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2010.01.06

映画『つぐない』

ライブで過去を振り返るの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 本当にたくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。考えてみると、応援しているアーチストが引退や解散を宣言せずに活動し続けていることだけでも大変貴重なことなのに、そんな彼らに対し、長年のファンが寄り添い続けていることもまた貴重なことなのかもしれません。しかしその反面、初めてライブに参加した人たちがなかなか彼らのライブに馴染めないというのも、隠し切れない事実ですね。(苦笑)ところで、四日から仕事始めとなったわけですが、仕事が始まるとどうしても寝不足になってしまいます。ここのところしばらく、日付が変わらないうちに更新出来ていたのに、とうとう眠気に負けてしまいました。これまでのように、あとでこっそり日付を更新しておきますね。(苦笑)

 現在、レビューを書きたい映画作品が十七作品ほど控えている。それらを順番に取り上げてレビューを書いて行くか、それとも、現在劇場公開中の作品を優先してレビューを書いて行くかで心が揺れている。DVDで鑑賞した作品もいくつかあるので、それらの作品のレビューを書いているうちに、劇場公開されている作品の公開が終了してしまう。そんなことを思いながらも、今回は敢えて、DVDで鑑賞した映画作品のレビューを書かせていただこうと思う。ちなみに、本作を鑑賞したのは十一月二十二日のことである。

 本編が始まったとき、私は耳に飛び込んで来たイギリス英語が心地良いと感じた。そう、本作はイギリス映画だったのだ。十三歳の少女がタイプライターに向かって、しきりに何かを打ち込んでいる。どうやら少女は、何かを創作しているようだ。彼女は、創作好きのブライオニーである。久し振りに兄が友達を連れて帰宅するため、兄たちを歓迎するために披露する演劇の脚本を書いていたのだ。そんなブライオニーは、自分が見聞きした出来事を、その豊かな想像力で補う習慣があった。彼女の特技とも言える豊かな想像力は、現実と想像の境界を曖昧にし、キーラ・ナイトレイ演じる年の離れた姉のセシーリアと使用人の息子ロビーの恋を引き裂くほどの重大な事件を引き起こしてしまう。

 幼いブライオニーの豊かな想像力と狂おしいほどの嫉妬が、のちに彼女とセシーリア、そしてロビーまでをも孤独にさせる。おそらくブライオニーは、ロビーに対してほのかな恋心を抱いていたはずだ。もちろん、姉のことも大好きだった。そんな彼女は、男女の愛を理解するにはあまりにも幼すぎて、愛が引き起こす行動と欲望が引き起こす行動を明確に区別することができなかった。すべてはいろいろな要因が重なって起こった出来事である。ブライオニーの家に預けられていた従妹が何者かによって強姦されたとき、ブライオニーはその犯人を目撃したと証言し、現実に目の前で起こった出来事とこれまで見聞きしたことを勝手に組み合わせ、ロビーが犯人だと口にしてしまう。

 本作は、映画『プライドと偏見』のジョー・ライト監督作品なのだそうだ。なるほど、映画『プライドと偏見』でもキーラ・ナイトレイが活躍していたが、本作でも主演女優に抜擢されている。過去の作品でコンビを組んでいるだけに、監督が本作を映画化しようと心に決めたときには、既にセシーリアの役はキーラ・ナイトレイに配役しようという構想があったのかもしれない。

 真に愛し合う男女は、何者にも邪魔されるべきではないと思うのだが、時には運命に翻弄されてしまう男女もいる。本作のセシーリアとロビーがまさしくそんな男女だった。『つぐない』というタイトルは、まだ幼かったブライオニーが犯した過ちに対する「つぐない」を意味している。果たして、想像力豊かな妹によって引き離されることになった二人が、のちにどのような人生を歩むことになったのか・・・・・・。切ないラストが映画の余韻となり、いつまでも心の中に残り続ける作品である。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m どんなに後悔しても、過ぎ去った過去を元に戻すことはできないんですよね。ブライオニーによって引き裂かれたひセシーリアとロビーがとても気の毒に思えるのと同時に、豊かな想像力と狂おしいほどの嫉妬のために、好きな二人を引き裂くことになってしまったブライオニーもまた、大変気の毒な存在です。第三者の取った行動が、のちの人生に大きく影響するという、心にずっしりと残る作品ですね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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» 映画『つぐない』(お薦め度★★★) [erabu]
監督、ジョー=ライト。脚本、クリストファー=ハンプトン。原作、イアン=マキューア [続きを読む]

受信: 2010.01.09 08:14

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