« 映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』 | トップページ | 「ランダムに」という名目 »

2010.02.06

理想的な管理職

映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m おそらく日本では、この手の映画はまず作られないでしょうね。本作は真剣に作られてはいるのですが、フォース・カインドについて、同時に逃げ道も作っています。その逃げ道は、タイラー博士の夫の死因が鍵になっています。タイラー博士の夫の死因を知ることにより、この映画をいかようにも解釈することができるようになっているのです。

 かつて私の勤務している神戸の部署で部長さんだった方が著しく出世され、現在は東京の本社に勤務されているのだが、神戸に泊まりで出張に来られるというので、その方を囲む懇親会が開催された。平日に催された懇親会だったが、開始時間が十八時からだったので、翌日も仕事があるというのに思い切って参加することにした。というのも、その方は、神戸での部長さん時代に私を面接して採用してくださった方だったからだ。それが今からおよそ八年前のことなので、現在の職場での私の派遣生活も、そろそろ八年を迎えることになる。

 私は懇親会の席にほんの少し遅刻してしまい、席に着こうにも、もはや恐れ多い席しか残されていなかった。何故、派遣社員の私がこのような恐れ多い席に座ることになってしまうのだろうと、ほんの少し遅刻してしまったことを後悔しながらも、私は空いている席に腰を降ろした。今回の懇親会には、著しく出世された方のほかに、本社から管理職の方たちが何人か参加されることになっていた。しかし、その方たちはまだ仕事が終わっていないらしく、その方たちが座る予定の席だけが残されていたのだ。つまり、派遣社員の私が、その方たちのために用意された席の近くに座ることになってしまったのである。

 間もなく、今回の主賓さんを含めた管理職の方たちが仕事を終えてお店に入って来られて、空いていた私の席の近くに腰を降ろした。主賓さんは私を見るなり、
「相変わらず帽子をかぶってますね」
などとおっしゃった。私は冬になると毛糸の帽子が手放せないのだが、懇親会の席でも毛糸の帽子をかぶったままにしていた。しかし、もしかすると、管理職の方たちの前で帽子をかぶったままでいるのは失礼に当たるのかと思い、帽子を脱いだ。

 最初は何だかぎこちなくても、お酒が入って来ると次第にリラックスして来た。今回の飲み会で改めて思ったのは、著しく出世されるような方は、仕事の能力だけでなく、やはり人間的な器も大きいということだった。かつての部下からも慕われているのはもちろんのこと、派遣社員である私から見ても、心の距離はそれほど遠くはなかった。しかも、語られているのは本音である。裏表のないフランクな態度が人々に信頼され、着実な出世を果たされたのではないだろうか。

 私の隣には、私のかつての上司が座っていたので、著しく出世された方を交えて昔話をした。著しく出世された方が神戸を離れられるときに送別会を催したのだが、そのとき、私のかつての上司は、著しく出世された方との別れがとても辛そうだった。聞くところによると、お二人は当時、住んでいた家も近く、私のかつての上司は著しく出世された方の家にしばしば遊びに出掛けていたのだそうだ。私自身は、仕事を通じてそこまで親しくなれる人には出会っていないので、何だかうらやましい気もした。

 世の中に、仕事のできる人はたくさんいる。しかし、仕事のできる人が必ずしも管理職に向くとは限らない。特に、私たちのような技術職の場合、その傾向が顕著である。反対に、ある程度の勤続年数を経ても、決して管理職を目指さずに、いつまでも技術職のままでいたいと願い出る人もいる。私の働いているコンピュータ業界においては、技術職のままでいたがる人は、たいていの場合、コミュニケーションがあまり得意ではなく、どちらかと言うと、一人で黙々と仕事をしたがる人が多いようである。

 私たちぐらいの年齢になると、管理職を目指すか、それとも技術者のままでいるかを嫌でも決めなければならない。その選択は、誰にとってもプレッシャーであるはずだ。しかし、自らそのような選択をしなくても、人望が厚い人は、まるで周りから持ち上げられるように、どんどん出世して行くのかもしれない。著しく出世されたかつての部長さんを囲み、ふとそんなことを思ったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 組織が凝り固まっていると、仕事の成績や人脈だけで管理職に就くこともあるのでしょうね。確か、映画『沈まぬ太陽』の一部の登場人物もそうでした。しかし、企業はやはり、人望が厚く、器の広い人を管理職に選ぶべきですよね。そうでなければ、部下がついて来ませんから。管理職は、部下に慕われてこそ、管理職としての価値が上がるように感じますね。その人間性は、ほんの少し話をしただけでもにじみ出て来るものだと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』 | トップページ | 「ランダムに」という名目 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/47502118

この記事へのトラックバック一覧です: 理想的な管理職:

« 映画『THE 4TH KIND フォース・カインド』 | トップページ | 「ランダムに」という名目 »