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2010.05.22

一人、また一人(12)

映画『半分の月がのぼる空』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 二人の恋は、病院の人たちや友達にも祝福され、応援されていました。それは、二人の惹き合う姿がとても美しかったからだろうと思います。彼らの存在が、周りの人たちにも幸せを与えていたから、周りからの協力を得られたんでしょうね。それでは、週末になりましたので、一人、また一人(11)の続きを書かせていただきます。

 ゴールデンウィークが明けてしばらく経った頃のことである。私の携帯電話に、先日退職したばかりの派遣仲間からメールが届いた。彼女が今の職場を去って行ったとき、あまりにもあっけない終わり方だったので、私はもはや、彼女との縁が途切れてしまったのではないかと思っていた。だから、彼女からメールが届いたことがとてもうれしかった。あのような終わり方では、例え彼女の仕事が決まったかどうかを気に掛けていたとしても、こちらからメールを送るのは何となく気が引けたからだ。

 彼女からメールが届くということは、ひょっとすると仕事が決まったことの報告なのではないかと思い、急いでメールを開封してみると、やはりその通りだった。しかも、新しい仕事先は何と、私が働いているのと同じビル内にある同系列の別会社だという。そこには、月に一回程度の割合で会って食事をしている派遣仲間もいるはずだった。私は驚きとともに、彼女の仕事が決まったことに安堵した。とにかく良かった。私はすぐに彼女のメールに返信した。

 すると、彼女からもすぐに返事が返って来た。これまで、彼女の次の仕事に関して、私が気に掛けていたことが彼女にはちゃんと伝わっていたようだ。彼女から届いたメールには、そのことに対するお礼とともに、これからも顔を合わせることがあるのでよろしくと書かれていた。また、彼女が契約を打ち切られてしまったことに対し、同じプロジェクトメンバからも、彼女の次の仕事が決まるかどうかを気遣う言葉があり、みんなからとても温かい言葉を掛けてもらってありがたかったとも書かれていた。

 以前も書いたが、彼女は派遣社員の中でも、最も派遣契約を打ち切られてはいけない立場にあった。プロジェクトメンバは、私の見えないところでちゃんと彼女のことを心配していたのだとわかり、私も心に温かいものを感じた。彼女とは、他の派遣仲間たちも誘って、近いうちに一緒にご飯を食べに行くことになった。

 彼女からメールが届いた翌日、再び派遣会社の営業担当がやって来て、それぞれの派遣社員と面談を行った。営業担当は、彼女の次の仕事が決まったことを、上司のまた上司に報告したそうだ。同じビル内にある同系列の別会社での仕事ということで、これからも顔を合わせる可能性を考慮してのことだろうが、何よりも、彼女の次の仕事が決まったことは、派遣契約を打ち切らなければならなかった上司のまた上司の気持ちを軽くすることに繋がったと言えるだろう。

 営業担当は、上司のまた上司に、彼女が退職してから仕事の体制が大きく変わったことで、それぞれの派遣社員たちが抱えている問題をそれとなく伝えてくれたらしい。私は、企業さんにはまだ伝えないでくださいとお願いしておいたことが早くも伝わってしまってことに対し、残念な気持ちにはならず、むしろ伝えてくれてありがとうという気持ちになっていた。それだけ、営業担当に対する信頼があるのだと思う。

 上司のまた上司は、私の抱えている問題を知り、私が現在の職場に派遣されてからもう長いので、現在、担当している仕事に関する知識も、当然、あるものだと思っていたらしい。そのため、私が現在の仕事をやりにくいと感じていることを知り、むしろ驚いていたそうだ。

 その席には、四月から再赴任された部長もいて(人事異動により、これまでの部長が転任され、かつての部長が再赴任された)、一人の派遣社員の派遣契約を打ち切るような結果になってしまったので、他の派遣社員の方たちも今後のことを心配しているかと思うが、これ以上の縮小は考えていないということ、これからはむしろ、拡大に向けて動いて行きたい気持ちがあることを聞かせてくださったそうだ。だから、私たち派遣社員には安心して欲しいと伝言されたそうだ。私は、営業担当からその話を聞いて安心するとともに、あと二ヶ月ほどで四十五歳を迎えようとしているというのに、一体いつまでフルタイムで働き続けるのだろうとも思ったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 彼女の次の仕事が同系列の別会社に決まったことで、とにかく安心しています。思えば、私の現在の職場を退職して行った派遣仲間が、同系列の別会社で働くようになるということは、良くあることなんですよね。少なくとも、過去の記憶を手繰り寄せてみると、私の知る限り、六人はいます。反対に、過去に同系列の別会社で働いていた派遣社員で、私の今の職場で働くようになった派遣社員も二人います。この不況の時期に、仕事が決まるのはタイミングが大切だと思いますが、彼女は本当にラッキーだったと思います。彼女が悲観的にならなかったことで、自ら幸運を引き寄せたのかもしれませんね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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