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2009.08.05

ガンまる、タリスに乗る

ブルージュの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。記事の中でご紹介していたスライドショーの元画像(旅行アルバム)へのリンクが間違っていました。リンクをクリックしてくださった皆さん、申し訳ありませんでした。修正しておきました。今回撮影した写真を一冊の旅行アルバムにまとめ切れなかったので、撮影した写真を壁紙としてダウンロードできるサイトにアップしてみました。もし、お気に入りの写真がありましたら、パソコンの壁紙としてダウンロードして、かわいがってやってくださいませ。(苦笑)

 とうとうブリュッセルを出発する日がやって来た。いつものように、ホテルのカフェで朝食バイキングを食べたあと、部屋に戻り、「ガンまる日記」を書き上げた。しかし、写真の整理に思いのほか戸惑ってしまい、十二時チェックアウトだというのに、ギリギリまでパソコンに向かっていた。ようやく書き上げて時計を見ると、チェックアウト時間のおよそ二十分前だった。まだスーツケースに荷物を詰めていないというのに、何ということだろう。

 私たちはブリュッセルに五泊したので、既に洗濯物がたくさん溜まっていた。できればブリュッセルに滞在中に一度、コインランドリーに出向いて洗濯をしておきたかったのだが、宿泊したホテルの周辺には、ルイ・ヴィトンだのカルティエだのディオールだのエルメスといった高級ブランド店が立ち並ぶ場所にあったため、庶民的なコインランドリーにお目に掛かることはできなかった。コインランドリーでの洗濯を諦めたガンモは、ホテルのバスルームで自分の着たものをせっせと洗濯していたが、私は腹巻や四足セットの靴下などとにかく量が多いので、次なる目的地であるパリまで洗濯物を持ち込むことにしていた。

 五日分の洗濯物をたっぷりと含んだ洗濯物入れは、パンパンに膨れ上がっていた。日本から衣類をスーツケースに入れて持ち込んだとき、私はすべての衣類を圧縮袋に小分けしてコンパクトにしていた。衣類をコンパクトにした状態でようやくスーツケースに収まったのだから、溜まった洗濯物も小分けして圧縮袋に入れなければ、スーツケースには収まり切るはずがない。しかし、チェックアウト時間が差し迫っている今、もはや洗濯物入れの中の洗濯物をわざわざ小分けして圧縮袋に入れている時間はない。

 ガンモは私のスーツケースに、五日分の洗濯物を洗濯物入れのまままるごと押し込み、周辺に散らばっている小物たちも一緒にスーツケースの中に放り込んだ。私は、
「日本から持って来るときは、圧縮袋に衣類を入れてようやく収まったんだから、それらの衣類を圧縮袋に入れずにスーツケースに収まるわけがないでしょ」
と言った。すると、ガンモは、
「もう時間がないんだから、仕方ないだろ」
と反論した。仕方がないので、私はパンパンに脹らんだスーツケースの上に乗り、何とかスーツケースの蓋を閉めようとした。しかし、私の重い重い体重を掛けても、私のスーツケースの蓋はなかなか閉まらなかった。そこで、私がスーツケースの上に乗っている間に、ガンモが上から手で押さえて力をかけると、ようやく私のスーツケースの蓋が閉まった。

 そして、十二時ギリギリにホテルをチェックアウトしたあと、ホテルの最寄駅から地下鉄に乗り、ベルギー国鉄の乗り換え駅まで出た。ロンドンと違って、地下鉄の駅にエスカレータやリフト(エレベータ)の設備が整っているのはありがたい。ベルギー国鉄の駅からは、パリ行きのタリス(ドイツのケルンとフランスのパリを結ぶ国際高速列車)を利用することになっていた。

 タリスの発車時刻が十三時十三分だったので、私はタリスの中でサンドイッチを食べようと、ベルギー国鉄の構内にあるスーパーで長いサンドイッチを買ってタリスに乗り込んだ。今回、私たちが利用したのはファーストクラスである。去年、ロンドンからパリまでユーロスターを利用したときもファーストクラスだったが、そのときは昼食が付いていた。今回も同じように昼食が付いているのかとガンモに尋ねてみると、良くわからないという答えが返って来た。というのも、ブリュッセルからパリまでは、およそ一時間二十分ほどしか掛からないため、昼食を食べるには時間が短いのではないかと思ったからのようだ。

 お腹が空いていた私は、タリスに乗り込むや否や、さきほど購入した長いサンドイッチをむしゃむしゃ食べ始めた。朝食にはホテルの朝食バイキングをたっぷり食べたものの、健康のために果物と生野菜中心の朝食にチャレンジしたため、ひどくお腹が空いていたのだ。タリスに持ち込んだ長いサンドイッチを半分以上食べ終わった頃、サービス係の男性がお手拭と昼食のメニューを配ってくれたので、私はかなり慌てた。昼食のサービスはないと思っていたのに、これから用意されることがわかったからだ。

 私は食べかけのサンドイッチを慌てて仕舞い込み、何食わぬ顔をして昼食のサービスを受けた。サービス係の男性が、
「飲み物は何にしますか?」
と尋ねてくださったので、私は、
「白ワインをください」
と言った。すると、私の隣に座っていたガンモもまた、
「赤ワインをください」
と言った。「何故、お酒の飲めないガンモが食事のときに赤ワインを頼むのか?」と思われる方もいらっしゃることだろう。私もそう思う。そう、ガンモはその場の雰囲気に呑まれ易い。このような場で私が白ワインを注文すると、ガンモはそれほどお酒が飲めるわけでもないのに私に便乗して赤ワインを注文してしまう。そして、ガンモが飲み切れない赤ワインは、私の元へやって来て、私はすっかりゴキゲンになってしまうというわけだ。

 幸いにして、用意された昼食はそれほど重いものではなかった。私はパンを一つだけいただいて、白ワインを飲みながら、昼食をぺろりとたいらげた。隣では、早くもガンモが赤ワインに酔っていた。これ以上、ガンモに赤ワインを飲ませてしまっては大変なことになる。ガンモは自分でもわかっていたのか、私の空いたグラスに自分の赤ワインを注ぎ込んだ。私はガンモに注がれた一杯の赤ワインを責任を持って飲み干したあと、ガンモの手元に残っていた赤ワインも飲み干した。高速で走るタリスの中で、私の気分もハイになって来た。

 ところで、タリスには、無線LANを使って無料でインターネットに接続できるサービスがあった。自分の電子メールを登録するだけで誰もが利用することができる。「最初からタリスの中でインターネットを利用することができるとわかっていれば、ギリギリまでホテルでパソコンに向かわなくても良かったのに」などと思ったが、昼食を食べ終えると、パリ到着までほとんど時間がなかったので、これで良かったと思うしかないだろう。

 ブリュッセルとパリは思いのほか近かった。あっという間にタリスはパリ北駅(GARE DU NORD)に着いた。そう、一年前に私たちが拠点にした駅である。一年前に宿泊したホテルに、今回も宿泊するのである。タリスを降りると、私たちは、
「パリに帰って来たね」
と言った。ああ、何だか本当に懐かしい。私は間違いなくパリが大好きだ。パリ北駅に降り立った瞬間、そう思った。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、ガンまる、タリスに乗るをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 日本の新幹線とタリスが同じくらいのスピードで走ると仮定するならば、ブリュッセルとパリは、神戸と名古屋くらいの距離なのでしょうか。ずいぶん近いですよね。ヨーロッパ諸国では、こんなふうに簡単にお互いの国を行き来できるために、こちらに住む人たちは外国語に強いのかもしれません。もちろん、もともと構文が似ているというのもあるのでしょうが・・・・・・。それを考えると、海に囲まれている日本は、外からやって来たものを受け入れるためには大きな壁があることは間違いないでしょうね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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