手先が不自由だと思われるのに、彼らが宇宙船を製造できるほど高度な技術を持っているというのは、少し違和感があった。手が高度な技術を生み出すのならば、もう少し繊細な作業に適した手であって欲しかったと思う。

 ちなみに彼らは、地球上ではキャットフードを主食としている。第9地区には、彼らの好むキャットフードを闇で販売している権力グループがいる。その権力グループは、彼らの持つ強力な武器と引き換えに、彼らにキャットフードを提供しているのだが、その強力な武器は、人間には扱えない仕組みになっている。

 あるとき第9地区をレポートしながら、彼らに立ち退きを要請していたヴィカスは、彼らの仮設住宅の中で見付けた謎の液体を浴びてしまう。そのことがきっかけになり、ヴィカスの身体には異変が起きてしまうのだった。

 いやはや、最後まで引き込まれるストーリーだった。最初のうちは異星人の難民という意外なシチュエーションに惹き付けられ、途中からはヴィカスの身体の異変に意識が向き、最後は異星人と人間との心の触れ合いで締めくくられる。謎の液体を身体に浴びたことにより、ヴィカスの身体に異変が起きたことから、人間たちはヴィカスを特別視して、あたかも敵であるかのように追い詰めて行く一方で、甲殻類の異星人は仲間意識が強く、いわば人情に厚い。そんな対比が描かれているのも面白かった。また、エネルギーを集結させることにより、二十八年間も上空に留まっていた宇宙船の母船がようやく動き始めるシーンも、そのギリギリのプロセスを見守て来ただけに壮大である。

 舞台が南アフリカ共和国ということで、人間と異星人の難民との関係に、アパルトヘイトを連想させる。何故、南アフリカ共和国が舞台になっているのだろうと思っていたところ、本作の監督は、ニール・ブロムカンプという南アフリカ共和国生まれの新人監督なのだそうだ。ちなみに彼は、本作では脚本も担当している。出演しているキャストも無名のキャストが多いが、ちっともそんなことは感じさせない。最初から最後まで、意外性で惹き付け続けてくれる魅力的な作品である。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 異星人は、「本当に高度な技術を持っているの?」と疑ってしまうような格好ではありましたが、彼らの話す言葉は、いかにも甲殻類の身体から出て来たような言葉でありました。私から見ると、どの異星人も似たような顔つきで区別が付きませんでしたが、逆に異星人から見ると、地球上の人間たちも同じような顔に見えるのでしょうか。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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独創的なストーリーと、リアリティのある映像。ワクワクする展開でアクションシーンも見ごたえあり。風刺は利いているが笑いに嫌みがないスマートな社会派SFドラマ。 [続きを読む]

受信: 2010.06.18 00:34

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