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2009.10.25

映画『ブエノスアイレスの夜』

ホットヨガ(一六六回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ガンモが、「もう一六六回もホットヨガのレッスンを受けたの?」と驚いていました。(笑)いろいろなことをあれこれ実践したがる私にしては、継続していることが珍しいのだそうです。ホットヨガのレッスンは、いろいろな支店やいろいろなコースが用意されているので、いつまでも私を飽きさせないのだと思います。(笑)

 本作を鑑賞したのは、今から二ヶ月以上も前の八月十六日のことである。ガエル・ガルシア・ベルナルくんの存在が何となく気になっていて、彼の出演している作品を鑑賞しようと、レンタルDVDショップで本作のDVDをレンタルしたのだ。英語やフランス語、イタリア語も話せるガエルくんだが、本作では母国語のスペイン語で演技をしている。

 いつものように、本作がどのようなストーリーなのか、まったく予備知識も持たずに鑑賞に及んだのだが、聡明な女性が何やら性の対象として若い男女(あるいは男性)を買っているように思える。しかし、どうも様子が変だ。彼ら(あるいは彼)と直接的な性行為に及ぶのではなく、別の部屋に控えさせて性をイメージするような声を聞き、その声から淫らな想像をして自らを慰めているのだ。どうやらこの女性は、深い性的トラウマを抱えているようである。

 この聡明な女性を演じている女優さんを、かつて何かの作品で拝見したはずだと思っていた。はて、どの作品だろう? 一生懸命思い出そうとしたが、なかなか思い出せなかった。本作のレビューを書くにあたり、調べてみたところ、ペドロ・アルモドバル監督の映画『オール・アバウト・マイ・マザー』で母の役を演じていたセシリア・ロスだった。果たして、この聡明な女性がガエルくんとどのように絡んで行くかというと、ガエルくんはセシリア・ロス演じる聡明な女性カルメンに買われる若い男性グスタボを演じているのだ。

 深い性的トラウマのあるカルメンと、カルメンにお金で買われたグスタボは、二十も年が離れているにもかかわらず、次第に惹かれ合って行く。これまで誰も入り込むことのできなかったカルメンのデリケートな心の領域に、グスタボは少しずつ分け入ったのだ。グスタボに愛されるようになり、カルメンのトラウマが少しずつ解消されて行く。そこまでは良かったのだが、何と本作には信じがたいほど衝撃的な事実が用意されている。それは、まさか、まさかの事実である。カルメンの深い性的トラウマにも関連するその事実は、ようやくトラウマが解消され、幸せを掴みつつあったカルメンを再び奈落の底へと突き落とした。

 ネタバレになってしまうので、その、まさかの事実が何であるかは、敢えて触れないことにしよう。仮に、そのまさかの事実を「それ」と表記すると、実は私自身は「それ」がそれほど罪深いことだとは思っていない。不倫や浮気に関してはいつも批判的な姿勢を見せている私が、「それ」を許容することに驚きを感じる方もいらっしゃることだろう。中には、不倫や浮気よりも、「それ」のほうがよっぽど罪深いことではないかと主張される方もいらっしゃるかもしれない。しかし私は、カルメンとグスタボが深く愛し合うことが誰に対する裏切りにもならないのであれば、「それ」を許容できるのだ。もちろん、「それ」が欲望ではなく、愛であるという前提においてである。ただ、あくまで許容であって、私自身がそうであるというわけではない。こんなふうに許容する者もいるのだから、二人には貫いて欲しかったと思う。

 「それ」は、私たちが本能的に感じる拒絶反応なのだろうか。それとも、大人になるに従って、周りから植え付けられた価値観なのだろうか。「それ」が、単に私たちが大人になるにつれて植え付けられた知識に過ぎないのならば、そうした一切の知識から遠ざけられた人がどのような価値観を持つのか、知りたいものである。もしも、そうした知識を持たない人が最初から拒否反応を示すのであれば、「それ」は私たちの本能であるに違いない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ガエルくんは、どんな役に対しても物怖じしない役者さんですね。これまで、彼の出演する作品をいろいろ鑑賞して来ましたが、鑑賞する度に新しい彼に出会うことができます。本作はアルゼンチンとスペインの合作映画なので、母国語を話すガエルくんを鑑賞することができました。普段、母国語以外の作品で彼を見ているだけに、母国語のスペイン語を話す彼はとても新鮮でした。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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