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2010.02.05

映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』

芸術一家の家族愛の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 舞台に立つ役者さんは、自分の身体のリズムに関係なく、本番に差し支えないような時間帯に食事をとっているそうです。おそらく、健康上はあまりよろしくないでしょうね。会社勤めのような規則的な生活は望めないので、生活も不規則になりがちかもしれません。更に、短い期間でプロジェクトを組むようなものなので、出会いも多ければ別れも多いことでしょう。それでも、自分の好きなことを仕事にしているという大きな喜びが、役者さんたちを突き動かしているのでしょうね。

 本作は、去年の十二月二十五日のクリスマスの日に劇場で鑑賞した。ネットで流れていた予告編を観てとても気になったのだ。予告編を観た限りでは、心霊現象が記録された映画に違いないと思い、その心積もりで鑑賞し始めたのだが、実際はそうではなかった。とは言え、私はすっかりこの映画の世界に入り込み、鑑賞し終わったあとは恐怖心に引きずられながら映画館をあとにした。

 本作は、アラスカ州ノームで実際に発生した事件に基づいて製作されているという。それが事実かどうかはわからないが、あたかも映画の中の出来事を裏付けるかのように、ホームビデオで撮影した映像が事件発生当時の映像としてスクリーンに同時に映し出されている。何者かに夫を殺されたという心理学者のタイラー博士が夫の遺志を継ぎ、アラスカ州ノームで不眠症患者のカウンセリングを担当することになる。どういうわけか、不眠の悩みを抱えている患者たちには、夜中に白いフクロウを見たという奇妙な共通点がある。退行催眠により、不眠の原因を探って行くうちに、トランス状態に入った患者がひどく取り乱す。トランス状態で観た光景の恐ろしさに恐怖を隠し切れない様子である。その衝撃が強過ぎて、カウンセリングから帰宅した患者の一人が事件を起こす。

 鑑賞された方たちのレビューを拝見していると、退行催眠そのものを否定されている方がいらっしゃるが、それはその方の認識不足と言っていいだろう。心理療法で患者に催眠術を施し、トランス状態に陥った患者が問題の原因となった過去を見て立ち直るという療法は実際に行われている。私自身は、心理学者やカウンセラーによる催眠誘導は受けたことはないが、自分の過去世を思い出したくて購入した催眠誘導CDを用いてトランス状態に入り、過去世を思い出したことが何度かある。

 トランス状態に入るときは、身体がガクンと堕ちて行くような感じである。身体中の力が抜けると、やがて問題の原因となったシーンが見えて来る。そのシーンには一切の無駄がなく、問題の根本原因を探るべく実に良くまとめられている。リラックス度が足りないと、うまくトランス状態に入れないこともある。また、問題の原因となった過去を見たくないと自らブロックしてしまうと、なかなかトランス状態に入ることができず、問題の原因となったシーンも見ることができない。私自身も、衝撃的な過去世を思い出したことがあり、そのときは、トランス状態から覚めたときは興奮状態だった。だから、本作の中でトランス状態から覚めた患者が興奮して、驚きのあまり走り回り、診察室の電気スタンドを壊してしまった行為の意味が良くわかる。

 しかし、そうした経験のない人が本作を鑑賞すると、トランス状態から覚めた患者が何故、そこまで興奮するのか、理解できないかもしれない。そもそもトランス状態に入ることに対してさえも、懐疑的になっている人もいらっしゃるくらいなのだ。そういう人たちが本作を評価すると、状況を理解できないために低い点数を付けてしまうようだ。

 『THE 4TH KIND フォース・カインド』が何を意味しているのか、ここでは敢えて触れないでおくが、タイラー博士の娘はフォース・カインドにより行方不明になったとされている。未だにその娘は見付かっていないそうだ。

 本作の興味深いところは、古代のシュメール語が登場することだろう。シュメール語を専門に研究している博士もタイラー博士に招かれ、タイラー博士とともにフォース・カインドを経験したとされている。しかし、その後、フォース・カインドを経験したことについては言及していないという。本作はタイラー博士の視点で製作されているため、事実はどうなのかというところが鑑賞後も尾を引くところである。

 私自身はフォース・カインドに対して否定的ではない。あってもおかしくはない話だと思う。私の解釈としては、不眠症の人たちが共通して見ていたという白いフクロウは、人々の記憶を消すために施されたブロック機能なのではないかと思っている。そもそも、人々が何故、不眠症になってしまったかというと、フォース・カインドが人々の寝ている間に起こっていたからだと推測される。そのため、フォース・カインドを経験した人たちは、あまりにも恐ろしくて、夜、眠れなくなってしまったのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 映画の世界に入り込み過ぎて、鑑賞したあとの帰り道は怖かったですね。その夜、私もフォース・カインドを経験してしまったらどうしようと思いましたが、大丈夫でした。(笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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