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2010.01.09

二階建て路面電車と二階建てバスの走る街

真冬のベランダの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 本当にたくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。久し振りの鳩の記事だったので、驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。(笑)雛が初めてガンモという人間を見たときは、小人がガリバーを見たときのような驚きに匹敵するのではないでしょうか。独りでお留守番をしているところに、突然見たこともないような大きな生き物がぬっと現れたら、それはそれは驚くでしょうね。ガンモを見て慌てふためく雛の姿を一緒に見届けたかったと思います。

 私たちは朝五時に起床して出掛ける準備を整えると、六時半に家を出た。それから、自宅近くのバス停までスーツケースを転がして歩き、自宅の最寄駅まで路線バスに乗った。自宅の最寄駅からは、関空リムジンバスに乗り替え、関西国際空港へと向かった。この三連休とプラス一日の有給休暇を利用して、香港に出掛けて行くのである。わざわざお金を支払って飛行機に乗るのではなく、先月の北海道旅行同様、これまでの旅で貯めたマイルを消費しての旅である。

 今回は、マイルを貯めているJALではなく、JALと提携しているキャセイパシフィック航空を利用することになった。香港行きのJAL便を押さえることができなかったため、マイルを少し加算して、キャセイパシフィック航空を利用することにしたのである。JALのマイルを消費しての予約となったためか、予約時にキャセイパシフィック航空の予約システムにアクセスすることができず、事前に座席を指定することができなかった。そのため、少し早めに空港カウンターに出向き、座席指定を済ませたいと思っていたものの、荷物を預けるときに、空港のチェックインカウンターの担当女性に、
「申し訳ございませんが、本日、満席となっておりまして、お隣同士のお座席をお取りできない状態にあります」
と言われてしまった。仕方がないので、私たちは別々の席に散らばって座ることにした。

 予定通り、私たちは関西国際空港を十時に出発するキャセイパシフィック便に乗り込んた。飛行機の中は足元がひどく寒く、下半身が冷えてしまった私は何度もトイレに立つ羽目になった。それでも、通路側の席だったので、他の人たちに遠慮することなくトイレに立つことができたことは幸いだった。また、ガンモがトイレのすぐ近くの席に座っていたので、トイレに立つ度にガンモとコミュニケーションを取った。こうしておよそ四時間の飛行を経て、私たちは無事に香港国際空港に降り立った。

 空港からホテルまでは、MTR(地下鉄のような乗り物)と繁華街までの無料シャトルバスを利用した。無料シャトルバスを降りてからホテルまでは、迷いながらずいぶん歩くことになってしまった。中国というと、これまで北京や上海を旅行して来たが、香港は、中国の他の地域とは明らかに違う。何が違うかというと、私たちが地図を見ながらホテルを探していると、私たちを助けるために声を掛けてくださった方が二組もいらっしゃったからだ。私たちは照れもあり、一組目の方に対しては自力で何とかしようとしてお断りしたのだが、二組目に声を掛けてくださった方にはお言葉に甘えてホテルまでの道順をお尋ねしたところ、とても丁寧に説明してくださった。しかも、教えてくださった道順を私たちが誤って歩いているのに気付くと、再びあとからわざわざ声を掛けてくださり、道はあっちだと教えてくださったのだ。

 かつてイギリスを訪れたときにも、エレベータやエスカレータの施設の整っていないロンドンの地下鉄で重いスーツケースを運んでいると、イギリス人紳士がお手伝いしますよと声を掛けてくださったことがある。そのときも、私が大丈夫だと言っているのに、私が階段を昇り切るまでじっと見守ってくださったりして、その優しさにじんと来たものだった。香港人の旅行者に対す優しい心遣いは、イギリスの影響が濃いからなのかもしれない。

 地元の方が道順を教えてくださったおかげで、私たちは無事にホテルにチェックインすることができた。時間は日本時間の十七時前だったが、十一時半過ぎにやや少なめの機内食を口にしただけだったので、私たちは早くもお腹が空いていた。そこで、部屋に荷物を置いてひと息入れたあと、香港の街に繰り出した。しかし、香港は広東語の街である。あいにく私たちは、広東語を理解することもしゃべることもできない。ホテル周辺には、いくつもの飲食店があったが、広東語のメニューだけを掲げているお店も多く、なかなか入りにくかった。お腹が空いているというのに、目の前の温かい中華料理にありつくこともできず、私たちはホテル周辺の街を歩き回った。

 こうしてお腹を空かせたままあちこち歩き回った私たちは、とうとう疲れ果ててしまった。そんなところに、お弁当屋さんを見付けたのだ。そのお店では、中華料理のお惣菜のほか、珍しくお弁当も扱っていた。どうやら、日本のジャスコのチェーン店のようである。私は申し訳ないが、店員さんに英語で話し掛けて、お肉メインのお弁当とお魚メインのお弁当を一つずつと、ついでにチキンも一塊買って店を出た。

 そのままホテルに帰ってお弁当を食べようと思っていたものの、ホテルの近くに心地良いベンチを見付けたので、そこに腰を降ろして、ガンモと二人でお弁当を広げて食べた。広東語がわからないため、なかなかお店に入る勇気を持てなかった私たちが、一生懸命取った行動である。お弁当の温もりが身に染みるほど温かく感じられた。私たちの特異な行動を肯定するかのように、そのベンチの周辺では、私たちの他にも何かを食べている人たちがいた。

 ところで、観光客に優しい香港人がイギリス人の影響を受けているのではないかと書いたが、香港がイギリスの影響を受けているのはそれだけではなかった。香港では、ロンドンの街で見られるような二階建てバスが走っているのだ。しかも、二階建てバスだけではない。二階建ての路面電車も走っている。更に、イギリスと同じように、ホテルのロビーはグランドフロアで、客室はグランドフロアに続いて一階から始まっている。私たちが宿泊している部屋は十六階だが、日本で言えば十七階に相当する。また、客室内のコンセントもイギリス式で、三叉で二百ボルト以上、オン/オフのスイッチがあるところまでそっくりだ。おまけに、道路を歩けば、"LOOK RIGHT →"との注意書きがある。中国の他の地域では右側通行なので、香港は左側通行であることに注意を呼びかけているのだ。左側通行の場合、歩行者が道路を渡るときは右から車がやって来るためである。

 イギリスから遠く離れた日本に近い場所で、これほどまでにイギリスの匂いを感じ取ることになろうとは・・・・・・。イギリス好きの私たちは、到着一日目にして早くも香港のことが好きになりかけていた。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m お弁当を食べたあとは、香港の街をもう少しうろついて、スーパーに立ち寄って買い物をしてからホテルに戻りました。ちなみに、香港の気温は、冬でも日本より十度ほど高いので、香港国際空港からホテルまでは、半袖のカーディガンの下にいろいろ着込んで歩き回っていました。顔のほてりのある私には、それでちょうど良かったのです。しかし、夕方になるとさすがに寒くなってしまいました。ちなみに香港は、先日出掛けた冬の北海道とは正反対で、冬でも室内は冷房が良く効いています。きっと、温暖な気候のせいでしょうね。そのため、夏に冷房の良く効いた部屋で過ごすときのように、冷たい空気が足元に溜まり、足が冷え易くなります。顔のほてりがある私には、足の冷えが進んでますます気持ちの良くない状態に陥ってしまうのですが、大好きなイギリスの雰囲気に誘われて、何とか持ち堪えてみたいと思います。(苦笑)

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、二階建て路面電車と二階建てバスの走る街をご覧ください。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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