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2009.06.16

プラチナからシルバーへ

初夏のベランダの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m むむむ、毎日、一生懸命更新しているつもりですが、最近は新しいブロガーの方たちに押され気味で、どんどん下の方へ落ちてます。めげずに頑張りたいと思います。(苦笑)さて、日々いろいろなことが起こり過ぎる上に、起こった出来事を素通りしたくないために、最近は記事の内容がリアルタイムの出来事に追いついていませんでしたが、今回は、久し振りにリアルタイムの記事を書かせていただくことにします。

 六月十六日、私たちは結婚十三周年を迎えた。仕事を終えてガンモに電話を掛けてみると、ガンモは加古川で仕事をしていた。加古川というと、兵庫県でもやや岡山に近い姫路寄りのほうである。せっかくの結婚記念日だというのに、ガンモの仕事はすぐには終わりそうにないらしい。

 毎年、結婚記念日には、仕事帰りに二人で待ち合わせてちょっとしたディナーを楽しんでいる。そのため、私は少しでも早くガンモと待ち合わせができるように、職場の最寄駅からバスに乗り、およそ一時間掛けて大久保まで移動することにした。

 大久保という名前の駅は、東京都にもあるが、兵庫県にある大久保は明石市にある。私はかつて、大久保にある企業に通っていた。派遣社員として、これまでいくつかの企業で働いて来たが、関わりが深くなる企業では必ずと言っていいほど、その企業で働いている警備員さんと仲良くなる。大久保の企業でも警備員さんと仲良くなり、居酒屋で料理をごちそうになったりした。その警備員さんのいる前で、私はクラシックカメラを首からぶら下げて入門しようとしたことがある。もちろん、カメラを持ったまま入場しようとしているため、警備員さんに呼びとめられたのだが、私は、
「これは趣味で使うものですから」
などと言って、正々堂々と通り過ぎようとした。今となっては考えられないことだが、警備員さんは私に注意を促しながらも、今回限りということで通してくださった。

 私が乗った路線バスは、途中でたくさんの寄り道をしながら大久保駅前に到着した。大久保駅前には大型のショッピングセンターがある。ガンモの到着を待ちながら、大型ショッピングセンターでショッピングを楽しんでいると、いつの間にか指輪などのアクセサリ売り場に迷い込んだ。見ると、いくつものペアリングがショーケースに並べられているではないか。私は、結婚指輪を失くしたことを思い出し、今日のこの結婚記念日に、気持ちを新たに結婚指輪を再購入しようと思い立った。

 私は、お店のショーケースに並べられているペアリングを真剣な眼差しで眺めていた。そのお店に店員さんはいらっしゃったのだが、他のお客さんが店員さんにべったりと張り付いていたので、店員さんは私にかまう余裕がなかった。私は、店内のペアリングをひと通り見て回ったのだが、残念ながら、そのお店には心惹かれる指輪がなかった。私は、できれば結婚指輪と同じようなシンプルなデザインの指輪が欲しかったのだ。

 諦めてそのお店を立ち去ろうとすると、そのお店の前にもう一つ、別のお店があることに気が付いた。そして、今度はそのお店のショーケースの中をじっくりと見て回ると、何と、私たちの結婚指輪にそっくりのデザインの指輪があるではないか。私は、他の商品に目を遣りながらも、やはり私たちの結婚指輪にそっくりのデザインの指輪が気になって仕方がなかった。

 私がその指輪に心惹かれている様子が伝わったのか、男性の店員さんが私に声を掛けてくださった。私はまず、気に入った指輪があれば持ち帰ることができるのかどうかを確認した。もしもサイズがなくて取り寄せになる場合、大久保から自宅の最寄駅まではJR線一本で移動できるものの、自宅から一時間以上掛かってしまうため、できれば持ち帰りたかったのだ。すると、店員さんからは、
「サイズの在庫はございますよ」
というありがたい答えが返って来た。私はひとまず安心し、更にその指輪に熱い視線を送っていると、店員さんが、
「よろしければお出ししましょうか?」
と言ってくださった。私は素直に、
「はい、お願いします」
と答えた。

 その店員さんは、私に商品を押し付ける様子もまったくなく、とても好感の持てる態度で接してくださった。店員さんの押し付けのない態度が私を信頼させたのだろう。私は、
「実は結婚指輪を失くしたので、結婚指輪と同じようなデザインの指輪を探しているんです。今日、結婚記念日なので・・・・・・」
と言いながら、一つだけ手元に残ったガンモの結婚指輪を見せた。ガンモの結婚指輪は、もはやガンモの薬指には入らなくなり、私の左手の中指に納まっている。すると、店員さんは、私が狙いを定めた結婚指輪のデザインと比較して、
「めっちゃ似てますね」
と言ってくださった。その言葉がとてもうれしかったのかもしれない。私の中では密かに、この指輪に決めようという決意が固まっていた。

 私の指輪のサイズを測っていただき、在庫を出していただいたのだが、ガンモの今の指輪のサイズがわからない。折しもガンモからは、仕事を終えてこちらに向かっているというメールが届いていた。そこで私は店員さんに事情を話し、
「夫がこちらに向かっているので、合流したらまた来ます」
と言った。すると店員さんは、
「わかりました。では、お取り置きしておきますね」
と言ってくださった。

 私は外に出て、駅に直結している通路に立ち、ガンモの到着を待った。間もなくガンモがやって来たので、ガンモを伴い、さきほどのお店に戻った。店員さんは、私が中指に付けていた指輪のサイズから想定して、二つのサイズの指輪をガンモのために用意してくださっていた。ガンモがそのうちの一つを指にはめると、その指輪はガンモの薬指にピッタリだった。私は有無を言わさず、
「これに決めよう」
と言った。ガンモも黙ってうなずいた。

 こうして私たちは、結婚して二度目の結婚指輪を手に入れた。お店の方は、何度も何度も指輪を磨いたあと、丁寧に包装してくださった。代金を支払い、指輪を受け取ると、私たちはちょっとだけおしゃれなディナーバイキングに足を運び、そこのテーブルで指輪の包みを開けた。結婚当時に購入した結婚指輪はプラチナリングだったが、新しい結婚指輪はシルバーリングである。好感の持てる店員さんによって磨き上げられたシルバーリングは、ディナーバイキングのテーブルライトに照らし出され、美しく輝いていた。

袋に入った新しい結婚指輪

新しい結婚指輪は、箱入り娘

ピカピカと光輝いている二つのシルバーリング

 私たちは、まるで儀式のように、互いの相手の指に新しい結婚指輪をはめた。結婚十三年で、結婚指輪が新しくなった。かつてのプラチナリングのデザインはやや細かったが、新しく購入したシルバーリングにはやや厚みがある。まるで、結婚してふっくらした私たちを象徴しているかのようだ。こうして「ガンまる日記」を書きながらも、私はふっくらしたシルバーリングを光に当てて、にまにましている。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m まるで導かれるように結婚指輪を新調しました。(笑)デパートの一階などに良く見受けられるような、女性向けのファッションリングを扱うお店ではなかったので、結婚記念日にそこを訪れたことが奇跡のようです。きっと、この指輪に呼ばれていたのでしょうね。(笑)心の中では、籍を入れようが入れまいが、指輪を着けようが着けまいが関係ないと思っているのですが、実際に指輪を手にはめるとうれしい気持ちになるものです。気持ちも引き締まります。何よりも、最初に購入した結婚指輪とデザインが似ているのがうれしかったのかもしれません。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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