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2009.10.06

新型インフルエンザがらみの二つの出来事

映画『ノーボーイズ,ノークライ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m これまでにも何度か書いて来ましたが、妻夫木聡くんは好感の持てる役者さんですね。寡黙だけれど、心の中に熱いものを持っていそうな感じです。彼がもっともっと年を取り、渋い役者さんになるのが楽しみですね。

 新型インフルエンザがらみで二つの事件があった。その一つは、職場の同じビル内に新型インフルエンザらしき症状を訴える人が出たことだ。勤務中にその症状が出たらしく、そのことを知らせる「おふれ」が総務の女性によって電子メールで一斉に通知され、私たちの働いているフロアの休憩室が患者の一時的な退避場所に選ばれた。そのため、私たちの働いているフロアの休憩室はもちろんのこと、休憩室の周辺に設置されている自動販売機や流しの使用を禁じられた。

 このときは私もさすがに驚いた。普段からうがい薬を持ち歩いているのでトイレですぐにうがいをし、マスクも持っていたので直ちに着用したが、何人かの人たちは総務の女性に、マスクを配布できないかと申し出たらしい。そのため、その日に限って総務により、マスクが配布された。

 あとからわかったことだが、新型インフルエンザらしき症状を訴えた方はタクシーで病院まで運ばれ、検査を受けたものの、結果は二回とも陰性だったのだそうだ。

 もう一つは、上司のまた上司のご家族が高熱を出してしまったことだ。新型インフルエンザの感染を防ぐため、私の働いている職場では、高熱を出した家族がいる場合、会社に報告して自宅待機するルールが出来たことを、以前、ここにも書いたと思う。そのため、上司のまた上司は、そのことをひとまず会社に報告したようだ。

 最初のうち、その報告に対する指示をも含めたやりとりは、一部の人たちの間だけで取り交わされていたようである。しかし、ある段階になると、そのやりとりの一部が同じ職場の人たち全員に公開された。そこには、ご家族が高熱を出したこと、病院に行ったが陰性と診断されたことまで書かれていた。ただ、病院の診断は、高熱が出てから一定の時間が経過しなければ正しい診断が行われないそうで、上司のまた上司は、医師による診断が確定するまで、社内でマスクを着用し、人との接触を控えるよう指示されたらしい。

 そのため、毎朝行っていた私たちのプロジェクト単位の朝礼は、しばらく見合わせることになった。それだけではない。何と、部長が段ボールをどこからか調達して来て、上司のまた上司が座っている席の周辺に段ボールの囲いを作ったのである。さすがにそこまでするのは人権侵害ではないかとも思ったが、口にはしなかった。まだ、上司のまた上司のご家族が新型インフルエンザであると確定したわけでもないのに、社内でこのような扱いを受けるのは屈辱的なことではないだろうか。しかし、上司のまた上司は、そのような扱いを自ら受け入れているようだった。とは言え、定められたルールから言えば、上司のまた上司は、ご家族の方が新型インフルエンザに感染していないということがわかるまで、自宅待機ということになるのだが、そうはならなかったのは、上司のまた上司が、このあとしばらく休暇を取ることになっているためらしい。

 今回のことで私が痛感したのは、会社で出会う人たちは、愛情ベースで結ばれた家族とは著しく異なるということだった。家族ならば、決してこのような扱いはしないだろう。もっと愛情を持って接するはずだ。私は、「新型インフルエンザに感染するのは、一体誰のせいなのか?」と考えた。社内での、上司のまた上司の扱いを見ていると、人権など無視された形であたかも病原菌のごとく扱われている。このようなことをしなくても、感染しないように、日頃からそれぞれの人たちが手洗いやうがいを心掛ければいいのではないだろうか。確かに、もしも上司のまた上司のご家族が新型インフルエンザに感染していた場合、上司のまた上司を介して同じ職場の人たちに感染する可能性はある。しかし、仮にそうだとしても、私には、今回の処置が妥当だったとはとても思えないのである。 

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 職場の同じビル内で新型インフルエンザの症状を訴える人が出たときに、タクシーの運転手さんが病院までその方を運んでくれたそうです。思えば、このタクシーの運転手さんこそ、愛のある人ですよね。私は、このタクシーの運転手さんのような人は、新型インフルエンザには感染しないと思います。自分の家族だけでなく、他者に対してもこのような態度を取ることができる人は素晴らしいですよね。私もタクシーの運転手さんのようでありたいと思いますが、実際に同じ場面に直面すると、きっと怖いと思います。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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