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2010.01.18

映画『2012』

大埔墟(タイポマーケット)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 香港は、イギリスの文化もたくさん入っていて、中国の他の地域とは異なっていると感じましたが、やはり郊外に行くと、いかにも中国らしさが現れていましたね。ちなみに、蛇のスープは、香港ではとても有名らしく、蛇王某の名前でいろいろなお店が出店されているようです。私たちが宿泊していたホテルの近くにも、蛇スープで有名なお店があったようですが、幸いにも(?)気付きませんでした。(笑)

 映画『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督の作品ということで、公開前から、映画館で何度も何度も本作の予告編が流れていた。とは言え、もともと私は大掛かりな映画があまり好きではないので、映画『インデペンデンス・デイ』を鑑賞してはいない。しかし、同じ監督作品の映画『紀元前1万年』は鑑賞し、世間一般の評価がそれほど高くはなかったにもかかわらず、私自身はとても楽しむことができた。

 さて、本作を一言で表現すると、「近未来版ノアの箱舟」といったところだろうか。古代マヤ暦が二〇一二年十二月二十一で途切れていることから、その日が地球滅亡の日であるとされ、その日が近付くに従って、世界各地で大規模な天変地異が次々に起こる。地球の変化を敏感に感じ取った研究者の発見により、地球滅亡の日に備え、巨大なノアの箱舟が作られ、地球に住む人々が安全な場所へと退避されるいうものだ。しかし、ノアの箱舟に乗ることのできる人たちは、全世界でも限られている。人々は、自らの生き残りをかけてノアの箱舟への乗船権を獲得しようとやっきになっている。

 視覚的には、最新CGによる、世界各地で次々に起こる天変地異が見ものである。しかし、私自身はそんな大掛かりな仕掛けなど興味がない。もっと人間的な部分を詳細に映し出して欲しい。映画を鑑賞したあとに心に残るものは、大掛かりな仕掛けではなく、映画の中の登場人物たちがどのように関わり合い、どのような生き様を見せ付けてくれたかである。しかし、仕掛けが大掛かりであるだけに、鑑賞している人たちは、その大掛かりな仕掛けに気を取られてしまうばかりか、ある家族の生き残りがあたかもゲームであるかのように描かれてもいる。そのため、地球滅亡を目前にして、世界の人々が抱くであろう様々な感情の描写が私には物足りなく思えたのだ。その一つには、登場人物が多過ぎたというのもあるだろう。生き残りゲームに参加しているような、ある家族にスポットを当ててしまっても良かったのかもしれない。

 個人的には、ノアの箱舟には乗らないと決めた大統領の尊い選択や、ノアの箱舟のVIP状態を解除してもっと密度を高めることによって、よりたくさんの人たちをノアの箱舟に乗せることができると気付いた研究者の視点は興味深い。それこそが、映画で描写すべき人間的な部分だと思うのだ。本作を鑑賞された方たちが私と同じような感想を抱いたかどうかはわからないが、公開前からずいぶん盛り上がっていた割には、鑑賞された方々の評価がそれほど高くないのが気になるところだ。

 もしも本当に地球が滅亡すると知ったならば、私自身はどのような行動を取るのだろうか。理想としては、地球を捨ててどこかの惑星に移住してまで生き延びたくはないし、ノアの箱舟を作ることで、多くの人たちが救われるとも思いたくない。ノアの箱舟に乗るための、人々の醜い争いを見せつけられると余計にそう思うのだ。私なら、ノアの箱舟を作って地球から脱出すること以外の方法を何とか模索するだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 生き残りゲームに参加していた家族のお父さん役の俳優さんを、何かの映画で拝見したと思っていましたが、なかなか思い出すことができませんでした。鑑賞後にインターネットで調べてみると、映画『さよなら。いつかわかること』でお父さんの役を演じていたジョン・キューザックだとわかりました。今回もそうでしたが、彼には女の子のお父さん役がとても良く似合いますね。(笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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