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2009.12.06

釜飯大好き!

そろそろ私も・・・・・・の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 眼鏡の専門家からすれば、百円ショップで売られているような老眼鏡を使用することは問題視されているようですね。それでも、使用頻度や、まだまだ度数がフィックスしないことを考えると、ついつい百円ショップを利用したくなります。

 私の実家の母は料理が大好きで、私たちが実家に帰省すると、いろいろな手料理で私たちをもてなしてくれる。何故、私は母に似なかったのだろうと時々思うのだが、親子といえどもそれぞれ別の意思を持った存在なのだから、仕方がない。そんな母の手料理の中で、私たちが最も気に入っているのが釜飯である。

 夫婦共働きで仕事をしていると、どうしても外食が多くなりがちなのだが、そんな私たちの状況をふまえてか、先日、実家の母が釜飯セットを送ってくれた。釜飯セットと言っても、市販されているようなレトルト食品ではなく、母がスーパーで買い求め、適当な大きさにカットしてくれたしめじやエノキダケ、それから刻まれた竹輪などがセットになったものだ。それに、だし醤油と粉末のだしが添えられていた。

 届いてからすぐに調理に取り掛かりたかったのだが、我が家はいつも炊飯器にめいいっぱいの五合半のお米を炊いているので、炊いたご飯がなくなるまで、あと二日ほど必要だった。

 そして、ガンモが休日出勤の代休を取っていたある日、私が自分のお昼のお弁当を詰めると、炊いていたご飯がすっかりなくなった。ガンモの仕事が休みの日だったので、できれば次のご飯の用意をしておきたかったのだが、何しろ朝は出勤の準備でひどく慌しいため、空っぽになった炊飯器をそのままにして出掛けてしまった。心の中では、母が書いてくれた釜飯のレシピを頼りに、ガンモが釜飯を作ってくれたらいいのに、などと都合のいいことを考えていた。

 ところで、私は仕事中、携帯電話の着信音もバイブも鳴らさない設定にしている。電話やメールの着信があると、小さなランプだけが点灯するようになっているので、仕事中はときどきそのランプを確認している。仕事中、ふと携帯電話に目をやると、点灯しているランプの色で、ガンモから電話の着信があったことに気が付いた。しかも、着信履歴を見てみると、時間を隔てて二回も入っている。ガンモが私の仕事中に電話を掛けて来るのは珍しいことなので、一体何ごとだろうと思い、折り返し、ガンモに電話を掛けてみた。すると、電話に出たガンモは、
「釜飯の作り方を教えてくれ!」
と言う。ガンモは、冷蔵庫に母が送ってくれた釜飯セットが入ったままになっていたので、気に掛けていたらしいのだ。そして、母のあの味を再現できるなら、自分で釜飯を作ろうと思い立ってくれたらしい。私は、母の書いてくれたレシピが、母から届いた荷物の中に入っているはずだと答えたあと、
「実は、釜飯の材料を無駄にしたくなかったので、ガンモに釜飯作りを頼もうと思ってたところだったんだよ。どうもありがとう」
と言って、電話を切った。

 仕事を終えてガンモに電話を掛けてみると、ガンモは無事に母の書いてくれたレシピを探り当て、釜飯を作ったという。思ったよりも簡単だったらしい。そして、少し遅めのお昼ご飯にその釜飯を食べたそうだ。ガンモは、
「うまい!」
と絶賛していた。ガンモ曰く、その釜飯は、母の味が見事に再現されているという。

 私は、ガンモの炊いてくれた釜飯を食べたくて、急いで帰宅した。帰宅してすぐに炊飯器を開けてみると、ふっくらとしたご飯の中に、しめじやエノキダケがこんもりと炊き込まれ、いつもよりも炊飯器の中身が盛り上がっていた。私は、お茶碗に釜飯を装い、まずは一口、味見してみた。確かにおいしい! 間違いなく母の味だ。あまりにおいしくて、いつもよりも食が進んでしまったほどである。ガンモは、
「明日のお弁当に、釜飯、持って行くんだろ?」
と私に尋ねた。ガンモは、何だか釜飯が減ってしまうのを惜しんでいるかのようである。私は、
「もちろん、持って行くよ」
と答えた。

 翌朝、私は予定通り、お弁当に釜飯を詰めて持参した。ガンモが仕事に出掛けて行くときはいつも、私が三ノ宮駅に着いた頃にガンモの携帯電話にモーニングコールを入れることになっている。というのも、私が五時に起床したあと、ガンモのために目覚ましを七時過ぎにセットし直しているためだ。もしも目覚ましの再セットが不十分だった場合でも、私が三ノ宮駅に着いた頃にガンモに電話を掛けて起こせば、ガンモはまだ仕事に間に合うからだ。

 いつものように、ガンモはちゃんと起きていた。私はふと思い付き、
「もしかして、朝ご飯に釜飯を食べようと思ってるでしょ?」
と尋ねると、
「ばれた?」
と言う。いつもは朝食にパンを食べているガンモだが、きっとその日は釜飯を朝食に食べるだろうと思っていたのだ。やはりガンモも私と同じことを考えていたようだった。それくらい、私たちはその釜飯がお気に入りだったのだ。

 その日、私は仕事から帰宅したあと、自宅で釜飯を夕飯に食べた。ガンモは仕事で帰りが遅かったが、やはり帰宅したあと、自宅で釜飯を食べた。四合炊いた釜飯は、その翌日、再び私がお昼のお弁当に持参するとなくなってしまった。そして、次のご飯を炊いたのだが、母が送ってくれた釜飯セットは使い切ってしまっていたので、いつものように白いご飯を炊いた。すると、ガンモが、
「二合くらいにしておかなかったの?」
と言う。どうやらガンモは、次の休みの日にスーパーに出掛けて、しめじやエノキダケなどを買い込み、母が送ってくれただし醤油を使って自分で釜飯を作ろうと思い立ったらしい。しかし、私が炊飯器にめいいっぱいの五合半の白ご飯を炊いてしまったので、それは叶わなかった。

 母に釜飯が大好評だったことを話すと、それからしばらくして、再び母から釜飯セットが届いた。今度は私の仕事が休みだったので、母のレシピに従って、私が釜飯を炊いた。ふっくらとしたほくほくの釜飯が炊けたのだが、母に指示されていたよりも粉末のだしの量を少なくしてしまったためか、ちょっぴり薄味になってしまった。私はまさか、そんなにたくさんのだしが必要だとは思わなかったので、母から届いた粉末のだしを、全部使わずに少しだけ入れて蓋を閉めてしまったのだ。あまりにも薄味だったので、私は釜飯が炊き上がってから、残してしまった粉末のだしを温かいご飯に振り掛けた。ガンモは出掛けて不在だったのだが、帰宅するとおいしそうに釜飯を食べていた。

 多くの子供たちがカレーを好むのは、普段の白いご飯という日常に対し、カレーがとびきりの非日常だからだと思う。そのときだけ特別な気がするのだ。私たちにとっての釜飯も然りである。しかし、夫婦共働きの私たちにとっての釜飯とは、決して敷居の高いものではなく、ほんの少し手を伸ばせば届くところにある非日常だった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 母から届いた釜飯セットの中に、刻み竹輪が含まれていたのですが、その竹輪を見た途端、胸の中に熱いものが込み上げて来ました。竹輪そのものではなく、不精な娘のためにわざわざ刻んで送ってくれたんですよね。私は、その刻み竹輪を、何年経っても忘れないように、しっかりと自分の胸に焼き付けました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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