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2009.07.13

映画『ガマの油』

患者で溢れ返るクリニック(後編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。久し振りに筋腫について書かせていただきましたが、もしかすると、「ガンまる日記」を読んでくださっている方たちの中には、私と同じように何らかの婦人病と向き合っていらっしゃる方も多いのかもしれませんね。私が筋腫のことを「ガンまる日記」に赤裸々に綴るのは、私のように大きな筋腫を抱えていても、手術をせずに何とか元気に過ごしていることをお伝えしたいからでもあります。命に関わる病気ではないため、主治医によって、その時点で下す判断にも幅がありますね。もしも私と同じような状況にある方が「ガンまる日記」を読んでくださっているのであれば、こういう判断もあるのだと、少しでもご参考になれば幸いです。ちなみに、これを書いている今は、既に子宮体がんの検査結果を聞いて参りました。これについては、また後日、お伝えさせていただきます。

 本作を鑑賞したのは、役所としては、いやいや、役者としては、既に高い評価を得ている役所広司さんの監督作品であると知ったからだ。果たしてどんな作品に仕上がっているのだろうと期待に胸を膨らませながら、鑑賞に臨んだ。

 一日で何億ものお金を動かす株のデイトレーダーを仕事としている拓郎は、妻と一人息子とともにプール付きの豪邸に住んでいる。本編が始まると、いきなりテンションの高い拓郎がパソコンを凝視しながら、株をトレードするタイミングを見計らっている。良いタイミングでトレードできると、「どんなもんじゃい!」という効果音の声がパソコンから聞こえて来る。そんなハイテンションな拓郎の役を演じているのが、本作の監督でもある役所広司さんである。更に、拓郎の妻を小林聡美さんが演じ、拓郎の一人息子である卓也を、最近、あちらこちらの作品でお見掛けする瑛太くんが演じている。

 幼馴染の秋葉が少年院から出所するという知らせを受けて、少年院まで迎えに行った卓也が交通事故に遭い、意識不明の状態に陥る。出所した秋葉は、卓也の家で生活することになっていた。卓也の意識が戻らぬまま、秋葉は拓郎たちと生活を始めることになる。そして、間もなく卓也は・・・・・・。

 私は最初のうち、やたらとテンションの高い拓郎について行くことができなかったのだが、秋葉と一緒にキャンピングカーで旅を始めてからは、次第に人間味を感じられるようになった。広い家に住むと、人と人との距離が遠くなる。実際、物語の冒頭でも、拓郎と卓也の会話を目にしたとき、店主とアルバイトの会話なのだろうかと思ってしまったほどだ。しかし、生活の場がキャンピングカーという狭い空間に変わると、あたかも空間の広さと比例するかのように、拓郎と秋葉の距離も縮まって行く。

 テンションの高い拓郎と同じくらいテンションが高いのが、卓也の恋人光である。卓也が意識不明の状態に陥ったとき、何も知らずに卓也の携帯電話にテンションの高いメールを送ったり、電話を掛けて来たりする。拓郎は、その高いテンションに引きずられ、どうしても本当のことが言えず、卓也になりすまして光と会話を始める。

 実は、このあたりは突っ込みどころの多いところかもしれない。いくら息子の交際相手のテンションが高いからと言って、自分の息子を精いっぱい愛してくれている恋人に対し、真実を知らせないというのは、ある意味では残酷なのではないだろうか。光だって、卓也の真実を知りたかっただろう。私には、どうもそのあたりが受け入れられなかったのだが、多くの人たちには受けている作品のようである。

 本作のタイトルが「ガマの油」であることからして、役所広司さんは、映画『パコと魔法の絵本』でガマ蛙に親しみを抱いたのだろうか。実際、「ガマの油」は、あたかも主人公の見る幻であるかのように登場する。どうやら「ガマの油」は、あの世とこの世との橋渡し的な存在として登場しているようだ。だから、熊に襲われて転落した拓郎のもとに、卓也が現れたのだろうか。

 今回、私が注目したのは、秋葉を演じていた澤屋敷純一くんである。何と彼は、現役のK-1ファイターなのだそうだ。テレビを見る習慣のない私がそんなことを知るはずもないのだが、口数の少ない彼の存在感は大きかった。少年院から出所した役柄だったが、目が澄んでいて、とても純粋ないい子だという印象を受けた。

 多くの人たちが「良かった!」と絶賛している作品であるにもかかわらず、私には良くわからない部分も多かったのだが、もしかしたらそれは、やはり最初から、人と人との距離感に違和感を覚えてしまったからかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私には「むむむ」という作品でありました。ご鑑賞された皆さんはいかがでしたでしょうか? この違和感は何なのでしょう? 映画『パコと魔法の絵本』同様、役所広司さんのテンションの高さに付いて行けなかったのかもしれません。それは、私自身が静かな映画が好みだからでしょうか。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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