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2010.05.12

映画『ソラニン』

ホットヨガ(一八五回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 週末に足を運んでいないので、週末にレッスンを受ければ、もしかしたら懐かしい顔ぶれに出会えるかもしれません。いつになるかはわかりませんが、その日が来るのを楽しみにしています。

 大学時代は、異性間の友情を築くのに最も適切な時期であるように思う。私自身も大学時代は、本作の設定のバンドサークルではないが、写真研究会というサークルに入っていたため、そこで出会ったサークル仲間たちと異性間の友情を築くことができた。サークルでの交流を通じて芽生える男女間の友情は、同じ学部や学科の男女間に芽生える友情よりも親密である。そのせいか、男女間の友情だけでなく、カップルも誕生しやすい。私の在学中にも、サークル内で誕生した何組かのカップルがいた。カップルが壊れてしまうと、周りが妙に気を遣ってしまったりもするのだが、本作に登場するカップルは、卒業後もしっかり続いているので、周りも気が楽だろう。

 本作に登場するメインのカップルは、宮崎あおいちゃん演じる芽衣子と高良健吾くん演じる種田である。二人とも、見るからにラブラブのカップルというよりは、やはりサークルでの出会いがきっかけとなって誕生した異性間の友情ベースのカップルの雰囲気が漂っている。そして、社会人になってからも、種田と一緒にバンドを組んでいる種田の友人二人と、芽衣子と仲の良い、同じくかつてのサークル仲間の女性が織り成す人間関係が実にいい。お互い社会人になっても、サークル時代に築き上げた絆が保たれているのだ。ちなみに、かつてのサークル仲間の女性は、種田と一緒にバンドを組んでいる種田の二人の友人のうちの一人と恋愛関係にある。

 東京の大学には、地方出身者も多い。何を隠そう、私もその一人だった。大学を卒業しても、地方出身者が東京に滞在し続けるならば、いつまでもサークルの延長線上にある交友関係を続けて行くことができる。就職難の時代に仕事を辞め、将来に関して漠然とした不安を抱えている芽衣子と、本当は音楽を続けて行きたいのに、音楽以外のことで収入を得ている種田。音楽が好きで好きでたまらない種田は、「本当にこれでいいの?」と何度も何度も自問自答を繰り返す。まだ好景気の名残があった私たちの時代でさえ、本当に自分の好きなことを仕事にするのは難しかったというのに、就職難の現代においては、好景気の時代よりももっと夢を追いかけ難い時代になってしまったはずだ。それでも種田は、バンドデビューを果たしたいと思っていた。そんな矢先に・・・・・・。

 種田の替わりに種田の夢を追うことに決めた芽衣子は、種田の使っていたエレキギターを手に取り、ギターの猛練習を重ねて、ライブハウスでの演奏に備える。エレキギターではないが、かつて私はアコースティックギターの練習を重ねていたことがあり、短期間のうちにギターを習得しようとするとどんなことになるか、良くわかっているつもりだ。一言で言うと、指の痛みに耐えられなくなるはずである。ひどい人になると、指にできた豆がつぶれて血が噴き出すこともあるかもしれない。それなのに、本作ではそのようなシーンがまったく用意されていなかったのが不思議である。

 そんな突っ込みはさておいて、とにかく猛練習を重ねて、芽衣子たちはライブハウスのステージに立つ。社会人になっても青春が続いている彼らの絆は、大きな悲しみを共有することによって一層深くなる。

 印象に残ったのは、種田の創った『ソラニン』という歌の歌詞が、芽衣子の心理状態によって受け取り方が変わったという点だ。良く、書き手によって放たれた言葉は、書き手が放ったその瞬間から読み手のものになると言われることがある。それは、言葉を生み出す側の書き手と、受け取る側の読み手の間にギャップがあってもかまわないとする解釈だ。『ソラニン』の歌詞に対し、最初はどこかネガティブなイメージを抱いていた芽衣子だったが、深い悲しみを乗り越え、自立して行くプロセスの中で、同じ『ソラニン』の歌詞の受け取り方が変化して行く。芽衣子は、『ソラニン』の歌詞への解釈とともに成長を遂げたとも言える。

 種田を演じていた高良健吾くんは、これまで私が鑑賞した中では、映画『蛇にピアス』映画『フィッシュストーリー』映画『南極料理人』などの作品に出演されている。キャラクターが固定していないのが興味深い。

 対する宮崎あおいちゃんは、映画『ただ、君を愛してる』、映画『闇の子供たち』などに出演されていたが、たいていどの役も、いかにも宮崎あおいちゃんらしい役柄だった。ちなみに本作においても、これまでの宮崎あおいちゃんの演技とのギャップは感じない。

 本作は、特に心が大きく揺れ動くような作品ではないのだが、社会人になって夢を諦めてしまった人たちが観ると、社会人になっても夢を諦めずに追い求め続けようとする種田たちをついつい応援したくなる作品だと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 学生時代に出会った仲間たちと、バンド活動や深い悲しみを軸にして、互いに成長して行く青春ストーリーといったところでしょうか。「本当にこれでいいの?」と、何度も何度も自問自答する種田は印象的でしたね。打算的にならず、純粋に夢を追い続けることの難しさをかえって実感させられました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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