« 映画『ガマの油』 | トップページ | 帰還 »

2009.07.14

初飛行

映画『ガマの油』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m テンションの高い人の出て来る映画を楽しめないということは、きっと私自身のエネルギーが落ちているのでしょうね。確かにリアルの世界でも、返信したメールに対し、直ちに返信されたりすると息切れしてしまいます。(苦笑)とは言うものの、こうして毎日、「ガンまる日記」を更新し続けているのは、全エネルギーを注ぎ込んでいるからでしょうか。もちろん、それもありますが、もともと自分の中にあるものを表現して行く作業と、自分の外にあるものを取り入れた上で表現する作業はまったく異なっているのですね。それはさておき、実はまだ六月の出来事を綴っているのですが、六月の終わりから七月の初めにかけて、ベランダの鳩に変化がありましたので、途中、他の記事も挟みながら、数回に分けて書かせていただきます。

 キッコロの不在により、TKMYが単独で子育てをしていた雛たちは、私たちがTKMYに与える餌から生産されるピジョンミルクですくすくと成長し、ベランダでバタバタと羽をばたつかせるようになった。このような動作を始めると、そろそろ初飛行が近い兆しである。ちなみに、雛たちはTKMYとキッコロの柄(がら)をそれぞれ受け継いでいたので、私たちは二羽の雛に対し、TKMYジュニア、キッコロジュニアと名付けた。

 ガンモが仕事に出掛けて行ったある休日のことである。ベランダの様子をうかがっていると、雛のうちの大きいほう、つまりキッコロジュニアの姿が見えないことに気が付いた。TKMYジュニアよりも若干身体が大きいとは言え、まだ初飛行は無理なはずだが、もしかすると父ちゃんたちのかつての雛のように、ベランダから落ちてしまったのかもしれない。

 私は心配になり、玄関を開けて外に出て、マンションの下の階の様子を見に行った。かつて、ベランダから落ちた雛は、すぐ下の階の手すりの上でおどおどしていた。もしかすると、キッコロジュニアもまた、下の階の手すりの上で途方に暮れているのではないかと思ったのだ。しかし私が見た限りでは、手すりの上はおろか、他の場所にも、キッコロジュニアの姿は見当たらなかった。

 私は、マンションの下の階のすべてのスペースを確認し、また、一階の植え込みのスペースもくまなく探した。しかし、キッコロジュニアの姿は見当たらなかった。もしかすると、下に落ちたときの衝撃で命尽きてしまい、マンションの誰かによって片付けられてしまったのだろうかとも思った。私は不安な気持ちを抱えながら、ガンモの帰りを待った。

 仕事から帰宅したガンモに、キッコロジュニアの姿が見えないことを告げると、ガンモは、
「あいつ、もう飛べるだろ」
と言った。そして、ベランダの様子を見に行き、
「ほら、もう帰って来てるから」
と言った。私は慌ててベランダを確認してみた。するとキッコロジュニアは、まるでツチノコのように平べったいスタイルで、TKMYの隣に並んでちょこんとベランダに座っていた。初飛行に疲れて休んでいたのだろうか。

 私は、雛の成長ぶりも信頼せずに、慌ててマンションの下の階まで見に行ったことを恥ずかしく思った。きっとキッコロジュニアは、先日、ガンモに高い高ーいをされて、ベランダの外の世界に思いを馳せたのだ。

 こうしてキッコロ亡きあとも、雛たちは私たちのサポートを受けながら、TKMY単独のピジョンミルクですくすくと成長しているのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m キッコロジュニアがベランダにいないと気付いたときには、かなり青ざめましたね。もし、下の階のどこかでおどおどしていたら、一体どうすればいいのかと思いました。「すみません、うちの子なんで、連れて帰ります」なんて、正々堂々とは言えませんから。(苦笑)そんな私の心配をよそに、キッコロジュニアは初飛行を楽しんでいたのでしょうね。私には子供がいませんが、子供の成長が楽しみな親の気持ちが、ほんの少しはわかるような気がします。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

哲学・思想[人気blogランキング]に

上記ボタンをクリックしてくださいますと、一日に一回、ランキングのポイントに加算されます。もしも毎日のように「ガンまる日記」を読んでくださっているならば、記事に共感したとき、あるいは応援してもいいと思ったとき、ポチッと押してくださると、大変うれしく思います。

|

« 映画『ガマの油』 | トップページ | 帰還 »