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2010.05.18

映画『アリス・イン・ワンダーランド』

ホットヨガ(一八六回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。休暇を利用して、断食を実践してみるのはとてもいいことだと思います。男性会員がおっしゃっていたように、断食をしていても満腹感があるということは、身体の中にある脂肪がエネルギーとして使われている状態だったのでしょうね。食いしん坊の私には、断食はちょっとした憧れであります。(苦笑)

 ティム・バートン監督とジョニー・デップのコンビで製作された作品ということで、私は本作の公開をずいぶん前から心待ちにしていた。ようやく公開されたので、ガンモと一緒に公開初日の四月十七日に3D版をレイトショーで鑑賞した。

 鑑賞後の感想は、とても静かなものだった。ティム・バートン監督作品ということで、期待が大きかっただけに、予告編以上のものを頭の中で勝手に想像し過ぎていたのかもしれない。そのせいか、何とも形容し難い感覚に陥ってしまった。正直だったのは、私よりもガンモのほうで、
「『チャーリーとチョコレート工場』のほうが面白かった」
と感想を漏らした。私は、せっかくのティム・バートン監督とジョニー・デップのコンビの作品ということで、ガンモの言うことを認めたくはなかったのだが、心の中ではガンモの意見に密かに同意している私もいた。

 それにしても、何だろう? 決して悪くはない作品なのに、何かが物足りなかったのだ。こんなことを書くと、一部の人たちから大きな反感を買ってしまいそうだが、女の子を主人公としたファンタジー映画なら、映画『パンズ・ラビリンス』のほうが断然面白かった。映画『パンズ・ラビリンス』のように、ハラハラドキドキしながら映画の世界に引きずり込まれたかったと思う。

 そう、本作には、鑑賞する側の視点から見て、理解し難いところがいくつかあった。主人公のアリスの身体は、状況に応じて大きくなったり小さくなったりする。そのとき、アリスが着ていた衣服も身体に合わせて一緒に伸縮することもあれば、アリスの身体だけが伸縮することもある。その違いは一体どこにあったのだろう。また、赤の女王の味方と思っていた側近たちが、いつの間にか白の女王の味方になっていたりもする。物語の中に決定的な対立が存在しないだけに、キャラクター同士の関わりが曖昧に描写されていたように思う。

 本作の中で、ジョニー・デップは帽子屋さんを演じていた。そして、ティム・バートン監督の内縁の妻であるヘレナ・ボナム=カーターは、わがままな赤の女王を演じていた。更に、映画『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイが美しい白の女王を演じていた。煙草をふかす芋虫のアブソレムの声を、映画『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生役のアラン・リックマンが演じていたのは興味深い。そして何と、映画『フロスト×ニクソン』でフロストを演じていたマイケル・シーンが白うさぎの声を出していた。

 これほど豪華キャストが勢ぞろいだったというのに、何故、映画の世界にどっぷりと引きずり込まれなかったのか、不思議である。それぞれのキャストの持つ個性を活かし切れなかったのだろうか。私が思うに、まずはティム・バートン監督作品ということで、作品の中に意外性を期待し過ぎていたと思う。しかし、もはや私たちの中では、ティム・バートン監督作品の中に登場する特異なキャラクターも、当たり前の存在になってしまっていた。そのため、自分の中に既に出来上がった特異なキャラクターのイメージを打ち破るほど型破りな作品でなければ、衝撃は受けなかったのかもしれない。それに加え、ルイス・キャロルの原作からそれほど大きく外れてはいない作品に仕上がっていたようにも思う。原作のある作品とは言え、観客はそこに、ティム・バートンならではの特異な世界を期待したのではないだろうか。

 また、主人公のアリスがワンダーランドに迷い込む設定についても、映画『パンズ・ラビリンス』よりも弱いように思う。本作の場合は、主人公のアリスが好きでもない男性からプロポーズされ、返事をしなければならない状況から逃げ出したい一心でワンダーランド(実際にはアンダーランド)を引き寄せたとも考えられるのだが、白うさぎに導かれたとは言え、そこに至る展開がいま一つ弱い。

 映画『パンズ・ラビリンス』の場合は、主人公にとっての現実の世界があまりにも過酷だったために、逃げ込むための別世界が必要だった。そのため、別世界に入ろうとした主人公を応援するような流れが自然に形成されて行ったように思う。主人公にとっての単なる偶発的な別世界と、過酷な人生を生きている主人公の逃げ場としての別世界では、別世界に対する必要性が大きく異なって来る。そのあたりに、私たちがワンダーランド(アンダーランド)に引き込まれる気持ちをセーブさせた何かが存在していたようにも思えるのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 残念ながら、どの映画サイトを参照しても、本作の評価はあまり高くはないようですね。決してティム・バートン監督が悪いわけではなく、私たちがもはや彼の作品に慣れ過ぎてしまい、もっと新しい世界を求める段階に入っているのだと思います。いわば、監督と観客の倦怠期のような感じでしょうか。(苦笑)ティム・バートン監督には、これまでの私たちの既成概念を打ち破るような作品を生み出して欲しいものです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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» 映画『アリス・イン・ワンダーランド<デジタル3D/日本語吹替え版>』(お薦め度★★★) [erabu]
監督、ティム=バートン。脚本、リンダ=ウールヴァートン。原作、ルイス=キャロル『 [続きを読む]

受信: 2010.05.23 21:43

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