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2009.06.03

映画『ハンコック』

良質のおせっかいの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m インターネットで調べてみると、良質のおせっかい、つまり、乳房に見られる石灰化のおよそ七十パーセントは良性なのそうです。また、マンモグラフィーの診断結果をその筋の人が見れば、良性か悪性か、区別はつくのだそうです。だから、これだけ細かい分類がなされていたのですね。次回のI医師の診察のときに、この診断結果を提示して確認してみようと思います。ところで、記事とは関係がありませんが、エールフランスの墜落事故が悲しくてたまりません。行方不明になったと聞いた段階で、どこかに無事に着陸して、救助を待っていて欲しいと切に願っていました。しかし、大西洋で破損した機体が見付かっているとか。私の周りには、旅行好きの人はほとんどいません。だから、こうした飛行機事故もほとんど話題にはなりません。私たちは去年、パリに行くのにエールフランスを利用しました。墜落したのと同じタイプの機体ではありませんでしたが、今回の飛行機事故をとても身近に感じています。乗客や乗員の方たちの近親の方やお友達の気持ちを考えると、胸がいっぱいになります。

 映画のレビューを綴っていると、「この映画が良かったよ!」という内容のメールをいただくことがある。以前、私のホームページの掲示板でしばしば熱く語り合っていたアメリカ在住のmikiさんからメールが届き、この映画を推薦してくださった。正直言って、mikiさんのメールを拝見したときは、「mikiさん、私の映画の好みを本当にわかってくれているのかしら?」と反発したい気持ちになっていた。というのも、この映画は去年の劇場公開中に、鑑賞したい映画として候補に上がることはなかったからである。何故なら、私の中には、「アメリカ映画だから、きっとエンターテイメント性の高い映画に違いない」という先入観があったからだ。とは言え、私だって、これまでにウィル・スミス主演の映画の一つくらいは観ている。実際、一つだけの鑑賞なので、あまり胸を張っては言えないのだが、その一つとは、映画『アイ・アム・レジェンド』である。

 本作を推薦してくださったmikiさんは、私が英語学習に力を入れていることをご存知なので、「できれば日本語の字幕なしで見て欲しい」と言われてしまった。mikiさん曰く、それほど難しい英語は登場しないとのことだった。そこで私は、mikiさんの提案通り、日本語の字幕なしで鑑賞を始めてみたのだが、鑑賞の途中でどうにもこうにも眠くなってしまい、いったん鑑賞を中断してしまった。この映画を鑑賞したのが、ちょうど五時起き生活が始まって間もない頃だったので、まだ生活リズムがしっかりと出来上がらず、夜になるとすぐに眠くなってしまっていたのだろう。また、私が普段、英語学習の教材に使っているのは、アメリカ英語ではなくイギリス英語なので、聞き慣れないアメリカ英語に対し、最初から挫折してしまったのかもしれない。いやいや、言い訳のように聞こえるかもしれないが、これまでに国際線の飛行機の中で、日本語の字幕なしでアメリカ映画を鑑賞した実績はあるし、日本語の字幕なしで映画を鑑賞する楽しみも知っているつもりだ。すべての単語を正確に聞き取ることができなくても、足りていない言語の処理能力を映像が補ってくれるのは事実なのだ。しかし私は、この映画をできるだけ正確に理解するために、日を改めて、日本語字幕付きで鑑賞することにしたのである。

 鑑賞を始めて驚いたのは、正義の味方であるはずのハンコックが人々からもてはやされるヒーローではなく、むしろ力を持て余す存在として、人々から敬遠されているということだった。その背景には、強過ぎる力をなかなか加減できないということがある。悪を退治してくれるのはいいのだが、力が強過ぎて、周りの建物や道路までも一緒に壊してしまうのだ。しかし、身体にジェットエンジンでも付いているかのように、ハンコックが突然、空高く舞い上がったとき、私は一瞬にしてこの映画の世界に強く引き込まれた。

 この映画には、いくつかの見どころがある。それは、さきほども書いたハンコックの力加減の調節と、ハンコックの運命的な片割れとの出会いだ。その二つが軸になり、後半はどんどん面白くなって行く。この映画を鑑賞した人ならば、誉め言葉としての"Good job!"を使ってみたくなるはずだ。そう、ハンコックはある出会いをきっかけにして、世の中の人たちに好かれるような存在に変身して行く。

 もう一つの軸となる彼の運命的な片割れとの出会いは、この作品のストーリーがハンコックの矯正に留まるものと思い込んでいた私には、驚きとしか言い様がなかった。運命的な片割れと言うと、互いのパワーを最大限に発揮し、融合させながら一緒に生きて行くスピリチュアルな存在をイメージされる方も多いことだろう。しかし、本作に登場する運命的な片割れは、それとはまるで正反対の存在だった。そう、ちょうど反ツインソウルのような存在なのである。

 ツインソウルが進化すると、互いに自立し、それぞれのパワーを最大限に発揮できるようになる。しかし、本作に登場する運命的な片割れは、二人で一緒には生きられない。つまり、互いの距離が近くなると、「百パーセント」を二人で分け合っているような生き方しかできなくなるのだ。そのため、手を取り合ってともに生きて行くことができない。つまり、「一たす一は一」を、最小限の形で実現している関係というわけだ。一たす一の解が、よりパワーアップした一にはならないところが反ツインソウルなのだ。

 そのため、運命的な片割れを生かしたいがゆえに、ハンコックは彼女から物理的に離れようとする。その姿が、彼女への愛ゆえに必死で行われているように見えて、たまらない気持ちになるのだ。

 良くもまあ、このような運命的な片割れの存在を思い付いたものだと思う。そういう意外性が面白い。別々に生きて行くしかない融合不可能な運命的な片割れなんて、一見すると、悲劇でしかなさそうだ。それでも、彼らの意識はどこかでしっかり繋がっているのだろう。この二人が、これから共存や融合に向けて進化して行くという目標があるならば、このあと、いくらでも続編が作れそうではないか。そういう変化を見届けたい気持ちにさせてくれる、意外な作品だったのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 劇場公開中は先入観のために鑑賞しなかったのですが、mikiさんがご紹介してくださったおかげで、この映画を楽しむことができました。mikiさん、どうもありがとう。運命的な片割れは、互いに運命的でありながらも、一緒にはいられない男女の相似形かもしれませんね。それを宿命としてしまわずに、長い長い時間を経て(人間で言えば転生も含めて)融合へと近付いて行く物語が今後も存在すると思えば、想像力が広がって、別の楽しみ方ができるのではないでしょうか。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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