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2010.05.01

一人、また一人(6)

映画『渇き』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 映画『サイボーグでも大丈夫』を引き合いに出しましたが、パク・チャヌク監督の作品で他にも有名なのは、映画『親切なクムジャさん』でしょうか。こちらは先日、無料動画GyaO!で配信されていましたので、鑑賞しました。後日、レビューを書かせていただきますが、こちらも視点が面白かったですね。パク・チャヌク監督の作品は、ストーリーの内容には共感できなくても、普段の自分の思想とは関係のないところで楽しめる作品dだと思います。さて、ゴールデンウィークに突入していますね。ゴールデンウィークに関係なくお仕事という方もいらっしゃるかもしれませんが、主に会社勤めの方は、楽しく過ごされている方も多いかもしれません。ちなみに、私は四月二十九日から七連休です。ゴールデンウィーク中に実践することをリストアップしてみたのですが、あれやこれやと盛りだくさんで、なかなか実践できていません。(苦笑)では、ゴールデンウィーク前にお約束した一人、また一人(5)の続きを書かせていただきますね。

 その翌日、派遣会社の営業担当がやって来たが、私たち派遣社員と面談するよりも先に、派遣先企業の上司のまた上司と面談したようだ。その後、営業担当は、それぞれの派遣社員との面談に入り、まずは、これまでHの仕事を担当していた派遣仲間がトップバッターとして営業担当に呼ばれた。彼女は、ずいぶん長いこと営業担当と面談していた。その後、私が面談することになったのだが、もともと営業担当がやって来たのが既に夕方の時間帯だったため、そろそろ仕事を終える時間に差し掛かっていた。そのため、私は営業担当に現在の状況と今後の不安について、手短に話した。

 営業担当は、派遣先企業の上司のまた上司と面談をして、
「今回の決定は、社員さんに対しては行使できることだとしても、派遣社員に対しては行うべきではなかったのではないですか?」
と発言させていただいたそうだ。つまり、営業担当や派遣社員に対し、事前に何の相談もなく、仕事内容が勝手に変更されてしまったことについて、少々大袈裟な言い方をすれば、異議を申し立てたということだ。それに対し、上司のまた上司は、本当に申し訳なかったと平謝りだったそうで、私や他の派遣社員たちを、人材として、何としてでも確保しておきたいがために、苦し紛れに強行してしまったことだと説明されたそうだ。

 仕事を終える時間が近付いていたので、私は、これからの仕事がとても不安であることや、これまでHの仕事を担当していた派遣仲間の仕事ぶりが完璧だったので、自分も彼女のような仕事ぶりを期待されるとプレッシャーであることなどを話した。営業担当は、それについてはサポートして行きますと、上司のまた上司が宣言してくださっていたと、私をなだめてくれた。私も、そのことは既に上司のまた上司から直接聞いていたので、
「そうですね」
と答えるしかなかった。営業担当は、私の次にもう一人の派遣仲間とも面談しておきたかったようだが、私と話をしているうちにとうとう仕事を終える時間がやって来たので、また後日改めてゆっくり面談してくれることになった。

 営業担当との二回目の面談を行うまでの間に、私はこれまでHの仕事を担当していた派遣仲間とじっくり話し合った。彼女は、契約を打ち切られる派遣仲間が担当していた仕事の一部を担当することになり、私は、これまで彼女の担当していた仕事を担当することになる。私の場合、これまでの仕事に加えて、彼女が担当していた仕事を担当することになるのだが、彼女自身は仕事内容がこれまでとガラリと変わってしまう。仕事に対する不安は、私よりも彼女のほうが大きいはずだった。

 実のところ彼女は、新しい仕事が自分には合わないと思ったようで、これを機会に今の職場を去ろうと考え始めたようだ。そこで、休み時間に携帯電話を使って派遣会社の携帯サイトで公開されている仕事情報をいろいろ検索したらしい。しかし、あまり良い条件の仕事が見付からなかったそうだ。
「どうせここを辞めるなら、今より条件のいいところに行きたいと思ったけど、検索した結果、ここよりも条件のいい仕事は見付からなかった」
と彼女は言った。かつては、仕事を探そうと思えばいくらでも見付かったはずなのに、本当に今は、仕事の案件そのものが少ないらしい。これまでとはまったく異なる仕事を受け入れて今の職場に残るか、それとも、多少条件は悪くなるが、別の仕事を探すかで、彼女はずいぶん悩んでいた。それだけ彼女がこれまでの仕事を気に入り、そしてプライドを持って働いていた証拠である。

 今回のことで、一緒に仕事をしている社員さんと話をする機会があったので、思い切って、その経緯を尋ねてみた。やはり、彼女が担当することになった仕事を誰が担当するかで、かなりもめたそうだ。しかし、これまで私が担当していたソフトウェアの開発業務に対する予算が削られてしまったらしい。そのため、これまで四人で担当していた業務を三人で行う必要が出て来てしまい、いろいろ話し合った結果、提案されたような体制が取られることになったそうだ。

 派遣先企業としては、今後、売り上げが向上して安定すれば、今回、契約を打ち切ることになった派遣仲間の仕事を丸ごと担当する派遣社員を新たに採用するらしい。そうなれば、私たちも元の仕事に復帰することができるようだ。そのときが来るのを静かに待ちながら、今の職場で働き続けるのか、それとも新天地を目指すのか、彼女の心は大きく揺れているようだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m かつて、コンピュータ業界で働く人たちは、いつも仕事が忙しくて、他の業種の人たちとは異なる生活時間で生活していました。私もある時期までは、夜中の二時とか三時まで働いて、タクシーで帰宅していたことが関西に来てから何度もありました。思えば、当時は深夜残業手当もタクシー代も、派遣先企業が抵抗なく出してくれていたのですね。派遣社員の残業代は、通常の残業が時給の二.五割り増し、深夜残業は確か五割増しだったと思います。関西に来て初めて派遣された会社で、休日に友人が泊まりに来るので休日出勤はできないとお断りしたところ、友人が宿泊するホテルをこちらで手配するのでどうしても休日出勤して欲しいと言われたことがあります。そんな時代からすれば、今は、そこまでがむしゃらに仕事をしなくても良くなった時代になったと言えるのかもしれませんね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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