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2010.05.30

映画『プレシャス』

ホットヨガ(一八七回目)の記事にの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 関東地方にしか店舗のないラビエで開催されていたリラックスコースのレッスンを、私の通っているホットヨガスタジオ・オーでも受けることができるようになり、本当にうれしい限りです。ラビエには、アクティブコースやライトコースなどのレッスンがないと聞きましたが、反対に、これまでホットヨガスタジオ・オーでのみ開催されていたこれらのレッスンも、ラビエで行なわれるようになったのでしょうか。

 本作は、ゴールデンウィーク前のレディースデイに休暇を取ったときに鑑賞した作品である。映画館で予告編を目にしたとき、本作が公開されたら絶対に鑑賞しようと心に決めていたのだ。しかし、実際に鑑賞してみると、万人が感動に包まれるような作りにはなっていないことがわかった。最終的な解決策が示されていないだけに、何となく重い気持ちを抱えたまま映画館を出ることになってしまった人も多いかもしれない。主人公が抱えていた問題が無事に解決して、「はい、これでおしまい」というようなハッピーエンドではなく、過酷な状況下にあってもなお、現状を受け入れ続けながら、強く生き抜いて行こうとする主人公の姿が描かれている。

 プレシャスという名前の黒人の女の子がいる。ニューヨークのハーレムで暮らす彼女は、わずか十六歳にして二児の母親である。しかも、その子供たちの父親は何と、プレシャスの実の父親だという。すなわち、二人の子供たちは、近親相姦によって生まれたわけだ。

 そのような状況下において、プレシャスが母親にまっすぐな愛情を注がれるはずがない。だからプレシャスは、母親からひどい仕打ちを受けている。母親にしてみればプレシャスは、例えそれがプレシャスの意志ではなかったとしても、自分の愛する男性と関係を持った憎むべき相手なのだ。

 妊娠をきっかけに、これまで通っていた高校を退学せざるを得なくなってしまったプレシャスは、代替学校に通うようになる。そこには、プレシャス同様、様々な問題を抱えた子供たちが学ぶために通っていた。プレシャスは、代替学校でレイン先生と出会い、文字を読むことを学んで行く。

 とりわけ、ラストの手前のシーンで繰り広げられる母親の熱のこもった主張がたまらない。愛を受け取るべきときに受け取ることができなかった人は、愛を与えるべき対象に的確に愛を注ぐことができない。母親から娘であるプレシャスに注がれるべき愛情は注がれず、プレシャスは母親からの愛を受け取らないまま子育てを始めることになる。愛は循環させて行くものであるということを強く意識せざるを得ない。

 母親は、これまで溜め込んでいた感情をプレシャスの前で一気に吐き出すわけだが、親子に限らず、人間関係全般において、これまで溜め込んでいた感情を吐き出すことによって、崩壊してしまう関係と、停滞してしまう関係、そして反対に進展して行く関係がある。果たして、プレシャスと母親の場合は、どのように変化して行くのだろう。プレシャスにしてみれば、母親が強い剣幕でまくし立てたことで、自分が何故、これまで母親に愛されなかったのか、はっきりとわかった瞬間でもあった。母親もまた、自分と同じように愛を求めて止まない存在だったことを知ることにより、二人の間に大きな意識的な変革が起こって行くのではないだろうか。

 これまで溜め込んでいた感情を解放することができた母親と、母親の抱いていた負の感情の根源を知ることになったプレシャスのその後については描かれていなかったが、これまでとは違う関係が築かれて行くことを願って止まないのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 愛を受け取り、受け取った愛を循環させながら生きて行くのと、どこまでも愛を求めながら生きて行くのとは、まったく違う生き方になるのですね。受け取るべき愛をきちんと受け取ることができないでいると、人間は心のどこかに怒りを溜め込み、周囲の人たちに対しても愛を与えることができなくなってしまいます。レイン先生の存在は、そんなプレシャスに対し、既にそこにある愛に気付かせてくれる重要な役割も担っていたと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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