« 同じ土俵に立つ(後編) | トップページ | そろそろ私も・・・・・・ »

2009.12.04

映画『ATOM』

同じ土俵に立つ(後編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m TOEIC運営委員会にお願いがあります。公開テストの受験会場を決めるときに、同じ住所からの申し込みであれば、受験会場を同じにしてください。(笑)まだ新婚の頃に受験したTOIECの試験で、たまたまガンモと同じ会場で受験することができたのは、ラッキーだったのかもしれません。

 アトムの映画が公開されるという話を聞きつけ、兵庫県内で上映されている映画館を探していたところ、私の活動範囲内で一軒の映画館が候補に上がった。とは言え、ここ最近の慢性的な寝不足から、平日のレディースデイには足を運ぶことができなくなってしまったため、格安料金で映画を鑑賞するには、休日のレイトショーで鑑賞するのが常となっていた。しかし、私がピックアップしたその映画館はレイトショーを上映している映画館ではなかったのだ。はてさて、どうしたら格安料金でこの映画を鑑賞できるのだろうと思案していたところ、派遣会社の福利厚生サービスでこの映画の鑑賞券が格安で販売されていたので申し込み、結局のところ、最初にピックアップした兵庫県内の映画館ではなく、大阪・梅田の映画館でホットヨガのレッスンの帰りに鑑賞することになった。十月二十四日のことである。感触的には、話題性のある映画であるにもかかわらず、上映されている映画館の数が少ないように思えた。

 最初にお断りしておくが、私は特にアニメ好きというわけではない。鑑賞する映画も、圧倒的に実写版のほうが多い。アニメを鑑賞するのは、年に一回、あるかないかの頻度である。私がアニメを積極的に鑑賞しない理由は、もともと映画というものが現実とは違うバーチャルな世界が描かれたものであることを常に意識してはいるものの、それがアニメになると、ますますバーチャル度が加速してしまうからだと思う。実写版の映画を鑑賞することで、少しでも現実の世界に足を留めておきたいのだろう。

 また、昔のアニメならまだしも、コンピュータ業界に従事している私が言うのも変だが、最近の映画やゲームはコンピュータで描かれているためか、温か味を感じられないのことも、アニメの鑑賞に積極的になれない理由の一つである。その昔、私はテレビゲームにとことんはまったことがあった。今から二十年以上も前の大学生の頃のことである。その頃は、家庭用ゲーム機器の性能も今ほど優れていたわけではなく、大好きなロールプレイングゲームを楽しむのに、テレビの画面に大きなドットのキャラクターが映し出されていた。私は、そんなキャラクターに愛着を感じたものだった。ところが、テレビゲームがCD-ROMに焼き付けられるようになってから、扱う情報量が一気に増え、テレビゲームの映像の質が格段にアップした。それと同時に、テレビゲームのキャラクターからも温か味が消えてしまった。以前よりも動きがなめらかではあるのだが、どこか表情のないキャラクターが増えて来たように思うのだ。テレビゲーム同様、アニメ業界にも同じようなことが起こっていた。

 本作も、コンピュータで処理された映像という感じは拭えなかった。映像に、アナログの時代の曖昧さがないのだ。とは言え、香港とアメリカの合作映画であるにもかかわらず、ストーリーそのものは、手塚作品のアトムの精神性を忠実に引き継いでいるように思う。手塚作品のアトムがずっと悩んでいたであろう、ロボットと人間との共存方法、そして、テンマ博士の亡くなった息子トビーを再生する形で作られた代用品ロボットとしての自分の在り方。アトムの物語をたった一つだけ生み出すとするならば、アトムが抱えていたであろうこれらの葛藤が表現されていなければもぐりだと思う。その点、本作の製作者は原作者の手塚治虫先生からすれば外国人であるにもかかわらず、手塚作品のアトムを実に良く研究されていると感じた。

 本作は、アトムがトビーの代用品としてではなく、オリジナルな自分としての居場所を見付けるための物語だと言ってもいい。どんな関わり方であれ、他の登場人物だちは、アトムからアトムらしさを惜しみなく引き出している。私たち日本人の知っているアトムとはまったく違うアトムではなく、私たちの知っているアトムが生まれ変わったという感想を抱いた方も多いのではないだろうか。コンピュータグラフィックの冷たい映像が、原作に対する敬意と理解により補われた良き作品だったと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 普段、携帯電話やノートパソコンの電池の消耗具合を気にしながら生活しているからでしょうか。鑑賞中、アトムは充電しなくてもいいのだろうかと、心配になってしまいました。原子の子だから、長持ちするのでしょうか。それにしても、古い作品が、こうした形で蘇るのはいいですね。原作への裏切りのない作品だと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 同じ土俵に立つ(後編) | トップページ | そろそろ私も・・・・・・ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/46939431

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『ATOM』:

« 同じ土俵に立つ(後編) | トップページ | そろそろ私も・・・・・・ »