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2009.10.11

映画『南極料理人』

戦利品は毛糸の帽子とガネーシャTシャツの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。もしかすると、「ガンまる日記」を読んでくださっている方たちの中には、隠れ骨董市ファンの方もいらっしゃるのかもしれませんね。東京に住んでいた頃も、私はしばしば骨董市に足を運んでいましたが、どちらかと言うと、東京近郊の骨董市は骨董品やガラクタを中心とした商品を扱う露店が多く、骨董市の規模はそれほど大きくはありませんでした。私が関西に来てから足を運ぶようになった骨董市は、骨董品やガラクタのほかに食料品や雑貨、手作りの品などを扱う露店も加わり、数百単位で露店の出る大規模な骨董市が多いようです。なお、後追いで、天神さんの市の戦利品の画像を追加しておきましたので、よろしければご覧ください。

 本作を鑑賞したのは、今から一ヶ月以上も前の九月五日のことである。普段、テレビを見る習慣のない私は、主演の堺雅人さんという俳優さんの存在をまったく知らなかった。いくつかの映画にも出演されているようだが、これだけ映画を観ていても、彼の出演されている映画は観たことがなかった。だから、私にとっての堺雅人さんという俳優さんは、どこかから急に降ってわいたような存在だったのである。私はそんな堺雅人さんに、キャラクター的にもルックス的にも、太川陽介さんと中居正広くんを足して二で割ったあと、二十パーセントくらいを差し引いたような印象を抱いた。

 今回、堺雅人さんが演じているのは、南極ドームふじ基地に派遣された南極観測隊の料理人である。南極ドームふじ基地は、かの有名な昭和基地からは遠く離れたところにある。そこには、ペンギンもアザラシはおろか、ウィルスさえも存在しない。そんな南極ドームふじ基地に、観測などの目的で派遣された人たちの三度の食事を作るのが彼の仕事なのである。

 南極ドームふじ基地に派遣されて来た人たちは、実に個性的な人たちばかりである。料理人の西村のほか、雪氷学者の本(もと)さん、気象学者のタイチョー、雪氷サポートの兄(にい)やん、医療担当のドクター、車両担当の主任、通信担当の盆(ぼん)、大気学者の平さんらの合計八人が、マイナス五十四度という極寒の地で密接に関わり合って行く。私自身、南国の生まれなので、実のところ、極寒という感覚が良くわからない。大学生の頃、長野県にある温泉旅館で住み込みのアルバイトをしたことがあるが、確かお風呂に入ったあと、髪の毛をあまり乾かさずに外に出ると、髪の毛が瞬く間に凍ってしまった経験がある。そのときに経験した寒さが、私の中途半端に長い人生の中で最も寒かった経験である。もちろん、マイナス五十四度というのは、それよりももっと寒い状況のはずである。

 当然のことながら、南極ドームふじ基地の周辺には、お店もなければネオンもなく、テレビもない。だから、そこで働く人たちの楽しみと言えば、一日に三度の食事だったり、仕事を終えたあとに飲むお酒だったり、夜食のラーメンだったりするわけである。

 食料品は、周辺一帯が冷凍庫みたいなものなので、日本から送られて来た冷凍食品がたっぷり保管されている。しかし、食が片寄ってしまうのか、既にいくつかの食材を切らしてしまったり、反対に、たくさん保管されている食材もある。

 料理人の西村は、ありあわせの食材を使って伊勢えびのエビフライを作ったり、夜食のラーメンが切れてしまい、すっかり元気のなくなってしまったラーメン好きのタイチョーのために手作りラーメンに挑戦したりする。普段、食に対してほとんどこだわりを持っていない私が見ると、どこまでも食を追及しようとする立場にある料理人の西村に対し、尊敬の念さえ抱いてしまう。

 これまでにも、映画『幸せのレシピ』など、料理をテーマとして扱った作品を鑑賞して来たが、映画『幸せのレシピ』のように、お客さん相手にレストランで料理を出すのではなく、例えそれが南極ドームふじ基地という特殊な場所であったとしても、一日に三度の食事という最も身近な食を通して、作る人の喜びと、それを食べる人たちの喜びについて、改めて考えさせられたのだった。もちろん、作る人の喜びは、それを食べる人たちの喜びからパワーをもらって、そのパワーを還元させていることはわかっているのだが、南極ドームふじ基地に専用の料理人がいるくらいなのだから、各家庭にも専用の料理人がいてもおかしくはないのではないか、などと思ったりもしたのである。それくらい、一日に三度の食事を作るということは、片手間では済まされないことのように思えて来たのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 南極ドームふじ基地への派遣者は、すべて男性ばかりでした。ここに女性が加われば、また違った雰囲気の作品が出来上がったのでしょうが、実際にはやはり、少人数の男女が隔離された場所で指定された期間を過ごすようなことにはならないのでしょうね。また、女性の派遣者がいなかったからこそ、女性の存在に対して揺れることなく、それぞれの派遣者の個性が輝いていたのかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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