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2010.04.18

映画『ハート・ロッカー』

一人、また一人(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。あとから聞いたことですが、金髪に変身した彼は、すぐに次の仕事が見付かったそうで、ホッとしています。ただ、自宅からはかなり遠い場所まで通勤していたようです。

 少し前にアカデミー賞が発表になり、映画『アバター』よりも多くの賞に輝いた本作がたちまち話題に昇った。しかも、本作のキャスリン・ビグロー監督は、映画『アバター』のジェームズ・キャメロン監督と元夫婦だったという。あれほど多くの人たちに鑑賞され続け、話題性を呼んだ映画『アバター』を出し抜いた作品とは、一体どのような作品なのだろう。本作の予告編は映画館で何度か観ていたものの、ほとんど予備知識もなく鑑賞に臨んだ。

 イラク戦争を扱った作品と言えば、過去に映画『告発のとき』映画『リダクテッド 真実の価値』を鑑賞している。どちらも、イラク戦争の戦地に送り込まれたアメリカ軍兵士たちの不健康な心理状態が引き起こした忌まわしい事件を描いた作品だ。過去に鑑賞した二つの作品に登場するアメリカ軍兵士たちが不健康な心理状態にあったとするならば、本作の中で、仕掛けられた爆弾を処理するためにイラクに送り込まれたウィリアム・ジェームズ二等軍曹は、健康な心理状態にあると言えるのだろうか。彼は、彼の仲間たちや、映画を鑑賞している私たちがハラハラドキドキするほど大胆に、てきぱきと爆弾処理を行う。

 過去に鑑賞した二作品において、イラクに駐在しているアメリカ軍兵士たちの人間的な心が麻痺してしまったのに対し、ジェームズの人間的な心は失われずに冴え渡っている。例えば、それがアメリカにとっての敵国であるイラク人の子供であったとしても、日常的な会話を交わして交流を持った相手であるならば、その子供が戦争のために利用され、命耐えてしまったことを心の底から嘆き悲しむ。彼にとっては、それが敵国の子供であろうとなかろうと関係ない。同じ一人の人間としての死を嘆き悲しんでいるのだ。

 バグダッドの町には、いろいろな場所に爆弾が仕掛けられている。それらの爆弾の在り処を探し出し、爆発しないように処理するのがジェームズの仕事だ。あるときジェームズは、身体に爆弾を巻き付けられたイラク人の男と出会う。ジェームズは、その爆弾の処理に当たろうとするのだが、ひょっとするとその爆弾を処理することは、イラク人の罠かもしれない。そんな葛藤の中、ジェームズは爆弾処理を行う決意を固めるのだが・・・・・・。

 戦争映画だから当たり前なのだが、鑑賞している間、絶えず緊張感が漂っている。そんな緊張感を継続的に味わいながら、結局はジェームズもまた、過去の二作品に登場するアメリカ軍兵士たちとは別の意味で感覚が麻痺してしまっているのだろうかと思ってしまう。彼の場合は、任務の遂行に夢中になり過ぎていたと言えるのかもしれない。

 ちなみに本作の原題は、邦題とほぼ同じ"THE HURT LOCKER"で、「行きたくないところ」、「棺桶」などを意味するアメリカ軍の隠語だそうだ。正直なところ、本作が何故、ここまで高い評価を受けたのか、私には良くわからなかった。考え方によっては、撮影が大変だったことへのご褒美とも取れる。映画サイトのレビューを拝見しても、やはりどうして本作がアカデミー賞で六つもの賞を受賞したのかわからないという意見が多かった。おそらく、本作が女性監督の作品だったことも大きいのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 確かに、過去に鑑賞した二作品とはまったく違う展開ではありましたが、継続した緊張感の中に救いがなかったせいでしょうか。どうしてこの作品が・・・・・・? という気持ちが残ってしまいました。中には、良くわからない描写もありました。例えば、爆弾の近くで携帯電話を持ったイラク人がうろうろしていると、爆弾処理班のアメリカ軍兵士が、手に持った携帯電話をすぐに手放せと叫び、その直後に爆弾が爆発してしまうのです。また、本文の中に書いた亡くなったイラク人の男の子の真実も不明です。戦争に対する知識の少ない私にとっては、省略された描写への理解が及ばない作品だったのかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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