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2009.07.27

映画『ディア・ドクター』

ホットヨガ(一五七回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。この週末は、旅行の準備のため、レッスンをお休みしました。家の中のあちらこちらから、スーツケースに詰めるものをかき集めていました。大変だったのは、五日分の着替えを揃えることです。宇宙人の私は、自分の身体を地球の環境に合わせるため、腹巻やら一日に四足分の冷え取り用の靴下などを、わんさか用意しなければなりません。おまけに、旅行中に生理を迎えることになるので、布ナプキンの洗い替えもわんさか集めて、次々に衣類圧縮袋に収めて行きました。私のスーツケースは、お土産を買う前からパンパンに脹らんでしまいそうです。(苦笑)ちなみに、五日分の着替えを持って行ったとしても、おそらく旅行中に二回は洗濯することになるでしょう。コインランドリーで、また面白い体験ができるかと思うと、わくわくします。というわけで、現在、しっちゃかめっちゃかの状態ではありますが、毎日更新すると決めた「ガンまる日記」はお届けしますね。

 五時起き生活が始まってからというもの、夜になると、とにかく眠い。それでも、映画を千円で鑑賞できる日には、仕事帰りに映画館に足を運びたくなる。二十時以降に上映されるレイトショーの鑑賞は難しくても、レイトショーの一歩手前の上映ならば、終映時間まで何とか起きていられる。とは言え、上映中についつい居眠りしてしまい、レビューを書こうにも書けなくなってしまった作品がいくつかある。例えば、映画『夏時間の庭』、映画『ウルトラミラクルラブストーリー』、映画『レスラー』、映画『それでも恋するバルセロナ』などである。

 それらの作品の中に、私を心地良い眠りに誘うだけの素晴らしい要素があったのかどうかはわからないが、本作のように、最後まで居眠りすることなく鑑賞できた作品であれば、こうして堂々とレビューを綴ることができる。

 本作を鑑賞しようと思い立ったのは、やはり劇場で予告編を観たことがきっかけだった。あの映画『ゆれる』を世の中に送り出した西川美和監督の作品であるということが、鑑賞したいと思った一番の動機だった。映画『ゆれる』には、本当に心を揺さぶられたからだ。

 映画『ゆれる』が、始終緊張感のある作品に仕上がっているのに対し、本作はいくぶん、肩の力を抜いて鑑賞することができる。とは言え、それは、主人公の伊野を演じている笑福亭鶴瓶氏の垂れ下がった目に、何か面白い展開を期待しようとするためかもしれない。

 無医村だった山村に、一人の医師が招かれてやって来る。伊野と名乗るその医師は、村中の人たちの信望を集めるほどの人気ぶりだった。村人たちからは慕われ、診療所はいつも多くの患者さんたちで溢れ返っていた。

 あるとき、東京の医大を卒業したばかりの瑛太くん演じる若い研修医、相馬がその村にやって来る。相馬は、伊野のもとで医師の仕事ぶりを学ぶようになる。相馬にしてみれば、大きな病院の歯車となって働く医師よりも、こうした山村で村人たちから強く求められながら、一人であらゆることをこなしている伊野のほうが、医師としてのやりがいを感じる存在であったようだ。相馬は、研修を終えたら、またここに戻って来たいとまで言う。しかし、ある日突然、伊野が失踪してしまい、警察が捜査を開始させたことから、これまでベールに包まれていた伊野の素性が明らかになって行く。

 スクリーンには、伊野が失踪した現在と、失踪する前の過去が交互に映し出される。失踪した現在においては、村人たちの慌てぶりが、失踪する前の過去においては、村人たちに強く求められる伊野の姿がある。突然、失踪したというところから、何となく物語の展開は読めてしまうのだが、失踪前に伊野が多くの村人たちと結んだ交流がいい。お年寄りの多いその村で、村民たちから全面的に頼りにされるという現実は、伊野にとっては、プレッシャーでもあり、誇りでもあったはずだ。

 そんな中、患者の一人であるかづ子との淡い恋とも思えるシーンも盛り込まれている。伊野がかづ子に対して淡い恋心を抱いているのは、かづ子の良くない検査結果をかづ子に知らせなかったことからもうかがえる。かづ子の現実を受け入れたくなくて、伊野はかづ子の病気に関する医学書を一生懸命読み、親身になって調べ始める。

 それなのに、伊野は突然、失踪する。やはり、伊野の中には、それ以上、抱え切れないものがあったのだろう。おそらくきっかけは、緊急で運び込まれた患者への対処を、救急の対応経験のある看護師の指示のもとで行ったことだろう。伊野は、もうこれ以上、ここにいられないと思ったのだ。

 村人たちから強く望まれてその村にやって来たことは、伊野にとって、順調な滑り出しのはずだった。しかし、その素性を隠していた伊野は、いつでも失踪できる準備をどこかで整えていたのかもしれない。村人たちの信望が厚かっただけに、伊野が村人たちに与えた落胆は大きい。

 普段は冗談っぽく笑いながら、面白いことを言ってばかりの笑福亭鶴瓶氏も、心のどこかに素性を隠しつつ、陰のある医師を好演していたと思う。千円で鑑賞できる日だったこともあって、映画館は多くの人たちで溢れ返っていたが、本作に関しては、既に前のほうの席まで観客で埋まっていた。それだけ話題を呼ぶ作品であるということだが、それほどの人気に納得できるだけの素晴らしい仕上がりだったと思う。私の期待を裏切らない作品であったことは確かだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m このような、ちょっぴり陰のある医師を演じることができるという点で、笑福亭鶴瓶氏をちょっぴり見直した感じあります。そういう意味で、笑福亭鶴瓶氏にとっては、これまでとは違う自分を引き出してくれる作品になったはずです。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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