« ホットヨガ(一九〇回目) | トップページ | 継続がもたらすもの »

2010.06.29

映画『21グラム』

ホットヨガ(一九〇回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m JR大阪駅から梅田店のスタジオまで、十分もあれば歩けるよという方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、骨盤が固まっていて歩くのがひどく遅い上に、ひざの痛みまで加わると、到底無理ですね。何しろ、普段、およそ二十分掛けて歩いている距離ですので。(苦笑)

 今回は、ゴールデンウィーク中に鑑賞したDVDから、映画のレビューをお届けしようと思う。

 本作を鑑賞し始めたものの、最初のうちは何が何だか良くわからなかった。バラバラのジグソーパズルを、わかる範囲で一つの集合体に仕上げては、テーブルの端のほうにいったん避けておいて、次のジグソーパズルの集合体に取り掛かっているような感覚だった。そう、断片的な物語が、次から次へと生まれては消えて行くのだ。

 いくつものジグソーパズルの集合体を次から次へと突き付けられながら、「はて、映画タイトルの『21グラム』とは何ぞや?」という疑問が生まれて来る。そして、最後の最後で、すべてのジグソーパズルが完成するとともに、『21グラム』が何の重さであるのかもわかる作りになっている。

 心臓移植をめぐって、通常では有り得ないような男女関係が成立してしまうところが、本作の見どころかもしれない。何故、そのような男女関係が成立するのかというと、心臓に、元の心臓の持ち主の魂が宿っているためであるとも考えられる。

 私は、何年か前に鑑賞した映画『the EYE 【アイ】』を思い出した。映画『the EYE 【アイ】』は、角膜の移植手術を受けた少女が、その目の以前の持ち主の記憶を持つようになるという作品である。

 もしも心臓移植の手術を受けたことで男女が互いに惹かれ合ったのだとすると、誰も彼らを責められないかもしれない。しかし、やがて復讐心を共有することで、傷害事件にまで発展することになろとは、一体誰が想像し得ただろうか。

 交通事故で子供と夫を一度に亡くしてしまう女性クリスティーナをナオミ・ワッツが演じている。一方、その交通事故を引き起こした男ジャックを演じているのは、ベニチオ・デル・トロである。そして、心臓が弱く、ドナーを待っている男性ポールをショーン・ペンが演じている。それぞれの人間模様が明るみになって行くのは、断片的な物語が次第に関連性を持ち始める後半のことである。

 物語の初めのうちにいきなり結論を見せ付けられ、あとからそのいきさつを知ることになる作りはとても新鮮である。ただ、断片的な物語が頭の中で次々に繋がって行く喜びを感じなければ、しばらく混乱したままの状態に陥ってしまう危険性もある。そのため、中にはストーリーから取り残されてしまう人もいるかもしれない。おそらく、本作の評価が分かれている理由はそこにあるのだろう。

 本作は二〇〇三年の作品で、本作を手掛けたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督は、のちに映画『バベル』をこの世に送り出すことになるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 鑑賞前に、時間軸がバラバラに構成されているという予備知識がなかったので、最初のうちはかなり戸惑いましたが、ジグソーパズルが完成に近付いて行くに従って、映画の世界に引き込まれて行きました。時間軸をバラバラに表現した作品としてすぐに思い浮かんだのは、サンドラ・ブロック主演の映画『シャッフル』でしょうか。私は映画『シャッフル』は鑑賞していないのですが、確かあの作品は時間軸が操作されていることを主人公自身が気付いていたはずです。そういう意味では、本作とは異なっていますね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« ホットヨガ(一九〇回目) | トップページ | 継続がもたらすもの »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/48755441

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『21グラム』:

« ホットヨガ(一九〇回目) | トップページ | 継続がもたらすもの »