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2009.07.24

すずらんの湯(12)

獅子の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m その後、ガンモにはしっかり穴埋めをしてもらいました。(苦笑)さて、ようやく七月の出来事を綴り始めたところではありますが、夏休みを迎えるまでに、様々なジャンルの記事が連続しないようにするために、時系列を意識せずにあれこれ綴らせていただこうと思います。実際、誕生日の記事も、リアルタイムの記事でしたので、既に七月上旬の出来事を素通りしてしまっているわけではありますが、これからは、七月上旬の出来事であろうと中旬の出来事であろうと下旬の出来事であろうと、あまり意識せずに書かせていただこうと思います。

 七月第二週の土曜日、およそ二ヶ月ぶりにすずらんの湯に出掛けた。本来ならば、もっと早い時期に足を運びたかったのだが、六月は好きなアーチストのコンサートカングー・ジャンボリーTOEICのIPテストなどの予定でほぼ埋まってしまったため、足を運ぶことができなかった。もちろん、すずらんの湯に出掛ける前には、いつものように神戸店でホットヨガのレッスンを受けたのだが、ホットヨガの記事は、先日、綴ったばかりなので、それについてはまた後日、書かせていただくことにする。

 すずらんの湯に出掛ける前に、酵素浴の予約をしておいた。予約を入れておけば、自分の希望の時間に酵素浴を受けられる可能性が高いからだ。以前、予約をせずにいきなりすずらんの湯に出向き、酵素浴を申し込もうとして、夕方の遅い時間帯しか空いていなかったことがある。わざわざ時間を掛けてやって来たのに、酵素浴を利用できないのは悔しい気がして、無料送迎バスの最終便を泣く泣く見送って酵素浴を利用し、道に迷いながら長時間歩き回った苦い経験がある。

 いつものように、金券ショップで鈴蘭台および北鈴蘭台までの休日回数券を購入し、高速神戸から電車に乗った。すずらんの湯のある神戸電鉄の北鈴蘭台または鈴蘭台は、神戸から出掛けて行くには、複数の私鉄を乗り継ぐことになるため、交通費が少々割高になる。しかし、金券ショップをうまく活用すれば、割高な交通費を少しだけ節約することができるのだ。私は北鈴蘭台で下りて、やって来た無料送迎バスに乗り込み、すずらんの湯へと運んでもらった。


二ヶ月振りに訪れてみると、夏の日差しを浴びて緑も輝いている

 私は酵素浴の前にゆっくりお風呂に入っておきたかったので、十六時からの酵素浴を予約していた。酵素浴は比較的短時間で終わるので、酵素浴のあとは、十六時四十分発の無料送迎バスに乗ることができるはずだ。

予約していた酵素浴は十六時から

 今回の女湯は、紅葉の湯だった。脱衣場で服を脱ぎ、トイレを利用すると、何やらマッサージコーナーの奥にカーテンが引かれ、椅子に座った人がテレビを見ているのが見えた。そのとき、私は、「もしや、よもぎ蒸しのサービスが始まったのだろうか?」と思った。そこにいたスタッフに尋ねてみると、やはりよもぎ蒸しのサービスが始まっていたようだ。一回三十分の利用で千五百円だとか。これは是非とも利用したいものである。酵素浴のほかに、また一つすずらんの湯の楽しみが増えた。

 ところで、紅葉の湯と言えば、私の大好きな桶風呂があるほうのお湯である。服を脱いで浴室に入り、身体を簡単に洗い流した。ホットヨガのレッスンのあと、シャワーを浴びているというのに、備え付けのシャンプーが用意されていると、ついつい手が伸びてしまう。身体を洗い流した私は、そのまま露天風呂へと向かった。

 桶風呂、桶風呂、と呪文を唱えながら桶風呂の様子をうかがうと、桶風呂が一つ、空いていた。私はすかさず桶風呂に入り、深呼吸した。この露天風呂も、通い始めた冬の頃からは、ずいぶん景色が変わって来ている。露天風呂は、季節を感じることのできる、日本ならではの風物詩なのかもしれない。

 もう少し涼しい時期ならば、お風呂が暖かく、外の空気は冷たいという状況がとても心地良かった。しかし、夏のお風呂は、入ってもすぐに汗を掻いてしまいやすい。そんな考慮もあってか、桶風呂の温度はかなり低めの温度に設定されていた。ぬるま湯に浸かっているという表現がぴったりの状況だった。

 私は、時計を見ながらぬるま湯の桶風呂の中で長時間を過ごし、桶風呂から上がったあとは他の露天風呂に少しだけ浸かったあと、室内に戻り、漢方蒸し風呂を利用した。そして、いよいよ酵素浴の時間が差し迫って来たので、脱衣場に戻り、館内着に着替え、健(スコヤカ)受付カウンターへと向かった。

 さて、今回の酵素浴は、ゴールデンウィーク中に利用した酵素浴と同じ部屋で行われた。その部屋は、これまで利用していた酵素浴の部屋とは、廊下を挟んで向きが反対になっている。案内してくださったスタッフが部屋から出て行ったあと、私はすっぽんぽんになり、米糠の入った木の箱の中に仰向けに寝転がったのだが、あとから入って来たスタッフが、私の寝ている向きが逆であることに驚いていた。これまで利用していた酵素浴の部屋とは向きが反対なので、米糠の入った木の箱の中でも頭の向きを反対にして寝転がるようだ。スタッフ曰く、
「壁側のほうが頭になります」
とのことだった。私は慌てて立ち上がり、頭の向きを反対に変えた。そのとき、すっぽんぽんの身体をスタッフにさらすことになってしまったが、もしも私が男性ならば、どうなっていたのだろう。

 スタッフは、私の顔の上に冷たいタオルをかぶせてくださったあと、私の身体の上に丁寧に米糠を掛けてくださった。予想していたよりも、米糠の温度は上昇していなかった。この夏の暑い時期に米糠の温度が上昇しているとなると、喉が渇いて苦しくなるのではないかと思っていたのだが、その点については大丈夫だった。自然は思ったよりも優しいといったところだろうか。

酵素浴を行う、米糠の入った木の箱

 スタッフは私に、
「時間はいかがいたしましょうか?」
と尋ねてくださった。私は、
「やはり最初は十分でお願いします」
と答えた。酵素浴は十五分間利用できるのだが、利用客の判断で、十五分以内ならば時間を調整できるのだ。
「了解致しました」
と言ってスタッフが出て行くと、私は第二チャクラが活性化するようにイメージしながら、心を鎮めた。

 私は目を瞑り、自分の第二チャクラのあたりの色を感じていた。第二チャクラの色はオレンジ色のはずなのに、私の第二チャクラはオレンジ色に黒が混じっていた。まさしく、濁ったオレンジ色という感じである。これでは、第二チャクラが活性化するはずがない。第二チャクラをきれいなオレンジ色にするには、どのようにすればいいのだろう。そんなことばかり考えているうちに、約束の十分が過ぎた。

 スタッフが様子を見に来てくださったので、私は、
「あと五分、お願いします」
と言った。これからの五分がラストスパートだ。第二チャクラの色をきれいにしよう。そう思いながら目を閉じて、再び自分の第二チャクラが活性化して来るイメージを描いた。しかし、とうとう達成することができないまま残りの五分が経過し、酵素浴はそこで終了となってしまった。それでも、私が感じたどす黒いオレンジ色の第二チャクラのイメージは、これからの改善に何か役に立つかもしれない。

 私は、受付横にあったコップに水を注いで酵素浴の部屋に持参していたので、シャワーを浴びる前にその水を一気飲みした。酵素の温度はそれほど高くはなかったが、やはり喉が渇いていたのだ。そして、シャワーを浴びたあと、館内着を身につけて受付の前を通ると、スタッフが冷たいタオルと水を用意してくださったので、座って利用させていただいた。久し振りの酵素浴は、何だか達成感があった。自分の第二チャクラの色を感じ取ることができただけでも、大きな収穫である。

 更衣室に戻った私は、十六時四十分の無料送迎バスに乗るべく、大急ぎで帰り支度を整えた。そして、使用済のタオルを返却ボックスに返却し、館内着とロッカーの鍵を受付に返却すると、下駄箱の鍵を受け取った。下駄箱から自分の靴を取り出した私は、無料送迎バスの乗り場へと急いだ。せっかくお風呂に入って身体がきれいになったのに、こんなふうに急いでいると、汗を掻いてしまうのが難点だ。しかし、汗を掻きながら急いだおかげで、無料送迎バスには間に合った。

 さて、帰路についた私は、愛用していたパワーストーンのブレスレットがないことに気が付いた。確か、酵素浴を受ける直前に外して、館内着のバッグの中に入れたはずだった。もしや、館内着を返却するときに、バッグの中にブレスレットを入れたまま返却してしまったのでhないだろうか? 私は青ざめながら、自分の手持ちのバッグの中を探し回った。探しながら、私には、館内着のバッグの中に入れたブレスレッドを、自分のバッグの中に移し替えた記憶がないことに気が付いた。やはり、館内着のバッグの中に愛用のブレスレットを入れたまま返却してしまったのだ。

 パワーストーンが自分の手元から離れて行くのは、パワーストーンとしての役目が終わったときなのだろうか。もしそうならば、去り行くパワーストーンを深追いしてはいけないのだろうか。そのパワーストーンは、ガンモが担当している顧客のある最寄駅前の委託販売のお店で、一つ五百九十円で購入したものである。格安だが、とてもしっかりとした作りをしていて、パワーストーンも惜しみなく使用されている。

 私は、パワーストーンの役目が終わって離れて行ったと思い、同じパワーストーン欲しさに、すずらんの湯の帰りにその駅で途中下車して、その委託販売のお店に寄ってみた。しかし、同じ商品はおろか、心惹かれる他の商品も見当たらなかった。やはり私には、あのパワーストーンが最もフィットしていたのだ。

 私は、もしも本当にパワーストーンが役目を終えたのならば、二度と私の前には姿を現さないはずだと思った。そんなことを思いながら、思い切って、すずらんの湯に電話を掛けてみた。
「本日、利用させていただいた者ですが、館内着のバッグの中に、パワーストーンのブレスレットを二つ入れたまま返却してしまいまして・・・・・・」
と言うと、電話に出てくださったスタッフの方がすぐに忘れ物を確認してくださり、確かにブレスレッドの忘れ物があることを伝えてくださった。それを聞いた途端、私は安堵の息を漏らした。きっと、その日のうちに電話を掛けたのが良かったのだ。良かった、私とパワーストーンとの縁はまだ繋がれたままだった。スタッフの方によれば、
「忘れ物については、こちらに取りに来ていただくことになるのですけども」
とおっしゃる。私は、
「わかりました。では、この次の三連休にうかがいます」
と答え、自分の名前と携帯電話の番号を告げて電話を切った。

 一週間経てば、役目を終えて離れて行ったと思っていたパワーストーンが私の手元に戻って来る。今度こそ、失くすことのないように大事に使ってあげよう。私は心の中でそう誓いながら、待ち遠しい一週間を過ごした。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m よもぎ蒸しのサービスが始まっていたことには驚きましたね。酵素浴の他にも、また一つ、楽しみが増えたというものです。次回、利用するときには、酵素浴の利用は見送り、よもぎ蒸しを利用しようと心に決めていました。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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