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2009.09.07

マンションの自主管理

白熱灯もどきの明るい蛍光灯の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。これからは、トイレなども白熱灯ではなく蛍光灯が灯る時代になるのでしょうか。トイレが落ち着くのは、白熱灯の怪しい光のおかげだったのかもしれません。蛍光灯によって何もかも明るみに映し出されると、曖昧さを失ってしまうようにも思いますね。

 私たちが住んでいるマンションは、今から十一年前にある建設会社によって建設され、分譲された。入居後しばらくは、建設会社の子会社の管理会社がマンションの管理に携わっていて、年に一回行われる管理組合の定期総会には、管理会社の社員が出入りして、その年の会計報告などを行っていた。

 ところが、入居して三年ほど経った頃だろうか。管理会社にマンションの管理を任せてしまうよりも、自分たちの手でマンションを自主管理して行こうという動きが出て来た。というのも、私たちが毎月支払っている管理費は、将来、マンションの修繕積立金の一部として蓄えられることになっているのだが、マンションの管理を管理会社に任せることにより、多くの手数料が発生し、実際に積み立てる金額が少なくなってしまうことがわかって来たからだ。それよりも、自分たちの手でマンションを自主管理し、少しでも多くのお金を修繕積立金として積み立てようと、思い切ってマンションの管理会社と手を切り、自主管理することになったのである。

 入居当時からお世話になっていたマンションの管理人さんのお給料も、最初は管理会社を通して支払われていたのだが、マンションを自主管理に切り替えることにより、私たちが毎月支払っている管理費から直接お支払いするようになった。

 マンションを自主管理して行く上で大変だったのは、会計の仕事である。毎年、管理組合の役員は持ちまわり制と決まっていたのだが、その中でも特に、管理組合長と会計の役員を選出するのが至難の業だった。私もこれまでに一度、管理組合の役員の仕事を担当したことがあるのだが、やはり夫婦共働きということで、会計の仕事はパスさせていただいた。会計の仕事を担当されていたのは、平日でもマンション近くの銀行に足を運ぶことのできる専業主婦の女性が多かったようだが、それでもマンションの管理組合所有の通帳を管理したり、出金や入金などの管理を行うのは慣れない仕事である上に責任も重いので、かなり骨の折れる仕事だったようだ。

 そこで、ある時期から、会計の仕事とマンション管理の一部を外部に委託するようになった。もともと管理会社を介入させることにより、マンションの修繕積立金が少なくなってしまうことを懸念して始めた自主管理だったが、やはり、会計のように専門的な知識を必要とする仕事もあるために、専門家に任せることで任された仕事への負担を軽くすることに、多くの住民が同意したのだった。

 さて、先日、私たちのマンションでは、自転車やバイクの駐輪場の抽選が行われた。自家用車と違って、自転車やバイクは、お子さんの成長などにより、各戸における台数の増減が顕著である。そのため、私たちのマンションでは、毎年、夏の終わりに駐輪場の抽選を行っているのである。駐輪場の抽選は、あらかじめ申告しておいた台数分の駐輪場スペースをくじ引きで決めるというものだ。各戸につき二台までは無料で、それ以上の台数の駐輪場スペースを必要とする場合は有料となる。有料となった駐輪場の代金は、マンションの修繕積み立て金などの一部として蓄えられる。各戸二台までの無料駐輪場は、ほとんどの場合、立体駐輪場の上下段に割り当てられる。

 自転車やバイクの駐輪場の抽選は、毎年、恒例のイベントなので、今ではもう手馴れたものとなったが、入居したての頃は勝手がわからず、手際も悪かった。各戸の代表者をマンションのエントランスに集め、袋なり箱なりに入れたくじを引くことにより、駐輪場スペースが決まる。一年間使用することになるこの駐輪場スペースは、最寄駅までいつも自転車で移動している私たちにとってはかなり重要なものである。私たちは二台だけの利用なので、立体駐輪場の上下段が割り当てられている。

 マンションで立体駐輪場をご利用の方なら良くご存知かもしれないが、立体駐輪場の上段は、高いものと低いものが交互に設置されている。私たちのように、自転車のハンドルがそれほど大きくない自転車ならば、上段の高さが低くても問題はないのだが、中には自転車のハンドルがひどく大きい人や、お子さんを乗せるための前籠を取り付けている方もいらっしゃる。そうした方は、例え立体駐輪場の上段の高さが高くても、立体駐輪場のスペースにはうまく収まり切らない。そのため、左右の駐輪場にはみ出すような形になってしまうのだ。この一年間、私たちの隣に駐輪されていた自転車も、ひどく大きなハンドルの自転車で、定められた駐輪場スペースからいつもはみ出していたので、私たちが肩身の狭い思いをすることになった。駐輪場の抽選は、そんな状況からようやく解放されるのだという期待感が高まる瞬間なのだ。

 休日であるにもかかわらず、ガンモは仕事に出掛けて行ったので、私が抽選に参加することになった。駐輪場の抽選が行われる日は、抽選が行われる一時間ほど前までに自転車を所定の場所に移動させておく。そうすることで、新たな駐輪場スペースが決まったときに、それぞれが自転車を移動させやすいからだ。

 管理組合の役員さんに部屋番号を呼ばれ、くじを引くと、これまでとほぼ同じ場所の駐輪場スペースを引き当てた。これまでの駐輪場スペースは屋内だったので、雨に濡れる心配もなく、気に入っていたのだ。あとは、両隣にハンドルや前籠の大きな自転車が来ないことを祈るばかりだった。

 くじ引きが終わり、新たな駐輪場スペースが決まった人たちは、次々に自転車を定められた駐輪場スペースに移動する。ガンモが仕事に出掛けていたので、私はガンモの自転車も一緒に移動させた。見ると、両隣にはそれほど大きな自転車は停められていなかった。ひとまず安心である。新しい駐輪場スペースに自転車を停めたあと、私は仕事中のガンモに電話を掛けた。
「駐輪場のスペース、決まったから」
「どこ?」
とガンモに尋ねられたのだが、私は意地悪をして、
「教えない。自分で探すように」
と言った。仕事から帰宅したガンモは、真っ先に自分の駐輪場スペースを確認し、両隣にそれほど大きな自転車が停められていないことに安心したらしい。

 ところで、管理組合の役員になると、マンションの駐輪場を利用する自転車に貼るステッカーも業者さんに注文することになる。ちなみに、現在、私たちのマンションで使用されているステッカーは以下の通りだ。

マンションの駐輪場に置く自転車に張るシール。
このようなシールも、自分たちで業者さんに注文する。

 かつては、こうしたシールにもマンションの名前や部屋番号まで手書きあるいはテプラなどを使って記載していたのだが、最近は個人情報保護の動きがあり、マンション名も部屋番号の表示もやめてしまった。ちなみに、私が管理組合の役員を担当していた頃は、もう少しカラフルなラベルだった。駐輪場スペースの要望を住人から募ったあと、ラベルを作成してくれる業者と連絡を取り、有料と無料でステッカーの色を分けて注文したりしていた。そんな管理組合の仕事も、最初は右も左もわからない状態から始まったのだが、今では持ち回り制も二順目となっている。私たちが再び役員を担当する時期までもうすぐだ。

 多くのマンションは、まだまだ管理会社に任せ切りの状態かもしれない。しかし、こんな時代だからこそ、思い切って自主管理を始めてみるのもいいかもしれない。三人寄れば文殊の知恵というくらいだから、住民が集まれば、きっといいアイディアが浮かんで来るはずだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 最初は恐る恐る始まったマンションの自主管理でしたが、情報はどんどん蓄積され、何とかうまく回っているようです。築十一年経ったので、もうすぐちょっとした修繕計画が実行されることになりそうです。修繕が行われる年に管理組合の役員に当たるといろいろ大変なんですよね。それでも、自分たちの手でマンションを管理しているという自信とこれまでの実績が、直面している問題へのヒントを与えてくれることでしょう。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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