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2009.06.19

新たな不在

ホットヨガ(一五三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。彼女との再会をずっと待ち望んでいましたので、無事に果たすことができて本当に良かったです。新しいスタッフからすれば、ちょっぴり複雑な心境かもしれませんが、新しいスタッフの中で、一番最初に打ち解け合うのは誰だろうという期待感もありますね。

 先日、初夏のベランダという記事を書き、現在の我が家のベランダ事情をお伝えしたばかりである。その平和なはずのベランダに新たな異変が起こった。母ちゃんがひょっこり帰って来たのではない。母ちゃんは相変わらず不在のままで、父ちゃんは一人身である。では、TKMYとキッコロの間に生まれた雛がカラスに連れ去られてしまったのか? それも違う。実は、驚くべきことなのだが、初夏のベランダの記事を書いた直後にキッコロが帰って来なくなってしまった。

 ご存知のように、キッコロは現在、産まれたばかりの二羽の雛をTKMYと一緒に育てていたはずだった。そのような状況で父親としての責任を放棄し、自主的に家出したとは思えない。ということは、やはりキッコロにも母ちゃん同様、我が家に帰れなくなるような緊急事態が発生したものと思われる。カラスに襲われてしまったのだろうか。それとも、人間のかけた罠に落ちてしまったのだろうか。それはわからないのだが、とにかくキッコロが帰らないので、TKMYの様子もどこか変である。

 私が仕事に出掛けて行くために玄関の扉を開けると、TKMYがマンションの階段の上にちょこんと止まり、外の様子を偵察していた。その様子はまさしく、キッコロの帰りを不安そうに待ち続ける妻の姿だった。もしもキッコロに似た何かを発見しようものなら、すぐさま飛んで行って確かめたいと言わんばかりの緊迫ぶりだった。しかし、その夜も、またその次の夜も、キッコロは帰って来なかった。

 鳩は、自分が一度食べたものをピジョンミルクにして、身体を震わせながら雛たちに与える。そのため、子育てをしている親鳩は、ひどくお腹を空かせている。雛たちが、ピジョンミルクをせがんでピィピィと鳴くからだ。これまでは、TKMYとキッコロが交替で雛たちにピジョンミルクを与えていたのだが、キッコロが帰って来なくなってしまったため、TKMYが単独で雛たちの世話をしなければならなくなってしまった。しかも、雛は一羽ではなく、二羽もいるのである。育ち盛りの雛を二羽も抱えていては、ピジョンミルクの製造がなかなか追いつかない。餌だって、雛たちを置いてどこかよそに飛んで行かなければ手に入らないのだ。まさか、ガンモがいつもコーヒーに入れて飲んでいる牛のミルクを溶いて雛たちに飲ませてやるわけにも行かないだろう。

 そこで私たちは、TKMYの子育てに全面的に協力することにした。これまでは、野生の鳩を甘やかしてはいけないと、一日に何度も餌を与えるようなことはしなかった。しかし、二羽の雛を単独でせっせと育てているTKMYを放ってはおけない。どちらにしても、食いしん坊のキッコロがいなくなってしまい、母ちゃんもいなくなってしまったので、我が家のベランダには二羽の雛のほかにはTKMYと父ちゃんがいるだけである。そこで私たちは、TKMYと父ちゃんに対し、これまでよりも積極的に餌を与えることにしたのである。

 キッコロがいなくなった今でも、父ちゃんとTKMYの間での縄張りは守られているようで、TKMYは自分の実の父親である父ちゃんに対し、縄張りに対する権力を見せ付ける。人間のおじいちゃんと孫のように、雛のおじいちゃんである父ちゃんがTKMYの子供たち、つまり、自分の孫たちにお年玉をあげたり、おもちゃを買ってやったりはしないので、父ちゃんと孫の繋がりも人間よりは薄いものになっている。母ちゃんがいなくなった父ちゃんと、キッコロがいなくなったTKMYがベランダに残っているということで、ガンモは、
「まさか近親相姦になったりはしないだろうなあ」
などと心配していた。

 それにしても、悲劇は突然やって来るものである。あれほど荒くれ者で食いしん坊だったキッコロが我が家のベランダに帰って来なくなったのだから、どこかで元気に暮らしているとは考え難い。寝室の窓を開けると、餌をくれと言わんばかりに、半ば殴りこむように寝室に乱入して来たキッコロ。遅い遅い鳩パンチで私たちの手を何度も何度も叩いたキッコロ。鳩パンチと同じくらい、私たちの手を何度も何度も嘴(くちばし)で突付いたキッコロ。在りし日のキッコロは、どんなときも元気はつらつだった。キッコロとはたくさん喧嘩をしたけれど、喧嘩をした分、私たちとは特別な関係を築くことができたのではないかと思う。

 母ちゃんがいなくなった父ちゃんも、キッコロが帰って来なくなったTKMYも、しばらく悲しみと向き合ったあとは、また新たなパートナーを見付けることになるのだろう。まずはTMKYに、残された雛たちの子育てを単独で頑張ってもらうしかない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m キッコロはいつも、私たちが与える餌に期待していました。そんなキッコロが帰って来なくなったのですから、きっと何かあったのでしょうね。せっかくキッコロ柄(がら)の雛が産まれたばかりだというのに、とても残念です。鳩の雛は母親の柄しか受け継がないと思い込んでいただけに、父親の柄を引き継ぐと何か悲劇が起こるというジンクスが生まれてしまいそうです。(苦笑)

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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