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2009.09.20

映画『走れ自転車』

すずらんの湯(15)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 今回、酵素浴の回数券を余らせてしまったことから、今後、すずらんの湯を利用するときは、酵素浴よりもよもぎ蒸しを利用したいと思っています。というのも、酵素についていろいろ調べてみると、酵素が皮膚を通して吸収されるということに関して、科学的には肯定されていないこともあります。しかし、酵素そのものには注目しているので、私は普段、酵素を意識的に口から摂取しています。一方、よもぎ蒸しは下から子宮を温めてくれるので、私自身の抱えている問題に直接働きかけてくれそうです。よもぎ蒸しを受けている三十分の間に、大好きなOxford Reading Treeを読むこともできますしね。(笑)

 本作は、夏休みの旅行で成田からアムステルダムへ向かう飛行機の中で鑑賞した作品である。レビューを書くにあたり、映画サイトを参照してみたところ、どういうわけか、本作に関する情報がなかった。一体これはどういうことなのだろうと思いながら更に調べてみると、どうやら日本では未公開の作品だったようだ。ただ、韓国で発売されている韓国語のDVDでは鑑賞することができるらしい。なるほど、それで映画サイトには情報がなかったわけだ。ということは、ブログなどに本作のレビューを綴っていらっしゃる方たちは、日本語の字幕なしに韓国語を理解することのできる人たちなのだろう。ちなみに、私が飛行機の中で鑑賞した本作には、日本語の字幕が表示されていた。

 韓国映画というと、はっきりとわかり易いくらいの熱くて火傷しそうなほどの感情を持った人が登場するものと思っていたが、本作は意外にも感情の起伏が激しくなく、比較的穏やかな流れでストーリーが展開されていた。

 ぶっきらぼうな青年スウクと、引っ越して来たばかりの女子大生ハジョンが出会う。古本屋で働くスウクの、まるで人を寄せ付けたくないと暗に主張しているかのようなぶっきらぼうなその態度は、自分の中の触れられたくない何かを必死で守ろうとしているかのようだった。そんな彼が、ハジョンと交流を重ねて行くことにより、次第に笑顔を見せるようになる。やがて、二人の間には男女の愛にも似た淡い雰囲気が流れ始めるのだが、実はスウクには、病院に入院中の彼女がいたのである。スウクはその彼女に対して、何か責任を感じている様子だった。最初のうち、スウクが固い殻に閉じこもっているように見えたのは、どうやらそこに原因がありそうだった。一方、明るそうに見えるハジョンにも、人に言えない悩みはあった。

 飛行機の中で鑑賞していたときから、スウクを演じている青年のことをどこかで見たことのある青年だと思っていたのだが、ようやくわかった。映画『後悔なんてしない』で主人公の同性愛の男性を演じていたイ・ヨンフンだった。確か、映画『後悔なんてしない』でも、最初のうち、彼は心を固く閉ざしていた。しかし、お金持ちのジェミンからの情熱的なアプローチにより、次第に心を開いて行ったのだ。役者さんにも、静の役者さんと動の役者さんがいる。静の役者さんは、台詞のないシーンを表情や動作で演じるのが得意だ。反対に、動の役者さんが台詞のないシーンを演じると、どこかぎこちなくなってしまう。イ・ヨンフンは、間違いなく静の役者さんだろう。

 ハジョン役のハン・ヒョジュは、一九八〇年代の日本のアイドルを思わせるような顔立ちである。私は彼女の顔を見ながら、森尾由美ちゃんや河合奈保子ちゃんのことを思いだしていた。二人のアイドルを足して二で割ったような雰囲気が、ハン・ヒョジュには感じられたのである。

 本作の中で私の好きなシーンは、二人が世界地図でダーツをして、ダーツが当たった場所への旅を夢見るシーンである。二人の間には本当に静かな時間が流れていた。お互いに想い合っているはずなのに、自制心が働くために、決定的な展開を迎えることなく、静かな時間だけが流れて行く。この時間をじれったく思うか、それとも心地良いと思うかは、鑑賞する人が恋愛に対してせっかちかどうかで変わって来るのかもしれない。たまにはこんな静かな韓国映画もいいのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 怪我をしたハジョンをスウクが自転車に乗せて走るようになるんですね。ここまで来ると、この二人をもう誰も邪魔してはいけないと思うのですが、スウクには入院中の彼女がいたりして、なかなかハジョンの思い通りにはことが運ばないわけです。それでも、二人で自転車に乗っている時間だけは、誰にも邪魔されない二人だけの時間だったのかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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