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2009.06.15

初夏のベランダ

映画『アメリカン・ビューティー 』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 記事の中に貼り付けた画像は、レスターの妄想の中のアンジェラです。色鮮やかで美しいですね。もう少し、ぽっちゃりさんでもいいと思いますが。(笑)さて今回は、久し振りに我が家のベランダに棲み付いている鳩の話題をお届けしたいと思います。

 このブログのサイドバーには、「ガンまる日記」をお借りしているココログが提供する「人気記事ランキング」というブログパーツを貼り付けている。それによれば、「ガンまる日記」の中で最も参照数が多いのは、我が家のベランダ事情という記事らしい。

 父ちゃんたちが我が家のベランダに棲み付くようになったのは、ちょうど愛シチュー博のために私たちが愛知に出掛けて不在にしていた頃のことだった。私たちのいない静かなベランダに、父ちゃんと一番目の母ちゃんはひっそりと巣を作った。あれから四年経った今でも、相変わらず、我が家のベランダには様々なドラマが生まれている。

 先日、TKMYとキッコロの間に、二羽の雛が生まれた。寒かった冬が終わり、温かくなり始めた頃、TKMYは二つの卵を産んだ。しかしこの卵は、TKMYとキッコロが交替で三週間以上温めたにもかかわらず、孵らなかった。鳩には鳩時計があるのか、ある程度、温めても孵らなかった卵のことは潔く見限る。TKMYはしばらくの間、孵らなかった卵を巣に放置していた。

 ところが、しばらくするとTKMYは、孵らなかった卵を巣に残したまま、新たに二つの卵を産んだ。つまり、お腹の下で一度に四つの卵を温め始めたのである。ガンモはそれを見て、
「おい、TKMY。いっぺんに四つも孵すのは無理だろう」
とTKMYに話し掛けていた。

 三週間ほど経った頃、TKMYが新たに産んだ二つの卵が孵った。最初に産んだ二つの卵はとうとう孵らずに、ベランダに放置されていた。雛はすくすくと育ち、TKMYやキッコロがベランダにいるときは、ピィピィと餌をねだる合唱を始める。思えば、TKMYとキッコロの間に雛が二羽とも孵ったのは初めてのことではないだろうか。いつもは、卵を二つ産んでも、孵るのは一羽のみだったからだ。

 ガンモは雛の成長ぶりをじっくり観察していた。ある日のこと、ガンモが、
「俺らの理論を覆すことが起こったから!」
と言う。私が、
「何?」
と尋ねると、ガンモは、
「今まで、鳩の雛には母ちゃん柄(がら)しか出ないと思ってたけど、今回の雛にはキッコロ柄が出てる」
と言う。それを聞いた私は驚きの声をあげた。後日、ベランダの雛を確認してみると、確かに雛の身体にはキッコロ柄が出ていた。これまで、TKMYやキッコロ、それから父ちゃんや一番目の母ちゃん、二番目の母ちゃんらの間に産まれた雛の成長ぶりを見守って来たが、毎回、必ずと言っていいほど母親の柄が出ていたので、鳩の雛には母親の柄しか出ないものだと思い込んでいたのだ。キッコロとしても、ようやく自分と同じ柄の雛が産まれたとなると、これまで以上に情をかけて育て上げるのだろうか。

 ところで、またしても父ちゃんに悲劇が起こっている。現在、父ちゃんは三度目の結婚を果たし、三番目の母ちゃんと幸せに暮らしていたはずだった。しかし、母ちゃんは子育てが得意でなく、卵を産んでも卵をお腹にくっつけて歩き回り、自分の産んだ卵を割ってしまうドジぶりだった。そんな母ちゃんの姿が、最近、見えなくなってしまった。これまでにも、歴代の母ちゃんたちは、父ちゃんと一緒になってしばらく経つと、いつの間にか姿を消していた。そして今回も、母ちゃんの姿が忽然と消えてしまったのだ。

 父ちゃんは、寂しそうな声でホーホーと鳴いている。四年前に我が家にやって来た父ちゃんは、鼻のあたりが膨らんで、すっかり貫禄が出ている。鳩としては、もう高齢なのかもしれない。それでも、歴代の母ちゃんたちがいなくなる度に、鳩の社交界で新しい母ちゃんを見付けては我が家のベランダに連れて帰って来ていた。それにしても、何故、父ちゃんのお嫁さんだけがいなくなるのかわからない。もしも雌の鳩が外敵に狙われ易いのならば、TKMYも狙われる対象になることが考えられるのだが、TKMYは至って元気である。

 ただ、私は先日、通勤の途中に、成長した鳩の死骸をカラスが引きずっているのを目撃した。カラスが自分の幼い雛のために、鳩の雛を狙うという話は聞いたことがある。実際、我が家のベランダでも、雛が何度かカラスに襲われ、連れ去られた。しかし、カラスが成長した鳩を狙うという話は聞いていない。だから、私が通勤途中に見たのも、成長した鳩を食べるためにカラスが殺したわけではなく、たまたま死骸を引きずっていただけなのかもしれない。

 このまま、母ちゃんが我が家のベランダに戻って来る可能性は限りなく低いだろう。そうだとすると、父ちゃんは、近い将来、鳩の社交界で新たな母ちゃんに出会い、私たちのベランダに連れて来るのだろうか。高齢な父ちゃんなだけに、先行きが不安でもある。母ちゃんが行方不明になり、若いキッコロがいよいよ幅をきかせている、最近の我が家のベランダ事情であった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 何故、父ちゃんのお嫁さんだけがいなくなってしまうのか、わかりません。父ちゃんは、私たちにはジェントルマンに映っていますが、実は、私たちの知らないところで、残酷な性格だったりするのでしょうか。決してそんなことはないと思うのですが、この先、父ちゃんは、新しい母ちゃんに出会うことができるでしょうか。ベランダで新しいドラマが生まれたら、また報告させていただきますね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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