難しいトイレ(5)
※映画『サガン -悲しみよ こんにちは- 』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。フランスの女流作家というと、私の中ではサガンのほかにもう一人、頭に思い浮かぶ人がいます。中国人男性とご縁のあった『愛人/ラマン』のマルグリット・デュラスです。単に男女の愛の感情面の表現方法だけを比較するならば、デュラスは淡々としているように見えても、実は心の中に熱いものを秘めていたような気がします。
二十年ほど前にツアーでヨーロッパを回ったとき、宿泊したロンドンのホテルのトイレの便器の横にもう一つ、小さな便器のようなものが設置されていた。私は、それが何であるのかわからずに、「もしかすると、子供用の便器なのだろうか? それとも、洗濯をするところなのだろうか?」と判断しかねていた。そのとき参加したツアーは十二日間のツアーだったのだが、ロンドンから旅が始まったばかりだったので、まだ洗濯物は溜まっていなかった。もしもその小さな便器のようなものに出会ったのが旅行の後半であったならば、私は戸惑いながらもそこで洗濯をしていたかもしれない。その小さな便器のようなものがビデだということを知ったのは、ずいぶんあとになってからである。
さて、今回、ブリュッセルで宿泊したホテルにも、私がかつてロンドンのホテルで見たのと同じようなビデが備え付けられていた。いまどきの日本では、ビデは便器に備え付けられているというのに、わざわざビデだけを便器の横に設置しているのは贅沢である。
ブリュッセルのホテルのトイレ
手前:便器 奥:ビデ
(撮影:ガンモ)
調べてみると、このタイプのビデは、その昔、お風呂がまだ普及していなかった時代に、性交後の女性性器を洗浄するために設置されたのだそうだ。どうやら、その頃の習慣が今でも残っているらしい。しかし、何故だろう。ホテルに宿泊して、バスタブに浸かったり、シャワーを浴びたりすることには何ら抵抗はないのに、ビデを使うのは抵抗がある。目的が一つに限られているからだろうか。
ちなみに、ビデの使い方は、栓をしたあと蛇口をひねり、お水やお湯を出して貯めて、便器とは反対方向にまたがって性器をじゃぶじゃぶ洗うらしい。いやはや、私には到底できない。だから、そっと眺めるだけにしておいた。
やはり、海外のトイレは難しい。海外のトイレをじっくり楽しむために、難しいトイレをカテゴリ化しておいた。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今回の旅では、デジタル一眼レフを持参して、三枚のメディアに撮影したのですが、実は、そのうちの一枚を、今週の日曜日に自宅で紛失してしまいました。(苦笑)そのため、ブリュッセルの後半からパリの画像が手元にありません。はてさて、困りました。おまけに、九月半ばの納品に向けて仕事がとても忙しくなり、数ヶ月振りの残業生活が始まってしまいました。かつてよりも出勤時間が早くなっているので、残業しながら記事を更新して行くのは正直、きついですね。そんな状況なので、失くしてしまったメディアを本格的に探す時間がなかなか取れないでいます。今度の週末にでも探してみますが、何しろ小さなメディアなので、モノが溢れ返っている我が家で見付かるかどうか・・・・・・。(苦笑)
さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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