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2009.09.23

映画『GOEMON』

おじやで回復したおやじ(後編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ノロウィルスはO型が感染しやすいと書きましたが、何を隠そう、私もO型なんですよね。ガンモがノロウィルスではなかったとしても、私自身は何もなく、ピンピンしています。新型インフルエンザだとか、エイズだとか、他の人に感染する病が流行するのは、他者への慈しみの気持ちが失われつつあることへの警告ではないかと思います。周りの誰かが感染すると、その人のことよりも、自分自身のことや自分の身内のことを心配する傾向が強いですよね。むしろ、そういう世の中だからこそ、こうした病気が流行ることで、人々が学ぶべきことがあるのではないでしょうか。

 ゴールデンウィークの休暇を利用して、お弁当を持参して自宅近くの映画館に一日中こもった話を書いた。そのとき、一日で合計四本の作品を鑑賞し、その中の一つが本作だったのだが、あろうことか、上映中に居眠りをしてしまった。一本千円で映画を鑑賞できる日だったとは言え、せっかくお金を払って映画館に入ったというのに、途中で居眠りをしてしまい、どんな作品だったのか良く覚えていないというのは何とも情けないことである。もしかすると、そろそろ本作のDVDが発売されている時期なのかもしれないが、居眠りをしてしまった作品を鑑賞するためにわざわざDVDを借りるのも何だか悔しい。そんな思いを抱えていたところ、夏休みに出掛けたパリからの帰りの飛行機の中で本作が上映されていた。そこで、帰国後すぐに野外ライブに参加するために睡眠時間を確保しなければならない状況だったというのに、一本くらいならいいだろうと思い、鑑賞することにしたのだ。

 鑑賞してみてわかったことがある。映画館で上映中に居眠りしてしまったときは、ほんの少しのうたた寝程度だと思い込んでいたのだが、見ていないシーンがたくさん出て来たので、情けないことに、上映時間のほぼ半分は居眠りしてしまっていたようだった。全体を通して、やはり彩り豊かな作品だと言える。そのため、時代背景と噛み合わないという感想を抱いている方もいらっしゃるかもしれない。しかし、作り手が、自らの作品をどのように脚色しようと、それは作り手の自由であり、それをどのように受け取るかは、受け手の好みの問題である。むしろ、多くの人たちに受け入れられることを最初から意識して、オリジナリティに欠けた作品を生み出すことのほうが悲劇だ。

 本作を鑑賞して強く思ったことは、当時の人たちは、自らの意志を尊重するよりも、それぞれの立場に沿った生き方をしていたということだ。それが当たり前の世の中だったため、立場に反する自らの意志は、心の中にそっと押し込めるしかなかったようだ。当時に比べると、現代を生きている人たちは、立場というしがらみからは、ある程度、解放されていると言える。例えば、立場に沿って、好きでもない人と結婚する人たちは激減しているはずだ。

 立場によるしがらみの中にあっても、互いに友情を分かち合った五右衛門、才蔵、半蔵。おそらく彼らは、自らの意志を尊重することができずにこの世を去って行ったに違いない。そうした人たちの生き方と、現代の人たちの生き方を比べてみると、自らの意志を尊重できるようになったという点においては、魂が進化していると言えなくもない。私はそこに、一度では決して完結しない私たちの人生を見た。私たちは、少しずつ転生を重ねながら、その時代に沿った生き方をして、魂を進化させているのではないか。一つの転生で実現できなかったことを、次の転生に持ち越して、別の時代で実現させて来たのではないか。ふと、そんなことを思ったのだ。それぞれの立場を尊重することのできなかった時代を生きた五右衛門と茶々のほのかな恋も、現代まで進めばもっと大胆な恋に発展しているかもしれない。しがらみは、転生とともに解消されて行く。現代を生きている私は、そんなことを感じずにはいられなかった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 秀吉役の奥田瑛二さんが狂気の存在でしたね。奥田瑛二さんの新たな一面を発見したような感があります。私はもともと時代劇があまり好きではないので、このように色彩豊かな脚色が施されていることで、自らの好みを意識することなく鑑賞することができました。鑑賞したあとも、ずっと感動を引きずるような作品ではありませんが、こういう独特なアプローチも有りではないでしょうか。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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