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2009.11.27

映画『クヒオ大佐』

戦利品はムートンブーツ、コットンマフラー、そしてアンティークペンダントの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 骨董市も、午前中のうちに足を運べば、もっとたくさんの出物に出会えるのでしょうね。私が足を運ぶ時間はいつも、午前中にホットヨガのレッスンを受けたあとなので、半ば売れ残り品という感は拭えません。それでも、「商品を持ち帰るよりも、多少安くしてもいいから買って欲しい」という業者さんの気持ちに触れることができるので、閉店前の時間でもまあいいかな、とは思います。新婚の頃は、早起きをして、ガンモと一緒に関西周辺の骨董市に勢力的に出掛けていたこともあったのですが、今回もそうであったように、ガンモは休日に仕事が入ることが多いので、最近はホットヨガのレッスンとセットになっているわけなんです。(笑)

 映画『南極料理人』で初めてその存在を知った堺雅人さんが主演する新たな作品が公開された。劇場で何度も予告編を観ていたので、ごく自然な流れでの鑑賞となった。鑑賞したのは、今から一ヶ月ほど前の十月二十三日のことである。

 皆さん、既にご存知のように、本作では堺雅人さんが、クヒオ大佐という女性にだらしのない結婚詐欺師を演じている。折しも、女性の結婚詐欺事件が話題となっている中で、本作は男性による結婚詐欺事件というわけだ。ただし、現実の結婚詐欺事件のような殺人事件は絡まない。ただひたすら、お金と女性を求めるというお話である。

 クヒオ大佐は実在した人物だそうで、自分はアメリカ空軍のパイロットであると偽り、女性たちから総額一億円を騙し取ったと言われている。もともと容姿が白人に似ていたことから、自分はジョナサン・エリザベス・クヒオという名前で、父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこであると自己紹介する。そして、自分と結婚すれば軍から結婚祝い金として五千万円もらえるなどと言っては女性たちを騙す。冷静に考えると、疑いたくなるような話なのだが、恋という熱病に冒された女性たちは、コロッと騙されてしまうようだ。

 もともと私は、女性にだらしのないクヒオ大佐のような男性が好きではない。その人が本当は何を求めているかは、「目」に表れると思う。自分のことをいくら好きだと言葉で熱っぽく語ってくれたとしても、目が他のものを求めていれば、その言葉は真実ではないのだ。私の職場にも、女性にだらしのない男性がいるが、やはり、目が真剣ではない。こうした詐欺師に引っ掛からないようにするためには、相手の本質を見抜く力を養うことも必要であるように思う。

 とは言え、本作に登場するクヒオ大佐は、誰から見ても完璧な詐欺師ではない。ちょっと間抜けな詐欺師と言ってもいいくらいだ。だから、クヒオ大佐に献身的にお金を貢いでいるお弁当屋の女主人しのぶの弟に、詐欺師であることを見破られてしまう。正体を見破られてからのクヒオ大佐としのぶの弟は、漫才のボケと突っ込みのような関係を築いて行く。

 女性による結婚詐欺事件が話題になった頃、私はガンモとそれらの事件について語り合った。そこで辿り着いた結論とは、愛があればあるほど、愛する相手に金銭的な援助を求めることはできないのではないかということだった。だから、自分の愛する人にお金を出して欲しいと苦もなく切り出せるのは、愛のない証拠だという結論に達したのだ。実際、愛があるとまでは行かなくても、例えば小銭がなくて友人から電車代やジュース代を借りることでさえ躊躇してしまう気持ちは、誰の中にもあるのではないだろうか。もちろん、自分自身のプライドのためになかなか切り出せないというのもあるだろうが、そこには相手に迷惑を掛けたくない気持ちがベースにあると思うのだ。しかし、こうした詐欺事件は、そんなベースの思いを一気に突き破り、愛という名のもとに相手に金銭を求める卑劣な行為だと思う。

 そんな卑劣な行為も、本作では面白おかしく表現されている。映画として捉えるならば、ちょっぴり間抜けなクヒオ大佐の取る行動は面白い。本作を楽しむには、詐欺事件を深刻に捉えずに、ただただクヒオ大佐のちょっぴり間抜けな行動に注目していればいい。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 正直言って、鑑賞した直後は、「何だあ? この映画は?」と思いました。(苦笑)しかし、後になって、この映画はコメディだったのだと思い直してみると、本作の面白さが見えて来たのです。結婚詐欺師であるのに、物事を多角的に捉えることができずに、一つの方法に固執してしまうクヒオ大佐に、嫌悪感よりも、どこか憎めない感情を持ってしまいますね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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監督、吉田大八。脚本、香川まさひと、吉田大八。原作、吉田和正『結婚詐欺師クヒオ大 [続きを読む]

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