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2010.04.23

バナナ不定期便(後編)

バナナ不定期便(前編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。そう言えば、職場で朝食にバナナを食べていると、「そのバナナは、通勤途中に買って来られるんですか?」と尋ねられたことがあります。もしかするとその方は、早朝から開いている八百屋があることを良くご存知だったのかもしれませんね。

 職場に着いた私は、八百屋で買ったバナナの袋を開けて、むしゃむしゃと食べ始めた。驚いたことに、いつもスーパーで買っているバナナよりもずっと新鮮である。やはり、果物は八百屋で買ったほうが、新鮮なものが手に入るようだ。もしかすると、早朝からお店が開いているのも、青果市場で仕入れて間もない品物を売っているからなのかもしれない。そう言えば、その八百屋は午後になるとたいてい閉まっているので、早朝からお店を開けて、品物が売れてしまえばさっさとお店を閉めてしまうのかもしれない。実際、そうでもしなければ、早朝から青果市場に足を運ぶことなど不可能ではないだろうか。

 結局私は、一回の朝食に、一袋と三分の一程度のバナナを食べた。スーパーで売られているバナナよりも、一袋分の量がやや少ないので、二袋目にも手を出したのだ。そして、そのペースで食べ進めると、全部で三袋あった一籠分の新鮮で割安なバナナは、次の日にはもう、ほとんどなくなってしまっていた。とは言え、やや小ぶりなバナナが中途半端に三本だけ残ってしまったので、私は残ったバナナをガンモのために持ち帰ることにした。

 やや小ぶりなバナナが三本程度ならば、自宅に持ち帰るのもそれほど苦ではなかった。残った三本のバナナを難なく持ち帰った私は、
「はい、お土産。バナナ、三本残ったから、あげる」
とガンモに言った。ガンモはそのバナナを翌日の朝食に食べたようだ。

 私は、これまでスーパーで買っていたバナナよりも新鮮で、しかも割安なバナナを食べられることがうれしかったので、できればこれからも通勤途中にその八百屋に立ち寄り、バナナを買い続けようと思った。そしてその翌日、私は再びその八百屋を訪れた。

 ところが、その八百屋は閉まっていたのである。そう言えば、自宅の最寄駅近くにもう一軒、早朝から開いている八百屋があることを思い出して、その八百屋にも足を運んでみたのだが、やはり閉まっていた。私はとても残念に思いながら、仕方なく、勤務先の最寄駅まで移動した。そして、しぶしぶ勤務先近くのコンビニに立ち寄り、バナナが売られているかどうかを確認してみた。すると、比較的小さめのバナナが三本だけ袋に入って売られていた。そのバナナは、八百屋で売られているような新鮮さはなく、価格もたった三本で百九十八円だった。バナナの大きさと言い、袋に入っている本数と言い、私がガンモのために持ち帰ったバナナとほぼ同じ程度のバナナである。そのようなバナナに対し、百九十八円を支払うのはちょっと悔しいではないか。あと二円足して二百円出せば、一籠分の新鮮なバナナが手に入ることがわかっていたからだ。

 結局、貧乏性の私は、コンビニにあった百九十八円の少しくたびれた小ぶりのバナナは買わずに、そのまま職場に出勤した。そして、その日はバナナがないので、職場にストックしてあるバランス栄養食を仕方なく食べた。普段、朝食に消化のいいバナナばかり食べているからだろうか。何となく、バランス栄養食を一口かじるごとに腸が汚れてしまうような感覚に陥ってしまった。私は、明日こそ、あの八百屋で新鮮で割安なバナナを手に入れようと心に誓った。

 その翌日は、朝から雨が降っていた。私はレインポンチョをかぶって自転車にまたがり、再び八百屋に足を運んでみたのだが、やはり八百屋は閉まっていた。朝から雨が降っているから、八百屋は閉まっているのだろうか。それとも、その日も定休日だったのだろうか。私には良くわからなかった。気になって、私の住んでいる市の青果市場の定休日をインターネットで調べてみたところ、どうも日曜日と祝日、それから水曜日が定休日らしい。前日は確かに水曜日だった。あさしかし、雨の日も定休日とは書かれていなかった。ということは、あの八百屋は不定期でお店を開けているということなのだろうか。もしそうだとすると、新鮮で割安なバナナは、八百屋が開いているときにしか手に入らないことになってしまう。すなわち、不定期便のバナナというわけだ。

 毎朝食べるバナナが不定期にしか手に入らないのだとすると、困ってしまう。それでも、新鮮で割安なバナナを食べたいと思えば、通勤バッグの中にはスーパーで購入したバナナをしのばせながら、通勤途中にあの八百屋に立ち寄り、一籠二百円のバナナを購入するしかない。そうなると、私の通勤バッグはいよいよ重くなってしまう。

 そんなことを考えていると、バナナを切らしてしまったときにふと立ち寄った八百屋で、一籠二百円の新鮮で割安なバナナを手に入れることができたことが、まるで幻のように思えて来るのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m バナナの鮮度の違いは、八百屋 > スーパー > コンビニだとわかりました。同じ金額で購入できる量についても同様です。定期的に購入できるならば、八百屋で購入した新鮮で割安なバナナを食べ続けたいところですが、なかなかそういうわけにも行かないことがわかりました。そう言えば、スーパーで売られているバナナも、毎回同じ銘柄ではなく、日によって異なる銘柄のバナナが売られているので、やはりバナナが工場で生産されるようなものではないということなんでしょうね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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