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2010.03.20

携帯電話を忘れた日

映画『パラノーマル・アクティビティ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 夢のコラボセミナーでルースさんが、怪奇現象について解説されているときに、「『パチパチ』という音ならまだいいが、『ドン!』という音は要注意」というようなことをおっしゃったことを思い出しました。本作では、「パチパチ」ではなく、「ドン!」という音が繰り返し表現されています。何となくですが、「パチパチ」は、「遊んで」とか「かまって」というレベルものもなんでしょうね。それに対し、「ドン!」は怒りであるように見受けられました。

 先日、ガンモに徹夜の仕事が入った。ガンモは昼間のうちにたっぷり睡眠を取っておいて、夜中にカングーで出掛けて行った。翌日のお昼過ぎには帰宅できると言う。一方、私も翌朝、いつものように仕事に出掛けて行った。ガンモがまだ帰宅する前に家を出たので、ガンモに会えるのは、私が仕事を終えて帰宅した夜ということになる。

 ところで、私は通勤途中のJR線の中では、たいていいつも携帯電話をいじっている。JR線の次に利用する神戸市営地下鉄の中では、乗車時間もそれなりに長い上に座席も確保できるため、ノートパソコンを開くのだが、JR線は乗車時間が比較的短い上に座席も確保できないため、携帯電話がお手頃ツールなのである。

 ところが、その日、いつものように首からぶら下げているはずの携帯電話に手をやると、当たるものがない。あれれ? 一体どうしたのだろう? もしかすると、首からぶら下げていたストラップが切れてしまい、携帯電話をどこかに落としてしまったのだろうか。私は青ざめながらも、出掛ける前の出来事を冷静に回想した。確かに私は、出掛ける前に、携帯電話を玄関に置いたはずだ。そのとき、メールの着信を知らせるランプが光っていたのを覚えている。もしも、出掛ける前に携帯電話を首からぶら下げたならば、携帯電話を操作して、届いたメールを確認しようとしたはずだ。しかし、そうではなかったということは、私は携帯電話を自宅の玄関に置いたまま家を出て来てしまったのだ。

 さて、困った。徹夜明けのガンモが無事に帰宅したかどうかを知るためにも、携帯電話は必要だった。しかし、その携帯電話は今、私の手元にはない。そこで私は、ひとまず携帯電話を自宅に忘れて来てしまったことを知らせるために、ガンモにメールを送ることにした。三ノ宮から神戸市営地下鉄に乗り換え、座席を確保すると、いつものようにノートパソコンを開き、ガンモにメールを書こうとした。しかし、パソコンからガンモの携帯電話にメールを送信することがこれまでほとんどなかったので、ガンモの携帯電話のメールアドレスをパソコンのアドレス帳に登録していなかった。それでも私は、記憶を頼りに、何とかガンモにメールを送信した。メールの不達エラーは出ていなかったので、おそらくメールは正常に配信されたものと思われる。

 そして、午前中の仕事をこなし、お昼休みに職場の公衆電話からガンモの携帯電話に電話を掛けてみた。しかし、呼び出し音は鳴るものの、電話は繋がらなかった。ガンモは無事に仕事を終えたのだろうか。それとも、まだ仕事が片付かないために電話に出られない状態にあるのだろうか。そんなことを思いながら、ガンモと連絡が取れないことに悶々としていた。

 携帯電話が手元にあれば、例え仕事中であったとしても、ほんの少しの間、席を外してガンモに素早く電話を掛けることができるのだが、公衆電話となると、わざわざ一階まで降りて行かなければならないので、とても不便である。また、オフィスでは私物のノートパソコンの使用は禁じられていたので、昼休みを利用して、一度書き上げた「ガンまる日記」の記事を推敲するのも、パソコンのメールアドレス宛に届いたメールを確認するのも、すべて携帯電話から操作していた。しかし、その携帯電話が私の手元にはないのだから、ガンモからメールの返事が届いているかどうかもわからない。とにかく、何から何まで不便で仕方がなかった。

 ようやくその日の仕事が終わり、帰宅できる時間になった。いつもならば、職場の最寄駅に向かうまでの間にガンモに電話を掛けて話をするのだが、それもできない。とは言え、徹夜明けのガンモは、おそらく睡眠を取っているはずなので、例え携帯電話が手元にあったとしても、この日は電話を掛けるのを差し控えたことだろう。

 ノートパソコンを開いてメールを受信してみても、ガンモからのメールは届いていなかった。果たしてガンモは、無事に仕事を終えて帰宅しているのだろうか。携帯電話が手元にないと、知りたい情報がなかなか手に入らない。携帯電話が手元にないというのは、これほどまで不便なことなのかと改めて思い知らされたのだった。

 私は帰宅するや、すぐにマンションの駐車場に出向き、カングーの存在を確認した。カングーは、いつものようにそこにあった。ガンモは仕事を終えて無事に帰宅しているのだ。私は踊る心でエレベータに乗り、喜び勇んで我が家に辿り着いた。そして、玄関に置いてあった携帯電話を発見した。どこかに携帯電話を落としたのではなかったことが確認できて、ほっと胸を撫で下ろした。携帯電話を確認してみると、スパムメールが何通も届いていた。ブロックしなければ今後もしつこく配信され続けるので、私は慌ててそのドメインからのメールをブロックした。

 ガンモは寝室で寝ているはずだが、寝室からは灯りが漏れていた。足音を忍ばせながら寝室に入ってみると、ガンモが起きていた。私たちは、まるで何日も会えなかった恋人同士のように固く抱き合った。私はとにかく、ガンモが徹夜の仕事を終えて無事に帰宅していたことがうれしくてたまらなかったのだ。

 ガンモは、私からの電話がないので、きっと自分が寝ているために気遣って電話を掛けて来ないのだと思っていたようだ。私が、
「えっ? 携帯電話を忘れて行ったって、メールしてるでしょ?」
と言うと、ガンモは慌てて自分の携帯電話を確認し、
「メールが届いてるの、知らなかった」
と言う。どうやら私が送信したメールに気付かなかったようだ。ガンモ曰く、ガンモの携帯電話は、どういうわけか、メールが届いてもときどき着信音が鳴らないのだそうだ。
「それに、昼休みに職場の公衆電話からガンモの携帯に電話を掛けたけど、通じなかったよ」
と言うと、ガンモは着信履歴も確認し、
「お昼前には仕事が終わって帰宅してたから、その時間はもう、家で寝てた」
と言う。何ということだ。私が携帯電話を忘れてあれこれアプローチしたことは、どれもガンモには通じていなかったのだ。しかし、かえってそのおかげで、久し振りに再会した恋人同士のような感覚を味わうことができたのも事実である。

 これまで携帯電話が手元にあることがあまりにも当たり前過ぎて、そのありがたみを実感できてはいなかったが、携帯電話を忘れただけで、これほど不便で切ない思いをするとは思ってもみなかった。普段、当たり前のように持ち歩いている携帯電話は、いつの間にか、私たちの生活には欠かせないものになっていたのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m いやはや、この日は本当に不便に感じました。私はガンモの携帯電話の番号もメールアドレスも何とか覚えていますが、中にはそれらの情報を携帯電話に記憶させているため、実際の番号やメールアドレスは覚えていないという方もいらっしゃるかと思います。そういう方にとっては、携帯電話が手元にないことは、不便なことこの上ないでしょうね。しかし、なかなか連絡が取り合えないと、思いがどんどん募りますね。長年連れ添ったご夫婦で、昔の恋人同士のように戻りたい方は、一度、携帯電話をご自宅に忘れてみてください。(笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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